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2025-01-20 08:37

2024/12/27の短歌|たん歌なんか知るか 0010

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2024/12/27の短歌|たん歌なんか知るか

2024年12月27日の「短歌なんか知るか」では、この日の3つのお題についてお話しされています。短歌のテーマは「息」「ひ」「地獄」で、それぞれの短歌に込められた思いや背景が紹介されています。特に「息」については、字宙回遊というシリーズが生まれています。(AI summary)

目次

短歌の紹介 00:00
火と地獄 03:15

「たん歌なんか知るか」とは? #tanka

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サマリー

2024年12月27日の「短歌なんか知るか」では、この日の3つのお題についてお話しされています。短歌のテーマは「息」「ひ」「地獄」で、それぞれの短歌に込められた思いや背景が紹介されています。特に「息」については、字宙回遊というシリーズが生まれています。

短歌の紹介
はい、短歌なんか知るか、10個目のエピソードになりますね。
12月27日の短歌を紹介したいと思います。この日も3つだけですね、お題3つだけです。
この短歌なんか知るかは、もう短歌日記。PodcastLISTENというプラットフォームを使った短歌日記で、その日に読んだ短歌を全て、裏話含めて、どんな思いを込めたか、どんな仕掛けを仕込んだか、
いうことを語る、それだけの、淡々と語る、淡々と短歌を語る、短歌なんか知るかというね、そういう番組なんですが。
12月27日、年末も押し迫って、お題が3つ出ました。1つが、息。2つ目が、ひ。ひらがなのひですね。そして、地獄。
これで、上から順番にいきますが、息。これがね、息でいろいろ考えてたら息って難しいんですよね。
これは実はnote記事にもしましたし、Podcastでも語りました。ここで1つシリーズができました。
字宙回遊というね、字宙回遊というシリーズができて、息という漢字、いの一番が息ということで、これ要するに漢字をいじり倒そうと。
文字をいじり倒そうという字宙回遊。自由に泳ぎ回ろうという、宇宙じゃなくて字宙ですね。これ字宙(じくう)と読みます。宇宙に見えるけど字宙です。
字宙回遊というシリーズがこれでできたんですね。読みます。
青吹吐魚《あおふぐ》の愚の災 長生《ちょうせい》の安気な姑女《しゅうとめ》
利子終消を喘嘆《なげ》き 不休の自心を窒《ふさ》ぐ。わけのわかんない歌ですね。後で解説します。
っていうかもうこれ、1回解説してるんですけどね。
詩的宇宙の冒険、字宙回遊、いの一番でPodcastで語ってるんですけども。
それから、詳しくはそっちですけどね。
それから、ひ。ひとひらの ことのは ひらひらと ひらり ひかり ひをともす
ひだからもうね、ひらひらが浮かんじゃったんですね。
ひは結構いろいろ使いまして、これ。炎の火の方にも使えるんですが、むしろ花びらとか光とかそっちの方で、あ、火も入ってるか。
ひとひらの ことのは ひらひらと ひらり ひかり ひをともす
もうひらがなだけで、やまと言葉だけで歌ってやろうということで、これができました。
これもあっという間にできましたね。ひとひらの ことのは ひらひらと ひらり ひかり ひをともす
もうそんだけの歌ですね。これ後ほど、連作詩の締めの一首になりましたね。
まさかそう展開するとは思いませんでしたが、
こうやってお題で作ったやつが、連作詩5首の中の最後の一首に収まっていくっていうのも、これも面白いなと思うんですけどね。
そんな話です。それから、それはまた2日後3日後ぐらいにご紹介することになると思います。
3日ぐらいかけて連作詩ができたんですね。
その出発点にまさかなるとは思わなかったこのひとひら。
でもいつかどっかで使いたいなと、連作の中でね、いうような歌ではありました。
火と地獄
それから地獄。また、地獄かよ。地獄は嫌だなと思いながら何を詠もうかなと、地獄ね、
思ったんですが、地面師っていう映画、元は小説なんでしょうが、
流行ったらしくて。見てないんですけど、ネットであらすじ見て、なるほどなるほどと。
