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BOOTUP RADIO、エンジェル投資家の橋田一秀です。
BOOTUP RADIOは、スタートアップを立ち上げる上での疑問や企業に関するトピックを取り上げ、
シード企業家や企業家予備軍に役立つ情報をお届けする番組です。
ゲスト紹介と会社紹介
本日はゲスト回です。ということで、ゲストは、コロムミュージックエンターテインメント佐治浩一郎さんです。
まずは自己紹介、会社紹介お願いします。
よろしくお願いします。稼げなかったアーティストは、全員稼げるようになる音楽会社、コロムミュージックエンターテインメントの佐治浩一郎と申します。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。最近の会社紹介はそんな感じなんですね。
最近はもう一言でパッと言って、は?ってなるような感じになると思います。
いいですね。ちょっと気になる感じになっているのが、10秒自己紹介です。素晴らしくいいですね。ありがとうございます。
佐治さんの会社は一応、僕の投資先ということで、投資したのが今年の4月ぐらいでしたっけ?5月ぐらいでしたっけ?
4月ぐらいだと思います。
そうですよね。半年ぐらい。でも最初の話聞いたのは2月ぐらいだと思うんで。
確かにそうですね。
それぐらいを付け合って。
やってる事業の話から最初聞いてもいいですか?アプリとか事業の話。どんな感じなんですか?
前提として、まず世の中ライブハウスってこの世の95%か8%ぐらいはいかないんですよね。
ミュージシャンってその中で、アーティストとその中で取り合いをしてるから、永遠に食べれないんで。
僕たちはマイクロライブっていう新しい概念で、スマホにライブ空間作っちゃえばいいじゃんっていうのから発想が始まったんですよね。
その中で、アーティストがリアルなライブ体験ができるようにして、アーティストは自ら集客してライブをしておけば、いかない人は98%ぐらいなんで、それを取れるでしょうっていう発想から始まったんですけど。
今本当に平均チケット安価が4700円ぐらいで売られてまして、ほとんど7割以上がリアルのライブにはアクティブにいかない人たちが来るんですよ。
我々はこの98%以上の潜在資料にマイクロライブっていう新しい資料を作るっていうのでやってますね。
すごくて、最近も実際アプリの直近の予定みたいな項目があるんですけど、そこ見てたら本当に2000円から6000円ぐらいの価格帯で売られてるみたいな。
マジすごいなって思っていて。これでもあれですかね、最近すごくそこら辺課金のところ、課金というかちゃんとチケット代を、適正なチケット代を設定して売る方が本当に増えてきたっていう感じなんですかね。
そうですね。
2、3ヶ月ぶりぐらいにアプリを見てみたらそんな感じだったんで、あれすげえみたいな。
どんどん上がっていってるなみたいな。
結局、ツールだけをアプリってどこまで行っても結局のところツールでしかなくて、ツールだけを提供したってこの稼げなかった問題って解決しなくて、
2つはメソッドまで提供してるんですよ、全部。売れるようになる。アーティスト全員営業満開させてるんですよね。なのでどんどん点価も上がってきてます。
インディペンデントアーティスト向けのプロモーターみたいな要素も。
です。教育まで提供してますって感じです。
マーケティングですね、まさに。すごい。
今僕ポロッとインディペンデントアーティストって言っちゃいましたけど、よくこれ実は、僕はサリさんの口から出てきてあーっていうふうになったんですけど、
サリさんのコロムではインディペンデントアーティストっていうものを推してるというか。
そうですね。
インディペンデントアーティストとメジャーデビュー
って思うんですけど、ちょっとインディペンデントアーティストって何ですか?
