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2024-10-11 22:32

#154 創業者が行うべき権限委譲

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BOOTUP RADIO、ポッドキャスターの伊藤です。
この番組は、ペライチ創業者でエンチャル投資家改め、
オアシスファンドの橋田一秀さんと、スタートアップを立ち上げる上での疑問や
企業に関するトピックを取り上げ、シエド企業家や
企業界米軍の方に役立つ情報をお届けします。
伊藤です。BOOTUP RADIOに出演して、スライドなしの2分間エレベーターピッチを行う
企業家の方を募集しています。
ポッドキャストでの壁打ちをイメージしていただき、
ピッチを通じて橋田さんからのフィードバック、
そしてリスナーである投資家の方々から認知を得ることができます。
収録はオンラインで、マイクなどの特別な準備は必要ありません。
興味をお持ちの方は、概要欄からお申し込みください。
おはようございます。
おはようございます。
収録久々ですね。
3週間ぶりぐらいの収録ですね。
そうなんですよ。
いろいろお互い夏休みの間とか、僕の諸々の立て込んでて、
収録がマジで久しぶりという感じでございまして、
伊藤さんとのポッドキャストお待ちの皆さん、大変お待たせいたしました。
久しぶりでございます。
でもあれですよ。
毎週伊藤さんの回が配信されてるじゃないですか。
だから、1年以上聞き続けてたヘビーリスナーの皆さんには
寂しい思いをさしちゃってるんじゃないですかね。
そんなニーズないと思うんですけど。
いやいや、ありますって。
伊藤さんは最近何してたんですか?
僕ですか?
僕は大学の夏休みに入る直前だったので、
最後のテストみたいな、アメリカの秋入学の夏の終わりが最後なので、
1年間のテストのやつに終わってた。
僕もちょっとだけ夏休みを満喫してました。
どこ行ったんですか?
僕はロサンゼルスに行っていました。
LA。
楽しいことしてきましたか?
大学生らしくというか、楽しんでました。
伊藤さんもいましたね。
お友達と行かれて、学校の友達と行ったんですか?
いや、それは彼女と一緒に行ったら完全な旅行なんですけど。
はいはいはい、そうだった。
そういう感じです。
よかったです。
はい、という感じです。
僕も夏休みいただきまして、ちょっとハワイに家族旅行に行ってきました。
いやー、Facebookの写真見たんですけど、めっちゃいかにも夏というか夏の旅行感が。
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でもさ、あの写真のところにさ、コメントでさ、全然ハワイっぽくない写真ですねって書かれてたりとかしてて、確かにみたいな。
ハワイのイメージってやっぱ砂浜と海とみたいなイメージが一番。
ワイキキビーチのイメージですよね。
なんですけど、僕普通に山ですね、途中の山で撮った写真だったんで、確かにハワイ感は少ないかもみたいな。
分かる人は分かるんですけど、確かにハワイ感は少ないなみたいな。
でもなんか一番楽しそうな写真があれだったんで、上げてみたっていう感じなんですけど、夏休みに行ってきましたね。
夏休みは家族旅行でございました。
ということで、お互い夏休み終わったというところで、今日の配信、収録を迎えているわけですが、伊藤さん今日のテーマは何でしょうか。
はい、今日はですね、お便りが久しぶりに届いているので、そちらを使っていこうかなと思います。
お願いします。
はい、ラジオネームのりさんからです。読み上げます。
スタートアップ創業者が行うべき権限以上について質問です。
うまくいっている創業者を実際に近くで見ると、常に時間に余裕を持っている人もいれば、常に時間に余裕がなく忙しそうな人もいるように感じます。
うまく権限以上を行えば、創業者の時間に余裕を持つことができると思いますが、本当に創業者がやるべき仕事は何でしょうか。
また、将来的になるべく創業者の負担を減らすために、権限以上をしたいと考えているのですが、そのために創業初期から行うべきことがあれば教えてください。
ありがとうございます。
はい、ありがとうございます。相談者の方はシールドのスタートアップの方だと思うんですけど、
確かに僕の周りにもいるんですけど、スタートアップのそこそこフェーズが進んだ社長とか、シリーズBとかCとかぐらいの人で、
この人めちゃくちゃ暇なのかなっていう人たまにいるんですよ。
僕からしたらなかなか考えられないというか、とにかく会社のために時間を使ってやるっていうのが僕もやってきたことだったんで、
