え、え?
東京が終わって、東京編終了で。
そうかそうか、あれ源流は山梨なんすか?
源流は山梨なんですよ。
あー。
悟ると岡田勇の超旅ラジオ。
で、おそらくあと1回でゴールまでいけるっていう。
おーリーチリーチ。
リーチまで来てまして。
いいですね。
だからだいぶ進んだんですよね。
おめでとうございます。
東京版から始まって、大田区、世田谷区、そっから狛江かな、狛江府中町府とか行って、で、国立立川とか。
ちょっと僕が昔住んでたエリアを通り過ぎ。
そうかそうか。
そうなんです。で、そこくらいまでは結構河川敷、いわゆる玉川の人の住んでる河川敷。
うん、歩いて行きやすいところにある。
そうですね、そうそうそう。なんですけど、そっから次が立川敷が。
だって何しろね、西東京からあの辺りってほんと山奥みたいなところに。
そうなんですよね。
入り込んでいきますよね。結構大変なんじゃないですか?
秋島だ。次が立川敷秋島なんですけど、秋島で一気に様子が変わって。
ちょうどだから、東京版から50キロ地点ぐらいが秋島になるんですけど、ここからなんかガラッと変わって、急にね、川の音がするんですよ。
これまでは川って近くまで行かないと音が聞こえなかったんですけど。
流れがだから激しくなる。
激しくなる。
いわゆる岩場とかの。
岩場の高低差が激しくなって、ザーってなるようになって、もう周りも結構自然になってきて、すごいね。
ちょっと府中あたりとかは正直、ずっと工事してて、あんまりただ道を歩いてるって感じだったんですけど、秋島から一気に気持ちよく。
急に冒険が。
そう、急に冒険が。
でもさっきおっしゃったのは50キロまだ、それでも138分の50。
半分も行ってないと。
すごい、ヤバいですね、それ。
トレッキングとか結構な装備がないと、京畿には立ち寄れないエリアとかになってくるんじゃないですか。
秋島もとはいえ道ではあるんで、普通に河川敷の道、舗装された道を歩いて、そっから今度福生市を通り過ぎ、羽村市というのがあって。
ここ羽村市は、結構玉川における重要な箇所で、羽村市水石っていう石があるんですけど、玉川浄水っていうのはありまして、玉川から水をひいて、東京の街に流してるっていう人工的な分流なんですけど、
今はもうちょっと使われてる、普通に一般水道として。ですけど、江戸時代にそっから水を持ってきて、それがもう江戸の水を全部支えたみたいな。それで人口が増えても、江戸が現代都市のインフラ都市で張り立ったらしいんですけど、
その仕組みを、玉川浄水を作った伝説の玉川兄弟っていうのがいて。
玉川兄弟。
そう、玉川兄弟。その工事がすごすぎて、玉川の名前を与えられたっていう。もともと違う名前だけど。
玉川浄水って言ったらもう、太宰治さんも。
そう、樹水師さん。
そんなところもね、太宰治さんも行かれてたんだ。
玉川浄水自体はずっとそこから江戸の街に通ってるんで。
そこはもう、その当時は開けてた。
ほぼ高低差がない、1キロあたり1メートルぐらいの高低差で、40キロぐらい玉川浄水って引かれてて。
それを自然重力だけで通すっていう。
めっちゃ側両の天才がいないとできないらしいんですけど、玉川兄弟が天才で。
田村に行くと、玉川兄弟のでかい像が飾られてて。
ここから江戸の街ができましたんで。
僕の妻が結構その辺で研究をしてたんで、川の研究を。
めっちゃ羽村関の話を聞いたんで、わりと感銘を受けつつ。
そこは高まりますね、気持ちも。
でもそっからが結構いよいよって感じで、大目に入るんですよ。
大目市に。
やっぱり大目市がすごくて、もう一段階ギアが上がって。
どういうことですか。
大自然。
大目になると、なんか大自然すぎて、けっこう川がちょっと遠くなっちゃって。
道より遥かした川、ブワー流れてるの。
長め長歩くみたいな感じで歩いてて。
で、どっかでちょろっと話した、河川敷でちょっと遭難しそうになったみたいな。
のもこの辺で起こりたりとか、いろいろしつつ。
で、大目がめっちゃでかくて、大目をずっと歩いていくと、
ほぼずっと緑なんですけど、なんか急に、日本酒っていうでかい看板が見えまして。
日本酒。
で、なんだろうと思って、川のほうに降りていくと、
サワノイっていう日本酒メーカーの醸造所があるんですよ。
サワノイはそうか、あのあたりか。
サワイ駅っていうのがあって、サワイのサワイらしいんですけど、そこがめちゃめちゃよくて。
なんかね、飲み比べとかもできたりだとか、そば食えたりとかするんですけど、500円ぐらいでめっちゃいろんな日本酒を飲めるんですよ。
で、そのおチョッコもそのままもらえるみたいな感じで、酒もめっちゃ売ってるから、そこでめっちゃ酒買い込んで、玉川降りて川を見ながら飲むっていう。
いやー、最高じゃないですか。
しかも、音がすごいから、そのへんまでいくと。
いいですね。
あそこはね、なんかかなりよかったっすね。
いいですね。
なんかこんな玉川と飲めるスポットがあるんだと思って。
私も三丈山とか登って下山したあたりで、まさにそのサワノイのお酒のエリアで。
なんかサワノイって看板めっちゃありますよね。
そうそう。あのあたりはもうやっぱブランドですよね。
それはどの日本のね、それこそ地方の豊かさですけど。
三丈近いですね。そっからちょっと行くと三丈に行って。
そっから降りて温泉とか行ってちょっと飲もうかって時にそれがありましたし。
私も西東京出身の知り合いから知ってたら、サワノイはいいお酒だよねみたいな言う人いるけど。
でもそれを偶然見つけて、日本車っていう看板に導かれて。
