人事異動と心理
ウィークデーの黄昏時、バーカフェいってらっしゃいにようこそ。
マスターの一佐です。
ここは、仕事のこと、人間関係のこと、子育てのこと、恋愛関係のことなどで、
疲れた方が一休みしていく、ラジオ上のカフェバーです。
今日もこのお店を出るときには、少しでも元気になって、行ってくれたら幸いです。
今日はですね、ちょうど私の周りでは、いろいろ人事異動の時期ということで、
いろいろ人事異動により、非既公文語もいろいろあるわけですけれども、
目をキラキラ輝かせて、新しい人事異動先に向かっていく方々、結構多いんじゃないかと思います。
皆さんの中でも、新たな配属先、人事異動先を聞いて、これからの希望に胸をときめかせている方、
いろいろ期待をしている方、もしくはものすごく大変なところへの人事異動、
自分の希望するところではないところへの人事異動を命じられて、
非常にドヨーンと沈み込んでいる方も、もしかしたらいらっしゃるかもしれません。
いろいろ人事異動というのは、いろいろ非既公文語もあるものだというのを、
この時期改めて感じさせるものなんですが、僕がいろいろ今まで周りを見ていると、
自分の希望にかなったりとか、人事異動に明るい未来を感じていらっしゃる方も、
実は新しい人事異動先に行ってみて仕事をしてみると、思っているのとは違った。
こんなつもりじゃなかったということで、やっぱりちょっと前の職場の方が良かった。
人事異動する前の方が良かったという風になっている方、結構私は見てきています。
皆さんの周りでもそういった方いらっしゃらないでしょうか。
これはですね、いろいろ思考の考え方があるとは思うんですけれども、
考え方の一つとしては、やっぱり人間というのは思考バイアスとして、
過去を美化して、さらに未来を希望化するというか、未来に希望を持つような、
そういう風な思考バイアスにあるんじゃないかというのは聞いたことがあります。
どういうことかというと、現在というのはすり鉢の底みたいな形で、現在が一番底にあって、
過去は美化するということで、過去は良かったという風に美化するし、
未来はきっと今より良くなる。きっと今より未来は良くなるだろうという、
過去に希望を抱くという、そういった思考バイアスが人間にはあって、
だからこそ実は人間というのは生きていけて、やっぱり過去は良かったなと、
過去に思いを馳せることで生きていける。さらに今は辛くてもきっとそれは長くは続かない。
未来はきっと良いことがあるだろうと、そういう未来に希望を抱くという、
そういう思考バイアスがあることで、人間というのは生きていけるというのも一つあるんじゃないかと思います。
だからこそ皆さんもやっぱり人事異動にあっては、今よりもっと良い職場に行けるんじゃないかとか、
そういうこともあるとは思いますし、行ってみた職場でちょっと違った、
思ってたのじゃなかったというのは、若干やっぱり過去を美化するバイアス、
そういうのをなせる技なのかもしれないというふうに思っています。
今を大切にする
そんな中で僕が常々思うのは、そういう思考バイアスにあるということを自分自身よく理解しつつ、
やっぱり大切なのは今この瞬間を頑張ることだと。
やっぱり今現在がすり鉢の底なのかもしれないですけど、すり鉢の底を上げていく。
いかに今が底辺かもしれないけれども、その底辺であるすり鉢の底部分をいかに頑張って上げていく。
そうすれば全体的に過去も未来もより良くなっていくんじゃないかというようなことで、
大切なのはやっぱり今この瞬間を頑張ることなんじゃないかなというふうに思っているわけです。
ということで、今日のお話としては、やっぱり人は過去を美化しがちだし、未来に希望を持ちがち。
だけどやっぱり大事なのは今を頑張ることじゃないかなということについて、ちょっと人事異動に絡めてお話をしてみました。
今日のお話はここまでにいたします。
それでは今日も皆さんが元気な一日を送れるように見送りたいかと思います。
それでは皆さん、いってらっしゃい。
