カジュアルホモフォビアの体験
俺たち親子。親子じゃない。
で、Bは彼女と一緒に住んでるじゃない。
スーパーナイス、すごい良い子。大好き。大好きですよ、Bの彼女。
本当だったら結婚してるけど、結婚できない。そういう状況。
それについて聞きたいっていう方ですね。過去のポッドキャストを聞いてください。
聞いてください。
で、僕今日聞きたいのは、Bは彼女と一緒に生活、同居してて、どうですか?どう感じてる?
なんか、私たちはどのカップルとも一緒よ、普通にね。
結婚してるカップルも、ずっと4年間も一緒にいてるから、住んでるから、もう毎日が一緒。慣れてる。
結婚してるカップルみたい。
喧嘩もするし、でもすぐ仲直り。
だけど、周りから見られる変なカジュアルホモフォビアって言うんだけど、ちょっと嫌だね。
ちょっとっていうか、例えば外にお散歩しに行く。
で、近所の人とかもみんな見るじゃない。
あ、女性2人住んでるなーって。
姉妹ですか?とか聞かれるときに気まずい。
だってさ、ここで嘘をつくのか、本当のことを言うか。
で、本当のことを言ったら、向こうは引くか引かないかとか考えないといけなくて。
そういう面では、ちょっと嫌な気持ちになる。
例えば外にいる人間として、まあ僕お父さんだから外にいないけど、
それ大胆に自分はレズビアンなんだってみんなに言えばいいじゃんっていう考えもあるけど、
でも実際いつもそうやって生きてると疲れるっていうことでしょ?
例えば私は全然カミングアウトしてるし、彼女も見た目がすごくレズビアンって言ったらステレオタイプだけど髪の毛も短くて、
ファッションもボーイッシュでレズビアンってわかる感じ、外から見て。
だけど、姉妹?とか聞かれると、すごいおばあちゃんとかおじいちゃんの人、あんまり理解ができてないかもしれないんだよね、そういうLGBTのことに関して。
否定しているってわけではないかもしれないけど、その人たちからしたら、私がいきなり彼女ですって言ったら、
え?彼女?どういうこと?ってなるんだよね。
あとは病院の待合室で待ってるときに関係性は?って聞かれると、パートナーですって言っても、あれ?友達?とかね。
いやいや、パートナーですよ。抱き合ってますよ。
Ew! What?
じゃあ、例えば街中で、これ1分、2分なんだろうな。
初めて会った知らない人に、そんな自分のことを言う必要があるかって、言うときはあるよ。
例えば、初めてカミングアウトしたときは、世界に知ってほしかったから、誰にでも言って、否定されたら否定されたで、もう言い返してたよ。
そんな自分を隠すことなんかないから。今も自分を隠すことなんかないし、私のソーシャルメディアとか見ると全然オープン。
私カミングアウトしてるのね。だけど、やっぱ初めて会った人や、近所のおばあちゃんおじいちゃんたち、朝会うときとか、デメリットが多い?やっぱりまだ。
この世界、日本では、2025年だけど、LGBTのことに関して、あんまり分かってない人たちが多いから、この人はカミングアウトしてもセーフ?安全な人?って考えないといけない。
社会の理解と偏見
この人にカミングアウトしてもいいかなって。だって自分に影響くるから、その人は何も分かってなくても、ヘイトは強いからね。
だから私と見た目がすごく普通のストレートっぽい女性に会って、いきなり彼女がいるの?みたいな。びっくりするんだよね。特に年取ってる人。
ストレスは感じる?
慣れちゃったかな。そういう分からない人のほうが、ホモフォビックな人よりは全然いいよ。当たり前に。だって、面と向かって私たちに言ってくる人っているからね。ホモフォビアで。
例えば、私のおばあちゃんが1年前に亡くなったんですけど、その時の葬式で、私のパートナーも一緒に来て、もちろん親戚やみんなに会って、いろんな人に会って、お坊さんにも会って。
3ヶ月後くらいに、お坊さんが家に来た時に、もしかしたらお話が回っちゃって、私がレズビアンで彼女と住んでるっていうことが。
お坊さんが家に来た時に、パーシブ・アグレッシブってなんて言うんだろう。
担当職が間接的に。
遠回りをして言ってきた。LGBTの人は人類ではないって言ったんだよね。
よくそんなこと言えたな。
僕その現場にいなかったけど。
私と彼女とおじいちゃんの前で、みんな座ってお祈りしてる時に、LGBTの人は人類ではないのでって言ったの。日本語で。
聞き間違えたかな。全然お祈りと関係ないのに、いきなりその文章をお祈りに入れたから。
しかもお祈りって言っても、仏教だから、お祈りっていう言葉が間違ってるかもしれないけど、みんなで正座して。
みんな言ってることわかるよね。
びっくりしちゃって。
それは嫌だね。
そういう場合さ、例えばホモフォビアに会うことあるじゃん。
面と向かって喰らっちゃう時あるじゃん。
そういう時どうすんの?
