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はい、みなさーん。こんばんは、こんにちは。元公立高校理科教諭のちょぼ先生です。ちょぼっとサイエンスのお時間となりました。ちょぼっとサイエンスでは、みなさんにちょこっと、ちょぼっとサイエンスに触れていただいて、科学的思考力を身につけて理系頭になっていこうということを目的に配信しております。
昨日、夜23時ごろに宮崎県沖を震源とします。結構大きな地震がマグニチュード6.9でしたかね。地震がありまして、津波も20センチほどの、結構大きな津波を観測したということで、明日は我が身ですから、いつどこで、日本の場合は地震が起きてもおかしくないですからね。
自然災害というのは、非常に怖いなということと、自然の力は非常に巨大ですからね。我々ができるだけ、自然の力を使って、地震を防ぐために必要な対策が必要だなということが、改めて感じたわけですけども、
自然災害というのは、非常に怖いなということと、自然の力は非常に巨大ですからね。我々ができることは、備えと、避難というか、普段からそういった備えというか、対策というか、そういったことが起こるんだと。
我々人間は、自然の前では何もすることができないということを、もう一度理解しなければならないかなと、言ったところでということで。
水槽の緑色モヤモヤ
今日のお話はですね、皆さんご自宅で水槽があって、魚とか水生生物を飼っていらっしゃいますかね。
なかなかね、一応アクアリウムブームみたいな感じで、コロナ禍でね、結構お家で水族館感覚で、水槽で生き物を飼うという人が増えたということらしいんですけども、
その時にね、生き物を飼っているとですね、その飼っている生き物も病気になったりとか、元気ないなとか、餌を食べないなとかいうふうにあるんですけども、
水槽でね、私も水産系の大学の出身ですから、生き物を飼っておりまして、水槽ね、最初はすごい綺麗な状態なんだけど、やっぱりね、このフィルターとか汚れてくるし、水槽もですね、汚れてきますよね。
で、このね、水槽に、あれ?こんな植物入れた記憶ないんだけどっていう時にね、なんか緑色のモヤモヤみたいなものが発生してきません?
あれ?こんな植物植えた?水草ね、水草植えたけど、こんなモヤモヤしたこのふわふわ綿状の糸状のなんかこんなもの?植えたつもりないんやけどな。
で、このね、水槽に生えてくるこの緑色のモヤモヤね、これね、皆さんコケって言うんですけど、果たしてこれはコケなのかどうかというね、お話をしたいと思います。
水槽でね、熱帯魚や金魚などをね、飼っていますと、水槽のガラスの内側に、緑色のこのモヤモヤね、こうしたものがですね、付くことがありますし、そういった経験をね、
があるよっていう方もね、たくさんいらっしゃると思います。トラブル続きですから、生き物を飼うってね、なんやこれ、なんかもう、この間、なんか磨いたのにまた水槽汚れてるとかね、この緑色のモヤモヤなんなのかなと、こういうことなんですけども、
これね、皆さんもね、さっきも言ったように、コケというふうに呼んじゃうんだけども、コケって何なの?ということなんですね。
そもそもね、コケっていうのはどんなものかというとですね、コケ植物に含まれる植物の予備な草生なんですね。コケ植物はですね、主に湿った地面に緑色の絨毯のように生える植物で、その時点でね、水中じゃないわけですよ。
スギのような葉を持つスギゴケとか、ペラペラとした葉を持つゼニゴケなどが、よく知られていますけども、これらのね、コケに似た生物に、コケに似たやつで、木の表面にですね、薄緑色のペラペラのカビのように覆うような植物、見たことありません?木の幹とかに入るやつね。
でもね、コケじゃなくて、あれはね、チイルイという生物なんですね。なので、チイルイとコケは違うということと、そもそもコケというものは、陸上進出を果たした生き物ですから、水の中にね、コケを生えることはないんですよね。
なので、チイルイとかコケとか、これまた別の生物なんだけど、基本的に陸上、湿った地面に生えるので、水中の中にですね、もう生えることはないと。
なのでですね、水槽の中の緑色のね、モヤモヤの正体は一体何なのかということなんですが、その正体はですね、主にソウルイというね、生物の一種なんですね。
ソウルイっていうのはですね、理科の教科書に結構出てきたと思います。ケイソウとかね、ミカズキモみたいなね、呼び名で呼ばれたと思います。