一言で言うと独立系アーティストで、無所属ですよね。IT系で言うとフリーランスみたいな。
そういうことを示しますと。
で、日本だと今のところアマチュアっていう形に分類されてしまってて、
さっき変わってはきてるんですけど、アメリカではグラミ賞っていう音楽のアカデミー賞の受賞者のうちの8割が実はこのインディペンデントアーティストなんですよ。
すごい構造の違いがかなり。
全然違います。
日本だと、要はリスナーの方向けにちょっと噛み砕いて言うと、
日本だといわゆるメジャーレベルに所属してて、メジャーレベルするってよく聞くじゃないですか。
だからメジャーレベルに所属して、ちょっと昔だったらもちろんCDを出したりとか、売れていくっていうのはメジャーデビューしましたっていうのが第一歩みたいなのがよく聞くと思うんですけど、
今でももちろん日本だとまだまだそこがメインストリームだと思うんですけど、それをちょっとずつ変えていきたいなっていう思いがあるわけですよね。
そうですね。変えていきます。
これも一般的なイメージで言うと、さっきのインディーズみたいな話で言うと、
冒頭ライブハウスに行ったことない。一般の方、ライブハウスにほとんどの人は行ったことないよねっていう話の中で、
でもインディーズのアーティストってそういう、暗くてちょっと行くの怖いみたいなところのライブハウスで頑張ってる。
まずはそういうところから頑張るみたいなのが結構普通なのかなと思っていて。
僕自身は大学生の頃、音楽も少しやってたので、ライブハウス行ったりとか、自分でそういうサークルに所属してたんで出たりとかするっていうのが普通にやってたんですけど、
でもさっきの90何%みたいな話で、いやそうだよな、普通の人行ったことないよな、そうだよなみたいな感じですよね。
そんな中で、このアプリにたどり着いた理由って、どういうふうにたどり着いたのかってめっちゃ気になるんですけど。
会社作ってからだと、カレコレ僕10期目なんで。
あれ?そんな高いんでしたっけ?
2014年に会社作ってるんで。
めちゃくちゃやってる。
10期目先週ですよね。
超ベテランじゃん。
もともとは2期後から作ったんで、もともとは僕その前職が光くんしんっていうボリュームの営業会社だったんですよ。
そこに2、3年いたんですけど、そこから独立してるんですよ。
最初は訪問販売ずっとしてました、飛び込み営業の。
フレッツ光とかを宮崎県の奥の方までとか行って。
九州出身ですよね。
東京出身で福岡に来たんで。
光の転勤で福岡に来たんで。
それで宮崎の奥の方行って、こんにちはエディティでとかって言って売ってたみたいな。
なるほど。
ピボットは12回目ぐらいだったね。
めちゃくちゃピボットしてるな。
10年12回目。
スタートアップに来たのは2019年ですね。
そうっすよね。
いわゆる光の戦士だったのがなぜスタートアップに来たんですか。
当時2017年ぐらいだったんですけど、福岡でもスタートアップバブルみたいなのが来たんですよ。
来ましたよね。
来てるんですけど、来年も1億とかちょうど集めるみたいな。
そんなバブってたっけ?
そんなバブってた。
ビジョンと夢だけで1億調達してますみたいな。
バブリーだな。
超バブリー。いくら調達した?お前いくら集まってやってるようなレベル。
僕2017年に初めて1.5億円調達したんですけど、そんな夢だけ語って調達できなかったんですよ。めちゃめちゃ大変だった。
ビジョン全然5社しか導入してないとかで1億残ったっていうのが今日さらにあった。
バブってるなあ。
僕と共通の先輩がいて、名前忘れてるんですけど、その人が元々コンサルやってからスタートアップ行って、1.4億円調達したっていうニュースが流れてて。
当時僕まだ代理店やってるときに、ほうはん飛び込みとかやってる時代だったんですけど、
その人見て、え?1億4千万円?こんなバカでもできるの?みたいな。
なんか夢を与えますよね。
こんなバカでも1億とか調達できるんだと思って、これだと思ってっていうのが入ってる。
ゴールドラッシュ感すごい。
金掘るに行っちゃう側ですからね。
いやすげーな。
そんなでした。
スタートアップに入っていこうと思って、最初はどういうことをやったんでしたっけ?
