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2022-07-22 13:04

#255 いつの間にか生物授業になっている#1〜トゲウオの行動パターン〜

2022.7.19収録。
こんばんわ♪ちょぼ先生です。
今日は、トゲウオについてお話しました。
それではまた。

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00:25
はい、みなさんこんばんは。こんにちは。元公立高校理科教諭のちょぼ先生です。
ちょぼ先生の教室、2022年7月19日火曜日のホームルームの時間になりました。
皆様いかがお過ごしでしょうかということで、
今日ですね、めちゃくちゃ雨降ってましたよ。もう本当にすごかったです。どれぐらい降ったんですかね。
1時間に50ミリぐらいの猛烈な雨だったと思うんですけど、
もうめちゃくちゃ降っているこのピークでめっちゃ降っている時に何を思ったのか、
コンビニにお昼ご飯を買いに行ってしまったんですけど、もうね、
駐車場に停めてコンビニに入って、コンビニから出てきてまた車に入っただけなのに、
もうびしょびしょになってですね、もうなんちゅうタイミングで出てしまったみたいだね。
もうね、至るところから滝になってましたからね。
ちょっとした水路も水があふれ返っててね、もうちょっと身の危険を感じるぐらい前見えないしっていうぐらい無茶苦茶降ってたんですけどもね。
なんか今日ね、退院時間大雨警報とかね、洗浄香水隊ということでね、
非常に警報出てたんですけども、皆さんのお住まいのところはどうだったんでしょうかというところなんですけどもね、
ぜひそういう時はですね、外に出ないでください。
私みたいにね、出ないようにしていただければと思います。
今日のお話はですね、昨日お出かけしたんですけども、そのお出かけした場所の紹介をしているつもりが、
最終的にはなんか生物の授業みたいになってるみたいなお話をね、したいと思います。
昨日ですね、久しぶりにお出かけをしました。
どこに行ったのかというとですね、滋賀県の舞原市のですね、サメ貝というところですね。
皆さんご存知ですかね、サメ貝。
中銭堂のね、宿場町として栄えてたみたいですけども、そこで何しに行ったかというとですね、
バイカモ、水中花ですね。水の中に咲く花。
水中花が綺麗なバイカモの様子を見に行ったというかね、バイカモを見に行きました。
そこのサメ貝のところに流れる地蔵川っていうですね、本当に小さい水路みたいなところなんですけども、
そこのところにね、バイカモがね、群生してるんですよ。
で、まだピークはまだもうちょっと先かなと感じたんですけども、
白いね、小さいお花がですね、水中の中にパパッと咲き乱れるんですね。
非常に綺麗だったりですね。
非常にそこの地蔵川ですけども、本当に高速の高架下みたいなところにあるんですけど、
03:02
めちゃくちゃ水が冷たい。
本当にね、もうそこだけ真冬なんじゃないかっていうぐらいね、
非常にね、普通に手をつけれるんですけども、
もう本当にね、ずっとつけるのは無理なぐらいすごい冷たい清流が流れてるわけですね。
そこにバイカモが群生しておりまして、
お花がですね、パパッと小さい白い花が咲き乱れて非常に綺麗な水景を眺めることができるんですね。
もう心にも癒されてね。
非常に小じんまりとした宿場町なので、
街歩きするのも非常に適しておりますし、
なんか暑いなと思った時にはね、地蔵川に手を突っ込めば、
非常にもう熱中症の心配もないですからね、非常におすすめな場所なんですけども、
そこでですね、そのバイカモと共にトゲウオ、魚ですね、
トゲウオカに属している魚のハリオと呼ばれる魚がですね、絶滅危惧種なんですけども、
トゲウオ系はね、本当にね、日本では本当にほとんど姿が見られないぐらいで絶滅危惧種どれも指定されてるんですけども、
そこのハリオを保護しているというところにもなっておるんですね。
なのでバイカモの鼻に癒されて、ハリオね、近くに神社があるんですけど、
そこの水槽にハリオが展示されてますのでね、
そのバイカモの地蔵川のところの、普通の野生のところにもハリオがいますからですね、
ぜひ皆さんも探してみてはいかがでしょうかという感じなんですけども、
このトゲウオの魚はですね、日本では非常にレアな魚として、
認識されているんですけども、
このトゲウオという魚ね、世界的に見れば結構トゲウオを研究材料にした論文がたくさんあるんですね。
で、これね、動物行動学、私は学生時代、大学院の時に魚類行動学を学んでおりましたので、
必ずその行動学を勉強するときに、必ず通る道というかね、
行動学の父みたいなね、方がいらっしゃるんですね。
それがですね、ニコ・ティンバーゲンというオランダの研究者の方なんですけども、
その方がですね、トゲウオの研究をして、
その研究結果からですね、ノーベル賞を受賞しているというね。
トゲウオね、ティンバーゲンに限らずですね、いろんな研究材料にされていて、
結構トゲウオの研究というのは非常に盛んに行われているんですね。
で、このトゲウオのどういう研究をティンバーゲンがしたのか。
この方ね、鳥類学者でもあるので、動物行動学全般に非常に有名な方なんですけども、
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そのトゲウオの行動学を研究して、ノーベル賞を受賞しているんですけども、
このトゲウオ、面白い特徴がありましてですね。
で、まあ淡水魚に多いんですけども、繁殖期になると婚姻食ということで、
オスがですね、色づくわけなんですね。
まあオイカとかカワムスとかね、日本でよく見られる魚もですね、
繁殖期になると婚姻食ということで非常に色づきます。
で、このトゲウオのオスはですね、繁殖期になるとですね、
お腹の下側がですね、赤く色づくんですね。
