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はい、始まりました。植物マナブラジオ。みなさんこんにちは、RYO-YANです。
この番組は、植物に興味を持った私が、植物の話題や疑問について、雑談形式で配信していく番組となっております。
はい、10月も20日を過ぎまして、下旬に入ってまいりました。
先週まではね、夏かって思うぐらい、めちゃめちゃ暑い日々が続いてたんですけども、今週に入って急にね、急に冷え込み始めましたね。
もう急いで毛布も出したし、なんかパジャマもなんかモコモコなやつにしたりとかね、したりして、急に冬自宅始まったなって感じなんですけども、
この急な温度変化にね、みなさんの体調は崩れてないでしょうか?大丈夫でしょうか?元気に過ごされておりますか?
そんな私はですね、ちょうど風邪をひくかひかないかのギリギリのラインで攻めて、攻めギアをしております。
今ね、自分の体調のギリギリのラインを攻めてね、風邪になるかならないかっていうところを漂っておりますけども、
だいたいなんか分かりますよね。大人になっていくにつれて、あ、これこのまま何もせんかったら風邪なるなみたいな体調のね、ギリギリの変化とか感じ取れるじゃないですか。
とりあえずね、リポビタンデーを飲んで、すぐ昨日は就寝したんですけども、
今日会社普通に出てね、仕事して帰ってきたら、まあ全然ね、体調良くなってないんでね、まあ熱とかはないからまあいいんですけどね。
まあ、そんな僕もこう風邪ひきそうになってるんで、みなさんもね、ちょっと寒いですが、できるだけあったかい格好をしてね、体調崩さないようにしていきましょう。
さて、みなさんはね、もうお聞きいただけたでしょうか?
スポティファイ限定配信のポッドキャスト番組、ザ・クロップスペジフル大百科という番組にゲスト出演してきました。
メインパーソナリティーが農家の種つるちゃんで、毎回一人二人のゲストと一緒にね、話が進行していくんですけども、
今回私、りょうやんと道草をはむの道草さんとつるちゃんの3人で楽しく番組をさせてもらいました。
私はね、農薬の話を少ししておりますんで、もしよかったら、また聞いてらっしゃらない方がいたらですね、
スポティファイのアプリをちょっとインストールしなきゃいけないんですけども、よかったら聞いてみてください。
その他のね、ベジフル大百科の他の話もね、めちゃめちゃ面白いんで、おすすめ回はね、一番最初のお米回が僕は一番好きだなと思ってます。
よかったらね、聞いてみてください。
じゃあね、本編やっていきましょう。
今日はね、植物のアレロパシーについてね、学んでいけたらなと思います。
アレロパシーってね、初めて聞いた方もそうでない方もね、聞いてもらえたらなと思うんですけども、
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そもそもアレロパシーって何ぞやなんですけどね。
植物から出される物質が、他の生物に与える生化学的作用、ちょっと難しいですね、生化学的作用のことで、
日本語に訳すと多感作用、他が感じる作用と訳されるんだそうで、
1937年にね、ハンスモーリッシュっていうドイツの方にね、発見されたそうです。
はい、で、このアレロパシーですが、自然生態系において、植生の専用因の一つとされています。
植生の繊維っていうのは、その植物の群落ですね、
時代が、時間が経つともに、優先する植物の種類がね、段々と移り変わっていく様子のことを植生の繊維と言うんですけども、
それの要因の一つとしてアレロパシーが挙げられています。
また、農業とか園芸の分野において、植物の繊維というのは、
このアレロパシーの作用経路として、主に3つあるんですね。
1つ目は、気酸ということで、葉っぱとか地上部から、気発性物質として、
そういうアレロパシー物質が放出される。
2番目は、溶性物質です。
溶性物質というのは、植物の繊維の繊維によって、
地上部から、気発性物質として、そういうアレロパシー物質が放出される。
2番目は溶脱、英語でリーチングとも言うんですけども、
葉っぱとか枝、枯葉とか枯れ枝から放出される物質が、
雨なんかに溶けて出てくるパターン。
3番目は浸出ということで、根っこなどの地下部から染み出るパターン。