例えばお店に入って、お二人どういう関係ですかって聞かれることあるじゃん。
ここでは言うべきだなって思って。
相手のリアクションがネガティブな時どうするんですか?
もう無視するかな。
相手の考え方を変えられるわけないから。
頑張ってもなかなか難しいし。
私たちのエネルギーの方が取られちゃう。
めちゃくちゃホモフォビックだったら、もちろん私たちの安全が第一だから、すぐ出るね。
できることはやるよ。
LGBTのことに関してもっとみんなに知ってほしいから、こうやってポッドキャストでも話してるし。
でもホモフォビアに関しては、私たちがそんな場面で否定されて、いろいろグチグチ言われて。
そこで喧嘩やり返しちゃったら。
しかも外国人だしね。警察とか呼ばれたくないじゃん。
分からないけど。
個人のアイデンティティと影響
対立。対立は避けたいよね。
ただの会話。
この人のこと、対立は避けたい。分かる。
分かってない人には時間をあげない。
前のエピソードでも話したけど。
仕事の先輩や嫌なところで嫌なことを言ってくる人たちに関して、自分の時間をあげなくてもいいんだよね。
本当に。
仕事だからいないといけない、聞かないといけないっていう場合でも、本当に自分はアクセプトしない。
受け入れない。聞くだけで受け入れない。
ホモフォビアもそうしてるんだよね。
周りから言われても別に。
あなたは自分のこと分かってるから。
あなたは私のこと30秒しか会ってないから。
1分、5分でも関係ない。
あなたは私のこと分かってないじゃん。
みたいな。
だから、受け入れない。
またこれが親から言われることや、すごい仲良い友達から言われたとか、ホモフォビア、親から言われるとか、すごいショックだと思うんだよね。
これはまた違うタイプのショック。
もちろんホモフォビアってね。
知らない人からのホモフォビアはまだレベルが違う。
ちょっと距離を置いたり。
でも自分とって大切な人からそういうコメントがあった場合は、どういうふうに対策としてとっておくべきなのか。
ただ、怒りを怒りでぶつけると、もっとすごい怒りになるんじゃないですか。
だから怒りを愛でかわして、相手がいつか理解できるようにどうやっていくのかって。
それはできていたら戦争もなくなるわけですよ。
対立もなくなるわけなんですよ。
それがほとんどの場合できてないんですよ。
難しいからですね。
人の意見変えるのって難しいからね。
難しい。
政治でもそうじゃないですか。
例えば、反対の意見と。
そういう討論会あるじゃん。
討論会は意味ない。
自分の意見を主張して、向こうが向こうの意見を主張して。
熱くなるだけで勝ち負けで。
そのレベルじゃん。
討論は勝ち負けで。
それでいいの?何も解決してないじゃん。
時間の無駄じゃない?
お互いのことを理解し合いたいという姿勢も感じないし。
自分の言ってることを叫んでる。
でも相手の人は聞こうとしてないから。
相手の人も自分のことを叫んでる。
言いたいこと。
ホモフォビアに対して言い返したら、
その人はそうなっちゃうから。
怖くないよって。
普通に、この人にはカミングアウトする必要ないなって思うときは、
この人に私がゲイって言ったら、
リビアンじゃなくてゲイを先に見えちゃうかなって思う。
私はゲイ以外に色んな性格の特徴や、
私はリビアンなのに、
ゲイって言っちゃうと、
ゲイしか見えなくなる。
それがね、ちょっとおかしいと思う。
おかしいおかしい。
だって例えばBは、もちろんゲイであるけど、
でもゲイ以外に、
いろんな顔を持ってるし、
それが思いっきり前に出されて、
ちょっと待てよって。
例えばじゃあ、僕は結婚してるんじゃない?
