はい、みなさーん。こんばんは。こんにちは。元公立高校理科教諭のちょぼ先生です。
ちょぼっとサイエンスのお時間となりました。
ちょぼっとサイエンスでは、みなさんにちょこっとちょぼっとサイエンスに触れていただいて、
科学的思考力を身につけて理系頭になっていこうということを目的に配信しております。
ということで、暑い。めっちゃくちゃ暑い。もう梅雨明けしたんじゃないですか、これもうね。
っていうぐらい、もうめっちゃくちゃ暑い。いやもう、めっちゃ暑ないですか。っていうぐらい暑いんですけど、夜も寝苦しいしね。
あれもう7月の終わりやったっけみたいなね。もう半時ぐらい暑いんですけど、どうなってんすかねっていうぐらいね。
もう本当にね、なんかこんだけ暑いとね、もうなんか川に飛び込みたいなとかですね。
暑さをしのげる場所にね、移動したいなとかね、逃れたいなというふうに思うんですけども。
これがね、今日のお話につながるんですけども、みなさんね、魚ってね、どんなイメージありますか。
魚ってね、その魚の呼吸方法ですけども、魚ってエラから呼吸しますよね。
水中に溶けているね、溶存酸素、酸素をエラから取り込んで、エラのすぐ後ろに心臓があるので、
水中の酸素をエラから取り入れて、酸素を多く含んだ血液をすぐに全身に巡らせるために、エラのすぐ後ろに心臓があるんですけども。
まぁまぁね、魚イコール、水の中にいるでしょっていうのがね、当たり前と思うんですけども。
そんな魚の呼吸方法の常識をね、ぶち破るような魚をですね、ご紹介したいなというふうに思います。
これですね、何かと言いますとですね、カリブ海に浮かぶトリニダートトバコの国の一部の島なんですけども、
そこのカリブ海に浮かぶ島にですね、陸上をなんと15時間も旅する淡水魚が発見されたんですね。
すごないですか?魚イコールね、水の中にいて、水の中にある酸素をエラから取り込んでるんでしょと思いきやですね、
えっ?陸上を15時間も移動する?酸素どうなってんの?呼吸どうなってんの?みたいなこと思いません?
魚が陸を移動するなんて、自殺行為に近いんですよね。
ほとんどの魚っていうのは、当たり前ですけども、水から出たら数分で呼吸できなくなってですね、
酸素を体内巡らしてATP作ったりとかですね、酸素で必要不可欠なんですよね。
今の高等動物にとってみればね、それを常識を完全に打ち破っているようなやつがいるということですよね。
この魚はすごくてですね、湿った枯れ木や岩場の上を、まるで当たり前のようにぴょんぴょん跳ねながら移動する姿が目撃されております。
この魚は何ちゅう名前かというと、キリフィッシュという小型の淡水魚なんですね。
体長は約3センチと小さいのにも関わらず、ジャンプ力は自分の8倍もの高さを飛ぶということで、
キリフィッシュはカダヤシモクなので、メダカの仲間ですね。
自分の体長の8倍もの高さをぴょんぴょん飛びながら移動していくということなんですよね。
自分の体長の8倍、飛べますか皆さん。
私は170センチちょいなので、自分の8倍だから13メートルぐらいの高さを飛ぶということなんですけども、
無理ですよね。そんなことを飛べたら、走り高跳びの選手になっているわというぐらいですね。
それぐらい無理ですよね。
8倍もの高さを飛んで、映像で追っているんですよね。
ダーリンが来たみたいな感じのテレビ。
Apple TVの新シリーズみたいですけども、鮮明な動画がありますから、ぜひ見てみてほしいんですけども、
一つのキリフィッシュをターゲットにして、ドキュメンタリー番組みたいな感じで追ったんですけども、
自身の体長のおよそ6000倍もの距離を15時間もかけて移動し続けて、それを追っている動画があるんですよ。
すごくないですか。自分の体長の8倍もの高さを飛ぶことができるし、
自分の体長の6000倍もの距離を15時間かけて移動しているということで、常識打ち破ってるんですよね。
まるとね、熱帯気候ですから、雨も多いですし、地面も湿ってるしね。
だから体が乾かなくて済むのかということかもしれないけども、そんなことする必要あるの?みたいな感じですよね。
なんでそんなに何時間も何十時間も陸上を移動しているかというと、
これは安全な新しい住み家を探すためなんですね。
体も小さいし、捕食される立場のお魚さんですから、
ここに行きにくいなと思ったら、陸上はぴょんぴょん移動しているということで、
今めちゃくちゃ暑いから、われわれも暑さし抜けのために涼しいところに行くじゃないですか。
そういった感じで、今いる場所があまり快適ではないという時に、われわれ移動するわけですけども、
それと一緒で、キリフィッシュも今の場所は行きにくいなと思うと、陸上移動すると。
天敵おらへんし、そんなことできる魚がいませんから。
だからもう本当にね、移動手段のカリスマ的な感じなんですよ。
危険を犯してでも、陸に上がってより良い環境を求めて旅に出る。
普通の昆虫だとか、他の生き物をとってみれば、陸上に魚がおるってことがあまりないから、
目立つかもしれないけど、咀嚼されないんですよね。
なので、水の中での進化防衛作戦を磨くんじゃなくて、陸に上がってしまえという選択肢をとっているので、
陸の方が安全なのかなという感じがするわけもないんですけどもね。
一番気になるところがですね、魚といえばエラ呼吸、水中の中でエラ呼吸というのが当たり前のことだと思うんですけど、