最初は当時マッチングサービスをやってて、それをもっと大きくしていこうと思って。
それで調達したんですよ。
2000万とか、2019年に。
全然あんまうまくいかなくて、それが。
で、やめようってやめて。
ちょうどコロナになって、20年くらいから。
コロムの前身前身前身くらいの、ワークルってオビスみたいなのが生まれたんですよ。
はいはいはい。
っていうのを作って、いつこそ使われて、だんだんサークル系になってて、それが。
クラブハウスみたいになってて。
だけど音声コミュニケーションって全然、マネタイムが難しいなっていう。
そうになってて、次今度占いになってて。
いやこれね、面白いのはね、僕今コロム社のプレスリリース一度見てるんですけど、まさにそういう流れがわかるんですよ。
ですよね。占いになって。
占いそこまで課題化が強くなくて、あとあんま自分のヒットもなくて。
結構それが去年の7月くらいに本当にどうするかみたいなドッキリをやったんですよね。
もうクローズするかみたいな。
言ったときに、コロナになってから音楽を自分でやり始めたんですよ。
なるほど。プレイするほうですね。
やってて、そのとき周りもだんだんアーティストが増えてて、
なんでこの人たちこんなに儲かんないんだろうなと思って。
あれ?これ音楽ライブやったらいいんじゃないのかなって思って、8月くらいに初めて。去年の。
全然そういう仕様じゃないからあんまり良くなかったんですけど、でも50点くらいの点数を与えてたんですよ。
今あるもの、当時あったものを、その中で音楽ライブをするっていう。
1000円のチケットとかで当時やってみて、友達にやらせたら8万円くらい売れてたんですよ。
すごいすごい。
50点くらいは出来としても、まだ顔とかもないじゃない。音声だけだったんですよ。
それで、音楽だなみたいな。
他のも検証しつつ徐々にやっていって、本当に振り切ったのは1月、2月くらい、1月くらいですかね。
でもあれですもんね。ピッチしていただいたときには、それで少しトラクション出てて、
それはもう振り切っていこうってなってたわけですよ。僕の話聞いたときには完全にもうそっちになってたんで。
それぐらいのときで。でもあのときからトラクション10倍になりましたからね。
いやーもうそうですよ。だから最初一桁万円ぐらいだったみたいな感じから、ちょっとずつ一桁万円になってみたいな感じでしたよね。
アプリのリフォームとマーケティング
なるほどね。なんかピボットするときに、ベースのアプリみたいなもの、前の音声通話アプリみたいなものがあったと思うんですけど、そこからそれを捨てて作り直したのか、それともそれをベースにまた変えていったのかというと。
そうですね。リフォームですね、単純に。
リフォームですね。なるほど。だからその使える部分がそこそこあって出るとこだったんですかね。
ただもう本当にUIとかはフルリニューアルしてるんで。
そうですよね。側は変えないと全然って感じですよね。
そうですね。
ありがとうございます。なんかそんな感じでこう、そうですね。もともと、いやでもなんかね、僕の中でも今やっと繋がったんですよね。もともとそういう控え通信でゴリゴリやってた中で、
なんかミュージシャンの人ってなんでこんな売れないんだっけみたいなっていうところが、いやなんかこれうまくやったらいけんじゃねえかなみたいなのがしっかりバチッと繋がって、
そういうなんていうんですかね、しっかりアプリを提供するところだけじゃなくて、しっかり支援していくみたいな風になってるかなという風に思ってますね。
で、最近のニュースで言うと、そういったアーティストの方とパートナー締結、パートナー契約を締結するニュースがどんどんどんどん出てますけど、これなんかどういうミュージシャンとどういう背景で契約になったんですか?
有名どころもある程度、やっぱり連れてこようっていうことで、やっぱり知名度があって。
でも知名度があっても実はそんなに実はかさげてないアーティストっていっぱいいるんですよ。そこが多いんですよ、この業界って。
実話みたいな。
めちゃくちゃ多い。そんな有名な人でもこの先歌でやっていけるか不安みたいな状態だった、全員が。
それと市場がすごい狭い中で戦ってきて、その中で一応勝ってるけどそもそも狭いんで。きついじゃないですか。
僕は新しいマイクロライブという資料を作ろうっていうのと、独立系アーティストなんで、一緒に前世の時代を作ろう。
インディペンダルアーティストの前世の時代を作るからミッションなんですけど、パートナー契約はそれを一緒に作るっていうのでやらせていただいて、営業力だけで取ってきました。
おだしょー いいっすよね。これよく聞かれるかもしれないですけど、通常の配信アプリ、いわゆる配信したり投げ線したりとか、あとYouTubeでライブするとかっていうのとどう違うんですか?
これアプリ触ったことあるとUIが全然違うんですけど、そういうふうに結構聞かれることあると思うんですけど、どうやって説明してます?