この3パターンで、アレロパシーが他の植物とか、微生物、昆虫などに採用する経路が3つあります。
ここからは、実際にアレロパシー物質を出している植物について触れていきたいんですけども、
日本でも戦後から蔓延しているセイタカアワダチソウ、まず触れていきたいと思います。
今時期ですね、ちょうど工作法基地なんかをたくさん見ていただけると、
黄色いモサモサした花を探してね、工作法基地を陣取っていると思うんですけども、
このセイタカアワダチソウがアレロパシーが強いっていうことは割と有名ですよね。
それも見てわかる通りですね、セイタカアワダチソウが生えるところには、
もうほんと一面中セイタカアワダチソウばっかりみたいなね、補助もたくさんあるんじゃないでしょうか。
このセイタカアワダチソウね、なんと食べれるらしくて、
詳しい話はね、冒頭に紹介しましたザ・クロップス・ベジフル大百科の特別回、
またはですね、道草ハムの道草さんのポッドキャストを聞いていただければわかりますんでね、
ぜひチェックしてみてください。
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はい、ちょっとね話が横道に逸れましたけども、
このセイタカアワダチソウが出すアレロパシー物質、名前がついてまして、
シス・デヒドロ・マトリカリア・エステルっていうね、
なんとも覚えられない名前なんですけども、略称がありまして、
シスはCISでDMEと書いて、シスDMEと略されることが多いみたいですね。
この物質がセイタカアワダチソウの根っこから浸出、染み出すことで、
他の植物に対して生育阻害効果を表しているんですけども、
特に土壌中のこのシスDMEの濃度が10ppmを超えてくると、
イネ、ブタクサ、ススキ、こういった植物の生育を地上部・地下部ともに顕著に抑制するそうです。
ただこれらの種子の発芽障害は起こさないみたいなんですよね、このシスDMEは。
一方で、こいつの濃度が10ppm、同じく10ppmを超えてくると、
セイタカアワダチソウ自身の種子に対する強い発芽障害を起こすそうで、
面白いですよね。
その工作不吉なり自分たちのグループをどんどんでっかくするために出しているはずのアレロパシー物質で、
自分自身の種子の発芽障害を起こすっていうので、
長い目で見ると、ススキとかそういったものが優先的になっていくそうなんで、
もしご自宅の近くに工作放棄地などあるリスナーさんがいらっしゃいましたらね、
ぜひそこでススキとセイタカアワダチソウの陣地取りを眺めてもらえればいいんじゃないかなと。
確かに言われてみれば、セイタカアワダチソウとススキが一緒に工作放棄地でのさばっているのを見たことがあるような気がせんこともないですよね。
言われてみればですけど。
そういったとこも気にしてみてみようかなと思います。
あと余談なんですけど、
セイタカアワダチソウを素手だったか手袋だったか忘れたけど、
仕事中にセイタカアワダチソウの茎を掴んで上に引っこ抜こうとしたんですよね。
で、手を開いてみると真っ赤なわけ。血だらけみたいになったんですよ。
もう手袋だったか素手だったか覚えてないけど真っ赤になっちゃって。
うえーってなって思って。
で、よく見たらめっちゃちっちゃい油虫がね、ずーっとついてるんですよ真っ赤の。
で、これなんだろうと思ったら調べたら、
セイタカアワダチソウヒゲナガ油虫っていうことで、
あのセイタカアワダチソウにしかつかないらしいんですね。
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なんか面白いなんですよ。面白いですけどね。
あの、めちゃめちゃ真っ赤なんですよこいつ。
僕あんまり集合体恐怖症でめちゃめちゃびっしりついてて、
それがっつり握っちゃったんで、
あの小さくひやっひやっみたいな感じで、
小さく悲鳴を一人であげたのをね、ちょっと覚えてます。
もしね、あの虫とかね、苦手じゃなかったらね、
この真っ赤な油虫もセイタカアワダチソウを見てもらったら観察できるんでね、
よかったら見てみてください。
はい、次にね、アルドパシー物質を持つ植物を紹介していきたいんですけども、
ヒガンバナを紹介していこうと思います。
ヒガンバナですね。
6月の終わりくらいから赤い綺麗な花を咲かして、
