何が正しいのかわからない。
考えても考えても迷いが消えず、同じ失敗を繰り返してしまう――。
この回では、「愚かさ(愚痴)」をテーマに、
わからなさの中で生きる私たちの姿を、
仏教の言葉から見つめていきます。
仏教でいう「愚かさ」とは、
頭が悪いことでも、努力が足りないことでもありません。
それは「無明(むみょう)」
見えていないことがあるという、
闇の状態を指す言葉です。
情報があふれ、選択肢が多すぎる現代。
私たちは流され、主体性を失い、
時にいのちさえモノのように扱ってしまいます。
けれど仏教は、
そんな愚かさから自由になれない私たちを責めるのではなく、
「愚者の救い」を語ってきました。
影に気づいたということは、
すでに光が当たっているということ。
迷いの闇の中で立ち止まりながらも、
それでも歩もうとする私たちに、
仏さまは決して背を向けることはありません。
「わからないまま生きる」ことを、
肯定する時間になれば幸いです。
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