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2023-07-26 10:06

#512 アメリカザリガニの喧嘩は下剋上!?

2023.7.26配信。
こんばんわ♪ちょぼ先生です。
今日は、アメリカザリガニの喧嘩についてお話しました。
それではまた。

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はい、みなさんこんばんは。こんにちは。元、公立高校理科教諭のちょぼ先生です。ちょぼっとサイエンスのお時間となりました。皆様いかがお過ごしでしょうかということで。
ここ最近のですね、冒頭、オープニングトークではですね、非常に暑い暑いと言ってるんですけども、今日も暑いですね。
今日、めちゃくちゃ暑かったんですけど、皆さんのお住まいのところももちろん暑かったですよね。
本当に全国的にね、めちゃくちゃ暑いっていうことをね、毎日毎日言ってますけども、本当に暑いんやからもうしゃーないよね。暑い暑い言うしかないみたいなね、言うぐらいなんですけども。
まだね、8月になってないですから、これからまた高温のね、日が続くのかと思うとちょっとうんざりしてしまうんですけどもね、本当に暑いなという感じですね。
今日のお話はですね、アメリカザリガニを取り上げてみたいと思います。アメリカザリガニですね。
本当にね、日本各地どこにでも見られる生き物として有名ですよね、アメリカザリガニね。
このアメリカザリガニなんですけども、今年の6月ですね、2023年の6月1日から条件付き特定外来生物に指定されました。
条件付き特定外来生物って何なのかというとですね、特定外来生物っていうのは、飼育しちゃダメだし、生きたまま輸送しちゃダメだし、売買が禁止されてるんですね。
この特定外来生物に指定しちゃうとですね、もうめちゃくちゃペットとして広まってますよね、アメリカザリガニね。
もうその辺に通ってきて、すぐどこら辺にいるから、そこら辺にいるから通ってきて飼育してる方って非常にたくさん多いと思います。
この6月1日に指定されたのは、アメリカザリガニとミシシッピアカミミガメも指定されたんですけども、
これもペットとして広まってますから、それを特定外来生物にしてしまうとですね、多くの方が違反者、犯罪者になってますよね。
なので今まで飼っている人はOKです。特別な届けでも必要ないし、そのまま飼ってもいいよ。
でも屋外に放つのはやめてくださいねと。今飼っているものをちょっと買うのしんどいから外に放そうってなると、これは違反になってしまいますということで、
そういう意味で条件付き特定外来生物っていう風に指定されてるんですね。もう完全に広まっちゃってますからね。
日本各地の水辺でよく見られるこのアメリカザリガニなんですけども、このザリガニ同士で喧嘩をしている様子も多く見受けられるわけなんですよ。
このアメリカザリガニ同士の喧嘩はですね、基本的には体の大きさで勝ち負けが決まるとされているということで、
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でかいものが正義みたいなね。もうでかいやつが勝つっていうのがアメリカザリガニの中でのスタンダード、常識なんですね。でかいやつが勝つみたいなね。
このですね、この同士の喧嘩っていうのは非常に奥深いものがありましてですね、それをですね、勝者敗者効果って言うんですね。
で、鳥類とか魚類でよく見られるんですけども、この勝者敗者効果っていうのは、喧嘩の勝者はその後の喧嘩にも勝ちやすく、
喧嘩の敗者はその後の喧嘩にも負けやすくなるというのがですね、勝者敗者効果って呼ばれるんですね。
なので勝ち癖が付くとですね、その後の喧嘩も勝ちやすいみたいな。で、負け癖が付いちゃうと敗者というのは負けやすいっていうのがですね、勝者敗者効果って呼ばれてですね、
鳥類とか魚類でよく見られるんですね。じゃあ甲殻類の、節足動物の甲殻類も、この勝者敗者効果あるんかなどうなのかなっていうふうに疑問に思った方がいるんですね。
それが甲殻類の研究をしているドーズ博士という方なんですけども、じゃあ甲殻類のアメリカザリガニにも勝者敗者効果あるのかということで、
もしかしたら体が小さくて不利な状況でも大きい個体に勝てるようになるくらい強い勝ち癖みたいなのもしかしたらアメリカザリガニにあるんちゃうかなっていうことを研究したわけなんですね。
そこでですね、アメリカザリガニ用のバトル部屋を作ってですね、1対1の状況になるようなバトル部屋というか、バトル水槽というかね、そういったものを用意しました。
どんな実験をしたかというと詳しく言うとですね、24匹のザリガニを4つのグループに分けました。
