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2025-04-04 11:29

#895 クマムシがガン治療の救世主となる!?

2025.4.4配信。

こんばんわ♪ちょぼ先生です。

今日は、クマムシとガン治療についてお話しました。

それではまた。


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サマリー

クマムシの持つ驚異的な放射線耐性が、がん治療における副作用を軽減する可能性について、研究が進められています。この研究では、クマムシのD-SAPタンパク質が放射線耐性を高め、正常細胞を守るメカニズムが解明されています。将来的には、この成果が人間のがん治療や宇宙飛行士の放射線被害対策に応用されることが期待されています。

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はい、皆さんこんばんは。こんにちは。元公立高校理科教授のちょぼ先生です。ちょぼっとサイエンスのお時間となりました。ちょぼっとサイエンスとは、皆さんにちょこっと、ちょぼっとサイエンスに触れていただいて、科学的思考力を身につけて理系頭になっていこうということを目的に配信しております。
トランプ大統領は、アメリカが輸入した海外製品、要はアメリカに輸出する製品には関税をかけるということで、かなり大きなニュース、世界的なビッグニュースになっておりまして、iPhoneの価格が上がったりとか、アメリカに輸出している企業は関税が大きくかかりますから、それが売上に関わるので、
非常に大きな問題として取り上げられて、世界的に株価が大暴落しておりまして、世界同時株安みたいな状況になっているんですが、党のトランプ大統領は、そのうち株価は上がるということを言っていて、結構大きなことを言っているんですけども、結構楽観視しているんですが、
総合関税をかけるんじゃないかということで、日本も報復関税みたいな動きになるのかと思いきや、なかなか関税は上げれないみたいな感じで、アメリカに用意書をしているというか、アメリカの顔色が伺っているので、なかなか強気な外交政策はできないといったところで、
クマムシの素晴らしさ
日本に限らず、世界中で今後どうなっていくのかといったところが注目されるんですけども、本当にどうなっていくんでしょうかといったところですけども、今日のお話はクマムシを取り上げてみたいと思います。クマムシ、皆さんご存知ですかね。
クマムシがたくさんの脅威的な能力を持っているんですが、この脅威的な能力を使って、がん治療に役立つ、がん治療の救世主になるんじゃないかと言われる研究がありますので、そちらを皆さんにご紹介したいなと思うんですが、
クマムシは脅威的な能力を持っている最強生物として、数多くのメディアで取り上げられていますので、クマムシについてはある程度の知識を持っている方も多くいらっしゃるのかなと思うんですが、
クマムシはカンポ動物に属する非常に小さな無脊椎動物なんです。肉眼では確認できないほど小さい生き物で、見た目がクマに似ているので、顕微鏡レベルなんですけども、顔をしているので怪しい感じの動物で、
四つ八本の足を使ってのっそり動くので、カンポ動物と言うんですが、ずんぐりした足でゆっくり進む愛らしい動物なんですけども、非常に小さいです。0.05ミリから2ミリほどなので、非常に小さな動物なんですけども、ずんぐりした、ゆっくりした歩くカンポ動物、見た目がクマに似ているのでクマムシと言うんですが、
虫ってついているので、昆虫の仲間かと思いきや全然違いますのでね。この驚異的な能力ということなんですけども、乾燥した環境に置かれると、自ら脱水して、体を収縮させて、呼吸などの生命活動を一時的に停止する寒眠という、乾いた眠ると書いて寒眠というテイストがあるんですけども、この寒眠状態では非常に最強で、
100度超えの超高温、絶対0度-273度の超低温、そして75,000気圧という途方もない高気圧にも耐えることができるんですね。さらに人間の致死量の1000倍にあたる数千グレイの放射線を浴びても死なないということで、最強生物として取り上げられるんですけども、
どこががん治療に関わるのかということなんですが、放射線に強い、人間の致死量の1000倍の放射線を浴びても死なないというこの特徴をがん治療に活かせるんじゃないかということなんですね。
なぜ放射線に強いところががん治療に役立つかというと、がん治療の一つである放射線治療ですね。これ、手術に比べて体の負担が少なくて、多くの患者さんに利用されているんですけども、ここで一つの問題があるんですね。
放射線はがん細胞を攻撃する一方で、正常な細胞まで傷つけてしまうんですね。例えば、頭や首のがん治療では、口や喉の粘膜がダメージを受けて食事ができなくなるほどの痛みを引き起こすこともあって、副作用がひどいと治療中断せざるを得ないケースもあるんですね。
なので、放射線治療は非常にがん治療の中で一つの有用な方法なんだけども、副作用があると。がん細胞だけをターゲットとして放射線治療をするんだけども、やっぱり周りの細胞も傷つけてしまうので、副作用があると。
