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2025-11-28 12:14

#1008 鳥が到達した最高高度はどれくらいなのか?

2025.11.28配信。

こんばんわ♪ちょぼ先生です。

今日は、鳥の飛行と呼吸システムについてお話しました。

それではまた。


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サマリー

鳥の飛行高度に関する研究では、世界記録が11,300メートルに達したことが明らかになっています。この記録は1973年にコートジボワールで民間航空機との衝突によって確認され、記録保持者はマダラハゲワシです。鳥が到達できる最高高度についての研究が進み、驚異的な飛行能力や呼吸システムの進化が議論されています。特にインドガンやマダラハゲワシの記録が紹介され、これらの鳥の生存戦略について考察されています。

鳥の飛行高度の記録
はい、みなさんこんばんは。こんにちは。元公立高校理科教諭のちょぼ先生です。
ちょぼっとサイエンスのお時間となりました。
ちょぼっとサイエンスでは、みなさんにちょこっと、ちょぼっとサイエンスに触れていただいて、
科学的思考力を身につけて理系頭になっていこうということを目的に配信しております。
ということで、めっきりですね、寒くなりまして、もうね、冬本番とまいったところなんですけども、
こんだけ寒くてね、空を見上げるとですね、こんだけ寒いんですけども、鳥って飛んでますよね。
季節に変わらずですね、暑い時も寒い時もですね、まるでですね、自由の象徴であるかのように空を飛んでいるんですけども、
これね、鳥が飛んでいる姿を見てね、こういうね、疑問をですね、抱いたことはありませんか?
鳥ってどこまで高く飛べるんかなっていうふうに、一度はですね、考え方ことがね、ある人も多いんじゃないかなというふうに思うんですけども、
もちろんですね、身近な鳥たちの飛行の高度はですね、比較的低いんですね。
例えばですね、雀は10メートルから15メートル、鳩でもせいぜい100メートルぐらいなんですけども、
今日のお話につながるんですけども、一体、どれぐらいまで高く飛べるの?っていうね、鳥がですね、お話をですね、したいと思います。
世界記録ですね、鳥の飛んでいる高度、高さの世界記録、要は鳥のギネス記録みたいな感じですよ。
これね、記録が残っている限りでですね、鳥の飛行高度の世界記録はですね、なんと上空11,300メートルなんですね。
めちゃくちゃすごないですか?
11,300メートルよ?酸素あんの?みたいなね、こともね、思ってしまうかもしれませんし、
例えるなら、富士山3つ分ぐらいですか?すごいよね。もうね、エベレストを超えちゃってますからね。
それぐらいの高さ、高度をですね、記録として残ってるんですね。
この衝撃的な記録はですね、1973年、西アフリカのコートジボワール上空で打ち立てられたということなんですね。
この記録が生まれたのはですね、一機の民間航空機がそのとてつもない高度で一羽の鳥に衝突するバードストライクを起こしたことがきっかけなんですね。
バードストライクの影響
バードストライクってね、結構社会問題というかですね、航空関係では結構大きな問題として取り上げられるんですけども、
いつもね、バードストライクっていうのは通常ですね、離着陸時の低空飛行の時、要は数百メートルで起きるものなんですけども、
1万メートルを超える空域での衝突はまさに前代未聞の大事件だったんですね。
バードストライクってこのプロペラですかね、そこに入り込んじゃって、飛行機からちょっとね、甚大な被害が起こるっていうのはですね、バードストライクなんですけども、
だいたいね、発着時とか離陸時とかですね、そういったね、ちょっと低い高度、低いときに起きるんだけども、
いや、1万メートルを超えているところで鳥とぶつかるの?みたいなね、もうそんなレベルなんですね。
幸いですね、この時はですね、機体は無事に着陸しているようですので、その甚大な事故にはつながっていないんですけども、
この事故調査の結果、衝突現場から採取された羽毛によって、この記録保持帳、記録保持者みたいな感じですね、記録保持帳の正体が判明したんです。
どんなそれとぶつかったのかということなんですけども、その正体はですね、マダラハゲワシなんですね。
ハゲワシですね。タカカハゲワシ族の大型猛禽類に属しておりまして、体長1メートル超。
翼を広げた、翼を広げた大きさはですね、約2.6メートルということで、めちゃくちゃでかいですよね。
日本の鳥でもオオサギとかでかいけど、それよりもはるかにでかい鳥、タカの仲間、マダラハゲワシなんですね。
この大きな翼で上昇気流に乗って、エネルギーを節約しながら滑空できるのが特徴であるということで、
通常の飛行高度は確かに高いんだけども、マダラハゲワシね、一般的に6000メートル付近までという風に言われているのにもかかわらず、2倍近くの高さを飛んじゃったというところなんですね。
サヘル地帯、アフリカのフォートジブワールとか、サヘル地帯を飛ぶというのが特徴で、いろいろ飛びまくっているんですよ、飛行ルートね。
渡りというよりも探索の性質が強いということが特徴らしくて、マダラハゲワシのルートは定まった渡りのルートというよりも、探索しながら餌を探すという意味合いの方が強いという風に言われているんですね。
普段6000メートルを飛ぶマダラハゲワシなんですけども、なんで11300メートルという極限の高さにいたのかということなんですけども、実はこの記録は誰よりも高く飛びたいという強い意思によるものではないという風に考えられているんですね。
高く飛びに行っちゃうぜ、記録保持帳になっちゃうぜ、みたいな風にして飛んでいる鳥は少ないですけども、いないんですけども、意図せずそんな高さまで行っちゃったということらしいんですね。
