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サンデー・チェンジメーカーズ。 これまでの常識を超えて新しい時代を開くチェンジメーカーたち。
社会や地域を支えるスターたちの思いを届けます。 この番組はスタービル博多祇園の提供でお送りします。
こんにちは、田中瑞樹です。 スタービル博多祇園スタジオからお送りします。
さて、今日のチェンジメーカーは、自治体財政エヴァンジェリストの今村博さんです。
今村さん、ようこそ。よろしくお願いします。 まず、このご紹介。自治体財政エヴァンジェリストということでさせていただきましたけど、
これ、どんなお仕事なんでしょう。 私、昨年の12月までは福岡市に勤めておりまして、
福岡市役所では、いろんな部署もありましたけど、その中で財政の仕事を都合9年ほどやっておりました。
田中さん、自治体の財政ってどのぐらい知ってますか。多分ほとんどご存じない。
いやいや、もう自分のお財布の中の。 それもよく分かってないというところがある。
よく、自治体財政が厳しいとかお金がないとか言いますけど、その財政が厳しい、お金がないっていうのはどういうことかっていうのを、
財政の課長時代に福岡市の職員向けに出前講座という形で話をし始めたのが、もう今から13年前ですけど、
そこからずっと職員向けにやっていた出前講座を、だんだんその、よその自治体の職員も聞きたいとか、市民の方とか議員の方とかも聞きたいということで、
いろいろオファーがあって、そこそこ出向いていってお話をしているうちに、もう10年以上経ってしまいまして、
北は北海道から南は沖縄まで、全国つつ裏裏いろんな話を、財政が厳しいとはどういうことかっていうお話をさせていただいて、
でも昨年の12月に勢い余って市役所を辞めてしまったということでございます。
なのでエヴァンジェリストというのは、財政のことを知ってもらうっていうことの活動の伝導師というふうにご理解ください。
市民の皆さんに講座をするっていうわけではなく、市の職員の皆さんが対象。
でも職員の皆さんは、だってそれがお仕事ですから、市の財政のこととか詳しいんじゃなかったんですか。
いや、それがですね、私も財政課に移動してみて分かったんですけど、市の職員、どの自治体もそうですけど、
公務員だからといって財政のことを詳しいということは決してなくって、自分の目の前の仕事をやるために予算を取る。
取った予算を使って市民の幸せを実現する。これが公務員の仕事なんですけど、そのお金がどのぐらいあるのか足りてないのかっていう全体像って全然みんな知らないんですよね。
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なので予算要求というのがあるんですけど、財政課に来年度こんだけ使いたいですって要求があって、
けど財政課としては全体でこんだけしかないから、あなたのところにはこのぐらいしか配分できませんというのがあるんですけど、
そこの全体の話とあなたがやりたいと思っていることの優先順位みたいなことを話す上で、財政が厳しいお金がないということを知ってもらわないと事業が回らない。
財政運営が回らないのでこの出前講座っていうのは始めたんですね。
実際財政課以外の方はもう市民と同じぐらいのレベルであまり詳しくは分かっていませんという方が多かったんですね。
特に自分の仕事のことはすごく詳しいんだけど、それが市役所全体の中でどのぐらいの割合を占めているのかとか、
自分たちの仕事が優先順位としてどのぐらい高いのかというのはほとんどの職員が多分意識していないと思いますね。
どうでしたか最初の頃、そういう講座を受けてもらって皆さんの反応とか。
もともと予算編成の前に福岡市今こんなに財政厳しいんですって説明会というのは毎年やっていたんです。
私が財政課に行く前からやっていたんですが、それはほとんど資料を読むだけでみんななんとなくそうなのかと思うだけで、
私も現場にいた頃は全然印象として覚えていないぐらいです。
ところが私が課長になって始めたのは、実は予算編成の仕組みを少し変えて予算要求してもらって予算を付けるという仕組みじゃなくて、
お金を先に渡して、この渡したお金であなたたちの部署で予算を作ってくださいという枠配分というやり方に変えたんですよ。
そうするとこんだけしかお金ありませんので、それの使い道をあなたたちでいくつかの事業の優先順位を決めて自分たちで使い道を考えてくださいと言うと、
途端に真剣になるわけです。
どんなふうに予算を組んだらいいんだろうとか、どうして俺たちこんだけしか配分を受けられないのというようなことを知りたいということで、
出前講座の受講者が増えていったということになります。
だいぶ雰囲気が変わりましたよね。
そうですね。自分でやらなきゃいけない、自分で決めなきゃいけないと思うとみんな真剣になるんですよね。
人事じゃなくて、和が事になるわけです。
財政課で判断しません。あなたのところで判断してくださいという権限を渡してしまっているので、財政課に必ず持ってこなきゃいけない資料とか協議の時間とかがすごく減るわけですよ。
ほとんどは自分たちだけで決めていいけど、自分たちだけで決める上でそこで話し合いとかしなきゃいけないんですけど、話し合う人数が少なくなって、
普段からお互いに知っているもの同士で話すことになるので、財政課だったら年に一遍話し聞いて、それどんな授業でしたっけみたいなところから始まるわけですよ。
そういうのよりはずっと効率的に予算が汲めていたと思います。もう10年以上福岡市それやってますけどね。
そうだったんですね。今は福岡市の財政に関しては特段問題はないような状況なんですか?
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実は今福岡市って人口伸びてるし経済も成長してるんでお金があるでしょって思われがちなんですけど、人口が増えると人口が増えた分市がやらなきゃいけない仕事も増えるわけなんですよ。
なのでお金が裕福なわけでは決してないです。
相変わらず財政厳しい。
厳しいは厳しいです。厳しい中でもあるものを効率的に使っていくということで、今までみたいに全部財政課に持ってきて、
財政課が1枚1枚の事業聴取をめくって判断するんじゃなくて、もう経済はこんだけ福祉はこんだけ教育はこんだけという枠を与えて、
枠の中でそれぞれの部局で優先順位決めて考えてもらうので、市民に近い現場に近いところでものが判断されているという意味で効率的な予算になっていると思いますけどね。
なるほどね。今ね、そうやってお話を伺っていると、そのやり方が一番いいんじゃないかって思いますけど、でも最初はそうじゃなかった。
その仕組みを変えていったのが今村さんだった。
そうですね。今思うとこれが一番いいやり方だと思うんですけど、当時は現場に権限を渡したらどんな判断をするかわからないというこちら側の不安もあって、
国と地方で地方文献とかで議論があっていると同じでですね、国から見たら地方に任せたら何をしてかすかわからないから国が権限を持っておこうと同じですよね。
役所の中で財政課から他の部局に権限を渡すとそこそこが勝手なことをしだすんじゃないかって思ってしまって、権限が渡せないという自治体が全国たくさんあるんで、
いや渡して任せた方がうまくいくんですよって話を、実はその出前講座であちこちでお話をしています。
じゃあその他の自治体もどんどん変わってきている。
そうですね変わりつつありますね。
すごく面白いお話です。また来週も財政に関してどうしたらもっとうまくいくのかっていうようなところを深掘りしていきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。
よろしくお願いいたします。ありがとうございました。
ありがとうございました。
今日のチェンジメーカーは自治体財政エヴァンジェリストの今村博さんにお話を伺いました。お相手は田中みずきでした。
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