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  2. #857 人間の長期記憶には限界..
2025-02-06 12:47

#857 人間の長期記憶には限界がない!?

2025.2.6配信。

こんばんわ♪ちょぼ先生です。

今日は、長期記憶についてお話しました。

それではまた。


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サマリー

人間の長期記憶には限界がないという興味深いテーマが取り上げられています。記憶力の個人差や老化と記憶力の関係について語られ、アメリカノースウェスタン大学のポール・レバー教授の研究に基づき、人間の脳のデータ容量の驚異的な規模が紹介されています。老化によって脳は劣化しますが、短期記憶を長期記憶に移行する能力に年齢差はないとされています。エビング・ハウスの法則に基づき、人間の長期記憶には限界がなく、学び続けることが重要であると語られています。

記憶力の限界について
はい、みなさーん。こんばんは。こんにちは。元公立高校理科教諭のちょぼ先生です。ちょぼっとサイエンスのお時間となりました。ちょぼっとサイエンスとは、皆さんにちょこっと、ちょぼっとサイエンスに触れていただいて、科学的思考力を身につけて理系頭になっていこうということを目的に配信しております、ということで。
2000年もですね、2025年になりまして、あともう25年経つと、21世紀が半分ね、過ぎたことになりますよね。
本当にね、時が経つのは早いなということで、老いをね、感じること。時が進むのは早いから、年取ったなって思うことね、たくさんあると思うんですが、どんな時にね、年取ったなというふうに思いますかね。
例えばね、昔は野球部でね、サードからファーストまでノーバンで届いてたんやけど、今ワンバンじゃないと届かんとかね。昔よく走れてたんやけど、全然速く走れないとかですね。
あとはですね、昔はいろんなことを覚えてて、記憶力も良くて、勉強もできたんだけど、ふとね、自分の子供とかの勉強をしているときに、あれこれ何だったっけな、これやったな、みたいなね、本当に記憶って薄れていくんやな、みたいなね、時に老いを感じる場面かなというふうに思うんですが、
今日ね、取り上げるお話につながるんですけど、そのね、記憶力、記憶する能力って、実は人間の記憶力、記憶には限界がないっていうことと、頭が良い人はやっぱり記憶力良いな、みたいなね、頭が良いから記憶力が良いから、頭が良いんじゃないか、いろんなことを覚えられるんじゃないか。
ね、ということも、ああいうふうにね、言う方いらっしゃ、たくさんいると思うんですが、個人差実は関係ないよということと、やっぱり年取ると記憶力落ちるよなっていうふうにね、言いますよね、普通にね、実は老化と記憶力って関係ないよっていうね、お話をね、したいなというふうに思うんですけども、なので、人間の長期記憶には限界がないよということなんですね。
で、人間の記憶はですね、コンピューターの情報量にしてどの程度なのかということなんですが、人間の脳には大脳で数百億個、小脳で千億個、脳全体ではですね、千数百億個もの神経細胞で構成されてるんですね。
で、脳細胞の数に応じて記憶力が決まるとしたら、人間の記憶にはですね、限りがあるというふうに言えますよね。千数百億個もの神経細胞ができてるから、その神経細胞ごとに記憶力っていうのが比例するんであれば、それが相関関係があるんであれば、脳の細胞によって記憶力っていうのは限界があるっていうふうになりますよね。
しかしですね、実際には人間の記憶量には限界がないというふうに言われてるんですね。アメリカノースウェスタン大学のポール・レバー教授は、合理的な計算方法に基づくと、人間の脳のデータ容量は数ペタバイトにも及ぶんですね。
アルファベットでPBですね。ペタバイトっていう単位、初めて聞いたよっていう人もね、たくさんいると思います。ペタバイトっていくつなのかということなんですが、1ペタバイトは1024テラバイトなんですよ。
めちゃめちゃすごいじゃないですか。1テラバイトのハードディスクって、数千円、1万円弱しますよね。めっちゃ入るじゃないですか。1テラバイトの記憶容量ってめっちゃ入るし、動画もめっちゃ入るし、バックアップとして使えますよね。
そのハードディスクが1024個あるってことなんですよ。自分の脳の中には。それぐらいの記憶能力、コンピュータ情報量で例えるとですね、それぐらいの容量を持ってるんですよね。
書類を目一杯収納した4段式キャビネット、2000万個分の文字情報に相当するということと、HD画質の映像データ量で表すなら、13.3年分に匹敵するんですね。すごい。
つまりですね、人間の脳は私たちの身の回りのPCとかスマートフォン、ハードディスクなどとは比べようがないほど膨大な容量なんです。iPhone何個分入んねんっていうぐらいですね、情報量で例えるとそれぐらいあるんですね。
短期記憶と長期記憶の違い
もちろんですね、人間の脳の作りは電子機器以上に複雑であるので、データ容量と並べて比較するのは無理があるんですけども、ほとんどの人が自分の脳の容量がですね、2ペタバイトと言われても納得するのは難しいですよね。
いやいやいや、1テラバイトぐらいの情報量も覚えてないよっていう人もね、たくさんいると思いますけども、人間の記憶ってどんなものかっていうのをまず前提上げに必要ですので、皆さんにシェアするとですね、人間の記憶はですね、数秒単位の極めて短い時間内に生じる短期記憶と数分から数十年にわたる長期記憶に分けられるんですね。