で、この赤く色づいてですね、自分の縄張りを持ってメスを呼び込んでですね、繁殖するんだけど、
まあメスを呼び込みたいですよね。
で、他のオスに自分の縄張り荒らされたりとか、
そのメスを呼び込みたいのに他のオスがやってきたら奪われちゃうじゃないですか。
繁殖して子孫を残すっていうことが動物の絶対的な目標でもありますから、
だからオスが近い、自分の縄張りに近寄ってきたら、
自分の巣にメスを呼び込みたいのに邪魔が入ってきたら攻撃するわけなんですね。
で、その時にですね、オスってどういうふうに認識するかっていうとですね、
婚姻色が大きな目印になるわけなんですね。
で、トゲウオのオスっていうものは、下半分が赤いものに喧嘩を売るという、
まあ要はプログラミングされているわけなんですね。
ここでティンバーゲンがいろいろ実験を行いました。
いろんな模型を作って、トゲウオの。
で、成功に作られた、もう見た目本物やんみたいな模型を、
その繁殖期を迎えているオスに近づけても攻撃しないんですよ、縄張りに来てるのに。
で、いろんな形を模して、ひし型とか、楕円形とか、三角とか、星型のやつとかを近づけていっても反応しないんだけど、
成功に作られてない変な楕円型の、ひし型の、もう本当にそんな魚じゃないやんみたいな模型のやつに、
下側を赤く塗るとですね、攻撃するんですね。
めちゃくちゃ成功に作られて、もう本当に本物売り二つのやつなんだけど、
お腹に赤く塗ってなかったら攻撃しないんですね。
どんな変な、小学生の粘土細工みたいなぐらいのレベルの模型に、お腹側に赤く塗ってたら攻撃するんですね。
要はこの反応はどういうことかというとですね、体の下半分が赤いっていうのが重要で、
それがですね、刺激となって攻撃するってことなんですね。
これをですね、生物学的用語に言うと鍵刺激って言うんですね、鍵刺激。
ある刺激とその刺激によって引き起こされる行動がワンセットになってますよというのを鍵刺激って言うんですね。
09:00
要はトゲ用のオスにしてみれば、お腹の下が赤い、攻撃するっていうのがワンセットになっている。
これを鍵刺激って言って、これを動物行動学的に鍵刺激っていうものを初めて発見したというかね、
これを県庁に論文として残して世に発表したので、これは素晴らしいことだということで農文書を受賞するわけなんですね。
で、さらにさらにね、鳥もね、自分の巣にいるヒナにエサを持ってきますよね。
で、このエサを持ってくるっていうのがですね、実はヒナが口開けた時にオレンジ色だったり赤く色づいてるわけですよ、口の中がね。
これも何か自分の巣に鳥がいる、それは自分の子供だ。
で、この子供が口を開けている、口がオレンジ色だ、じゃあエサを持ってくるっていう、この自分の巣にヒナがいる。
ヒナが口を開けている、そのくちばしの色がオレンジ色赤色だってことはエサを持ってかなければならないってこれも一連のワンセット鍵刺激なわけなんですね。
これもですね、面白い事件があって、マッチ棒を4つ繋ぎ合わせて、くちばし型にしてそのマッチ棒をオレンジ色と黄色にしたら、親鳥がエサを持ってくるんですよ。
要は、くちばしの中が黄色いっていうだけで持ってくるってこと、さっきのね、トギオと一緒ね。
なのでこういったことを鍵刺激って言ってね、ワンセットにされて、これは誠徳的パターンって言われてですね、本能的な行動って言う風に言われてます。
なのでプログラミングされてると、お腹が赤い攻撃せなあかんっていうのはもう本能的に、もう初めからプログラムされとって、遺伝子で刻まれとって、赤い奴は攻撃せなあかんっていうことで鍵刺激という感じで、プログラムされた行動のパターンっていう感じでね、それを発見して世に発表したので、これね、生物の教科書には必ず載ってます。
このトゲウオの攻撃しなければならないティンバーゲンのこのやつね、これもう教科書に載るぐらいですから、もうそういうふうにね、動物のパターンとして刺激と行動がセットになってるよっていう例として必ず載ってますので、それはなぜかっていうとティンバーゲンが世に発表して、農業省を受賞した研究結果だから、これは教科書に載ってるって感じなんですね。
話長くなっちゃいましたけども。
これね、まだ踏み込んで言うと、本能行動っていうのはもう怪しいって言われてるんですよね。
それは生徒、まあ確かにプログラムされてるんだけど、それはそれを見て攻撃してるから、別に本能的に働いてるわけじゃなくて、舌が赤いってことを認識して攻撃してるから、別にこれは本能的に勝手に動いてるわけではなくて、まあそれを刺激を受け取って、それを認識して攻撃してるから、本能行動じゃないよみたいなね。
本能行動の定義っていうのは揺れてるみたい、揺れてるらしいですけどね。実際のところはどうなんでしょうか。
まあでもね、今どうやって攻撃したのって聞くわけにもいかないから、なかなか言語で、いや今勝手に体が動いたんですっていうのは、それを証明するのはなかなか難しいんですけども、そういうふうにして影刺激ということで、刺激と行動がパターンになっている。
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ワンセットになっていることを影刺激と言って、ティンバーゲンさんが世に発表したので、ノーベル賞と認識されて、今では教科書に載っているということでした。
サメ貝からティンバーゲンの話に持っていって、いつの間にか生物の授業になってるやんっていうお話を今日はいたしましたということで、まだまだ雨が続きますのでね。
まあ明日、金曜日は雨だけど、それ以降は晴れみたいになるのでね、ぜひ皆さんお出かけにはサメ貝の方に行ってみてはどうでしょうかということでした。
ということで今日はこの辺にしたいと思います。
それでは皆さんさよなら、バイバイ。
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