人生の進み方
人生は、自信を持って力強く生きるべきだ、と言われることがあります。
確かに、そのように生きられたら素晴らしいと思いますし、そうした考え方に励まされることもあるでしょう。
しかし一方で、この世の中に、これが必ず正しい、と言い切れることは、実はあまり多くないのではないでしょうか。
人それぞれ置かれている状況は違い、価値観も経験も異なります。
誰かにとっての正解が、別の誰かにとってはそうでないこともあります。
ただ、世の中はいつも変わり続けています。
昨日まで当たり前だったことが、今日には通用しなくなることもあるかもしれません。
明日、何が起こるかは、どんなに考えても、誰にもわかりません。
人生の進む道は、最初から一本に決まっているものばかりではないようにもあります。
だからこそ、人は周りの人の話を聞いたり、本を読んだり、時には立ち止まって、自分で考えたりしながら進む方向を決めていきます。
この道が良さそうだ、と思って選んだとしても、心のどこかに不安は残ることはあります。
それでも人は不安を抱えながら一歩を踏み出します。
思い通りにならないことがあっても、失敗したと感じることがあっても、それでも前に進もうとします。
迷いながら進むことは、決して弱さではなく、真剣に生きている証なのかもしれません。
はっきりとした答えが見えなくても、考えながら歩いていく。
その過程の中で、自分自身のことや周りの人の気持ちに少しずつ目を向けられるようになるのだと思います。
迷いながらでも歩き続けること、その積み重ねがきっと自分なりの人生を形作っていくのではないでしょうか。