人間の情報量には限界がないというふうに言いましたけども、記憶される期間が一般的に数秒から数十秒とされる短期記憶に関しては、その容量は無限ではないんですね。上限はですね、マジックナンバー7であるというふうに言われています。
これね、心理学者のジョージ・ミラー氏が提唱した説なんですけども、マジックナンバー7、これ何かっていうと、人間の短期記憶においてはランダムなアルファベットを7つしか覚えることができないということなんですね。じゃあ長期記憶に限界ないって言うけど、どういうことなんてことなんですけども、しかしですね、このね、短期記憶はリハーサル、記憶すべきことを何らかの方法で唱えること、要は反復で覚える。
勉強するときも何回も書いたりとかしたじゃないですか。あれが、短期記憶から長期記憶に移行するんですけども、これをね、リハーサル、何回も何回もね、繰り返すことによって長期記憶に移行するんですね。で、この長期記憶は短期記憶と違い限界がないというふうに言われているんですね。
長期記憶はね、いきなり番号がバンと言われたりとか、アルファベットがピンと並べられたときに覚えられない。7文字ぐらいしか覚えられないんですけど、それを何回も反復すること、リハーサルを繰り返すことによって長期記憶に移行すると、その長期記憶は数ペタバイトというぐらいの容量が、電子容量に比較するとね、それぐらいあって限界がないということなんですね。
で、この記憶力が良いという表現はですね、私たちはですね、日常的に使いますよね。実際にはですね、記憶能力の個人差というものもないというふうに言われているんですね。一般的にですね、記憶力が良いとされる人はですね、短期記憶を何度もリハーサルして、長期記憶として脳に残しているんですね。
なので、その移行する術が上手いだけで、人によって記憶力の個人差というのはないんです。だからみんな数ペタバイト持っているんだけど、それを長期記憶に移行するのが上手い人は、その情報量が多いと思うだけで、実はその限界がないし、その移行する能力が長けているだけで、情報量によって差はないと。
長期記憶の個人差はないと言われているんですね。さらにですね、老化に伴う記憶能力の低下を日々感じている人も多いと思います。20歳代とか10代の頃はですね、すぐに覚えられた電話番号とかが年齢を重ねるとともに覚えにくくなったという風に感じる人も本当にたくさんいると思います。
確かにですね、人間の能力はですね、体はですね、40歳代を過ぎると脳の前頭腰と呼ばれる脳組織が老化し始めるんですね。前頭腰は長期記憶の保持の役割を担っているので、老化に伴って私たちは記憶力の低下を感じるんですよね。
さらにですね、脳細胞組織の老化減少だけでなくて、脳全体が萎縮した場合には、老人性認知症と呼ばれて記憶障害を引き起こすんですね。でもですね、老化による記憶能力の低下は、短期記憶には関係がないと言われているんですね。
ドイツの心理学者、エビング・ハウス、エビング・ハウス局長も有名ですよね。無意味な言葉の丸暗記から忘れた、忘却を覚えた直後に進むという法則を発見して、そこにはですね、年齢差は関係ないことを示しているんですね。
つまりですね、我々は40、50、60と年を重ねていっても、短期記憶で覚えた内容について意欲的にリハーサルを繰り返すことによって、10から20歳代に劣らない記憶力を保ち続けることが可能ということなんですね。
確かに前途を衰えるから、記憶力の低下というのは感じやすいんだけども、エビング・ハウスの忘却曲線によるとですね、40、50、60になっても、短期記憶から長期記憶に移行するリハーサルを繰り返すことによって、その作業をすることによって、その年齢差によって覚えにくくなるということはないよということなんです。
だから、年とっても何回もそういった長期記憶に移行する能力さえ、その行動さえしっかりしておればですね、記憶力の低下はないということなんです。さらに覚えられる要領は無限。さらに個人差もない。年齢によって短期から長期に移行する能力の低下もないということが証明されてますから、科学的にね。
だから、年とったから覚えられないということはないということなんですね。それは考えにくいということなんですね。
なので、老化による脳細胞の劣化という要因は、記憶力に多少の影響を及ぼすけども、人間の長期記憶には限界はなくて、個人の努力や意識によって大容量のハードディスク以上の物事を記憶することが科学的に見て可能であるということなんですね。
学び続けることの重要性
でもですね、短期記憶を長期記憶として定着させるためには少なからず時間がかかりますので、人間の記憶の限界があるとすればですね、人の生きている期間、つまり寿命に準ずるのではないかということが言われているということなんですね。
だから、年とったから記憶が悪くなったわというのは、それは短期から長期のリハーサルが怠ってるということですから、我々の脳には、長期記憶に関して言えば限界はないということなんですよ。
だから年とったからって言うとね、日々勉強というかね、日々学んでいく探求心というものは忘れちゃあかんし、年を言い訳に学ぶことをやめてはいけないということなんですね。だから脳の容量には限界がないから。
だからね、我々はずっとね、寿命が尽きるまでずっと探求していこうぜということに繋がるんじゃないですかということでね、そこまで前向きに学んでいる人はなかなか少ないかもしれませんけども、脳的学的に、脳の科学的に見れば限界はないということなんですね。
だからね、常に寿命が尽きるまで脳をフル回転していこうぜということでね、頑張っていきましょうということで、今日はこの辺にしたいと思います。それではみなさん、さよなら。バイバイ。
12:47

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