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2022-08-31 10:31

#275 カタツムリに寄生する寄生虫のアリエナイ裏ワザ🐌

2022.8.29収録。
こんばんわ♪ちょぼ先生です。
今日は、寄生虫についてお話しました。
それではまた。

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00:26
はい、みなさんこんばんは、こんにちは。元公立高校理科教諭のちょぼ先生です。
ちょぼ先生の教室、2022年8月29日月曜日のホームルームの次回になりました。
皆様いかがお過ごしでしょうかということで、8月も早いものでもう終わりですね。
もう本当にもう1年半分以上終わってね、いや本当早いですね。
もう季節は巡ってるって感じですけどもね、なんか台風がね発生しておりまして、
太平洋高気圧の張り出し具合によっては日本にね、上陸するんではないかということで、
最初ね、当初ではそんなに強くないみたいなね勢力だったんですけど、非常に海水量が高いので、
今では980ヘクトパスカル以上になるみたいなね、以下になるか、非常に強い勢力になるんじゃないかって言われてますからね、
ぜひね、この3日間ぐらいはですね、その動きに注視していただければと思いますね、はい。
ということで、台風の季節になりましたねという感じですけども、今日のお話はですね、寄生虫のお話をしたいと思います。
みなさん寄生虫ってね、どうですか?今のね、若い人はね、やってるのかどうかわからないですけど、
私が小学校の頃はね、行虫検査とかやりましてね、なんかね、テープで貼ったりとかね、
でその行虫いないかどうかっていうのを検査してたんですけども、今は衛生的にね、非常にきれいになってますから、
もう行虫検査とかそういう寄生虫の検査自体もやってないのかなっていう感じはするんですけどもね、
昔はですね、その懐虫類とかね、サナダムシとかね、結構体の中に住んでいる人、寄生されている人結構いたっていう感じはしますけどもね、
なんかね、ある学者によるとね、大量の懐虫が体内にいるとややこしいけども、少数ならばむしろ人体に有益という人もいるみたいですけどもね、はい。
この寄生虫なんですけども、今日ご紹介するのはですね、人間以外に取り付く寄生虫をご紹介するんですけども、
非常にすごい裏技みたいなことを使ってですね、そんなことできんの?みたいなね、ことをしている寄生虫をね、ご紹介したいと思います。
どんな寄生虫かというとですね、かたつむりに寄生するロイコクロディウム、ややこしいですね、ロイコクロディウム、
この切り方合っているのかな?かたつむりに寄生するロイコクロディウムっていうね、これは吸虫類ですね、吸虫類の一種の寄生虫をご紹介したいと思います。
かたつむりを中間宿主にして、鳥を最終宿主にする、要はゴールは鳥に寄生することを目的としている寄生虫ですね、ロイコクロディウムね。
03:01
このロイコクロディウムの生活観が面白いということと、かたつむりに寄生した時にある裏技を使っているということが非常に面白いですので、ご紹介したいかなと思います。
鳥を最終宿主にしていますので、鳥の中で幼虫が成虫になって卵を産むことができるんですね。
鳥の中で寄生して、成虫が卵を産みましたと、その卵を産んだらですね、卵の中のやつが孵化するのはかたつむりの中で孵化するんですね。
成虫が卵を産みました。その卵を鳥の糞の中に含まれております。その鳥の糞をかたつむりが食べます。
寄生されている鳥の糞の中にはロイコクロリディウムの卵が入っていて、かたつむりが食べると、その糞の中に含まれる卵がかえって孵化して、ロイコクロリディウムの幼虫がかたつむりの体内で孵化するわけなんですね。
このロイコクロリディウムにすれば、成虫になって卵を産んで子孫を残したいですよね。成虫になって卵を産むことができるのは鳥の体内だけなんですね。
かたつむりの中でおったら、それ以上進まないんですよね。ゴールは鳥だから。どうするかというと、ロイコクロリディウムにすればかたつむりに寄生しちゃったらダメで、次の鳥に行きたいですよね。
次の鳥に行くためにどうしますか。かたつむりを糞にして、かたつむりの糞を鳥は食べないですよね。かたつむりそのもの自体を鳥に食べてもらったらいいんですよね。
だって、かたつむりは寄生されているからパクパク食べられたら、やった!幼虫が鳥の中に入り込んで成虫になりますよね。
ロイコクロリディウムにすれば、かたつむりをどんどん食べてほしいんですよね。寄生しているかたつむりを食べてほしいわけですよ。
どうするかというと、めちゃくちゃ面白い裏技を使うわけですよ。