なんでこんな暇そうなんだろうみたいな。これは実はいいことで、結局暇っぽく見えると声もかかりやすいし、
あとはおそらくなんですけど、実務をやる時間がやらなくて良くなってて、経営の仕事の本質って、
やっぱり手を動かすっていうよりかは、会社をどういう方向性に持っていくかとか、そういう仕事なので、
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そう考えるとやっぱり余裕があって、良いインプットができそうだなとか、すぐテーマを見つけたら時間があるから色々すぐ動けるみたいな、
そういう経営者、僕も憧れますね。いいなって思います。
ただ、僕も含めてなかなかそういかないことが多い。やっぱなんか超忙しいなみたいな、なってる人も多いと思うんで、
この質問者さんの意図はすごい分かりますと、時間の余裕を持ちたいって思ってるわけですよね。
たまにそういう人を見かける、観測すると思うんで、分かりますと。
じゃあ、どうしたら余裕できるかっていうことと、本当に経営者がやるべき仕事なんですかっていうのが今回の質問なんですけど、
ということで、どうしましょうかね。
まずそもそも、創業者がってこの質問者の方言ってるんですけど、社長がって言い換えた方が多分シンプルかなと思うので、
創業者に限らず経営者、特に社長がやるべき仕事についてちょっと話そうかなと思っていて、
やることって一言で言うと、さっきちょろっと言いましたけど、会社の方向性を決めるとか、向かっていく方向性を決めてそれに対してどうアクションするか、
っていうことを決めることだと思うんですね。
もうちょっと具体で言うと、何やったらいいかって言うと、やっぱり経営全体というか、経営全体に影響のあること、インパクトのあること。
自分が打ち手を打つと、一番経営全体、これは会社としてのアウトプットの総量として一番多くなるものをやるべきと。
しかも時間軸としては今だけじゃなくて、将来に渡って役に立ちそうなことをやる。
っていうのがちょっとまだ抽象が高いんですけど、本質だと思います。
もっと具体にいくと、これは前提としては、もちろん時期によって変わるっていうのは事実でして、
一番最初は営業やるとか開発をやるとか、プレイヤーとして関わる時間がすごい多いと思うんですね、会社を立ち上げたときって。
なので、会社全体に影響度のあることを、かつ自分がアウトプットをすごい出しやすいことをやると思うんですよ。
それが営業なのか開発なのか、あと場合によっては時期によっては資金調達だと思うんですね。
なんですけど、そういうのって会社が成長していって人が増えてくると、実務をどんどんお任せすることができるようになってくるので、
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フェーズによってやることが変わってきますと、例えばミッション、ビジョン、バリューを作るみたいなタイミングになるかもしれないですし、
あとはじゃあ一番、例えばじゃあペライチの時みたいな話で言うと、具体でやってたのは、採用はずっと課題が大きかったんで、僕もプレイヤーとして結構やってました。
ただ一番最初の頃は募集を作成して、ウォンテッドリー最初使ってたんですけど、募集公開して入ってくる人、応募してきた人とのメッセージのやり取り全部僕がやったりしてたんですけど、
全ポジションの採用を僕が見ててみたいな。でもなんかそれって人が入ってきたら変えられる、誰かにお願いできるんで、お願いすることは実務をお願いしつつ、採用で言うと僕でも、
ペライチ最後まで僕採用やってたのは、社長なんで必ず面談にはどっかのタイミングで出たりとか、正社員かつ重要なポジションの採用であれば当然出る。
あとは、エンジニア採用ってずっと課題だったんで、なんか僕もエンジニア出身だったんで、やっぱり僕自身がスカウトを送るみたいなこともずっとやってました。
俺はペライチ辞める直前まで最後までやってた実務それかもしれないですね。スカウトを送るとかずっとやってましたね。
なんか橋田さんのノート、2018年12月16日に公開されているフェーズが変化していく中での代表の時間配分の変化について、でもずっと確かに採用が20%以上ぐらいずっと時間が割かれてますもんね。
確かにそんなノート書きましたね。確かにそうですね。
まさにフェーズと時間配分の変化っていうのはこのノートに結構図示されてるんで、シリーズBまでの話。図示されてるんで書いてますね。
シード機はちょっとそれ後で概要欄にリンクを貼っておいてほしいなと思うんですけど、シード機は僕開発50%とかやってますね。50%ぐらい。
アーリー機はウェブマーケ、まんべんなく仕事してますね。ウェブマーケ、バックオフィス、採用、経営全般、資金調達みたいな。
