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2022-02-10 12:51

#154 世界は菌類で成り立っている〜冬虫夏草で巡る生態系〜

2021.11.1収録。
こんにちは♪ちょぼ先生です。
今日は、菌類のお話をしました。
菌類がいるからこそ、この世界ができたとも言っても過言ではありません!
それではまた!

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00:24
はい、みなさんこんばんは。元高校理科教員のちょぼ先生です。 今日もサイエンスホームルームの時間になりました。
はい、お気づきの方もいらっしゃると思いますが、風邪をひきました。 声がね、出ないんですよね。これ別にあの今、
麻生太郎のモノマネをしているわけじゃないんですけども、 なんかこんな感じの超鼻声になりました。
思えばですね、私はアデノウイルスにかかりですね、 2週間ほど苦しめられたわけですけども、元を正せばですね、あの子供が保育園でもらってきた風邪を
漏れなくすべてうつるというね、今年から保育園に行ってるんですけども、漏れなく全部うつるという感じで、 アデノウイルス、RSウイルス、胃腸風邪、そして今回ということで、
今年はですね、もう緊急事態宣言みたいな感じですよね。 緊急事態宣言出てる時の方が日数は長いですもんね、今年。それと一緒で、
風邪ひいていて体調悪い時の方が多いというのが2021年でございます。 なんか麻生太郎みたいになってきたのかわからんけど、
なのでね、ちょっといつもよりはちょっとトーン落とし目で、 戦場カメラマンのように話したいと思います。
えっとですね、まあ、まあ風邪菌にうつってきたわけですけども、 菌って聞いてですね、皆さん何を思い浮かべますでしょうか。
だいたいね、この風邪の菌とか、ばい菌とかっていうのは、 まあバクテリア細菌とか、
細菌ですね、細菌とかウイルス性のことを挙げて言われるのが多いのかなと。 今日お話しする話はですね、その菌についてなんですけども、
菌類についてお話ししたいと思います。菌類です、菌類。 何が思い浮かびますか、菌類といえば。あのさっき言ったウイルスとか細菌とは違いますよ。
菌類です、菌類。 主にパッと思い浮かぶのが何ですかね皆さん、キノコとか。
キノコは菌類ですよ、キノコとか。 あとパン、ビール作りに欠かせない甲博菌とか。
あとですね、カビですね、ほとんどカビ生えますよね。 あれも全部ひっくるめて全て菌類なんですね。
全然姿形も違うし、なんか種類違うように感じがしません。 カビとキノコが一緒なんで、じゃあカビ食べれるのって話ですけども、いや食べれませんけども、
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全部一緒なんですよ。でまぁ詳しく見ていくとですね、それぞれ皆さんみんなね、 あの菌糸と呼ばれる菌の糸状のもので作られているんですね。
菌糸で体が作られているっていうのはまあ共通点なんですけど、 キノコの場合ですね、その菌糸の椎茸とかですね、エリンギとかを縦に咲いてもらうとなんか糸状のもの出ません。
咲けるシリーズみたいな感じで、あれの糸状のものがいっぱいぶわーって集まって巨大化して、まあ目に見えている状態になっているのがキノコなんですね。
タマホコリカビとか黒ホコリカビもあるけども、カビとかも元々は菌糸でできてますし、 その菌糸がたまに粒状になったりしてね、
飛び散るというか、その実体が丸っこくなるコウボキンも元々は菌糸なので、そういった菌糸で増えるということと、
その姿、形、大きさというのは、他のものにも関わってくるんですけど、粒状のものもあるしね。
大きくなって、胞子を飛ばして、周りに菌糸を飛ばしてですね、また実体ができていくという戦略を取るのが大体菌類の、ざっくりまとめた言い方になりますかね。
その菌類のおかげでですね、多くのこの森林の生態系が成り立っているというお話をね、ちょっとピックアップして見ていきたいと思います。
菌類って主にですね、高校生物とか中学生物とかで分解者の役割があります。今みたいなことをね、聞いたことあると思うんですけども、ここで何をしているかというとですね、土壌中に土の中ですね、菌類がたくさんおりまして、
生物の遺体だとか枯葉とかをね、分解してるわけですけど、それを分解しようと思うとね、めちゃくちゃパワーがいるんですよ。人間では無理なんですね。落ち葉を食べて強化するとかね。
あと木とかも朽ちていきますけど、木の木化、固くなるのがリグニンって言うんですけど、そのリグニンを分解するのってね、まあいないんですよ。でも菌類を分解してくれるんで、
分解をしてですね、窒素化合物とかね、無機窒素化合物とかリンとかですね、植物が栄養分としてミネラルとしてね、使うものを作ってくれて、それを植物が利用してどんどん成長していくということで、
菌類も植物に対してこれ使えないよってわけではなくてですね、菌類は菌類で生きるために必死になっているからこそね、そういう変化が起こるわけで、別に植物のためにやってるわけではないんだけども、結果的にそういう感じになるんですけどね。
菌類は動物に近いので植物じゃないんですよね、キノコ植物と思っている方もいらっしゃると思いますけど、交互性もしないし、自分で栄養分を作り出すことができないので、他に何か依存しているわけですけども、植物ではありませんので、なのでどっちかというと動物に近いというふうに言われてますね。
共通の祖先から枝分かれして、どっちかというと植物よりも動物の方が祖先が近いというふうに言われております。
