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2025-04-08 09:19

#896 自然界の「無駄」は本当に無駄なのか?ヒキガエルの胃袋から見えた、奥深い生態系の秘密

2025.4.8配信。

こんばんわ♪ちょぼ先生です。

今日は、生物多様性についてお話しました。

それではまた。


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サマリー

このエピソードでは、ヒキガエルや昆虫のオスおよびメスの行動を通じて、自然界における一見無駄に見える行動が生態系のバランスを保つ重要な役割を果たしています。また、無駄と思える行動が生物の多様性に寄与していることが示され、これらの学びが人間社会における多様性尊重の必要性にも繋がっています。

無駄に見える行動の重要性
はい、みなさんこんばんは。こんにちは。元公立高校理科教諭のちょぼ先生です。ちょぼっとサイエンスのお時間となりました。ちょぼっとサイエンスは、みなさんにちょこっと、ちょぼっとサイエンスに触れていただいて、科学的思考力を身につけて理系頭になっていこうということを目的に配信しております。ということで、トランプショックが止まりませんね。
トランプ大統領が掲げた関税を輸入する製品は、関税をめっちゃあげるということで、市場も非常に敏感に反応しまして、ニューヨークダウンの脇役が止まらないんですけども、
なんかね、これ下げといて、やっぱり関税を下げますとか言ってね、また株価が上げてね、株価を操作してるんじゃないかみたいな感じになるんですけども、一体今後どうなっていくんでしょうかといったところですかね。ということで、今日のお話はですね、一見、自然界の無駄なような動物の行動に見えて、
自然界の不思議なバランスを保っているよっていうお話を、いくつかの動物を例に挙げて見ていきたいなというふうに思うんですけども、その行動、無駄じゃないとかね、その行動性の方が自分の生存戦略上いいんちゃうっていうような行動が、実は自然界のバランスを保っているよといったお話につながっていくというようなお話を、
今日はしたいなと思うんですけども、この三宅島で行われた調査で、ヒキガエルがカミキリムシやコガネムシのオスばかりを食べているということが判明したんですね。
日本のカブトムシでも同様に、オスはメスよりも捕食者に狙われやすいということが研究で確認されているんですけども、この現象というのは、生き物たちの生存戦略が深く関わっているんですね。
昆虫のオスばかり狙われちゃうというのは何でかというと、昆虫のオスは交尾相手を求めて活発に動き回るので、どうしても捕食者に見つかりやすくなっちゃうんですよね。
なので、非常に目立つ、めっちゃ動いてるということで、そうすると、昆虫よりも後次消費者、二次消費者、三次消費者に見つかりやすくなるので、パクッと食べられちゃうということなんですね。
一方、メスは比較的控えめに行動するので、生き残る確率が高くなるんですね。
一見、オスにとって不利なこの状況が、実はその昆虫の種全体を守る重要な役割を果たしているんですね。
だから、オスも動き回らなければいけない。
繁殖行動というのは、非常に動物にとっては大事ですから、交尾相手を探して回るんだけど、そこまで動き回っちゃうと捕食者に襲われやすいから、そんな動き回る無駄な行動をやめた方がいいやん、と我々は思っちゃうんですけども。
でも、メスが生き残ると、メスは卵を産みますよね。
なので、より多くの地層を残すことができる。
一見、無駄なような動き回っているオスの行動が、逆を返せば、メスを守っていることにも繋がりますよね。
オスが犠牲になるから、メスはしっかり寄りすぐった、生き残ったオスと交尾をして、メスが卵を残す個体が増えれば、最終的には種が多く繁栄することができる。
なので、オスの動き回ってしまう無駄な行動も、突き詰めれば、昆虫の種全体を多く残すことに繋がっているということで、バランスが保っているということなんですね。
さらに、同じような昆虫の研究がありまして、オスとメスの行動の違いというのは、植物の受粉システムにも大きな影響を与えているんですね。
研究によりますと、オスは様々な花を無差別に訪れるのに対して、メスは栄養価の高い花を選んで訪れるんですね。
この違いが、実は花の多様性を維持する鍵となっているんですね。
受粉システムと多様性
オスが様々な花を訪れることで、人気のない花にも花粉が運ばれるんですね。
一方、メスが高品質な花を選ぶことで、確実に効率的な受粉が行われるということで、
つまりどういうことかというと、オスの無駄と思われる、手当たり次第に花粉を運ぶというのが、人気のない花にも種が保存されるということで、
メスは確実に栄養価の高い花に受粉するから、その花は生き残るけれども、
一見、メスにも人気のない花にも、オスが手当たり次第に受粉するから、
そういったあまり栄養価の高くない花も残ることができるので、種の多様性がつながっている。
一見して、手当たり次第に飛び回っているオスの無駄な行動そのものが、花の多様性にも役立っているということなんですね。
なので、手当たり次第に動き回ったりとか、そういった無駄と思えるような行動も、実は回り回っていろんな生物の多様性につながっているということなんですね。
さらにアリにもそういった行動が見られまして、アリの社会では働き者の個体だけではなく、一見怠けているように見える個体がいて、
これもね働きアリじゃない、働きアリなんだけど、サボる働きアリがいて、働かないのに生きていくみたいな、
これも以前もお話したと思うんですけども、そういった遺伝子も残っていくわけなんですね。
一見働きアリなのに働かないアリも、なんで子子孫残せるのかというと、それがですね、餌探しが効率的になることが知られているんですね。
働かないから働きアリがより頑張って餌を探す効率が生まれて、それがおこぼれをもらった働かない働きアリが生き残るんだけども、
餌効率が上がるから、結果的にそのアリの全体が社会的昆虫だから、そのコロニーのアリがですね、結局はね豊かになる、多様性が豊かになるということも報告されてますので、
社会における多様性の尊重
一見ですね、まとめますと生態学の研究は、一見役に立たないと思われるかもしれませんけども、
しかし無駄な行動、働かない働きアリ残し置いても意味ないやんとかね、手当たり次第に動き回るのも見つかりやすいからあかんやんとか思うかもしれないけども、
そういった行動、無駄と思われる行動がその種の全体の多様性につながっていると、
こういった自然界のバランスを保つ役割を担ってますよということが言えるということなんですね。
なので、これも我々の社会に置き換えることができて、我々も一見無駄に思えるような生物の行動もですね、
多様な個性が尊重されて我々の生きる社会につながっていると、本当にその個性はどうなのとかね、その無駄な行動を思えることもですね、
実はその社会全体として見れば必要な行動であるし、そういった人たちを、そういった多様性を尊重する世界に今なってますよね。
なので、そういった生物の無駄と思えるような行動も残っていくのは、やっぱり全体として見ればですね、
その多様性を尊重したりとか、それが実は多様性につながっているよということで、
要は無駄と思えるような行動は、実は生物界、生き物の世界において、我々も含めて無駄な行動なんかないよと。
なので、一つ一つの個性、一つ一つの行動、言動そのものがですね、実は全体として見れば全部必要だし、
必要じゃない動物、生物、植物はいないよということで。
なので、そういった全てが関わりあって、生態系というのはバランスを保っているよということにつながるのかなというところですね。
我々もね、生きとってもしゃあないなとかね、生きとってもそんな全面社会無くなってないしなとか思うかもしれないけども、
それはね、間違い。なので、一つ一つの命、その一つ一つの我々も人間もですね、その人がいるからこそやっぱりね、
多様性の尊重になっているし、個性を尊重してね、無駄な命なんかないと言うことが言えるんじゃないかということですね。
ということで、今日はこの辺にしたいと思います。それでは皆様さよなら。バイバイ。
09:19

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