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はい、皆さんこんばんは。こんにちは。元公立高校理科教諭のちょぼ先生です。ちょぼっとサイエンスのお時間となりました。ちょぼっとサイエンスでは、皆さんにちょこっと、ちょぼっとサイエンスに触れていただいて、科学的思考力を身につけて理系頭になっていこうということを目的に配信しております。ということで、
今日ですね、今季一番の冷え込みで、かなりですね、朝が冷え込んでいたといったところなんですけども、昨日か一昨日のニュースで、北海道の大雪山では、大雪山の朝日岳ですかね、
初間接というところでね、雪がめちゃ降ったんですけど、観測史上、136年の観測の中で一番遅い初間接ということで、やっぱり全国的に見てもね、気温が高くて暑い夏、秋だったのかなといったところなんですけども、北見市とかもですね、結構雪が降っていて、でも日中はね、北海道も暖かくなるし、
非常に気温差がね、非常に高いですから、福岡と九州の方ではね、28度予想ですかね、最高気温がね、非常に寒暖差が激しいんですけども、冬はね、ちょっと寒さが予想されているということでね、本当に目まぐるしく変わるなといったところなんですけど、今日のお話にもつながるんですが、朝晩がね、涼しくなってきて、日中暑いとはいえですね、真夏ほどのね、
体温よりも暖かい、暖かいみたいなね、そういった気温はもうないと思うんですけども、ちょっとね、寒さが、暑さがね、柔らぐとですね、カワがめっちゃ出てきません?カワってね、暑すぎてもね、やっぱね、カワイコール夏のイメージがあるかもしれないけど、暑すぎるとね、カワもね、休んでるんですよね。
なので、ちょっと涼しくなってきたところでですね、よく刺されるっていうね、方もね、多くいらっしゃるのかなといったところなんですけども、今度ね、あのね、バーベキューとかね、外出た時にね、ちょっと涼しくなったなって時にですね、腕にね、蚊がね、止まってるのを見たら、よく狙って叩いた方がいいんですよ。
もしね、叩き損ねてしまったらですね、その蚊が次にあなたを狙わなくなる可能性がね、あるからなんですね。これ何かと言いますとですね、蚊はですね、叩こうとした人を覚えて避けるというですね、避ける、避ける、その人はやばいやつだということで、避けるということに記憶できるというところなんですね。
これ6年ぐらい前の論文なんですけども、覚えてるんですね。さらにその記憶はですね、24時間近く続くということで、こいつは狙ってくる危険な奴だということをですね、たとえ蚊を殺せなくてもしてもですね、ちゃんと狙い定めてね、やったんでみたいな姿勢を見せた方がですね、いいんですよ。
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何でかというと、学習能力があってその人を覚えるという研究結果がね、あるんですね。で、これはですね、アメリカのワシントン大学の神経生態学者のリッフェル博士がですね、出した論文なんですけども、このね、蚊がですね、刺す相手についての学習能力があるよということをですね、示したんですね。
この実験を使った蚊なんですけども、熱帯シマカと呼ばれる蚊なんですね。これはですね、非常にその熱帯とか熱帯の地域に生息していて、デング熱とか応熱ウイルスとかですね、自家ウイルスとかを媒介するですね、結構ですね、厄介な蚊なんですね。
日本で言うとですね、ヤブカ族に属するので、ヤブカと呼ばれる蚊です。ひと筋シマカというのが日本にいるんですけども、熱帯シマカはね、小笠原とかにも発見されたことがあったんですけども、1955年以降はですね、もう消滅者というふうに言われています。
ヤブカ族、ヤブカの仲間ですね。この熱帯シマカを使ってですね、実験をしたんですね。蚊ってですね、なんで血を吸うのかということですけども、蚊を吸って、人間以外の哺乳類とかも刺して血を吸いますから、栄養分豊富な血液を使って産卵に備えるということなんですけども、
よく言われるのがですね、蚊に刺されやすい人とかね、なんで蚊って哺乳類を認識して血を吸うのかということなんですけども、人間が吐く息、二酸化炭素とかですね、筋肉で使われる乳酸、足の裏などに住みついている細菌とかですね、フェロモンとか匂いとか、あと血液型のね、大型が血が吸われやすいとかね、いうことを言いますけども、