でも横軸で、シリーズAも大体同じぐらいで、シリーズBになるとウェブマーケは他の人にお願いしてるんで、バックオフィス採用、経営全般みたいな。経営全般って書いてあるところの比率が上がっていくみたいなところですね。
あと資金調達は各ラウンドの境目で僕がやっていたので、一定の時間を割いてやってたみたいな感じですね。
すごい。自分で今書いたノートを見返してるんですけど、なんか確かになみたいな。
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まとめると、これいいですね。まとめると、代表括弧プラス創業メンバーの役割やフェーズによって変わる。
人を採用できたら任せて空いてるところを埋めに行く。何をやるべきか、創業メンバーのスキルとプロダクトによっても変わる。はい、そうですね。
っていう感じですかね。あとは、必要な、その時に必要なことをやるだと思うんですけど、しかも経営全体になるべく一番インパクトのあること。
例えば、ペライチだと一時期、マネージャー、経営層、マネージャー、メンバーみたいな三階層になってた。途中から三階層になっている時期が来たんですけど、
マネージャーのレベル感がまちまちだったみたいな時期があって、そこがすごい課題で、マネジメントマーク行ってるチームは行ってるけど、行ってないチームは行ってないみたいなところで、
それをどう改善するかみたいので、マネージャー研修みたいなの。これは僕じゃなくて、今ペライチの社長をやっている安井さんがそこをやったっていうところとかもありましたね。
マネージャーに必要なマインドセットを叩き込む研修を毎週やって、5回とか10回とかやってました。やっぱり経営全体に影響のあることをやるなんでしょうね。
僕も例えば途中でビジョン・ミッションバリューのアップデートをするみたいなやつを、僕が叩き台作って毎週経営会議で経営メンバーに話したりとかしてましたし。
そんな感じ。質問者さんに対する回答で言うと、創業者がやるべき仕事っていうのは、もちろんさっきノートの話にも説明しましたけど、経営っていうこと自体の時間を増やしていくっていうのは当然必要で、
一方で、当然最初のフェアコーのフェーズでは実務もいっぱいやると思うんで、そこは穴が空いてて自分が得意なことをやって、要はアウトプットの総量が一番増えることをやるってことですね。
どんどん人に採用して渡していく。そうすると、他の穴空いてるところを塞ぎに行ったりとか、次に重要なところに自分の時間を使いますし、そして経営全体を考える時間。経営って結局手を動かす仕事じゃないわけですよね。
なんで、やっぱり頭を使う仕事なんで、やっぱそっちに時間を使うっていうのはすごい大事なことかと思います。
で、2つ目の質問は権限以上したいんですけど、創業者からお金を得るべきことがあれば教えてください。
どっから行けばいいのかな。仕事を振る側と振られる側の話みたいなのをちょっと話そうかなと思っていて。
ちなみに振る側で言うと、いわゆる自走できるチームを作ることがすごい大事ですと。
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つまり、例えば普通のこれは経営とか関係なく、チームをどうワークさせるかみたいな話で言うと、
例えば、これ誰でも分かる例だと思うんですけど、一個一個指示をしないと動かないっていう状態から、
ある程度大きい弾を投げたとしても動いてくれるみたいな。
あといちいち確認が走らないようにするとかっていうのがゴールだとすると、やっぱりそれ、
結構これマネジメントの話なんですけど、うまくできるできない人いると思います。僕も得意ではないんですけど、
とはいえやることって仕事に対して丁寧にフィールバックして、どんどんお願いできる範囲を徐々に増やしていくみたいなことだと思ってますと。
振る側がコントロールできることってそういう話ですよね。
それって別にいろんな書籍を読んだりすればできる、書いてあることなんで、ここではこのぐらいにしておきますと。
一方で振られる側、それも能力の話もあるので、自創力高い人を採用するっていう感じなんですけど、
これって採用の話なんで、今ここで全部伝え切るのってめちゃくちゃ難しいなと思ってます。
何かなって思って考えてたんですけど。
冒頭の話で、上手くいってそういう会社で、かつ社長が結構時間に余裕がありそうみたいな、
そういう状況の会社チームに共通していることは何かなって考えると、
実務をちゃんと巻き取ってくれるナンバー2、ナンバー3、経営人を増やすみたいな。
いわゆる実務家タイプのCOOみたいな人がいて、とにかくこの人がいると会社が前に進むみたいな。
さっき言った、マネジメント上手くてチームも上手く率いることができるとか、
あともちろんもうちょっと小さいレベルでいると手が速くて、どんどんタスクが進んでいくみたいな、