まあ根本、チケットである時代と結構だいぶ違う。
そこが一番違うかね。
実は結構そこが違くて、投げ線のほうが簡単なんですよ。
ですから僕がチケットでこうなったら、チケットが売れないとRPとして成功することってないんですよ。
世界中のアーティストに共通したいのって、チケットが売れてるって一つの事実なんですよ。
なのでこの力をつけない。投げ線で東京ドームのライブとかできないんで。
なるほどね。
そのにこだわったらそこですね。最初の入りやすい。
はいはいはい。
あとライブってやっぱりどっちも主役なんで、一緒に空間に入れないといけなくて、配信を見て顔がガン出しの画面全部だとライブじゃないんですよね。
なるほど。そこら辺はなんかそういう。
音楽のマニアックな話になりますね。
いやでもね、哲学を感じますよ。そもそも思想が違うと。
音楽なら音楽でっていうところは一緒かもしれないけれども、そもそもやろうとしてることとか、ライブに対する考え方とか、そもそも違うよねっていう話なんで。
全然違いますね。
そこをこの2022年、2023年、現在このアプリケーションに落とし込むとこうなるっていう一つの回なのかなっていうふうに思ってて。将来的にはどういうところを目指してるんですか。
まあ単純に、インディペレントアーティスト伝説を作るためにはトップアーティストを作るのが一番早いと思ってて、1億円プレイヤーとか作ろうと思ってます。
いやわかりやすい。いいですね。
1億円プレイヤーを目指す
Bリーグって、トガシさんがバスケですね。1億円プレイヤーになってから変わったと思うんですよ。
それまでバスケってアメリカじゃんとかって言われてたのが、一気にバスケって稼げんじゃんって変わったと思うんですよね。
そこだなって思ってて。
やっぱり1億円プレイヤーを作るっていうのが中期的な目標ですね。
当面はこのアプリだと思うんですけど、そういうちょっと違った展開。
例えば、僕はいつも言ってるんですけど、ライブハウス作んないですかみたいな話とか。
それから他の展開とかってないんですか。
ライブハウスはあり得ますし、エージェント業務はトップに関してやっていこうと思ってます。
ツアーまで組んじゃうっていうのは、我々はやっていきますね。
ツアーまでは入っていった方がいいですね、確かに。エージェント業務はそうですね。
すごい大事なことは、こういうアプリケーションで裾野を広げるっていうのはできると思いますけど、
トップアーティストをしっかり生み出していくっていうのを意図的にやっていかないと、
上がギュッと伸びないと裾野が広がっていかないなっていう感じはすごくしているので、
やっぱ1億円売れるアーティストを1人作るみたいなのは、分かりやすくていい目標だななんていつも思っております。
もうちょっと雑に話し振りたいんですけど、
アーティストの成長と変化
最近、裾野さんのめっちゃいいところは、本当に自分でアーティストの方とたくさん面談されて、
自分たちのプラットフォームに入ってもらうべきアーティストを自分の目で見て話してるって思ってて、
そういうアーティストの方ともたくさん、面接だけじゃなくてたくさん交流されてるかなって思うんですけど、
その中で最近あった面白かったこととか、
例えばアーティストなんで、良かったこととかほっこりすることみたいなのってありました?