もうすでに結構ね、散っちゃっておりますが、
ヒガンバナはね、昔から理想的なケイハン管理植物とね、呼ばれてます。
ケイハンっていうのは水田の周りのアゼとかを言いますね。
このヒガンバナの吸魂に含まれているアルカロイド、
モグラとかネズミを忌避したり、
膀胸、抗菌性など広い身でのアルドパシーを示すそうです。
それでケイハンに植えて、モグラによる穴を防いで、
ケイハンが崩れるのを防ぐために持ち入れたと考えられています。
さらに、食べるものがなくなって飢餓になりそうな時には、
リンケ、吸魂を掘り上げて、
周りにはね、有毒物質のアルカロイドがたくさん含まれているので、
十分に水洗いして除去した後に、
この吸魂は約30%も含まれている澱粉を食用にしていたってそうで、
日本で最も古く導入されたケイハン管理植物であるそうです。
現在、日本のケイハンとか野山に実生しているヒガンバナは3倍大で、
花は咲いても種子ができないので、
人間が広めたものであることは間違いなく、
古くからは縄文時代に中国大陸から持ち込まれたものと考えられたり、
一説によると鎌倉時代ごろとも言われているみたいですね。
いずれにしても古い時代から導入されています。
このヒガンバナのアルロパシー物質なんですけども、
リコリンと呼ばれます。有毒アルカロイドですね。
このリコリンは強い嘔吐と下痢を起こす作用があるので、
多量に摂取しちゃうと子供さんなんかでは死亡することもあると言われているので、
気をつけてください。
このリコリンなんですけども、
新菌類の殺菌作用とか、
ウジ虫などの殺虫作用もあるそうで、
墓場の周りに植えられたのは、
このような作用の利用したものは墓を清潔に保つ知恵であったと思われています。
また、このヒガンバナ、雑草抑制作用もあるそうで、
特にセイタカワダチソウなどの菊花雑草を強く阻害するんですけども、
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イネとかイネ科植物への阻害は弱いので、
それも相まって経藩管理に最適な性質を持っていると言われているので、
理想的な経藩管理植物であるみたいですね。
次にご紹介したいのは、
キンポウジュ。ブラシの木とも呼ばれますかね。
原産地がオーストラリアとかニューカレドニアとか、
そういったところの地域に分布している木ですね。
常緑樹になります。
このキンポウジュの樹木の下の方には、
他の雑草が生えにくいという状況がありまして、
それを不思議に思った研究者の方々が、
このアレロケミカル、アレロパシー物質を探索して、
その結果、ある成分が抽出されるんですけれども、
その成分が今、商品化して、
僕も実際に農薬を販売しているんですが、
水とお米の栽培に使われる除草剤として活躍しています。
成分名で言うと、メソトリオンという名前で販売されているんですけれども、
メーカーさんはシンジェンタジャパンという農薬メーカーさんがあるんですが、
そこが発売している除草剤、水糖用除草剤に結構な確率で含まれています。
このメソトリオン、雑草たちは白く枯らせるというのが特徴でして、
よく発火剤、白く化けさせる剤と呼ばれるような種類の農薬になりますね。
高剛性に必要なクロロフィルとかカロチノイドの生合成を阻害することで、
白く枯らせるんですけれども、
雑草が白く枯れるので非常に農家さん受けがいいということでよく使われます。
シンジェンタジャパンさんの出す農薬だったら、末尾にMXという名前が出るんですけれども、
このMXというのが一応メソトリオンの略称みたいになっていまして、
このMXと書いてある商品はこのメソトリオンが使われていますよという合図になっています。
そう思うとアレロパシー物質がちゃんと商品化して、日本の農業にも役立っていると思うと胸が熱い感じがしますよね。
もしかしたら知らず知らずにあなたの田んぼでもアレロパシー物質を活用して、
雑草たちを抑えて美味しいお米を食べているかもしれないというと思うと、
背田川達を食べたくなっちゃうんじゃないかなと思いますが、
よくわかんないですけどもね。
今紹介させてもらってきたアレロパシー物質は他の生物に対してマイナスとなる作用が多かったんですけども、
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必ずしもマイナスの作用だけじゃないんですね。
