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2023-02-12 23:49

令和五年如月の回「大河は来た!3」2

ガチャを回して出てきたお題について語る「文ガチャ」
今月のお題は「大河は来た!」です。 

2週目の今回も引き続き、昨年放送されていた「鎌倉殿の13人」を中心に
細かいシーンの話や次にやってほしい大河の話など、のんびりと雑談しております。

お時間の合うときに、ゆっくりお聴きくださいね。

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これ一応ね、大河ドラマの主人公なんで、吉時がちょっとダークサイドに落ちてる感じがしつつも、息子の代にうまくいくようにするためにやっているっていう風になってたんだけど。
そこはもうちょっと本当にただのダークヒーローでいいような気はしましたけどね。なんかもうちょっと悪いキャラみたいになっちゃって。
過去のことを思って悩んだり苦しんだりしながら死んでいくみたいなキャラクターでも良かったのかな。後味の悪い作品にあえてしちゃっても良かったのかなとは思うけど。
まあ難しいですよね。大河ドラマなんで。映画とかだったらそういう後味の悪さも一つの無理なんだろうけど。そんな気はしますね。
最初、本当に純朴な高青年で描かれていて、戦争終わったらすぐ泣きそうになっちゃうし、日和だしっていう感じのところが緑の衣装で現れていて、だんだんその緑の色が濃くなっていって、最後真っ黒になってしまうっていうのが素敵だったのと。
演出上手いですね。あれ4種類かな。段階ごとで色を変えていっていて、緑っていうのは青年期なので若草色じゃないけど、若さとかも表してたりとか純粋さみたいなのも表すっていうのがだんだん重い色になってて黒ずんでいくってあえて言わせてもらえた。そういう感じに描かれていて、最後真っ黒ですんで。
真っ黒で、だんだん姿勢が左に傾いていく感じが、あーって思っちゃうんですよね。
でもやっぱり上手いなって思いますよね。コメディっぽいパートとかでも、この人って立場的に笑ったりするようなキャラクターじゃないから、ツッコミ入れるでもなく、コメディ的な演出が起こった時には、呆れてその場を立ち去るみたいな役が多いんだよね。
そこにツッコミ入れるとかは、小池栄子さんがやってるほうじょまさこなんかは、ちょっとツッコミっぽいセリフだったりとかってのが出てくるんだけど、主人公がそれやっちゃうと崩れちゃうっていうのもあって、多分そういうことはないようにとか作られてたのかなと思うけど。
割とコメディパートでも、登場することはするんだろうけど、そんなに実際にコミカルっていうポジションではないのでね。
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そうですね。ちょいちょいそんな場面に行き合うんですけどね。自分を暗殺しろっていう直例を、これ記念に持ってていいですかっていう弟に対しての眼差しとか。
そうそうそうそう。ツッコミとかは入れないの、あくまで。眼差しだけでみたいな感じとか。
最後の最後にキノコのツッコミは笑いました。
あー、そうね。
それは早く言ってほしかったみたいな、本音のツッコミが。
まあまあ、最後でね、気持ちが緩んでいいシーンになってるから演出できるというかね。
そうですね。
この物語は関東の話だし、各家の話でもあるんだけど、やっぱり北条家っていうのが一番大きくて。
言ってみれば将軍家である南本家って、家としてはほぼないようなもんだから、ここから生まれてくるみたいな話だし。
貢献的には北条氏っていうのは圧倒的に強すぎるので。
北条の家、お父さんの時政の代のところ。
第1話ってそういうところから話が始まって、時政に子供が3人4人って言って。
そこにご妻が来るよという、リクっていうね、宮沢林さんが演じたご妻が来るよっていうところから始まって。
こっちのうちね、最終回とかにもリクさん出てきたりするんだけど、北条時政が失脚するくだりがあるじゃないですか。
息子と対立して伊豆に帰っていく感じかな。
でこれ、その直前に家族だけ出会うシーンっていうのがあるんですよね。家族だけで、まあ宴会じゃないけど。