でもそんな、例えば、
結婚してることが思いっきり前に出されて、
ジョージ・ウィリアムスイコール結婚している。
そう考えられると、
それは困るのよ。
ちょっと待てよ。
俺、それだけじゃないよ。
Bもそれだけではない。
そうなの。
だからカミングアウトするときは、
初めて会った人とか、
そういう人たちには、
カミングアウトの重要性
もうちょっと私は距離を置く。
この人にカミングアウトできそうかな。
できなかったら全然、
私の性格を先に知ってから、
もしかしたら、
私を個人的に知ってから、
カミングアウトした方が、
人として先に知ったから、
ゲイっていうのがあんまりでかくないかもしれない。
っていうのもあるの。
例えば、
私のパートナーじゃないけど、
例えとして、
ゲイのカップル。
男性、男性。
パートナーの親が、
自分のこと嫌い。
ホモフォビック。
だけど先に、
彼氏として紹介するんじゃなくて、
人として紹介。
で、人として分かってもらった方が、
好きになると思うんだよね。
仲良くなって。
で、実はゲイなんだって言うと、
もしかしたら嫌われるかもしれないよ。
でも、いい子なんだって思われる。
そうそう。入り方は。
入り方って大事だと思うの。
すごく。
だから、それも大事。
で、近所付き合いもそうかもしれない。
すぐにゲイとかさ、
言う必要ないじゃん。
でもカップルって聞かれたら、
対応するけど、
目線とかも別に、
そこまで気にしなくていいと思う。
嫌だけどね。
でも完全にホモフォビックの。
うん。
相手が頑固で受け入れないと、
もう社会の一部を受け入れない。
もうそれと接点を拒絶というか、
もう壁を作って、
その人たちと仲良くには絶対なれない。
それが例えば、じゃあ、
自分の子供が、
そうだった場合。
ゲイであれば、
で、受け入れない場合は、
その息子、娘と、
さよならって言わなくちゃいけないよ。
そうだよ。
それ分かってるって、
僕は思っちゃうのよ。
否定するお父さん、お母さん。
うん。
なんか、
どうやって子供を育てると、
その子供がゲイだった場合ね、
中学生になった時とか、
思春期の時に、
自分はやっぱおかしいんだ。
何か違うっていうの?
そういう感情を抱いて、
そのまま押しつぶすと、
その気持ち。
大人になって結婚して、
普通にね、
ゲイでも関係なく、
女だったら男と結婚して、
子供産んで、
で、アンハッピーな生活、
なってしまうじゃん。
そんなん嫌じゃん。
かわいそうでしょ。
かわいそう。
だから、
ほんと悲しくなっちゃう。
うん。
まあ、
早く、
いい世界になるし。
そうだね、もっと、
だから、
ほんと、
さっき言ってたような、
その、
性が思いっきり、
ここまで前に出ているっていうのが、
社会として、
まだまだ、
俺たち頑張らないといけないなって。
これは、
意見とかじゃなくて、
みなさん自分の意見とかじゃなくて、
人権ですから。
人権だよね。
It's not,
人権と平等の追求
まあ、
そんな、
ホモフォビックなんだ、
僕は、
とか、
そういう、
ホモフォビックとは言わないけど、
そういう、
否定している、
理解していないだけっていう人っているじゃん。
その、
LGBTの結婚は、
認めませんっていう人。
でも、
認めないって言ってる人にも、
それ、
違うの。
これは、
人権問題。
否定しているんですよ。
うん。
自分に直接影響いかなくても、
まあ、
結婚を認めないからとか、
そうじゃなくて、
人を否定している。
それは、
人権問題。
うん。
Human rights.
Yeah, I think、
It's a hate right.
例えば、
例えば、
なんていうかな、
その、
この国に住んでて、
みんな同じルールがあるのに、
同じルールの下、
うん。
同じルールに従って、
俺たち生活しているのに、
ゲイであれば、
ルールが多い。
うん。
さらに多いんじゃない。
多い、多い。
それ、
平等じゃない。
うん、平等じゃない。
平等じゃないんだよね。
しかも、
結婚できるできないだけじゃないんだよ。
Equal rights, man.
Equal rights.
国でそうなってるっていうのは、
社会もそうなってるんですよ。
そうだよ。
だからそういう、
うん。
あの、
理解できない人、
その接し方、
うん。
そうだね。
まあ、
僕は普通の生活でも何度も言ってるけど、
こういう悩みないもん。
ないよ。
僕は。
うん。
で、それを、
Bも、
そういう悩みをしてほしくない?
うん。
もう普通に当たり前のように生活をして、
で、そのエネルギーを違うところに使ってほしい?
うん。
で、そのエネルギーを、
この人にどうカミングアウトするべきなのか、
するべきしないべきなのか、
どう回るのか、
まあ、こうやったらめんどくさいなって、
そのエネルギーを違うところに使ってほしい?
うん。
だって、
そう、そうだと思う。
そのエネルギーを違うところに使うっていうのは、
もっと幸せ、
もっと自由になれるっていうことじゃない?
もっと自由になれる?
うん。
うん。
だから、
カミングアウトは、
将来的にカミングアウトする必要もなくなってほしい。
普通になってほしい。
当たり前になってほしいの。
もうそんな関係ない感じになってほしい。
だからなに?みたいな。
レズビアンなの?OK?
俺の周りそうよ。
俺の周りそうよ。
そう、周り。
例えばラジオですよ、話しても。
いや、全然いいじゃん。
フォロワーさんも全く気にしてないっていう。
そういうのもありますね。
こんな感じですか?
そうですね、こんな感じです。
今日、たまにこういうお話ももちろんしたいと思って。
親子で。
向き合って会話して、向き合って会話することによって
答えが出てくる時もあれば、先が見えてくる時もあれば、
先がもっと見えなくなる時もあるけど、
会話して客地点を見つけるということですよ。
明かりを作りましょう。
ということで、また来週だね。
また来週です。