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結果的に自分たちが生きるために自分の生活を全うしているだけなんですけども、結果的に植物のためになったというような菌類の働きというか、そういった面白い事例があるのでそれをちょっと紹介したいと思います。
ブナ林、ブナの原生林、東北の方で世界遺産になっておりますけども、ブナは火力樹林なので葉っぱを落とすんですけども、
その10年に一度ブナの葉っぱを食べるブナアオシャチホコというガが大発生するんですよ。
大体10年に1回ぐらいですかね。そうするとガが増えまくってブナの葉っぱがむちゃくちゃ食べられるわけですよ。
ガは栄養分を供給できないから葉っぱを落とすしかないし、ブナにとっては非常に大問題なんですね。
このガに寄生するサナギタケという菌類がいるんですよ。
冬中花草という言葉は聞いたことありますか?
冬は虫だったのに夏になると草生えるみたいなね。
菌類っていろんな種類がいるので、虫に寄生するやつがあるんですよ。
虫から白い昆帽みたいなのが生えてきたとか、葉っぱみたいなのが生えてきたみたいなの見たことありますかね。
冬中花草というんですけど、冬は虫だったのに夏になると植物が生えてきたみたいなね。
死んでそこにやったわけじゃなくて、もともと幼虫の段階から寄生してて、
ここぞとばかりに栄養分を虫から取って、夏になると完全に死んじゃうわけです。
そうすると自分の実体が出てきて、菌類の放射を飛ばして増えていくというような戦略を取る。
虫に寄生する菌類がいるわけなんですけど。
このサナギタケは虫に寄生して、キノコを生じる菌類でした。
このサナギタケですけど、多い時ではサナギの感染率が90%を超えることもあるんですね。
なのでサナギタケはまさにブナアオシャチホコの天敵と言えるわけなんですよ。
10年に一度めちゃくちゃ増えて、ブナリンの葉っぱが消えるんですけど、
それを見逃しにいっぱい感染できるやつが増えますよね。
なのでそれを見逃しにサナギタケは一気に寄生をして、
どんどん感染していって、ブナアオシャチホコは死んじゃいますよね。
そうすると10年に一度大発生するがなんですけど、
それに遅れてサナギタケも爆発的に増えるわけですよ。
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そうするとブナアオシャチホコがどんどん減っていくわけなんですよ。
ガーが大量発生してしばらくするとサナギタケの感染もめちゃめちゃ増えるんで、
その時にブナリンの周りの土を見るとそこら中にサナギタケがポコポコポコポコキノコが生えまくってるんですよ。
ブナリンを見つつサナギタケのキノコも山ほど見えると。
そういうのを繰り返して結果的にサナギタケがポコポコポコポコキノコが生えまくると、
寄生できなくなっちゃいますからブナアオシャチホコがいなくなっちゃうんですね。
そうするとブナの葉っぱが食べられませんからまたブナの葉っぱが復活して、
ブナリンがまた生い茂ってですね、綺麗な紅葉とかですね綺麗な葉っぱを見させてくれるということなんですね。
こういうことでそういったことを繰り返しながらこれもしもねサナギタケがいなければ食い潰してしまいますよブナリンの葉っぱをね。
そうすると真理がなくなると森が朽ちていくとですね、そこに集まる鳥とか昆虫とかもいなくなっちゃいますから、
そうするとサナギタケのバランスが崩れるんだけど、一度大量発生してバランスが崩れるんだけど、
それをやっつけるというかね、それを天敵としている、それを餌としているサナギタケがいますから、
そうするとまた盛り返すというかね、いい感じに絶妙なバランスを保っているわけなんですね自然界ね。
サナギタケはブナの葉っぱを食べるのは許さないということで、完全にブワーって数増やしているわけではありませんよね。
自分の命、自分の天命を全うしているだけですから、たまたま規制できるターゲットが増えたからこそポコポコね、
一名にキノコを生やしているわけで別にブナを守ろうとは思ってないんだけど、
結果的に人間から見ると全てバランスを保っているように調整してくれるということなんですね。
ということで今日はトウチュウカソウサナギタケとキン類の大まかな説明をしました。
キン類は本当に面白い生き物ですから、キノコ以外にももともと紹介したいものがたくさんおりますけれども、
ブナに守られたということで植物というか木とか植物は全ての生態系の出発点だからですから、
それを下支えしているですね。言えてない。下支え?座採?円の下の力持ちであるキン類。
だからキン類のおかげで我々たちは成り立っていると言っても過言ではないですよね。
キン類のおかげで我々が生命を全うできているということにもつながるわけですね。
ということでまた面白いキン類の働きとかありますから、またキンについてはまた違うことのキン類についても紹介したいかなと思っております。
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ちょっと声がひどくなってきたのでこの辺にしますけども、毎週木曜日はケン先生とのコラボ配信もしておりますし、
毎週金曜日は18時からホームルームということでライブ配信もしております。
今週は時間が取れないかもしれないので、風とは別にできないかもしれませんけども、また連絡させていただいたらと思います。
ということで今日はこれで終わります。さようなら。おやすみなさい。
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