ケイソウやミカズキモのように、光合成を行う単細胞生物とか、海で見られる海藻類、わかめとか、昆布とか、浅草のりとか、天草とかね、寒天ね、そういった海藻類、それを全て入れた総称をね、ソウルイと呼ばれるわけなんですね。
なので、海の中にいる海藻、もちろんソウルイなんだけど、淡水にもいますし、真水にもいますし、ケイソウとかミカズキモとか、アメブみたいにこういった美生物として動くものもソウルイとしますので、光合成をするっていうね、生活様式はみんな共通なんだけども、全部総称してソウルイと呼ぶんですね。
なので、水槽で発生するソウルイの多くは、この中の緑色の総類って書いてる緑藻に含まれて、ミルとかね、そういった海の中で食べるやつね、ミルとかも緑藻の中に含まれますけども、青ミドロと呼ばれる生物なんですね。
なので、この水槽に植物生えたつもりになれるなっていう時に、むやむやとした綿状のものは、大体が青ミドロなんですね。なので、ホケではなく、総類の仲間ということなんですね。
この青ミドロは水槽に限らず、田んぼや沼などにごく普通に見られる生物なんですね。葉緑体を持っているので緑色で、水の底などにカーペットのように広がって、天気のいい日には光合成を盛んに行って、表面に酸素の泡ができて浮かび上がってくることもあるんですね。
手にとると糸くずのような、綿状のようなものが絡まりあっていて、ぬるっとした感触があるので、すぐ青ミドロとわかりますから、ぜひ、この緑のもやもやの何かなということを手にとってみてください。
この青ミドロによく似たものに、夏に池などで発生して、池全体を緑色に変えてしまう青子があるんですけども、この青ミドロが浮かび上がってきたものが青子というようなものなんですけども、この青ミドロによく似たものに、夏に池などで発生して、池全体を緑色に変えてしまう青子があるんですけども、
この青ミドロが浮かび上がってきたものが青子というわけじゃなくて、青子は卵層類、シアノバクテリア、この地球上の酸素を作り出した生き物ですけども、シアノバクテリアという生物の仲間、一種で青ミドロとは異なりますので、同じ緑色してるから、同じかなという思いっきりは違いますので、
青ミドロと植物の違い
この青子は非常に、同じ総理の仲間なんだけど、青子の被害というのがあって、琵琶湖とかでも、湖面一場、一面、もう緑になっちゃうんで、非常に被害があるんですね。
青ミドロは水の底の方で増えていって、増えるときに水を汚さないんですけど、青子は湖面を覆っちゃって、その下にいる他の植物だったり生き物が、しっかり遮断されるので、非常に被害があるんですよね。
そうすると、他の植物に光が当たらないから、水が汚れる、増えるときに水を汚したりもあるんだけど、非常に被害が大きいの方が青子なんですね。
そういった青ミドロとか青子とかで発生していくんだけども、青子と青ミドロも違う種類ですよね。
青ミドロは緑色してるから植物と思うじゃないですか。でも青ミドロは植物じゃないんですよね。植物っていうのは苔植物、枝植物、菱植物などなので、緑色してるからみんな植物って言うわけじゃなくて、
カイソウ類もカイソウも植物じゃないんですよ。でも光合成するから緑色のやつもあるんですよ。カスソウ類とかね。色んな色の色合いのやつがいるんだけども、光合成します。でも緑色もしてるんだけども植物じゃないんですよね。
青ミドロも青子もカイソウ類も総類なんだけど、原生生物っていう動物の生物の中に分類されているので、総類っていうのは植物よりも古いんですよね。進化的に言えばもう大先輩ですよ。
総類のシャジクモ類っていうものが淡水にいるものなんだけど、それが陸上浸素を果たして苔植物、枝植物、菱植物とかの祖先というふうに言われている。なので、青ミドロ、水槽に発生するあのモヤモヤしたもの、糸状のふわふわしたものは、我々の大先輩で、いわゆる植物の祖先でもあるものということなんですね。
なので、総類は植物じゃありません。植物っていうと総合性をしてという意味もあるかもしれないけど、陸上浸素を果たしたものですので、植物と総類は違います。そこの分類学の難しいところですけども、そういうことを考えると、ちょっと詳しくなった気分になりますから。
今度は水槽で生き物が飼育されている方は、糸状のものがそこに生えてきた青ミドロ、あれは植物じゃないんだよ、ということをうんちくとして語ると、生物知っているなとなりますから、ぜひ説明してみてください。
ということで、今日は水槽に生える緑色のモヤモヤは何なのか、ポケたのか、そうじゃなくて、青ミドロという総類です、というお話をしました。ということで、今日はこの辺にしたいと思います。それではみなさん、さよなら。バイバイ。