多いのがリアルライブとかで基本ノルマ制なんですよ。
はいはいはいはいはい。
2500円のチケット5枚は売ってねみたいな。
というとこで売れなかった分はさらに払ってね。
要はチケット仕入れるって感じですかね。
1枚しか今まで売れなくて、だいたい1万円毎回手出しみたいな子がいて、
入ってきて、でも売るということにものすごく抵抗がある子だったんですよ。
日本人多いかなとは思うんですけど、
最初500円とかでもちょっと私はという、儲けたくもないみたいな感じの子だったんで、
ずっと赤字なわけですよ音楽で。
儲けるどころか。
僕が言ったのは、今ってアンパンマンって言うと顔ずっと切り渡してるから、
ポンポンにしようぜみたいな。
儲かってないから別にいいじゃんっていう。
それ儲けなくないんでしょって。
ゼロはいいじゃん別にっていう話をして、
売り方全部教えるんですけどノウハウまで。
2600円のチケットを17枚売ったんですよね、一発目で。
今まで1枚マイナスなのが6万円売り上げたみたいな。
すげえな。
ほんと誰でも売れるんだなって思って。
やっぱそうすると人間変わって、
最初は1枚しか売りたくないとかそんな感じだったのに、
今なんか20枚売れなくて悔しいとか言ってるんですよ。
人変わりすぎだろっていう。
すごい。これめちゃくちゃいい体験ですね。
人変わりすぎだろみたいな。
いやーいいよな。
43歳くらいの、売れない方が売れたシリーズで言うと、
43歳くらいの方、女性の方で、
オリジナル曲も1曲ぐらいしかないんですけど、
今まで集客できたことない。
こっちはゼロっていう。
売るのが嫌だって言って、
最初すごい相談して、
これをしないと売れないんでしょうかって言うから、
他に方法があるなら逆に教えてくれっていう話をして、
ずっとやり取りをしてたら、
今なんかもう、
各編しちゃって、
毎日5枚とか売ってます。
毎日。
毎日のように5枚ぐらい売り始めて。
なんすかそれ。
保険のレセールスウェーディーになりました、完全に。
すごいなー。
いやー、変われるんすね。
人間みんな変わる。
それをやると、やっぱり自己肯定感が生まれるのか、
結局みんな自分に自信がない。
売れないって自信がないんだって、単純に。
自信がないんで、
売れると自己肯定感が出てくるんでしょうね。
2回目のライブのとき、
1回目のライブのときはめっちゃ不安そうな顔で歌うんですけど、
2回目のとき、化粧とかめっちゃ塗ってるんですよ。
声もワントーン上がってて、めっちゃ綺麗になってるんですよ。
この人一気に垢抜けたな、みたいな。
自信ついて。
そうです、そうです。
人が変わる。
1ヶ月とかで変わるのを見れるんで面白いですね。
すごいな、それ面白い。
そんな人間感あるんだ、と思って。
人が変わる瞬間を見れる。
嬉しいっすね。
意外は感じます。
すげーっすね、これ。
いやー、面白い。
いい仕事ですね。
いい仕事です。
ちょっとテーマ変わるんですけど、
資金調達とかって何回ぐらいやってるんですか?
2019年スタート、19年、21年、22年全敗したんですよ。
全敗。
そうです。敗北を遂げたのは22年。
全敗っていうのは、VC事業者事業が全敗っていうんです。
そこからエンジニアに切り替えた。
23年のリベンジ末期は校長。
なるほど。僕自身がエンジェル投資家で、僕もエンジェルの方から紹介いただいて、結果投資に至ったんですけど。
2022年はまさにピボットしてる時だったと思うんですけど、その時にピボットする前?
音楽は一つのユースケースだったんで、全敗しました。
ちょっと難しいタイミングですよね。
全敗した理由も今ならよくわかる。
何だったんですか?
解像度低すぎ。トラクションっていうか解像度。
ここで言う解像度って、ユースケースが幅広く当時あったと思うんですけど、それぞれのユーザーに対しての解像度。
解像度と業界に対する知識。ユースケースありすぎて、それぞれの業界に主観掘りできないじゃないですか。
確かにそういうことか。
投資家の視点
今は僕は音楽に対して、ある程度ほぼ90%解せるんですけど、当時はそれがなかったんで。
めっちゃいい視点で、全敗した理由って確かにそうだと思う。聞いたら確かにそうだなって思うんですよ。
投資家の目線で見ると、ユーザーとか業界に対する解像度は当然めっちゃ詳しくあってほしいと思う。
なぜなら、投資家ってそこも限界があるんですよね。
例えば、僕だったらペライチみたいな会社やってたから、スモールビジネスみたいなユーザーとか、
そういう人たち向けのウェブサイトを作るツール、それから決済とか、その辺ってまあまあ解像度高いんですけど、
それ以外の領域って僕も当然詳しくないし、もちろんテーマがあって、