そういう人を入れるとかなんでしょうね。共通しているのはそういうことですね。
これどうやったら再現性高くできるかというと、なかなか採用の話になるんで、
なかなかここでこうすれば上手くいけますみたいな話はちょっと難しいのですが、
自創力高い人を採用する。しかもこれフェーズによっても違いますね。
創業初期から。でもやっぱりこれもいつも初期だとこういう議着になるんですけど、
共同創業者とかやっぱり創業期からコミットメントの高い人って割とそういう傾向がもちろんありますよね。
だってコミットメントが高いから、当然いろんな大量のタスクをやらないといけないし、
一方で経営者としての目線感があるのであれば、そこのバランスをうまく取るみたいなこともできると思うんで、
そういうコミットメントの高い共同創業者なり初期メンバーを採用するなんだろうな。
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創業初期から行われるべきこと。今言ったようなことなんですけど、
今チームメンバーがいるのであれば、自創力を上げてもらうために、
最初は時間がかかるので丁寧にフィードバックして、どんどんお願いできる範囲を増やしていって、
この守備範囲は任せたって言えるような人を増やす。
守備範囲の総量を増やしていくみたいな感じでしょうね。
そして採用自体は経験値のところもすごく大きいので、うまくいってる人に聞きましょうって感じです。
究極って感じかな。
コミットメントを増やすためにモチベーションを上げることは大事だと思うんですけど、
こういう動機でモチベーションを上げるのは良くないとかってあったりしますか。
分かりやすいので、例えば金銭的なものだと、逆に金銭的なものが発生しないと、
モチベーション全くパフォーマンス出ないみたいになっちゃうとかもあると思うんですけど。
総論としてはもちろん全部バランスですと。
なぜなら金銭的なものっていうのは人によって必要な額が違ったりとか、
一方で優秀な人ほど現実の世界では給料をたくさんもらっていることが多い。
大企業とかにいて給料をたくさん持ってる人も多いと思うんですよ。
だからスタートアップが一定のフェーズにいったら、
今だったら資金調達の額も大きくなってるから、
相対的に給料の高い人を採用しやすくなってるとは思いますね。
だから一定の給料で、例えばシリーズAとかBとかいったときに、
そこそこの給料を払って優秀な人を大企業から引っ張ってくるとかっていうのも
全然プレイとしてはできるわけですよね。
そういうふうにすることもあるかなと思います。
一方シードフェーズにおいては、そうも言ってらんないんで、
しっかり今いるチーム、今自分たちができる最大限の採用の仕方をしてきた人を
どうやってワークさせるかっていうところだと思うんですよね。
それが金銭的な部分と、あとはそれ以外の部分とでバランスするのが一番いいと思いますね。
給料が高いのが一般的に良くないって話では全然なくて、
ワークしてもらうために一定給料を支払う人ももちろんありますし。
でも採用するときに、僕はいつも第一技的に給料があっている人はやっぱり
スタートアップの初期経済に向かないよなっていうのは、それは思ってますと。
いわゆるビジョンやカルチャーマッチ度がどれぐらいあるかみたいのは当然見てるし、
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むしろそこ、いわゆる根底の価値観が一致していないと一生働けないなって感じですね。
BOOT UP RADIOは番組に対する質問や取り扱ってほしいテーマを募集しています。
番組概要欄にあるお便りからぜひ送信してください。
番組概要欄って言ってるんですけども、
以前リスナーの方からどこにお便りあるんですか?
聞かれたのでもう少し詳しく説明しますと、
BOOT UP RADIOっていうページをSpotifyで開いたところにはですね、
ハイパーリンク、いわゆるクリックするだけでお便りに飛べるページが貼れないので、
各放送会の中のさらに詳しく見る、もっと詳しく、
ディスクリプション、説明文みたいなエリアがあるので、
そこを見ていただけるとお便りがあるので、そこからお便りぜひ送信してください。
そうですね、ぜひぜひ。
これ、こうやって言うとちょいちょい増えるんですけど、ぜひぜひ質問ください。
たくさん、こういうときすごいいいんですよね。
たくさん質問回答したいなと思ってますので、
ぜひぜひ僕らとしてもお便りをお待ちしております。
はい、それではありがとうございました。
ありがとうございました。
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