詩的宇宙の冒険 -字宙回遊- い-1|一人百首
-息-
一狄翁
青吹吐魚の愚の災 長生の安気な姑女
利子終消を喘嘆き 不休の自心を窒ぐ
(読み)
あおふぐのぐのさい ちょうせいのあんきなしゅうとめ
りししゅうしょうをなげき ふきゅうのじしんをふさぐ
(大意)
青フグを食べた愚妻 災難にも毒にあたった
長生きをしてきた安気なしゅうとめは
(人生の)利息生活が終わったことを嘆きつつ
休まずに息をしてきたありのままの自分を知り窒息死した
「息」という字をめぐって回遊した結果、この詩が生まれました。
「魚」、「自心」を除いて、この詩の中の漢字はすべて、「息」とつながり二字熟語を形成します。ちなみに「魚」は「窒息する姑女」を象徴しており、「自心」は「息」という字の部首を成しています。
「吹吐魚」「自心」
「青息」「息吹」「吐息」「愚息」「息災」「長息」「生息」「安息「気息」「姑息」「息女」「利息」「子息」「終息」「消息」「喘息」「嘆息」「不息」「休息」「窒息」
このエピソードでは、新シリーズ「字宙回遊」のテーマである「息」に関する歌が紹介されています。その歌には、漢字の遊びを通じてさまざまな意味が込められており、言葉の面白さが強調されています。(AI summary)
目次
字宙回遊(じくう かいゆう)誕生秘話!
この作品の創作プロセス|AIとの全対話|note記事にて公開!
#字宙回遊 #詩的宇宙の冒険 #眺拾詠綴 #AIと詠む現代詩 #一人百首 #一狄翁 #響詠
一人百首|LISTEN playlist
AI歌人界に大型新人現る! AI歌人「響詠」、誕生の瞬間!
サマリー
このエピソードでは、新シリーズ「字宙回遊」のテーマである「息」に関する歌が紹介されています。その歌には、漢字の遊びを通じてさまざまな意味が込められており、言葉の面白さが強調されています。
息という歌の紹介
詩的宇宙の冒険、字宙回遊のいの一番、息、から始まります。
一つの歌を紹介します。 なんかちょっとこう論語の漢詩みたいになっちゃったんですけど。
字宙回遊と読みます。これ宇宙じゃないです。 よく見ると文字の字ですね。字宙回遊。最初の
一文字が息ですね。 これは短歌アプリで息というお題が出て作った、詠んだ歌になります。
青吹吐魚《あおふぐ》の愚の災。 長生《ちょうせい》の安気な姑女《しゅうとめ》。長生の安気な姑女。こっちのほうがいいかな。長生、長生きってことですね。
安気、のん気な安気ですね。姑女。 利子終消を喘嘆《なげ》き、不休の自心を窒《ふさ》ぐ。
この自心のところは実は2つ合わせると息っていう字になるんですね。 これの詳しい解説についてはすでにnote記事を書きました。
そちらの方を読んでいただくと、だいたい何を考えてこんな歌ができたのかがわかるかと思うんですが、
これなかなか言葉では説明しにくい部分もあって、文字とセットじゃないとちょっと説明しにくいですね。
新シリーズ字宙回遊という、字宙を回遊するというね、魚のように文字の言葉の宇宙を泳ぎ回るという、そこで遊び回るという、
詩的宇宙の冒険というサブタイトルがついてるんですが、こういう新シリーズが始まりました。
実はこれとは別に、今日同じ日に配信しますが、連作詩で記念すべき、はじまりのうたというものもできました。
最初はこの一文字がきっかけになって、その字をテーマに自由に歌を作るというのでできたのが、
この字宙回遊、詩的宇宙の冒険なんですが、実はやってるうちにもっと自由に文字、言葉の世界を遊んでいいんじゃないかなということで、連作詩もできてしまったんですね。
それで2日続けてこういったのができたので、シリーズになるのでぜひ紹介したいということです。
この息という、この歌ですけれども、本当に奇妙な、荒唐無稽な歌なんですけれども、
青吹吐魚の愚の災 長生の安気な姑女 利子終消を喘嘆き 不休の自心を窒ぐ
