2025-10-10 13:28

Web制作のお仕事に未来はあるか?変わりゆく制作者の役割 #062

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「Web制作のお仕事に未来はあるのか?」という壮大な質問に挑みました。
AIやノーコードで「作るだけ」の仕事は減っていくかもしれません。
それでも基礎知識を持つ人、支援できる人、業界を越えて広がれる人は価値を増していきます。
未来はなくなるのではなく、役割が変わっていくのです。

▼参考ブログ記事
今のようなWEB制作会社はいずれなくなるだろう | プロデューサー日誌 | 東京のWeb制作会社ブリッジ
https://the-bridge.jp/web-production-companies-will-disappear-someday/

Web制作がオワコン?そう言われる理由を4つのトレンドから解説|東京・大阪のホームページ・Web制作会社ジーピーオンライン
https://www.gpol.co.jp/blog/267/

Web制作がオワコンと言われる3つの理由とは?「仕事がなくなる」と嘆くまでにやっておきたいこと|未経験からWebエンジニアへ RUNTEQ BLOG 
https://runteq.jp/blog/programming-school/web-production/12760/

 

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#ちょいさきトーク #Web制作 #フリーランス #キャリア #仕事

サマリー

ウェブ制作の未来について議論が展開され、AI技術の発展に伴い制作会社の役割が変わる可能性が強調されています。制作業界は単なるウェブサイト構築から課題解決やコンサルティングにシフトしていくとされ、基礎知識を持つ人材の需要が高まると予測されています。ウェブ業界では今後、制作だけに特化した職種が減少する可能性があり、幅広い専門性が求められる場面が増えると考えられています。さらに、ウェブだけでなくさまざまなビジネスとの連携が重要視されるため、制作のスキルを持つ人材が求められるでしょう。