例えばこういうふうに話を聞いて、それから調べるとか、なんかそれ知ってるとか、自分でも似たような業種、業界に投資してるよとかだったら結構分かったりするんですけど、
意外とみんなはやっぱり分からないんで。
そうですね。
だから投資家からすると、やっぱりそこの解像度が一番詳しくあってほしいなっていうのは当然思うことなので、
面談、面接するときにそういう質問しますよね。どんどん質問するし、それで帰ってくる回答を聞いて、
なんかめっちゃ薄いなとか、解像度低いみたいな時ってやっぱあるんですよ、いろんな方のお話聞いてて。
そういうことだったんじゃないかなってなんとなく推察するんですけど。
あともう一つは市場。
どこ行くっていう話。
僕市場は見つけてない去年のときは、あんまりそんなん関係ねえだろうとかって思ってたんですけど、見つけた瞬間にこれめっちゃ重要じゃんって分かりました。
見つけてから分かりました、これは。
それはやっぱり市場を見つけて、結局、例えばインディペンデントアーティストみたいな話とか僕もすごい話聞いて覚えてるんですけど、
要はさっきの海外だとグラミーションを取るような人たちがかなりなってて、
でも日本はまだ全然変わってないからポテンシャル、言うてもでも変わっていくよね。
じゃあそこのポテンシャルめちゃくちゃあるから自分たちがその中心にいようっていうような話だと思うし。
ライブのシリーズですね。
やっぱり市場。
そこをもっともっと広がる中で自分たちが中心にいるチャンスがすごく大きいってことですね。
こんぐらい伸びますよって理屈で言えないっていうのだとやっぱりきついよね。戦えないですよね。
いやーなんかちょっと最後そうですね。リスナーにとってすごくいい話だったかもしれない。
この話はねめちゃめちゃ僕も面談してて感じるとこっすね。
そうですね。僕スタートアップ来て5回目のピポットでようやく当たったなんですけど、
今までずっと当たってなかったから当たった瞬間って逆にわかるんですよ。
なるほど。手応えが違うみたいな。
音楽業界の不確実性
明らかに違うみたいな。
刺さってるしみたいな。風もでかいみたいな。
どっちかっていうとでもあれだよね。刺さってるの方がでかいよね。
これ刺さってるぞみたいな。
さっき売れる話とかもそうだけど。
ユーザーが、うち再販率が今60%なんですよ。
同じアーティストの10月1日のライブに行った人は、同じアーティストの10月の2回目以降のライブに行く人が6割なんですよ。
いやめちゃくちゃファン作れてますよね。
すさまじい再販率じゃないですか。ユーザーの。そういうデータですね。
アプリやってるとそこの辺はすごくいいですよね。すごいよくわかるというか。
確かに熱狂具合っていう。
そうそう数字でわかるし。
リアルなライブハウスを運営するだと箱の数に限りがあるし。
アプリでは無限にライブハウスがあるようなもので、いろんなアーティストパターンがわかったりとか、リアルタイムに把握できたりとか、そこら辺はやっぱすごく良いし、素早く自定が打てるんじゃないかなと思ってて。
そこら辺はすごくいいなと思ってます。
音楽業界っていろいろ超えなきゃいけない壁がすごく、イメージで言うと業界の召喚集とか、超えなきゃいけないハードルとか、エンタメって不確実性すごい高い。
いわゆるボラティティめちゃくちゃ高い世界だと思うので、そこをどうやって乗り越えていくんだろうっていうのは、話聞く前はもやっと思ってたんですけど、そのうちのいくつかは僕はピッチ効いて解消いいなって思ったんで、大丈夫かなって思ったんで、投資をするっていう風に決めたんですけど。
まあやっぱり、今日の話を聞いてもさらに、なるほどと、全然解像度上がってるし、トラクションもしっかり積み上げできてるので、今すごくいい状態なんだなっていうふうに思っています。ありがとうございます。僕自身もすごく。
カブリシアショークみたいな。
別に毎月細かくこういう報告をしてもらってるわけではないので、改めて事業の話をちゃんと聞けてよかったなと思ってます。
はい。ということで、そんな感じですかね。
はい。
はい。ということで、今日はゲスト会でございまして、コロムミュージックエンターテイメント佐治小一郎さんに出ていただきました。
最後になりますが、Boot Up Radio、気に入った方はぜひSpotifyのチャンネルのフォローボタンを押していただければと思います。
これ最近毎回言ってるんですが、フォロワーが300人いったらオフ会をやります。
なるほど。
やります。なので、ぜひぜひ拡散フォローの方よろしくお願いします。
はい。
佐治さんありがとうございました。
ありがとうございました。