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はい、バーニング応援のアウトプット読書術
本日の一冊は、一番やさしいピケティ超入門
こちらの一冊を紹介させていただきます。
著者は中野明氏。1962年滋賀県生まれ、同志社大学非常勤講師で
人文科学、自然科学を問わず、難解複雑な事象を図解化し
明快に説く手腕には定評がある
ノンフィクション作家でもあられるこの方でございます。
21世紀の資本、格差社会を今日から語れる本
語りてー
賢に見られてー
ピケティ名前は聞いたことあります。
どうでしょうか?皆さんご存知ですか?
資本主義社会語りましょう
これね、どんな内容かと言います
これ一言で言うならば
資本収益率Rが経済成長率Gを上回り
過去に蓄積した富が経済格差を拡大する
こういうことなんです
はい一言と言いながら長いそして難しい
ごめんなさいね
これねちゃんと解説していきます
これねR代なりGと呼ばれるものですよ
これがもうつまりピケティの格言です
21世紀の資本というの書かれてますよ
ピケティさんね
僕過去の方かと思ったら
1971年生まれね
御年53歳ですよ
まだまだ現在でございます
皆さん学校でこんなこと習いませんでしたか?
全ての人は皆平等である
ねなんか習いましたね
天は人の上に何たらみたいな
あれはどうなのね
本当にそうなんですか
現実では止めるものはますます飛んで
貧しいものはますます貧しくなっていく
それが現実じゃないんですか
神様皆さん平等じゃないよ
これをちゃんと科学的に解明した
それがピケティさんなんですよね
過去の膨大なデータを基にして
トミーの不平等を検証し
その解決を目指した
それがこのフランスの経済学者
御年53歳のトマ・ピケティ
その人なわけですよね
解説していきましょう
R代なりGのR
資本収益率とは
資本が生み出す所得のことを指します
つまり金利とか地代
僕たち不動産投資家でいうところの
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家賃収入もこれに当たりますね
資本が生み出してくれる所得のこと
これをR資本収益率と呼びます
では対してGとは
経済成長率国民所得の成長率のことを指します
これはつまり労働に対する
対価として発生した所得のことですよね
労働収入と考えればいいわけです
でこの社会では
常にR代なりGが存在している
これが成り立つということなんですよ
ってことはですよ
簡単に言い換えれば
働いてお金稼ぐよりも
投資してた方が儲かる
雑に言うとこういうこと
でもこれが社会の真理なんだということ
過去のデータを元に導き出したのが
このピケティさんなんですよね
厳しい現実ですが事実なんですよ
世界人口をまずピケティさんはね
3階級に区別するということをさらいましたね
上位10%を上流階級
そしてこの中位40%を中流階級
下位50%を下流階級というふうに分けると
これ何を持って分けるかというと
労働所得プラス資本所得を足した
総所得の割合
これを全世界の人口の割合で
上位10%
真ん中40%
下位50%というふうに分けたと
この中でトップ10%の持つ総所得は
世界人口平均の6倍の富を所有するということなんですよね
これね実際にいろんなデータ数字も出して説明されてますが
結論経済格差は資本主義社会においては
開くばかりだということなんですね
これ仮に経済成長率を1%だとして
資本収益率が5%だとしますね
経済成長率のGが1%
資本収益率のRが5%だとすると
この5%の4%分
つまり資本収益率
投資による収入の5分の4を消費して
残りのたった5分の1を再投資に回すだけで
要は1%の経済成長率
つまり働いている人の収益と同じだけ収入が入ってくるんです
じゃあその割合を増やす5%のうち2%とか3%とかを再投資に回すだけで
完全に労働収入よりも増えていきますよね
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入ってきたお金をそのまま投資再投資再投資に回すだけで
雪だるま式に増えていく
これでいくら悪せく働いている人よりも
資本収益率つまり投資をしている人の格差は開くばかりだと
経済格差はどんどん広がっていくんですよ
これをあらゆるデータに基づいて解説をされているんですね
もうわかったよと現実厳しいことはわかった
じゃあどうしたらいいんだっていうこと
この先のことも書かれてるんですよ
ビケティさんが解いてます
最後の章で書いているねこれ
格差社会を食い止めるビケティの戦略とは何でしょうか
2つあるんです
1つ目類似的な所得税これを実行せよ
いわゆる類似課税制度
これ日本でも取り入れてますよ
アメリカでもこの制度取り入れてるんですよ
わかりますよね
所得に応じて所得が増えれば増えるほど
日本でも最大の実行税率は55%
なってますよね
こういうふうに所得が多い人に対しては
税金を多く支払ってもらいますよ
という制度が類似的な所得税ということです
これはすでに取り入れられているんで
皆さん理解できることだと思うんです
じゃあもう一つの手段
これ何を提案されているかというと
世界的な資本税どういうことっていうと
ストックしている資本に対する課税
これをやりましょうっていうことなんですよ
資本家はお金をたくさん持っている
でこれを回していなかったりするわけですよ
ただ貯めているそこの資本に対して
税金をかけていこうぜ
うわっよく言った
この下流層の方は言うかもしれないです
理想ではありますよね
確かにたくさん富を持っている人
そのストックしている資本に対して課税をかける
これはちょっと実行されている国ないんですけど
これができれば確かに
平等な社会になっていきそうだ
ただしもちろん問題もあります
これをやろうと思うと
誰が世界中にどんな資産を持っているかを
明白にする必要があるんです
つまり所有資産の透明性が欠かせないんですよね
これできますか
資産隠しとかどこどこの国の銀行に入れてたら
わからへんとかなんやかんやありますよね
これをすべて透明にする
難しいんじゃないかと
ただしこれはゼロか100かではないので
できることからやっていきましょう
というふうにも解かれているわけですよ
2015年にオバマ大統領が掲げた制度
中間層を引き上げましょう
こういうことを言われてたんです
その時に2つの提案がありました
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一つは浮遊層を優遇している税制を
是正していきましょう
もう少し浮遊層に対して
税金を重くかけていこうっていう提案と
もう一つが2年生大学の無償化
これを実行します
これはいずれもピケティの戦略で言うところの
中間層を引き上げるっていうのは
つまり上流層との差を縮めるということなので
いわゆる格差社会を食い止める戦略によっているわけですよ
こういうふうにやり方は一つではない
結局のところこの格差社会がどんどん開いていく
暴走する資本主義を放置するのか
阻止するのか
そして阻止するならば
いかなる方法で実施するのか
これを考えていくことが大事ですと
いうふうに最後は締められてるんですよね
僕もそういうふうに考えるっていうこと大事だと思います
そしてこれは僕の意見なんですけども
このピケティさんのR代なりG
資本収益率Rが経済成長率を常に上回っているという事実を認識して
皆さん大きな富を有するものが
ますます飛んでいくという事実から目を背けずに
資産を大きくすること
さらに再投資をしていくという
投資に目を向けること
これも必要なのではないかと考えました
はいこのようにね
いろんな社会に対する警鐘を鳴らす
はいそんな一冊でございます
資本主義に対する警鐘ですね
考えていきましょう
皆さんというわけで
本日は一番優しいピケティ
超入門使い入りで分かりやすかったです
こちらの一冊を紹介させていただきました
さあ明日もワクワクと楽しく元気にいきましょう
それではまた明日