Web制作に関するおたより
ちょいさきトーク 〜あなたよりちょっと先を歩いてきた人の、Webと仕事の話〜
この番組では、フリーランスでWeb制作をしている私、けいが、上司じゃないけど、ちょっと気軽に話ができる隣の席の先輩のような立場で、Webと仕事について語ります。
今週は、ラジオネーフ焼そば大臣さん、30代の方からのおたよりにお答えをしています。
Web制作に興味があり、転職も考えています。
そこで、けいさんのWeb業界あるある、こんな修羅場があったよ、こんな嬉しいことがあったよ、Web制作のお仕事に未来はあるか、報酬に関するあれこれ、など、
ぜひけいさんが感じている今のお仕事の魅力について、お教えいただけると嬉しいです。
ということで、ここまでですね、Web業界あるあるとWeb業界の甘くない話、そしてWeb業界の魅力の一つをお話ししたんですけれども、
今週まとめとして、Web制作のお仕事に未来はあるかという、大変壮大なテーマに挑んでみたいと思います。
これ10分で話せるのかどうかっていう、まだこれ、今この段階で着地点がまだ見えてないんですけれども、話してみたいなと思います。
ちなみに、報酬に関するあれこれというのもいただいているんですけれども、これはWebの仕事とお金というテーマで、時期を改めてじっくりしてみたいなと思っておりますので、
そちらもぜひ、また今後楽しみにしていただければと思います。
さて、Web業界の未来はあるのかというところ、何から話そうかなというふうにちょっと悩んだんですけれども、まず世の中的にどういう言説が多いのかっていうのを調べてみました。
この配信の概要欄に、いくつかブログ記事のリンクを貼っておくので、後ほどでもいいので見られる方、一度見ていただければと思うんですけれども、
まず一つ目は、これは2年ぐらい前の制作会社さんのオウンドメディアの記事なんですけれども、今のようなWeb制作会社はいずれなくなるだろうというタイトルのブログ記事を紹介しています。
端的に言いますと、ビジネス的な支援にどんどん寄っていく会社と、コスパを重視した早い安い的な、そういう制作会社に分断していくだろうというようなことを書いている記事なんですけれども、
これ2023年の記事なので、ChatGPTはもう出てる頃、皆さん使ってる人も多くなってる頃の記事ではあります。
今ほど賢くはなかった頃かなと思うんですけど、変化を受け入れながら、顧客のことを考えて価値提供を考えていかないといけないよというようなことが書かれています。
この記事以外にも、最近の記事でも、Web製作の仕事はなくなることはないだろうけど、形は確実に変わっていくだろうということを書いているブログ記事が結構多いかなという印象です。
この機会にいくつか調べてみて、記事をピックアップしたので、こちらも概要欄に貼っておきます。
いろんな方がいろんなことを書いてるんですけども、やっぱり共通するのは単にウェブサイトを作るっていう仕事から、そういうのはAIがどんどんやっていくようになるから、
課題解決やコンサルティングの方面にシフトしていく制作会社が多いだろうというのが、大方の言説かなというふうな印象です。
私もこの意見に関しては全く同意するところではあります。
現に自分自身もプランナーの仕事を経て、製作を経て、今、中小企業診断士の資格を取りまして、ビジネス支援の方にだんだんウェイトを高めていこうとしているところでありますので、
周りのウェブ業界の仲間とかを見ていても、やっぱり経営層とかマーケティングとか、そっちに寄ってきてる方がだいぶ多いので、それは自然な流れなんだろうなと思います。
AIツール、ノーコードのツール、そういったものの普及で、作るだけっていうのの価値がもうやっぱり圧倒的に低下をしてきているかなと感じています。
専門家の役割の重要性
一部の領域では単価は、物価コートとかがあるので下がっているわけではないんですけど、その相場感に対しての相対的な価格っていうんですかね、そういうのは他の仕事に比べると下がっていっているのかなという印象はあります。
ツールを使って作れる人っていうのが増えて差別化が難しくなるっていうところですね、いわゆるコモディティ化っていうやつですけど、そういうのは確実に起こってきているので、
その中でどう選ばれる理由を作っていくのかっていうところを制作会社なり制作者考えていかないといけないフェーズに来ていると思います。
ただですね、これ他の業界とかでもよくあることだと思うんですけど、AIとかツールとかで作れる人はどんどん増えていくんですけど、
昔ながらの作り方でやれる人、昔作ったもののメンテナンスができる人っていうのはだんだん貴重になっていくんですよ。
例えばWordPressだったら、今はもう1からテーマを自分で作るんじゃなくて、ある程度ベースのあるテーマとかブロックテーマを使ってサイトを作っていくっていう、そっちの流れになっていますけども。
じゃあ、クラシックテーマちゃんと作れる人もいらなくなるかっていうと、いずれはいらなくなると思うんですけど、
やっぱり移行期間、しばらくの間はそれできる人ってとても貴重だと思いますし、求められる。実際に需要はすごく感じているので。
今の段階で、もう知識ゼロでそこを狙いに行くっていう生活はないかなと思うんですけど、
ある程度今土台があって、それをあと10年ちょっとぐらい活かしながら、また新たな強みを見つけていくっていう、そういう戦い方はできるのかなというふうには思っています。
多業界の例でいきますと、印刷業界とかだと、昔の製版のシステムとか、そういった旧DTPの環境を扱えるような人材が意外と貴重だったりとか、
あとは機関システム系の業界だと、コボルとか古いERPとかの重りができる人が、もうだいぶお年になってきているので、そういうのができる人がとても貴重だったりとか。
あとは伝統技術とか職人さんが作る何かしらの技術っていうのも、どんどんそれをやる人が減っていって、もう日本に数人しかいないってなったら、もうものすごい貴重になりますよね。
減っていくことで求められるっていうこともあるのかなというふうに思うので、あえてそこを自分なり自分の会社が狙いに行くのかっていうのは、ちょっと判断難しいですけれども、ゼロにはならないんだろうなというふうには思います。
それにそのウェブの制作に関わる基礎的な知識っていうのはあると思うんですよ。例えば、HTMLの文法をちゃんと理解しているかとか、W3Cの使用書をちゃんと見たことあるかとか、プログラミングだったらなんだろうな、本当に基礎の基礎のif文とかループとかそういう概念を理解してますかとか、