そうなんですよね。
贅沢な体験じゃないですか。
それで何キロぐらいですか、今。
それで多分ね、70キロ、80キロぐらいかな。
すごいね。
でももうそのへん行くと結構、海外の人結構いっぱいいて、お客さんとか。
トタンとかのお客さんとかなんじゃないですか。
いなくて。
へえ。
海外の人が多摩川をひたすら通っていくって変態的なことはしないと思うから。
トレッキングとかね、やってるんでしょうけど。
トレッキングの名称ではありますからね。
そうですか。
そっから阿佐和井、サワノイ越えて三丈も越えて、ついに奥多摩まで行って。
いよいよ。
東京の最深部、奥多摩駅。そこでもう電車が終わるんですよね。
そうですね。
先までは電車で行き帰りできたんですけど、そうするといよいよ1日でスタート地点とゴール地点を往復することがだんだん難しくなってくる。
そうだよな。だって奥多摩駅がひとつの旅だもんな。
そうなんですよ。だから最初は本当、昼休みにプラッと行って、1時間歩いて帰ってくるみたいなのが。
覚悟が違わないから。
朝から保育園奥多摩そのまま行って、めっちゃ歩いて、ダイトになって3万歩くらい歩いて。
保育園送った後そっち行ったら失踪とかそういうレベルの話ですよ。
もうドロドロ汗だくんなって、電車で帰ってきてそのまま保育園迎えに行くみたいな、ギリギリのタイムアタックみたいになってきて。
奥多摩町から、看板がどんどん変わってくるというか。
看板が変わる。
例えば、生き物注意みたいなのも。
そうね、クマに注意とか。
やっぱ奥多摩なるとクマなんですよね、注意するの。
分かる。
秋島からマムシが出て、羽村からイノシシが出て、大目からサルが出るんですけど、
もう奥多摩に行くと、それらの生物には注意しなくていいかのように、クマしか注意しない。
いや、クマだろう。クマですよ。
1年前にここでクマ出ましたみたいなのがめっちゃいっぱいあって。
そうそう。
とか、あと禁止されてるものとかも、結構河川時期だと、ドローン禁止とか、ラジコン禁止、ゴルフの練習禁止とかいろいろあるんですけど、密漁禁止とか、そういう、わりと対象が違うような。
なるほどね。
で、奥多摩の歩行者の登山道、ほぼ登山靴履いて登山道みたいなのをずっと歩いて、奥多摩湖っていうところまで行って、奥多摩湖が地図上は多摩川の始まりというか、そっから多摩川っていうのが出てるんですけど、
原流はもっと奥にあるんで、この時点で100キロぐらいなんですよ。
あとはまだ38キロが奥多摩湖から先残ってて。
でもだいたい、ブログとかで同じようなことを試みてる人、3人ぐらい見つけたんですよ。
過去に。
みんな奥多摩湖で泊まってて、そっから先の難易度が高くて。
おー。
そもそも山道とかがあるんですか。
一応あるんだけど、要は車で行くことを前提としてるんで。
そうだろうな。
歩いて、また戻ってきて、分けて歩くってことはどんどんできなくなるんですよね。
どっかで止まらないと。
止まって、止まると車でみたいな。
原流自体は結構、原流のトラッキングコースとかがあって、最寄りのとこまで車で行って、原流だけ見て帰ってくるってことは全然できるんですけど、ずっと徒歩で繋いでいくっていうのは難しくて。
それが結構だんだんパズルみたいになってきて、どこまで行ったらその日のうちに帰ってこれっていう。
ちゃんと計画しないとちょっと危ないですよね。
そう、なんかポイントを作っていくみたいな感じになって。
途中まで進んで、ここでちょっと引き返したら、今日中に徒歩で、徒歩プラス電車プラスバスで帰れるからみたいな。
みたいになってきて。
奥多摩湖がすっごい横に長くて、実は。
はい。
奥多摩湖を横に歩くだけで1回が終わる、1日が終わるみたいなぐらい長くて。
しかも、奥多摩湖って湖だから、あんま面白くないんですよね。
川と違うなと思って。
そんな失礼なこと。
なんかやっぱ、川って流れてるから気持ちいいなと思って。
なんかね、なんも変化がないから。
流れがない。
最初は綺麗だなって思うんですけど、5分ぐらい飽きちゃって。
なんか止まってんなみたいな。
逆に岡田さんが今まで100キロ以上川に突き沿ってきたからこそ、
湖見て流れてないな、つまんないなって思う感想の人ってあんまいないと思うけど。
なんかやっぱ、ちょっと湖って不気味なところありますよね。
まあ確かにね。
静寂、静かで死を連想させるというか、ダイナミズムがないというか。
なるほど。
暗いんですよ、なんかすごい暗い感じで。
ネガティブな反応が。
しかももう歩行者の道がないから、車がびんびん通る細い道とかじゃなくて。
それは確かに情緒を損ないますね。
で、トンネルとかめっちゃあるんで、トンネルをもうなんか。
すげえ長いトンネルがあって、何キロだっけな。
奥下まで通り過ぎて、そっから結構山みたいになっていって、
今最後の人が住んでるエリア、集落が、束山村っていう村が山梨にありまして、
束山村の村役場で今セーブポイントを作って、
そこでまた帰ってきて、ぎりぎりその日のうちに、夜中になっちゃいましたけど、帰ってきて。
で、最後でも束山村から先行くには、もう一泊しなきゃ絶対行けないんで、
山小屋とかで泊まって、原流行って帰ってくることになるんで、
二日かかるから、あとまあ天気がちょっとね、山の天気なんで悪くて、
全然三週間ぐらい行けなくて、ずっと見計らってるんですけど、
この束山村でちょっと最後セーブポイント作ってるんで、帰ってこようと思って。
え、でもそこに至ってもなお日帰りを諦めない?