その例として、松の木の下でイチゴを育てるとよく生育して目の不眠も良くなるそうなんですね。
こういう風に組み合わせが良いものを共栄作物という風に言うみたいなんですけども、
その他の例としては、病気の抑制を狙えるということで、
ネギとかとユーガオと混食をするそうですね。
ネギ族の植物を混食するとユーガオの寒病ですね、病害を防止することができて、
連作障害が起こらないということは栃木県の農家の知恵として伝承されているそうなんですけども、
栃木県の農家さん、リスナーさんでお聞きでしたら教えてください、本当でしょうか。
栃木県の農業試験場の方々がこの現象を研究して、ネギが出すアリシンという物質があるんですけども、
ネギの根に共生している微生物が作る物質が病原菌を抑えることを解明して、
トマト、ナス、キュウリ、スイカなどの病害病史にも有効であることを明らかにしているそうです。
ただしね、大根とかの場合、根っこがネギとかニラの根に触れると、
このアリシンが悪さするのか、枝分かれしてしまったり、
レタスの場合も葉っぱが黄色くなったり、血球が悪くなったりということが認められているそうで、
これも一種のアルロバシ、これらは大根やレタスにはマイナスに作用してますけども、
寒病にはプラスに作用するということですね。
あと、薬草園からこんにちはのKさんとコラボした時に話があったんですけども、
鳥かぶと、薬草の鳥かぶとですね、一回作付けしちゃうと、
同じ補助では数年間は作付けができないんですね。
極端に連作を嫌がるっていうことらしくて、
それなんでかな、アレロパシーかなとかってね、コラボの収録中にお話ししてたんですけども、
ちょっと調べてみたんですね。
ただ、どうもアレロパシーの活性は低そうなんですよね。
じゃあなんで連作そんなに嫌がるんだろうと思って色々調べたんですけども、
結果としてね、よくわからなかったんですよね。
薬草植物の幸いの手引きなんかもね、結構見たりしたんですけど、
連作は好ましくないとかっていうね、そういう書き方ばっかりで、
なんで好ましくないんやっていうのが知りたいのに何も書かれてないっていう、
ああ、ああ、みたいな感じになったんですけども、
もしその辺に知識が深い方がおられたらですね、
ぜひともこそこそ教えてほしいですね。
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もし本当にご存知の方がいらっしゃったら、
投稿本もありますので教えてください。
はい、アレロパシーについて話してきましたけども、
セイタカワダチソウとかススキのね、
人質形成、人質競争のところの話をしているときに思ったのが、
まあ、人間もね、こういうことありますよね。
自分の居心地がいい仲のいいグループやチームを組んでね、
あんまり仲良くないものは化け物にしたり仲間にいれんかったりね、
学生のときとかよくあったかと思うんですけども、
アレロパシー自体は必ずしもね、他者に対してマイナスな作用だけじゃなくてプラスな作用もアレロパシーなので、
自分はね、こう人間として他者にプラスな作用、アレロパシーが出せるような人間にね、
目指して歳を取っていけたらなとね、しみじみ思った次第でございます。
今日の本編はこのくらいで。
じゃあ、エンディングです。
今日の花言葉はセイタカアワダチソウにします。
キクカの秋のギリン層族、タネンソウですね。
今、花真っ盛りでございます。黄色い花を咲かせますね。
このセイタカアワダチソウの花言葉は、生命力と元気ですね。
もう、まさにって感じですね。
生命力っていうのは、もう、在来種を駆逐するかのごとくの生命力、繁殖力、そこからね、完全に取られてます。
もう、とってつけたような感じですね。
こいつ、11月の2日の誕生日らしいので、11月2日のあなた、その辺のね、工作報吉に行って、
あ、私の誕生日の花ってこれなんだって思ってもらえたらね、いいんじゃないかと思います。
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それじゃあ、ちょっとね、風邪ひきそうな私ですが、皆さんもね、急な気温変化で体がしんどいですけども、頑張っていきましょう。
それじゃあ、また。バイバイ。