AIなんかに制作を任せるようになっても、そういった知識があるのとないのとではやっぱり最終的なアウトプットは全然違うと思いますし、そういう土台の知識がない状態で作れる人が増えるからこそ、
土台の知識を持っている人のニーズっていうのをより再認識されていく可能性は高いんじゃないかなと思ったりしますね。
あとこれ今までの歴史を見ていてもそうだと思うんですけど、何か新しいツールが出てきたときに、これでみんな仕事少なくなるぞ、楽になるぞって思うんですけど、実際そんなことないですよね。どんどん忙しくなってないですか。
人間は技術が向上すると、何か新しい仕事を生み出しちゃうんですよ。それはちょっと娯楽的なところだったりするのかもしれないんですけども、結局そのできた分の時間で新しい仕事を生み出しちゃうので楽になることないんですよね。
だからあらゆるビジネスでも、AIとかを使って何か生産性が向上したなと思っても、それに対してまた新しい課題がどんどん生まれてくるので、それに携わる人も自分はAIを使ってウェブのことは制作会社とかに頼まなくてもできるようになるよねとはやっぱりならないんですよ。
技術は向上して、いろんな課題解決の方法っていうのは生み出されるんですけど、課題そのものが新しくいっぱい生み出されるので、だからそれを解決するための専門家の役割っていうのは無限に続いていくんだろうなというふうに思います。
ウェブ業界の変化
ですので、これからウェブ業界に入って来られるという場合ですね、考えていただきたいこととしては、おそらく制作だけに集中して取り組めるような職種なりお仕事環境っていうのは、多分今後は減っていくんだろうなという気はしているので、ウェブ業界ですけどウェブっぽくない仕事もいろいろやるぞっていう、そういう気持ちで入っていくっていうのがいいのかなというふうに思います。
制作を直接、コードをガリガリ書いてやるっていう、そういう仕事じゃなくても専門性っていうのは求められていきますので、形が変わっても制作のスキルがある人、制作知識がある人ほど、現場の中での中心になっていけるのかなというふうに思いますね。
ちょっと本当にここから先、全然私にもわからない世界の話なんですけれども、今後考えていくときにウェブ業界という垣根自体が薄くなっていく、低くなっていく、他のビジネスとのシームレスに繋がっていくっていうのが、そういう姿にながれていくのかなって思いますね。
ウェブの仕事だけで解決できない課題っていうのが多すぎるので、ウェブっていう一つの何か特別なものとして捉えるんではなくて、いろんな解決策の中の一つの手段として、たまたまウェブがあるっていう、これ結構以前の配信とかでも繰り返し私言ってるんですけど、ウェブって手段なので、ウェブ以外の手段もある中で、ちゃんと理由を持ってウェブの提案、ウェブを選べるっていう、そういう提案ができる人が将来的にも求められていくんだろうなと思います。
最後に一つ付け足すなら、今のウェブ業界として気になるところとして、ウェブ業界としてちょっと閉じてる部分が多いのかなっていう気がしています。
多業界の連携ってあんまり上手じゃない印象がありますし、いろんな業界を巻き込んで大きなことをやれる人っていうのが、業界内でもだいぶ希少だなというふうに思います。
大きなITのくくりでいうと、結構有名な人はいっぱいいるんですけど、ウェブの世界でこの人が有名っていうのは、ウェブ業界の中の人はみんな知ってるけど、ウェブの仕事をしてなくても、世の中の人に名前を言えばあの人ねってわかるような人っていないんで、いないよね。誰かいるかな。
それこそ堀江門とか三木谷さんとか、そのレベルで有名な人ってちょっと思いつかないので、なんかそういう存在が出てくるとまたちょっと違ってくるのかなというのも、ちょっと今パッと思いつきですけど思ったりしました。
あと政治的な弱さもあるなーっていうのを思いまして、業界団体とかないんで、結構世の中的にそのウェブ業界ってそんなに立場強くないよねっていうのがありますよね。
いろんな業界見てると、やっぱりロビー活動大事なんだろうなーっていうのを最近感じること増えたので、そういった意味でも何か代表するような大きな存在っていうのが出てくると、ウェブ業界の未来も変わっていくのかなーなんて思ったりしました。
はい、ちょっと時間的に結構話してしまったんですけど、やっぱり着地点が今どこに着地すればいいのかっていうのがわからない状態です。すみません。
ただ、今まで私がつらつらっとお話ししたことの4点、敷いてまとめますと、基礎的な知識をちゃんと土台にしてビジネス支援ができること、単に作ってそれを提供するだけではなくて、やっぱり課題を解決していくっていうところへの価値が今後重要になってくるということ。
そしてウェブの制作っていう、ウェブ業界っていうその垣根に閉じ込まらずにそこを越えていけるかどうかっていうことで、今後業界の未来も変わっていくと思いますし、個人としても制作以外のことを色々知識や興味を持ってやっていくっていうことで未来は広がっていくのかなというふうに感じました。
ということでこんなまとめで大丈夫でしょうか。焼きそば大臣さん。もしウェブ業界に転職を決められた際にはぜひまたおたよりなり、おたよりという形じゃなくて個人的な連絡みたいな感じでもいいのでまた教えていただけると幸いです。
さてこれをお聞きくださっているリスナーの方はウェブ業界の未来はどうなっていくんだろうとお考えでしょうか。またあなたはウェブ業界の未来にどういう形で関わっていけたらいいなと思っていますでしょうか。ちょっと壮大なテーマではあるんですけども一緒に考えてみていただけたら幸いです。
今週も最後までお聞きくださりありがとうございます。この番組ではおたよりや感想を募集しています。概要欄のおたよりフォームからか、Xでちょいさきトークのハッシュタグをつけてポストしてください。ちょいさきはひらがな、トークはカタカナです。ちょいさきトークは平日毎朝7時に更新。YouTube、Spotify、Apple、Amazon、スタンドFM、Listenなどお好きなアプリでフォローお願いします。
さて来週月曜日はまた祝日なので配信はお休みになりまして、火曜日からまた配信していきます。来週は私が休暇で旅行に行った時にいろいろ思った話をしたいと思います。それではまた来週火曜日にお会いしましょう。良い週末をお過ごしください。
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