実話が一応、元になってるらしいんですが。
映画では釧路が舞台になってるってことで、釧路はいいなと。
地獄、地獄ってこれ5行あるんですけど、左から読むと、地獄じごくになってるんですね。
漢字の地獄、その後にじごくになってるんですね。
もうこれ作っちゃって、これで作ってやれって。
くしろの地 ゴチになります じめんうり
獄舎の西陽が 地金を照らす
地金っていうのは、人間のメッキが剥げた地の本質みたいなのが地金っていうわけですけどね。
だから性根があらわになったみたいな、そんな感じですね。
くしろの地 ゴチになります じめんうり ってことで、釧路を食い物にして地面師をやったわけですが、
牢屋に入って、 獄舎の西陽が 地金を照らす っていうことで、
反省してるのか反省してないのかわかりませんけどね。
また刑務所でたら何かやってやろうと思ってるのか、ちゃんと反省するのか知りませんが。地金を今頃照らしてるんじゃないか
ということで、獄舎の西陽が 地金を照らす っていう風にしてみました。
どうでしょうか。
ちょっとだけ解説しますが、
息、解説しますがっていうか、これも解説しちゃってるんですよね、別のエピソードでね。
青吹吐魚《あおふぐ》の愚の災 長生《ちょうせい》の安気な姑女《しゅうとめ》
利子終消を喘嘆《なげ》き 不休の自心を窒《ふさ》ぐ
これ実は全部、息という言葉と
二字熟語になる。
青息。吐息。
あとこれ、吹く吐く魚って書いてこれフグって言うんですね。
実際、青フグっているんですね。
青吹吐魚《あおふぐ》、これいいなと。
ここからもう全部、じゃあ息のつく二字熟語を探してやれって言って調べたんですね。
そしたら、愚息、息災、長息、生息、安息、気息、姑息、息女、利息、息子、終息、消息、嘆息、たんそく?
たんそく二つになります。
あ、喘息だ。喘息、嘆息。
そして、不息っていうのがあるんですね。休まないことね。
不息、息がつかないことね。
それから、休息。
この、自心は、これ二つ合わせると息になるんですね。
わかりますか。
自分の自に心って書いて、これ二文字合わせてくっつけると息になるんですね。
これはだからないわけです、二字熟語はね。
もう一個ついでに言うと魚っていう字ね。
青吹吐魚の魚も二字熟語にはならないんですね。
それ以外は全部、最後、窒ぐ、窒息ね。
全部漢字は、二字熟語になると。息とね。
いうことで、それで歌を作ってやれって言って、パズルのように作ったのがこれですね。
青吹吐魚《あおふぐ》の愚の災 長生《ちょうせい》の安気な姑女《しゅうとめ》
利子終消を喘嘆《なげ》き 不休の自心を窒《ふさ》ぐ
自心っていう言葉、自心ね。
これ調べると、いろいろ出てくると思いますが、結構、深い言葉なんですけど、自心。
それで、青フグを食っちゃって、毒にあたって、長生きだった安気な姑女が、
人生の利子が終わっちゃったなぁと嘆いて、
これまで休むことのなかった息をふさいで死んでしまったという、
そういう歌になったわけですね。
意味ないです。根拠もないです。
とにかく息で二字熟語を作って、その片っぽの漢字を組み合わせたらこういうのができたっていうね、
ことで詳しくは、もう一個のエピソード。リンク貼ってありますが、
息。詩的宇宙の冒険、字宙回遊、いの一番をぜひお読みお聞きいただければと思います。
もう国語の勉強ですね。
それから、ひ。これはもう、やっぱことのは好きなんですね。ことのはネタね。
ひとひらの ことのは ひらひらと ひらり ひかり ひをともす
もう落ち葉がひらひらっと落ちてね。ことのはの落ち葉が。
キラッと光って最後は焚火になるみたいなね。
まあそんなイメージですね。それ以上ないです。
それから、地獄はさっき言っちゃいましたね。
地獄、地獄で横に並べて詠んでやろうということで、
くしろの地 ゴチになります じめんうり
獄舎の西陽が 地金を照らす
ということで、いろいろ言葉を探して作ったのがこれということになります。
ということで、あと真ん中のお題のひのひとひらね。
あとで連作詩の締めの一首になるってことも覚えておいていただけると嬉しいなと思います。
ということで、2024年12月27日の短歌なんか知るか。短歌日記でした。
ではまた。最後までお聞きお読みいただきありがとうございました。ではまた。
08:37

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