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2023-11-16 08:25

#576 キャベツは食べられるとボディガードを呼ぶ!?

2023.11.16配信。
こんばんわ♪ちょぼ先生です。
今日は、キャベツについてお話しました。
それではまた。

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サマリー

キャベツは、コナガサムライコマユバチと青虫サムライコマユバチを呼び出すことができる防御システムを備えています。

キャベツの防御システム
はい、みなさんこんばんは。こんにちは。元公立高校理科教授のちょぼ先生です。ちょぼっとサイエンスのお時間となりました。皆様いかがお過ごしでしょうか?ということで、
本日、サッカー北中米カリブワールドカップのアジア予選、第2次予選が開始されるということで、
今日はミャンマーと日本で対戦するので、この配信が行われる時間帯は前半が終わっていると思うんですけども、
今日からアジア予選がスタートするということなんですけども、早ないと思うんですけど、こんな感じでしたっけ、スケジュールね。
だって去年ね、カタガルワールドカップでしたよね。もう次のワールドカップの予選が始まるということで、来年アジアカップもありますし、
時が経つの早いなっていうことと、あと来年ね、パリオリンピックですよ。夏季オリンピックも次のオリンピックになりますからね。
東京オリンピックちょっと1年延期になりましたけど、あれからもう3年経つのかと思うとね。
オリンピックの2年後にサッカーワールドカップですから、もう言うてる間にまたワールドカップが始まるなということで、時の流れっていうのは本当に早いし、いつの間にかっていうところがありますけどもね。
今日のお話はですね、以前ですね、植物には毒があるよっていうお話をしたと思うんですけども、
植物ね、子孫を残すために赤い実をつけたりとか、食べ頃だよって食べてもらって、種をね、鳥とかに食べてもらって、
フンとして出した時に種子を散歩するとか、あと昆虫を呼び寄せて受粉したりとかね、そういった他の動物とかを利用する植物が非常に多いんだけども、
全部食べられてしまっては、葉っぱ食べられて全部食べられて何もないってなると、自分自身の生命を脅かされますよね。
なので、毒を持つことによってですね、それ以上食べられないようにするというような防御システムが非常に優れてるんですけども、
今日はですね、皆さんなじみの深いあの野菜の防御システムが非常に変わってますので、そういったお話をしたいなと思うんですけども、
どんな野菜かというとですね、キャベツですね。料理には欠かせないっていう野菜だと思うんですけども、このキャベツね、結構虫に食べられるみたいなイメージがね、終わりかと思うんですけども、
キャベツに虫が付いてて、食べられてる、食べ始められたら、キャベツとしてはもうどうしようもないみたいな感じをね、思ってる方もいらっしゃると思うんですけども、
実はそうじゃないよっていうね、そこでどんな防御システムがあるのかっていう話なんですけども、京都大学のですね、高林順次教授らの研究チームによってですね、キャベツはですね、食べられてしまったらやばいっていうときにね、
毒を持つわけじゃなくて、毒持ってたらキャベツの部分は我々食べれないよね。なのでどうするかっていうとですね、ボディガードを呼んでるんです。要はSOSのシグナルを出してるってことがわかったんですよ。これどういうことってことなんですけども、
キャベツがね、大好物な昆虫がたくさんおりまして、例えばですね、コナガ。ガの一種なんですけども、このコナガの幼虫はですね、キャベツが大好物、大体大好きなんですね。
卵から飼えると、すぐにキャベツを食べ始めるんですよ。キャベツとしてはね、身を守りたいですよね。だって生きていけないといけないし、動かせなきゃいけないし、どうするかっていうとですね、コナガの天敵であるコナガサムライコマユバチを呼ぶんですよ。
名前自体がすごいよね。コナガサムライコマユバチを呼ぶ匂いを出すんですよ。なので、食べられてるコナガに食べられてるってことは、助けて!っていうので、コナガサムライコマユバチを、その種を呼ぶ匂いを出すんです。
蜂が好きな匂いを出すわけなんですよ。こういうことで、害虫の天敵に、食べて!っていうことで、SOS信号を発することができるんですね。このコナガサムライコマユバチはですね、コナガの幼虫の体内に卵を産む寄生バチなんですね。
キャベツの他の防御システム
幼虫の中に卵を産んで、幼虫が孵化してですね、そのコナガの幼虫のありとあらゆるものを食べて、そこからピョンと出てきてですね、成虫になっていくわけなんですけども、コナガは見つけられると、やがて死んでしまうんですけども、これでコナガが一層できるということで、食べられる危機から逃れるということなんですね。
さらにね、キャベツの害虫といえばですね、モンシロ町の幼虫、青虫ですよね。これがですね、モンシロ町キャベツ畑に結構飛んでると思うんですけども、青虫ももちろんキャベツ大好物で食べますよね。またキャベツがですね、SOSのシグナルを出すわけですね。
今度はですね、青虫、モンシロ町の幼虫の天敵である、青虫サムライコマユバチを呼ぶんですよ。すごいな。食べられているその種の天敵を呼ぶサインを出して、匂いを出して、好きな匂い、特有の匂いを出してですね、呼ぶと。
またこれもですね、寄生バチなので青虫に寄生して、青虫サムライコマユバチの寄生バチですから、青虫に寄生して赤ちゃんを体内に産んで、やっつけてもらうみたいなね。お互いにとって、ウィンウィンですよね。これ以上食べられたくないし、生命活性が危うくなるから、蜂を呼ぶんだけど、
コナガ、青虫に特有に寄生する蜂を呼びますから、キャベツとしてはそのまま生命活動できるし、コマユバチにとってみれば子孫を残せるっていうチャンスがですね、キャベツによってもたらされておりますので、非常にウィンウィンの関係だしですね。
この特有の2種類の昆虫を呼ぶための匂いを分けているというところもすごいなということですね。
このね、SOS信号の匂いをですね、正体を突き止めることができたらですね、人工的に特有の匂いを発生させることができたらですね、農薬要らずというかですね、おいしいキャベツを作ることができますよね。
そういったキャベツの天敵であるコマユバチを、天敵であるコナガとか青虫に特有の寄生する蜂を呼び寄せることができたら、自分たちの人工的にキャベツも食われなくて済みますから、非常に素晴らしい防御システムを備えているということなんでございますね。
ということでね、意外にね、トマトの超音波の話もしましたけども、超音波を出したりとかですね、特に匂いというのは異常的な植物というのは動くことができないから、そのためにどういうことが必要なんだろうということで、知恵を絞って絞って進化してきたのかなということで、素晴らしい防御システムということを、キャベツのご紹介いたしましたということで、今日はこの辺にしたいと思います。
それではみなさん、さよなら。バイバイ。
08:25

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