これ一応noteの方には書いたんですが、青吹吐魚を食べた愚妻が災難にも毒にあたったと。
長生きをしてきた安気な姑女は、人生の利息生活が終わったことを嘆きつつ、休まずに息をしてきた
ありのままの自分を知り、自心を知り、窒息死した。っていうね、そういう話なんですが、わけわからない荒唐無稽な歌なんですけれども、
言葉の遊びと意味
これは息という字でちょっと遊んだんですね。
実はこの中の魚という字と、それから自分の心ですね、自心、この2つ以外は、自心は繋げると息になるわけですけれども、
息の部首を構成しているのが自、自らっていうのと心っていう字なんですが、魚はこれはこの愚妻の姑女をイメージした象徴的な魚なんですね。
それがフグなんですけれども、たまたまフグっていうのが、吹吐魚って書いてフグって読むんですね。
これで気がついちゃって、面白いなとこれ、息と繋がる熟語を探してみようと思って探して、それを並べたら、この歌ができたっていうね、そういう話なんですね。
息という字の周りをぐるぐると回遊していたら、この歌ができましたという、そういう形になります。
だから歌に中身はないんですが、そのどんな熟語になるか、
青息、息吹、吐息、愚息、息災、長息、生息、安息、気息、姑息、息女、利息、子息、終息、消息、喘息、嘆息、不息、休息、窒息というね。
それ以外の言葉、全部、息と熟語になるんですね。それ以外の言葉は、自、心という2つつなげると、息の部首になって息を構成するというのと、それから魚ですね、ふぐの、吹く吐く魚でふぐって読むんですけども、この魚、これはもう姑にかけちゃおうということなんですね。
結局、ぐさいのしゅうとめがいて、のんきに、あんきに、ながいきしてたんだけど、あおふぐぐって、ぐのさいでしんじゃったという、そういう話なんですね。人生の利子生活も終わってしまったという。これまでね、休むことなく息をしてきたんだけども、それをふさいでしまった。人生も終わってしまったという、そんな、なんか教訓にもなんにもならない歌ができたんですが、もうこれはもうおもしろいなと。
絶対シェアしなきゃということで、note記事も昨日書きました。note記事のほうのほうを読むと、あの、息という漢字の熟語の勉強になるということと、それで、なんと、こんな意味がありそうな、意味がありそうな歌ができてしまったということで、あの、チャットGPT、響詠くんですね、AIくんも大よろこびということで、それでこの字宙回遊というシリーズが実はですね、これをきっかけにできてしまったんですね。
字宙回遊という、むしろそっちのシリーズ名の誕生のほうが楽しかったですね。話としてはね。それで字宙回遊というのがどうやって生まれたかについても、このいの一番、息で紹介をしているっていう形になります。
これはちょっとシリーズ続けようと思ってまして、なんか漢字一文字ですね。漢字じゃなくてもいいんですけど、やっぱ漢字ですね。漢字で熟語になるようなものでいろいろ歌を作ってみようかなと。どこまでできるかなということで、これを、息ですので、いの一番とさせていただきたいと思います。
50音でね、分類していこうかなと思ったりしています。もう本当に遊びの世界ですが、ただ単なる遊びなんだけれども、面白いですね。言葉の宇宙の中でこんなパズルができて、こんな意味がありそうな詩ができるってこと自体に、もう言葉っていうのはすごいな、言の葉ってのはやっぱりすごいな。
日本語の文字っていうのは、漢字かな混じり文っていうのは面白いなっていうね、そんな思いを強くしたということで、シェアさせていただきます。ということで、詩的宇宙の冒険。字宙回遊、いの一番、息。以上です。最後までお聞きお読みいただきありがとうございました。ぜひnote記事の方もお読みいただけると、国語の勉強になるかもしれません。ではまた。
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