最後だけ。
無理じゃないですか。
そうなんですよね。
束山村から20キロぐらいのとこに登山道の入り口があって、そっから10キロ登山する。
行ったら原流がある。残りだからほんと30キロぐらい。
でもいいですね。おめでとうございます。もうオールモストゼアじゃないですか。素晴らしいですね。
結構束山村行ったって達成感があって、帰ってくるときに、
途中で奥多摩電車しょっちゅう四日跳ねて停まってて、四日跳ねた影響で、
今電車が停まってますみたいになって、駅で立ち往生したことがあって。
そういうのを見込まないと。
駅前の唯一やってた居酒屋みたいなのがあったんで、そこ入ったんですよ。
そしたら地元の人みたいなのがいて、村役場とか観光課みたいな人たちがお客さんで飲んでて。
この川歩きってずっと一人で歩いてるから、誰かと喋ったの初めてぐらいで。
おー。
店の人しか喋ってないみたいな感じだったんで。
いいですね。
誰かと、ちょっと旅行っぽい瞬間が現れたと思って、喋ってて。
割と店のおばちゃんとかもすごい僕に話しかけて、どっから来たのみたいな。
束山まで行ったのみたいな。
で、あの辺りはどこどこで。
昨日もうちの庭に猿いたんだよとか、そんな話とか。
あー、すげー。
すごい久しぶりの、この旅行先に来たいい感じの空気感だと思って。
で、なんかその客の人とか、こういうなんか、おごってあげるからこれ食べなみたいな。
あー、いいねー。
で、電車の時間きそうになったけど、もう一本まだ余裕があって、終電まで。
ほいほい。
で、これ20分ぐらいでちょっと帰るのももったいないなと思って。
ね、せっかくだってね。
せっかくだからと思って、もう一本遅らせようと思って。
で、またビール頼んだ瞬間に、その村役部の人たちが、じゃあお会計でーとか言って。
え?と思って。
なんか、
タイミングを言いした。
そう、このお店はなんか、特に閉店時間感とかないから、
まあ、客がいなくなったら閉めるよみたいなこと言ってたんで、
まあ別に気にしなくていいかなと思ったら、その人たちが、きにお会計とか言って。
でも、その人たちのグラスとかもまだ結構入ってるわけですよね。
だから、まだいるだろうと僕踏んでたんで。
なるほど。
そっちにかけたんですけど。
なるほど。
全然、なんか8時前ぐらいにあっさりと。
健全だ。
そう、めちゃ健全な。
結構酔っ払ってたはずなのに、なんか、あ、そうそう時間あるんで帰るわって思い出して。
で、楽しねーとかって言われて。
で、途端になんか、その集団が帰ったから、客僕一人だけになって。
で、しかも客が僕一人になった瞬間。
そうすると、岡田さんのせいで店が閉められないみたいな。
店閉まれ始めて、おばちゃんが。
そうだなー。
で、なんかチラチラ、ちょっと早く帰ってくんないかよこの人みたいな。
蛍の光モードになって。
そうそうそう。
で、こっちはでも、電車今一歩逃してビール頼んだとこなのに、急になんか、はしごを外されたというか。
なんか、自分でかけたはしご。
仕方がないですよね。
賭けに負けたというか。
帰られた方は、なんら問題はない。
なんら約束振り子ではないですからね。
でもなんか、空気的にもうちょっと入れろっていうのがあったんですけど。
でもまあなんか、用事があったのかもしれないですけど。
そういうとこにお住まいの方の知恵なのかもしれないな。早めに切り上げて。
だからちょっと生活リズムがね、やっぱ違うのかもしれないし。
間違いないでしょう。