はっきりとした要因はまだわかってないんですけども、匂いとかですね、血液型だったりとかですね、そういった特有の、我々は感じないかもしれないけど、匂いを元に引き寄せられているんじゃないかというところがですね、一番の要因として今考えられているんですけども、
どういう実験したかというとですね、蚊には非常に魅力的な人間の匂いが漂う中で、熱帯シマガが刺すのを邪魔するように叩いた際に腕を伝わるのと同程度の小さな振動を20分間にわたって繰り返したということなんですよ。
で、蚊が引き寄せられやすい人間特有の匂いを再現して、それを嗅がしてですね、あ、人間来た、これ死にそうなということで急に寄ってくるんだけども、その時に叩いた時と同じような腕を伝わるような同程度の振動を20分間わたって繰り返したんです。
そうするとですね、引き寄せられていた好きな匂いをですね、24時間もその蚊はですね、この匂いを避けるようになったということなんですね。
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この匂いで引き寄せられてたけども、叩かれる恐怖を煽られて、この匂いやばいんちゃうということを思って、記憶して、その効果がですね、24時間続いたと。その匂いを嗅ぐたびに、また何か襲われるかは怖い、経験するからこの匂いやな匂いやということを、蚊が学習して避けるようになったということなんですね。
その避ける効果はですね、害虫棄肥剤ディート、よく虫除けで使われる成分ディートと言うんですけども、ディートを用いた市販の虫除けスプレーと同じくらいの強さということで、その恐怖はですね、虫除けスプレーと同様の効果を表したということなんですね。
なので、ちゃんと覚えてるんですよね。だから腕についてたらですね、もうたとえ顔を殺せなくても、恐怖心を煽るようなことをすればですね、この人やばいみたいなね。
カニしかわからないと思うんだけど、われわれわかんないけども、その人特有の引きつけられる匂いっていうものが発していて、来とるから吸おうと思ったけど、危険やなこいつみたいになると、それを記憶して、あの匂いは美味しそうな匂いするけど、
これから殺されかけたから近づくやめとこう、みたいなことができると。それぐらい頭がいい、学習能力ができるというところなんですね。パブロフの犬って知ってますかね、ベルを鳴らして餌をあげていて、ベルを鳴って聞いただけで餌をあげてないんだけども、ゆだれ、唾液が出てくるみたいな。
古典的条件付けって生物学的には言って、古典的条件付けの学習ということで、パブロフの犬って有名なんですけども、パブロフの蚊みたいな感じでですね、こういった学習させる能力は昆虫でもできると。
古典的条件付けパブロフの犬みたいな感じで、この古典的条件付けの学習ではですね、脳内の神経伝達物質であるドーパミンが含まれているということがわかっているんですね。
このリフィール博士はですね、蚊の神経物質、伝達物質、ドーパミンが機能しない蚊で同じような実験を行ったところですね、予想通りですね、このドーパミンを除去した蚊のグループは特定の臭いが危険を意味することが覚えられず、以前と同じように飛び込んでいったということでですね、
ドーパミンが関わっているんじゃないかということもですね、言われているということなんですね。だからこの学習能力のおかげでね、リフィール博士も最後に言っているんですが、蚊は信じられないほど柔軟に行動しているということなんですね。
なので蚊は刺されるのを防ぐのがうまい人と、そうでない人を学習できると、それを見極めているからですね、闇雲に踊り狂って、断じりみたいに叩きまくりますみたいな、動きまくってたほうがですね、蚊によく刺されるという経験のある方はですね、覚えるからね。
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蚊が刺されるということは防具が甘いかもしれませんからね、みなさんね。だからこういった刺されへんでみたいな意思表示を見せることによって、それを学習するから、めっちゃ叩かれるからやめとこうみたいな感じになりますからね。
蚊がたくさん出てきましたので、蚊というのは刺されない人、防御する人、刺されるのが防ぐ人、うまい人、うまくない人に見極めているという学習能力がありますからね、さらに厄介かなということでね、
外出る時はですね、頻繁に動くとかですね、防ぐのうまいをアピールするか、虫除けスプレーを振ってくださいといったところですね。ということで今日はこの辺にしたいと思います。それではみなさん、さよなら。バイバイ。