ここでクマムシの強い放射線耐性をうまく活かせないかなということで、アメリカの研究者たちが立ち上がって、クマムシに注目したんですね。
クマムシの人間の致死量の1000倍以上の放射線を浴びても平気な仕組みをうまく解明していくと、この驚異的な放射線耐性の秘密は、D-SAPタンパク質というところに要因が隠されていたということなんですね。
このD-SAPタンパク質、ダメージサプレッサーというタンパク質の遺伝子なんですけども、それを略してD-SAPタンパク質、D-SUPタンパク質が放射線耐性に役立っているということを、メカニズムを解明したんですね。
このD-SAPタンパク質はクマムシのDNAに結合して、放射線を浴びた場合に、クマムシのDNAを壊れないようにダメージから守ってくれるという働きがあるんですね。
このD-SAPタンパク質を人間に使えば、放射線治療の副作用を防げるんじゃない?ということに気づいたということなんですね。
研究者たちは実際にマウスを使った実験で、その可能性を証明したんですね。
研究チームはD-SAPタンパク質の遺伝情報をメッセンジャーRNAに組み込んで、マウスに注射したんですね。
メッセンジャーRNAというのは、新型コロナの時の新型コロナにかかったかどうかで判定する時によく出てきたと思います。
このメッセンジャーRNAをマウスに組み込んだということなんですけども、
D-SAPタンパク質の設計図をメッセンジャーRNAに組み込んで、マウスに注射して、
D-SAPタンパク質を作るマウスを作り上げたということなんですね。
このD-SAPタンパク質がマウスの体内で作り上げられたマウスは、
放射線を浴びるとDNAのダメージが50%も減少したということなんですね。
なのでクマ虫のD-SAPタンパク質がマウスにおいても有用で、マウスの遺伝子を守ってくれたということなんですね。
しかもこの効果はメッセンジャーRNAを注射した部位に限定されていたので、
未来への展望
がん細胞が放射線から守られる心配も少ないということで、
がん細胞のみに働くことができると。周りの細胞にはD-SAPタンパク質が組み込まれているので、
守られて放射線の副作用が50%も減少したということなんですね。
現在、研究チームたちは人間への応用に向けてD-SAPタンパク質が人間の免疫反応によってなくならないようにして、
二酸化酸パックスが残しながら細胞に組み込まれて、自分自身のがん細胞に侵されていない細胞がD-SAPに守られるように、
免疫反応でD-SAPをなくさないようにするように、働くように研究しているということなんですね。
D-SAPタンパク質を組み込まれた創薬でもいいし、直接注射するのもなかなか、
メッセンジャーRNAワクチンはあまり良くなかった結果を確立されてはないけど、
その技術はある程度は有用化された部分があるので、注射とかでD-SAPタンパク質を作るようなメッセンジャーRNAを
自分の細胞に組み込まれるようにして、放射線治療の時にがん細胞には働くけど、周りの細胞には働かないようにする。
D-SAPタンパク質が自分のDNAを守っていくように働くように、研究改良がされているということなんですね。
これが実用化されれば、放射線治療の副作用に苦しむ患者さんを救えるだけでなく、
宇宙飛行士の宇宙放射線被爆対策にも応用できると。
宇宙に行くとおどおどないから、有害な紫外線とか放射線もモロに浴びます。
宇宙防護服って何億円とかもするんだけども、それがD-SAPで守ることができたら、
気圧の問題とかがあるから、反射でタンパンでは行けないけど、宇宙空間にね。
そういった放射線治療、宇宙行った時に宇宙飛行士にも役立つんじゃないかと。
D-SAPが入った自分の細胞だと、放射線で傷つかないからね。
そういった宇宙飛行士にも応用できるし、がん治療の放射線にも副作用が少なくて済むというような、
要はがん治療のみにとどまらず、宇宙飛行士とか放射線系のことは熊虫に任しとき、みたいな状態になるんじゃないかと言われてるんですね。
人類を救う非常に有用な研究として、今後の発展が期待されているといったところで。
熊虫はすごいよね。寒眠状態など、超高温、超低温、超放射線、そういった乾燥状態、超気圧、非常に高い高圧でも大丈夫。
こういった状態を作り出すためにはどういうふうな体のメカニズムになっているのかということを調べ、これが人間に使えるんじゃないかということで、本当に科学の素晴らしさだと思います。
最強生物の熊虫なんですけども、寿命が数ヶ月というところなんですね。そこは科学の面白さというか、生き物の面白さでもあるので、そこはちょっと残念な気持ちもあるんだけども、
そういった驚異的な生き物がたくさんいますから、それを人間のものに活用できないかというところが面白いかなといったところで、今日はこの辺にしたいと思います。
それではみなさん、さよなら。バイバイ。
11:29

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