はい、ありました。
でそこにあえてリクさん、ストーリー上で言うとすごい最愛の女性みたいに描かれてるリクさんは呼ばなくていいって言って、子供たちだけと宴会をするっていうシーンがあって。
まあそこはまたそれでね、その宴会だからっていうのもあるけど、コメディ的な雰囲気にもなるんだけど。
ここは非常によくできてたなぁという気がしましたね。
こういうところで、どっかで家族の物語。まあそれこそね、吉時もその息子のためにっていう話もあるし。
そういう意味でも、そういうテーマ性みたいなのが感じたなっていうのがあったり。
であとその息子の安時ね、坂口健太郎さんもそういう好評でしたけど、彼が本当に1から3月ぐらいの小栗旬さんみたいな感じになってるんだよね。
調整役で平和な恩恵派みたいな、戦をしないでいい方向に持ってこうとするみたいな感じもたちいちで。
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必要に応じて、まあ調整役が多いんだけど必要に応じてね、父親にも反論したりして。
そこも見てるとみんなそう思うと思うんで、そこは上手なんだろうなぁとは思いましたね。
吉時が変わってくるのと、その息子が初期の吉時みたいだっていうのと両方が出てくるからわかりやすいみたいなね。
そうですね。だからこそあの御成敗式目ができたんだなっていう気がしますね。
有名だね。もし撮ってなくても知ってるぐらい有名な御成敗式目がね。
そんな感じですか。あとなんかあったかな。
あとだから今年ので時々耳にしたのが、オープニングとかが短めで、去年ケリーさんに来てもらったときの話で言ってたかな。
オープニングの音楽が短くて、その分スタッフとか出演者の名前がそのオープニングの映像のところで入りきらないので、本編映像まで差し込まれてくるみたいな形になってるのはちょっと抵抗感があるねっていう話をされていて。
確かになんかね、それこそ今BSでやってる女対抗機とか見るとオープニングめっちゃ長いんですよ。
そう思うと確かに短くなってて、その分本編が長いっていうのもある。それはそれで一つの魅力なんだろうけど。
映像自体も綺麗だったんですよね。いい演出。
クゲの格好してる人と鎧もつけた侍が対峙してるような石像みたいなものね。
あれかっこよかったですね。
ああいうものとかで、いろんな関係性みたいなのを表したりとか、人とか。
よくある自然の風景とかじゃなくて、ああいうものを中心にストーリーの全体像みたいなのを象徴するものをいろいろ出していくみたいな。
結構いい画像だっただけに、もうちょっと長くてもよかったのかなって気もしないですけどね。
あれ本当に1年間の流れでしたよね。
そうですよね。前半の方で原平の対立とか対決みたいなものから描かれてっていう風になっている構成ですよね。
途中で、どなたかが白い犬の夢を見たっていうシーンが、あれ吉時でしたっけ?
吉時かな?そうかな?
あの白い犬オープニングにいるんですよ。
あ、そうなんだ。
あ、いた!
そういうところまで、まあそうかやるか確かにな。
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白い犬はね、賢いって言われてますからね。
落語にも。
あ、そうなんですか?
生まれ変わって人間になるっていうのがいますよ。
そうなんですね。
白い犬は一番賢くて最も人間に近いと言われていると落語の中では説明されてます。
それは知りませんでした。
それが人間に生まれ変わるっていう話なんですけどね。
そういう記事もやっぱりありますね。
今ちょっと気になって見てみたら、鎌倉堂のオープニング白い犬の他にも隠れた動物がネットで気づかなかったの超え多数みたいな記事がありますね。
白い犬は、鳥居の横の白い犬はあずま鏡では吉時が白い犬を夢で見た後、体調を崩し立ち持ちに参加しなかったと記述されているというところから出ていると。
で、もう一つが断の裏の戦いのCGでイルカが映ってるらしいですね。
なんでしょうね。
これはなんでと書いてないですね。
結構わかんない。一瞬波のように見える塊があるが、それがイルカだと。
イルカの動きを見た音明寺の安倍晴信生命さんの発生ですか?
よくわかりませんが、晴信さんだから生命さんの子孫とかなんですか?