1は超デカザリガニ、めちゃくちゃデカいザリガニ。グループ2が、それよりもちっちゃいんだけど、まあデカザリガニ。
3番目がミニザリガニ、3番目に大きいものを集めたみたいな。
4番目が4つ目のグループが超ミニザリガニ、めちゃめちゃちっちゃいザリガニみたいな感じで、4つの大きさごとに24匹のザリガニを大きさごとに4つのグループに分けたということなんですね。
まずですね、デカザリガニ、2番目に大きいグループと3番目に大きいグループ、ミニザリガニを戦わせると、さっきのアメリカザリガニの常識から言うと、デカいザリガニが勝ちますよね。
そうすると、デカザリガニがミニザリガニに喧嘩化して勝ちました。
この勝ったデカザリガニを今度はバトル部屋でどうやって戦わせたかというと、超デカザリガニと戦わせたわけなんですね。
もちろんですね、アメリカザリガニの常識から言うとですね、体がデカいやつ勝ちますよね。
なので、超デカザリガニが勝ったわけなんですよ。
さっきの一番最初にやったデカザリガニとミニザリガニを戦わせてミニザリガニが負けましたよね。
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今度はミニザリガニと超ミニザリガニ、要は4つ目のグループ、一番小さいグループと戦わせたらミニザリガニが勝ったわけなんですよ。
体の大きさで言うとね。なので、デカザリガニとミニザリガニを戦わせて、勝ったデカザリガニは超デカザリガニと戦わせたら超デカザリガニが勝ちましたと。
なので一勝一敗ですよね。
ミニザリガニはさっきデカザリガニに負けたけど、超ミニザリガニには勝ったから、こっちも一勝一敗ですよね。
じゃあ今度です。ここが面白いんですけども、このデカザリガニ、超デカザリガニに負けたデカザリガニと、デカザリガニに負けたけど、超ミニザリガニには勝ったミニザリガニをまた戦わせたわけですよ。
一戦挟んでですね、さっき負けたけど、勝った状態でデカザリガニと戦わせたバトル部屋で、そうするとですね、体の大きさが小さいにもかかわらず、ミニザリガニがデカザリガニに勝ったんですよ。
これは、いわゆるですね、さっき言った勝者敗者効果が現れたということですね。なのでさっき負けたけど、自信をつけてね、超ミニザリガニに勝って勝ち癖つけたまんま負けたけど、デカザリガニに挑んだらミニザリガニがケンカに勝ったんですよ。
デカザリガニにとってみればさっきやっつけたけども、超デカザリガニに負けたからそのまま引きずって、ああーみたいな感じで負けたという感じなんですよ。完全なる勝者敗者効果ですよね。なのでケンカに勝つと勝ちやすくなるっていうこの勝者敗者効果っていうのは、甲殻類接触動物のアメリカザリガニにも適応できたということなんでございますね。
これね、これ人間社会にもね、言えることですよね。例えばこのね、8月上旬にですね、甲子園また開幕しますけど、明らかにチーム力は弱いんだけども、何かのきっかけでヒットが続いたりとか、ラッキー繋がるとですね、今まで地方大会売ってないダイダーが出てきてですね、フォームラン売ったりとかですね、こういうノリに乗ってるときにね、やるとですね、なんかありえない力が出たりしますよね。
で、なんかこう落ち込んでるときとか、なんかあんまり気分的にも良くないときって、なんか仕事で失敗しやすくなったりとか、スポーツやってる方なんか上手くいかないなっていうのもなんかこう、気分的な問題であるじゃないですか。これもね、勝者敗者効果なのかなっていう感じはしますけども、やっぱりこの勝ち癖、負け癖っていうのはですね、この感情的なことがね、もうこの体行動にも現れてるっていうのは恒例ですよね、ということでね。
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本当に面白いですね。もうリベンジ果たしたミニザリガニみたいな感じでね。もうさっき負けたのはもう関係ないみたいな、もうノリに乗ってるぜ俺みたいな、もう断じり祭りの上の人みたいな感じになってるんですよね、このミニザリガニね。
ということでね、こういったね、勝者敗者効果っていうのは節足動物ザリガニにも当てはまったよっていうね、素晴らしい研究結果でございましたということでね。
なんかこういうね、まあ軽くね、気分でね、まあ病は効かないでもないけども、なんかこう気分的にね、気分良くするとですね、なんかうまくいったりしますからね。
みんなもね、まあ皆さんもね、映画を絶やさずね、もうなんかポジティブにいきましょうということでございますね、ということで今日はこの辺にしたいと思います。
それではみなさん、さよなら。バイバイ。
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