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はい、みなさんこんばんは。こんにちは。元公立高校理科教諭のちょぼ先生です。
ちょぼ先生の教室、2022年6月30日、木曜日のホームルームの時間になりました。
皆様いかがお過ごしでしょうかということで、今日で6月が終わりになりますね。
6月というのにも連日猛暑日ということで、非常に暑い毎日なんですけども、皆様体調は崩されてませんでしょうかということでね。
私はちょっとね、この暑さにまだ体が慣れてないのかしてですね、非常にだるい毎日でございます。
こんだけ暑いとですね、食べたくなるものがありますよね。そうです。
スイカです、スイカ。スイカ食べたいですよね。こんだけ暑いとですね。
まだね、ちょっとね、市場最速で梅雨明けをしたので、まだちょっとスイカがたくさんスーパーに並ぶまでは行ってないぐらいの、ちょっと早いんですけども、そんなですね、夏の風物詩と言いましょうか。
今日はスイカのお話をね、したいと思います。
スイカの生まれ故郷なんですけども、アフリカの中部辺り、中部地方ですね、真ん中辺りですね。
起源前4000年頃にね、原産地のアフリカ中部で誕生しておりまして、そこからですね、遠く遥々ですね、エジプトまで連れて行かれてですね、古代エジプトの民たちはですね、ずいぶんと熱心に育ててたという記録が残っております。
で、その時のスイカの果肉部分ですかね、そこはね、非常に白くて、非常に苦く、食えたもんじゃなかったらしいんですね。
それなのになぜ古代エジプト人は大切に育てたかと言うとですね、皮と種、これをですね、焼いたり、いったりして食べてですね、あるいは薬として対応してたということが言われておりますね。
で、さらにですね、古代ローマ人、古代ローマではですね、スイカの根っこを乾燥させて粉にしたものをですね、美肌用洗浄剤として使ってたりとかですね、皮もまたですね、顔の肌を美しくするとして、美しくするとして余すところなく使い倒したというふうに言われておりますし、
古代ローマ、遠く離れたアメリカでもですね、1950年代の論文ですけども、スイカの皮を食べることで、顔の色艶が美しく輝くという記録も残っておりますのでね、女性たちを随分と喜ばせてきたという記述が残っております。
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この皮なんですけども、捨てられますよね。皮を食べる人はそのままガジガジ食べるといないと思うんですけど、アルカロイドとかですね、フラボノイドとかポリフェノールとかですね、特殊機能成分がたっぷり含まれていると言っておりますので、近年になってね、抗酸化作用の研究がアンチエイティングとして盛んになっているという感じなんでございますね。
非常に古代の人たちが非常に利用してきたという感じなんですけども、品種改良もやりましてですね、今は果肉を食べるね、赤い果肉を食べるというのがですね、やはり一番のスイカを食べる目的になっておりますよね。
スイカってですね、受粉してから果実がね、わずか一月ほどで直径比にしてだいたい30倍弱、体積比でだいたい400から730倍まで育ってみせるほど、非常に成長が早いと言われているんですけども、なかなか大きなスイカを作るのは根気が必要なのでですね、家庭菜園で作る場合はなかなか難しいというところが実際なんですけども、
その赤い果肉ですね、果肉の成分のところがですね、よく子供の頃言われてたんですけど、スイカばっかり食べているとお腹壊すよとかね、水分ばっかりで栄養ないから、そんなに食べてもまみないでみたいなことを言われたことがあるんですけども、そころがどっこい。
そのね、情報は誤解を招くんですね。確かにですね、強い冷却作用がありましてですね、下剤として利用されてきたことも確かなんだけど、この赤身の成分の中にですね、確かにほとんど90%以上は水分なんですけども、ここに含まれるね、この赤い果肉の部分に含まれている水分ばっかりですけども、そこにねシトルリンとかですね、リコペン、ドイツ語ではリコピンと言いますけども、
この2つがですね、非常に抗酸化作用を持っているので、非常に体の中で健康に有用な成分なんですね。このスイカのリコペン、リコピンですけども、リコピンとも研究者によってどっちが使うのかって確定しないんですけど、どっち使ってもいいらしいんですけどね。
このリコペンはですね、果肉を赤く見せる色素でありつつですね、非常に活性酸素とかですね、そういった体の中で悪さをするものを極めて厳重に保護してですね、やっつけてくれるようなスイカ爆弾みたいな役割をするんですね。
というぐらいですね、非常に優れた物質を持っている赤身成分のところですね。このスイカのリコペンはですね、生のまま食べても効率よく体内に吸収されるらしいんですけど、トマトはですね、加熱処理が必要なんですね。トマトにもリコペン含まれてますよね。赤身リコピン、リコペンですけど、そのトマトは加熱処理しないと、ちゃんと有用に働いてくれないんだけど、
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スイカの場合は生で食べてもリコペン、抗酸化作用を持ってですね、活性酸素とかをやっつけてくれるスイカ爆弾みたいな感じでね、働いてくれるわけなんですよ。このリコペンなんですけど、トマトよりも4割増しぐらいで多いというふうに言われてるんですね。素晴らしいですね、スイカね。
このスイカの赤く色付けさせてくれるリコペンなんですけども、ちゃんと科学的に非常に有用であると立証されております。
2005年のコリンズさんという方の論文でですね、このリコペンがですね、循環器系、心臓発作、前立腺癌など数々の重大疾患の予防にですね、スイカが食べる、その中の含まれているリコペンが非常に予防に有効であるということを発表されて、科学的にも立証されておりますのでですね、素晴らしい成分なんですね。
さらにですね、ラットの実験なんですけども、胃の不具合、お腹痛いなーとかね、なんかちょっと胃が重いなーっていうね、胃の不具合の数々にもスイカのこの抗酸化物質が役に立つというふうに言われてるんですね。
さっき紹介したシトロリンですけども、シトロリンは体内に入るといろんな抗酸によってですね、一部がアミノ酸のアルギニンとかに変化して、体内に溜まった有害なアンモニアを下毒して排出を促しつつ、細胞の増殖も助けてくれるということでですね、非常に素晴らしい、ほとんど水なのにその中に含まれているシトロリンとリコペンがめちゃくちゃ体の中でよく働いてくれて、
もうガン、数々のガンの予防にもなるし、胃の不調も治してくれるしということでですね、非常に素晴らしい植物なんでございますね。
まあ冷却作用もあるからね、このクソ暑い日にね、スイカ食べたらもうひんやりとするだけじゃなくて、体を健康に保ってくれるたくさんの抗酸化物質が含まれているということでございますね。
ということで、これだけ言うとですね、スイカ食べたくなるよね。ということで、スイカの赤い実だけではなく、種とか皮とかも古代から利用されておりますから、全てが健康に良いということで、全てが利用できるという素晴らしい植物ということをご紹介いたしましたということで、
まだ暑い日は続きますけどもね、スイカを食べてこの暑い夏を乗り切ろうというところでしょうか。ということで今日はこの辺にしたいと思います。それでは皆様、さようなら。バイバイ。