そうですね。
兵器の敗北を予言したという逸話が残っているそうです。
だからその辺が物語の中での断の裏と被るような順序で出てくるってことでしょうね。
ネットで検索していた白い犬の画像も出てきたので、ああこういうことかって今見てきました。
壁のとこにちょこっと。
なんですかね。この話ってやっぱり難しい。
いろんな要素で難しくて。
本来であれば一番のスターである吉住が結構序盤で退場する。
本来であれば主役級のよりともも前半で退場する。
残りは、言い方は悪いけど、小戦はあるけど、大きな合戦とかはほぼ起こらないじゃないですか。
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兵器が滅びた後は。
なので、わりと話としては地味になりがちだと思うんですよね。
よりとも吉住みたいに有名な人は残ってないわけじゃないですか、鎌倉の爆風の中に。
子供たちの名前は多少は知られてるかもしれないし、もちろんほうじょうまさこは有名だけど、
和田とか三浦とか言われても好きな人は知ってるでしょうけどっていう感じだと思うんですよね。
そのぐらい地味な中。
あと根拠になる資料が東鏡ぐらいというか、精度がどこまで高いのかわからないものが根拠になっていくという中で、
その分自由度が高かったっていう話もあるんでしょうけど。
ただ盛り上げるのはやっぱり腕のいる作品だっただろうなぁと思う。
三谷幸喜さんって、これまで3本タイガドラマやってきていて、最初が新戦組で、次が真田丸で今回っていう。
幕末戦国原兵の時代、鎌倉初期。
時代をわざと全部変えてるのと、
あと真田丸もちょっと微妙なところ。
でも真田丸もそうですね。
いわゆるこれまでタイガの主役になってない人を選んでるっていう感じがすごく強く出てて。
新戦組はやっぱり割とどちらかというと悪役?明治維新を起こそうとする。
端的に言うと坂本龍馬に対しての敵みたいな存在。
捉えられることが多いですよね。
明治新政府を作った人たちは良い人っていうのが基本線なので。
最後は高森であったり坂本龍馬であったりとかっていう人はいい人っていうのがあるので、
それの敵対する存在の新戦組っていうのは一般的にはどちらかと言えば悪い人として捉えられがちなので。
タイガっていうその日曜日の夜8時で家族で見れるような時間帯。
しかも視聴率が本来高いNHKってなると、あんまり好んで主役にしたいタイプの人ではなかったはずなんですよ。
それをやってみたっていうのと、真田丸もタイガドラマでは真田幸村ってやってませんので。
有名な真田大兵器っていうのはちょうどタイガドラマが現代ドラマをやってた時期に、
水曜日かなんか裏でやってた関係性なんですよ確か。
この辺はそれこそケリーさんとかに行くと詳しくわかると思うんですけど。
ケリーさんが来た時に言ってた好きなタイガドラマで命っていう話をしてた。
あの頃とかなんですよ確か。
あの頃だから歴史ドラマがNHKから消えちゃうわけにもいかないので、
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水曜日だか木曜日だかにやってたのが真田丸なので。
タイガドラマ的なものなんだけどタイガドラマではない。真田丸じゃないや。真田大兵器。
っていうのはあったんですけど、やっぱり真田幸村であるとか正幸であるとかっていう人が主役になったタイガドラマはなくて。
例えば武田信玄やるとそのさらにお父さんの真田幸高とか出てくるんだけど、
その正幸幸村っていうとこはそんな出てこないし、秀吉を主役にしたところでやっぱり
真田家ってそんなに大きくは取り上げられないんですよね。
ってなるとあんまり実は出番がなくて。
あるいは例えば青井徳川三代をやったって、
秀忠が割と出番があるから秀忠が関原の河川に送れるみたいなエピソードを描けるんだけど、
そこでわざわざ真正幸をちゃんとした役者さんに役として振るってほどの出番はないですよね。
1回とか2回で出番終わっちゃう。
ってなるとあんまりタイガとかっていう感じじゃなかったのをがっつりタイガで取り上げたっていうのがあって、
今回もやっぱり吉恒弁慶であったりとか、一歩譲ってよりともが主役とか、
あるいはその辺だろうな。
実際にあったレディーでやったのは吉恒だし、あるいは清森であったりするんだけど、
そんな中で北条氏はやっぱりさっき言ったような感じで、
割と悪役、そのよりともが幕府を作るにしても、
それの裏で操って暗躍していた北条氏みたいに思われがちなので、
非常に主役向きじゃない人をあえて調整するっていう意欲がすごい、
三谷幸喜さんらしいなぁと思って。
逆に言うとこうなると、もしオファー来たら次どこやるんだろうなっていうのは期待しちゃいますけどね。
僕は個人的には最近落語とかが好きな影響もあって、
中心蔵にすごい興味があるので。
中心蔵って最近タイガでやってないじゃないですか、たぶん。
原録両覧が最後ぐらいなんですよ、たぶん。
結構昔のタイガドラマですけど。
なのでそろそろやってほしいなっていうのもあるし、
それももしくはせっかく三谷幸喜さんがそういうアプローチでやるんだったら、
キラ側から描くとかね。
難しい!