卵孵化したかたつむりの中で幼虫になりました。かたつむりの触覚に移動していって、触覚がめっちゃ目立つんですよ。
ロイコクロリディウムに寄生されたかたつむりの触覚って、緑色とか黒とかのマーブル模様みたいなシマシマ模様になってめっちゃ目立つんですよ。
めっちゃ目立って晴れ上がったみたいな感じで、その触覚を動かすわけですよ。
動かしてめっちゃ目立つようにして、鳥に目立つようにして食べてもらうんですけど。
普段のかたつむりの生活を思い出してほしいんですけど、雨降りの時にかたつむりがいるわみたいな感じで目にする人も結構いると思うんですけど、
06:06
晴れた日の昼間なんてかたつむり見ます?全然いないですよね。
ジメジメしたところの葉っぱとかね、葉っぱを裏返したりとかすると出てくるかもしれないけど、
昼間に普通に目にしないですよね。かたつむりね。
ロイコクロリリウムにすればかたつむり食べてほしいですよね。
で、触覚を目立たせることに成功しました。
行中は触覚の方に移動するんだけど、でも体そのもの自体がジメジメしたところに隠れてたら、鳥に探されにくいですよね。見つかりにくいですよね。
どうするかというと、これ規制されたらかたつむりの行動も変わっちゃうんですよ。
どういうことかというと、かたつむりの行動を支配して、真昼間なのに葉っぱの上に出たりとかして、その行動自体を変えちゃうんですよ。
乗っ取りみたいな、そんなことできるの?みたいなリモート操作みたいな感じで、わざわざ隠れたところとか、
ジメジメしたところに隠れてたのに、わざわざ目立つところにロイコクロディリウムが操作して、めっちゃ目立つところに移動させるんですよ。
要は取り憑かれてるみたいな、ゾンビみたいな感じですよね。
なんかもう、ようわからんけど、出てきました!みたいな感じで操作するんですよ。
そんなことできるんですよ。裏技ですよね。
で、触覚の方に行中移動してるから、めっちゃ目立つ触覚だから、鳥にとってみればめっちゃ目立つんですよ。
あ、なんか腹減ったな。あ!あんな葉っぱの上に無防備です!カタツムリいる!
しかも触覚を動かして、めっちゃ目立つ!よっしゃ!バクン!みたいな感じで食べて、
それで寄生されてるから、その幼虫が成虫になって、鳥の中で卵を産んで、また糞をして、またカタツムリに食べてもらって、また操作して、また鳥に食べてもらうっていう、こういう生活サイクルがロイコクロディリウムであるわけなんですね。
これすごくないですか?
もうね、自分のその触覚の形も変わるし、形態も変化させるし、行動も変化させて、この要は鳥に食べさせられるために、要はよく食べてもらうために目立たせて行動も変えてしまうってことで、もうすごいっすよね。
カタツムリにしてみれば、そういう実験できないけど、今あなた、この今葉っぱの上にいますけど、どういう意識で来たんですか?みたいなインタビューとかできないからね。
どういう状態なんですかね。体が勝手にみたいな感じなんですかね。これめちゃめちゃ興味深いですけど、なかなかそこまで研究としては追えないので何とも言えないけど。
以前、トキソプラズマっていう寄生虫も猫を操作するみたいなのがありましたけども、それと一緒で、乗っ取られて体自体が動いて、そのまま目立つとこに行くみたいな、これすごいっすよね。
寄生虫はこんなことできるなんて。この寄生虫、ロイコクロリディウム、人間が食べると、間違って人間が食べると、時に脳に行っちゃって死に至ることもあるということなんで、非常に人間にとっても危険なんです。
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なかなか生でカタツムリを食べる人はいないですけどね。カタツムリ見つけた?みたいなことを酢醤油でパッと食べたりとか、そんな人はいないと思うんですけども、非常にめちゃくちゃ小さいカタツムリがいるじゃないですか、たまに。
だからあれがキャベツとか野菜とかに紛れ込んでたまに食べちゃって、ロイコクロリディウムに感染しとって脳に行くってことは普通に考えられるので、
なかなか生で食わないよって思うかもしれないんですけど、たまに紛れて食べてしまうってことがあるかもしれませんから、ぜひ野菜を食べたら注意していただければと思います。
ということで今日はロイコクロリディウムという寄生虫についてお話をしました。最終野住主は鳥、鳥に行き着くためにカタツムリを操作して鳥までゴールを行き着かせるという非常に面白い寄生虫でございました。
ということで今日はこの辺にしたいと思います。それではみなさんさようなら、バイバイ!
10:31

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