非常に強い上昇気流に巻き込まれて、意図せずして超高空まで運ばれてしまったということが、調査結果からそうじゃないかという風に言われているということなんですね。
そして、そんだけ高いところに上がっちゃって、不運にも航空機と衝突して命を落としてしまったというのが、濃厚な結末じゃないかという風に推測されているということなんです。
鳥の呼吸システム
運が悪かったとしか言いようがないけども、意図せずして上まで上がっちゃったので、その結果は記録保持帳として記録されたんだけれども、高度記録のギネス記録かもしれませんけども、
不運が不運に重なってしまって、そういう風になってしまったということなんですね。
でね、そこまで不幸が重なってね、そこまで上に上がっちゃったんだけども、失神せえへんの?みたいなね。大丈夫なん?みたいなね。
ぶつかって亡くなってるから、ぶつかるまでは生きてたわけで、なんで失神しないの?という風に思いません?
我々がね、もしもですね、生身の体で1万メートルを飛んだらですね、酸素不足で即座に失神してしまうんですね。
でも、なんで鳥たちは平気なのかということなんですけども、これは鳥が持つですね、超高性能な呼吸器システムが関係しているんですね。
私たち哺乳類の肺というのは袋状で吸ったり吐いたりすることでですね、同じ経路を行うんですね。
だから空気の通り道が一緒なんですよ。酸素吸い込んで吐き出すのも二酸化炭素の通り道、酸素の通り道はね、肺というところで一箇所なんですけども、
どうしてもですね、古い空気と新しい空気が混ざってしまって、酸素を取り込む効率が落ちてしまうんですよね。
同じところで酸素吸い込んで二酸化炭素を吐き出しているから、どうしても古い空気が入り混じっちゃうんですよね。
だから効率よく酸素を取れることができないんですけども、鳥たちは機能システムという特殊な袋を持っているんですね。
これが恐竜から受け継いでいるんですけども、肺の中の空気の流れを常に一方向に保てるように進化したということなんですけども、
何かというとですね、酸素を取り込む袋と二酸化炭素を吐き出す、空気を吐き出す袋が別なんですよね。
鳥の飛行能力
だから常に新鮮な酸素を専用の袋に送ることができるので、酸素濃度が薄くても飛ぶことができることにつながっていると。
それが機能システムと言うんですけども、恐竜の生き残りが鳥なんですけども、恐竜の生き残りというか恐竜はまだ生きてるよっていう学者もいるんですよ。
だって鳥が生きてるじゃない。鳥というのは恐竜から進化してますから、恐竜まだ生きてますよっていう学者もいるんですけども、
ジュラ紀とかハクワ紀とか恐竜が活歩してた時代なんですけど、非常に低酸素だったんですよね。
低酸素だったので、それをクリアにするために機能システムが発展して、低酸素の時代だったけども、体をでかくして地球上を支配してたんですけども、
その名残があるので、これも機能システムを採用しているので、空気が薄いところでも飛べるというのはこの機能システムのお金なんですね。
この鳥たちは使用済みの空気と新鮮な空気を混ぜることなく、酸素の薄い高空でも高い高度でも最大限に酸素を取り込むことができるので、飛ぶことができると。
さらに血液中のヘモグロビーも酸素と結びつきやすいように進化してますので、高いところも飛べるということなんですね。
群発的だったマダラハゲワシの記録は偶然重なったんですけども、自力で高い高度を保てる飛ぶ驚異的な鳥もいるんです。
それがインドガンなんですね。
このインドガンは、なんと標高8000mを超えるヒマラヤ山脈を上昇キリの助けをほとんど借りずに、自分の羽ばたきだけで飛び越えることが確認されています。
すごいよね。渡り鳥ですから、なんでわざわざ地獄みたいなルートを通るの?って感じかもしれませんけども、そこを通る方が近道なんですね。
なのでヒマラヤ山脈を越えていく。それをね、羽ばたいている。羽ばたいているということはATBも消費するし、酸素の供給がなければならないんですよね。
それを凍りつくこの機能システムのおかげで、ヒマラヤ山脈を自力で飛んでいると。
マダラハギワシはのちから格空なんで、上昇キリに乗って上に上がっていくんだけども、インドガンの場合は羽ばたいてヒマラヤを越えていくんですよ。
すごいないですか?それこそね、確かに高度はマダラハギワシのトップのベスト記録は劣っているかもしれませんけども、
インドガンのスタミナすごいよねというところも注目してほしいなというふうに思うんですけども、
インドガンが彼らが世界記録保持者と言っても過言ではないかなと言ったところですかね。
それでもですね、偶発的な記録とはいえ、マダラハギワシの高度11,300mを超える鳥羽にまだまだ現れていない。
1973年のことなので、50年間この記録は乗り換えられていないし、今後乗り換えられるのは難しいんじゃないかなと。
インドガンもそれから飛べる能力があると思うんですけど、そこまで高く飛ぶ必要もないですよね。
ヒマラヤ300mを超えればいいから、11,000mまで高度を上げなくても別にいいので、
なかなか偶発的なことが重なって、飛行機にまたぶつからないと記録として残らないので、
それはそれで記録としてどうなるのかなという、それを期待するのもどうかなと思いますので。
ということで、鳥はすごい能力を持っているし、呼吸システムも素晴らしいものを備えているといったところなんです。
鳥の機能システム
ということで、ぜひ皆さん鳥を見上げたらですね、空を見上げて鳥が飛んでいるのを見たらですね、
機能システムのおかげだということと、もっと高いところを飛べる能力があるなということを思いながら見るとですね、
今後、鳥を見る目も変わってくると思いますので、ぜひ注目してみてくださいということで、
今日はこの辺にしたいと思います。それではみなさん、さよなら。バイバイ。
12:14

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