キラ側から描いてコメディ要素を入れて、
しかもキラが悪くないように描くみたいな話になったら面白いなと思いますけどね。
そうですね。
さくやさんはその辺、
僕がいろいろ好き勝手話しましたけど、
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作品とかあるいは時代の話でもいいですし、
脚本家みたいに好奇についてでもいいですけど。
キリンの時もそうだったんですけど、
割と歴史上の謎、なんでそれやっちゃったのかとか、
この事件がなぜ起きたのかっていうのは、
ドラマを作る時の腕の見せ所だと思うんですね。
キリンだったら本能寺の変な黒幕はとか。
今回は一番楽しみって言ったらあれなんですけど、
サネトモが暗殺された原因だったんですよね。
犯人はわかっているけど、
なぜそうなってしまったのかっていうのは、
結構丁寧に描いていらっしゃったなぁと思って。
そうですね。
僕も歴史は専門家ではもちろんないので、
全然正確なところはわかんないんですけど、
NHKって大河ドラマ以外でも、
大河ドラマとリンクさせたりしながら、
歴史の番組が常にずっとあって、
そういうところで最新研究の話をよく、
最新研究の話がよく出てくるので、
わりと僕らが知らなくて、
あれって思うようなことって、
僕らが知識がないだけで創作じゃなくて、
最新研究に基づいて作られている、
なんていうケースも案外あるんだろうなぁと思うんですよね。
さっきのトモイゴゼンの話なんかにしても、
僕は消息不明とはなっているものの、
どこかでお宙の狩りみたいなところで死んじゃっているのかな、
みたいなイメージでしかなかったんだけども、
わりと長生きしたみたいな説があったりとか、
今回こういうふうに描かれている背景には、
もう少し何か根拠になるものがあるのかなとか、
思ったりもしますよね。
苦行が暗殺をするっていうのはわかっているけど、
そこまでの経緯って、
全然歴史でも学ばないので。
なんでそんなことに言って、
思っていたら、
サネトモが全部地雷を作っていってたんだな、
っていうふうがあって。
そうですね。
そういう意味で言うとね。
例えばサネトモに死んでほしいって思う人っていうのは、
今回のドラマのケースとかをとりあえず一旦置いて考えた場合に、
例えば朝廷、例えば北条氏、
例えば他の御家人ぐらいが考えられるわけじゃないですか。
尊徳がありそうな人。
その後どうするかで、
その人たちが徳を得られるかどうかが変わってくるかなと思うんだけど、
そういうところを、
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極端なことを言えば、
どうにでもできる立場にいるのが三谷幸喜さんなんだろうな、
そうですね。
三谷幸喜さんの強みは、
そういう人だって思われてるので、
過去の新選組とか真田丸とかもあったから、
割と歴史ガチ勢も起こらないんじゃないかなって気がするんだよね。
割と他の脚本家の方で大河ドラマってなると、
割と歴史に中立めに書かないと、
怒られるというかね、
そういう意見が出てきそうな気がするんだけど、
彼は、いやでもコメディですからっていうので、
片付けてもらえそうな感じがあるなとは思いましたね。
という感じで、
ここまでが前半戦で、
よろしいですか?
2022年令和4年の大河ドラマ、
鎌倉殿の13人についてお話をしてきまして、
後半戦は新しく始まった大河ドラマ、
2023年令和5年の大河ドラマ、
どうするイエアスについて話していこうと思います。
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