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はい、みなさんこんばんは。こんにちは。元公立高校理科教諭のちょぼ先生です。ちょぼっとサイエンスのお時間となりました。
ちょぼっとサイエンスでは、みなさんにちょこっとちょぼっとサイエンスに触れていただいて、科学的思考力を身につけて理系頭を作っていきましょうということを目的に配信しております。
ということで、今日はですね、非常に暖かく春模様でしたね。
春になるとですね、タケノコとかですね、そろそろタンボモの方もね、ちょっと賑やかになってくるということでね、
心躍るような季節になってきたわけなんですけども、ずっと寒かったですからね。
私の住んでいるところの近くにですね、大規模なレンコンの一大産地があるんですよ。
今日はレンコンについてですね、取り上げてお話したいなと思うんですけども、
レンコンですね、漢字で書くとハスの根と書いてレンコンと書かれるんですけども、その漢字の通りですね、ハスの根っこなんですね。
ハスね、非常にね、葉っぱも大きいですし、ハスの花が開く頃、6月、5月ぐらいですかね、
家の近くにレンコン畑がたくさんあるので、本当にね、皆さん見に来てね、すごいにぎわいを見せるんですけども、
このレンコンね、ハスの根と書いてレンコンと書くんですけども、詳しく言うとね、植物学的に言うと根っこではなくて、地下系なんですね。地下の茎と書いて地下系なんですね。
竹とかで言うと、地中に埋まった茎が兄弟となってですね、非常に長くなっているということなんですね。
地下系からつながって、水上からね、葉っぱが出てくると。
レンコンってね、レンコン畑の収穫の様子とかね、そういったことをね、ニュースの映像だとか、見たことある方いらっしゃると思うんですけど、
グッチャグチャのね、水の中に埋まってますよね。
珍しくないですか。畑って、陸上にあって、水浸しというか、水耕栽培じゃないじゃないですか。ほとんどの畑に栽培している農作物ね。
水の中に茎が埋まっているということで、なかなか珍しいね、成長の仕方をするわけですけども、
このレンコンね、食べたことある方はね、もちろん知っていると思いますが、穴開いてますよね。
これね、今日のお話のメインになるんですが、レンコンにはなぜ穴が開いているのかというお話なんですね。
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この穴が開いているので、咲きがよく見えると言われて、縁起の良い食べ物とされて、正月のお節料理には欠かせないというところもあるんですが、
じゃあ皆さんにクイズです。なぜレンコンは穴が開いているのかということで、先ほども言ったように、咲きがよく見えるから、縁起が良いから、穴開いているというわけじゃないですからね。
もちろん咲きを見るためではないんですよ。その生物学的、植物学的に、ちゃんとした穴開いている意味があるんですね。
じゃあ次のうちの4つの中から選んでみてください。
A.レンコンが水に浸かっても空気を保つため B.多くの水を吸収するため C.他の部分に栄養を送るため D.他の部分に栄養を送った後で腐ってなくなったため
このA、B、C、Dの中で正解はどれだと思いますか?
早速言います。正解はですね、Aのレンコンが水に浸かっても空気を保つためなんですね。
先ほども言ったように、レンコンというのはですね、水の中というかね、すごい泥の深いところでね、すごいね、胸まであるような生物が生えてね、収穫しますよね。
多くの植物はですね、畑はさっきも言ったように水耕栽培じゃないですよね。多くの植物は水の中では育つことができないんですよ。
なんでかっていうとですね、植物の根も呼吸をしております。呼吸をしていて、酸素が必要なんですね。
水の中では酸素が不足するので生きていけないんですよ。だから多くの植物というのは水の中では育つことができないと。
酸素が少ないんですよ。根も呼吸してますからね。
でも、ある種の植物たちはですね、特別な仕組みを持っていて水の中で生きることができるんですね。
その代表的なものがレンコンなわけなんですよ。
どういった特徴っていうと、そのレンコンの穴なんですね。
レンコンの穴、なんで空いてるのかっていうとですね、穴の中にはですね、さっきもね、先のクイズの答えじゃないですけど、
空気が保たれているわけなんですね。
地下系から伸びていってね、水上の方にね、空気中層、大気中の酸素をでかいでかい葉っぱが取り入れて、繋がってますから、葉っぱから空気ね。
空気に送り込んで、地下系に送り込んで、その穴の部分に葉っぱの気候から取り入れた酸素をですね、中に入れておくことができるんですね。
そのおかげでですね、レンコンの穴のところに酸素を充満させることができるおかげで、水中だと酸素少ないから、そこから吸収することが少ないんですよ。
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なので、葉っぱから酸素を取り入れて、あの穴に空気を満たしておけばですね、いつでも呼吸できますよね。酸素がありますから。
なので、レンコンには穴が開いているということなんですね。
そのおかげで、レンコンの地下系は、水に使っている、地中の中に水に使っていたとしても、水に使っているけども、生きていけるということなんですね。
このレンコンの穴が開いてますよね。
これね、何個開いているのかというとですね、だいたい決まっているんですけども、真ん中に小さな穴が開いていて、その周りは9つの穴が開いていると。
今度数えてみてください。だいたい真ん中に穴が1つあって、その周りに9つの穴がありますから、ぜひ穴の数もですね、数えてみてください。だいたい9個ですから。
ということでですね、なぜレンコンには穴が開いているのかというとですね、葉っぱから酸素を取り入れて、その酸素を穴に充満させて、根っこも呼吸してますから、水の中は酸素少ないけども、その穴に酸素、空気を充満させることによって、根が呼吸することができると。
そういうことで、呼吸をしてATPを作り出してね、生命活動に役立てることができるという素晴らしい形態、形、構造をしているわけなんでございますね。
ということでね、ぜひ皆さんですね、このレンコンを見かけたら、穴の数も数えてみて、この穴は酸素が充満していた穴なんだということですね。
もう本当にね、夢のあるというかですね、素晴らしいレンコンの穴なんだということを考えながらですね、食べてみてください。
ということで、今日はこの辺にしたいと思います。
それではみなさん、さようなら。バイバイ。