そういうのをちゃんと知ってやめるきっかけにしようという本ですかね。
なるほど。
いきなりっていうかあれなんですけど、倉下さんってソーバーキュリアスっていう言葉って聞いたことありますか?
全く聞いたことがないですね。
俺もこの本を読むまで全く聞いたことがないんですが、例えばGoogleでソーバーキュリアスって調べると結構いっぱいページ出てくるんですよ。
日本語にどっちも馴染みがない英単語なんですが、ソーバー、酒に酔っていない状態、理性的な状態。
シラフということですね。
キュリアス、好奇心があるというのを重ねた意味で、要するに積極的にシラフでいようとするという概念というか生き方としての言葉。
飲めるけど飲まないっていうやつですね。
そんなんがすでに欧米圏ではそういう英単語として根付きつつあって結構な人気になっているみたいなんですよね。
日本だと、エヴァノートのエヴァノートデイズだったっけ。
昔、俺と倉田さんが出たやつ。
そこで講演をしてくれた投資家なんですけど、藤野さんという方が、その人は全く飲めない人らしいんですけれども、ゲコノミストという用語を作り出してですね。
そこのフェイスブックグループも、俺が確認した段階で4,000人ぐらいの人がそのグループに参加して、積極的にお酒を飲まない。
飲める飲まない問わず、飲まないことを心情とするという生き方というのが、世界的にもどうやらちょっとずつブームになってきている。
日本だと、たとえばタバコなんかに関しては、ほぼほぼではないか、圧倒的にだいぶ世界の流れが、みんなやめようぜという流れになっていて、
俺も倉田さんも流れに乗って、昔喫煙していたけれども、今は吸っていないという状態ですよね。
そうですね。僕はガイさん20歳の時に禁煙しましたけど、ガイさん。
同じく時代の流れでいくと、このままアルコールというものも、ひょっとしたら同じような流れになろうとしているのかもしれない。
その兆候は感じますね、いろいろ。
例えばなんですけども、日本のアンケート、どういうアンケートだったかまではしっかり確認していないんですが、
アンケートなんか取ると、若者の半分以上は日常的にお酒を飲む量はゼロ。
全日本の人口で確認しても、確か半分以上は、少なくともいわゆる家飲みみたいなものはしていないらしいんですよ。
ちょっと想像がつきますよね、それは。
たぶん、特に俺たちの職業柄だと思うんですけど、ずっと家に行って他人と接していないと、そんなことをわざわざ積極的に聞いたりもしないですよね。
知りもしなかったんですけれども、少なくとも世間の流れとしては、既に飲酒する人は少数派にはなってきているらしいと。
さらに一番響いた言葉が、これも最初の方に書いてあったんですけど、
お酒をやめた自分を想像して喪失感を感じるなら、既に依存の兆候が見えている。
それはありますよね。
ちょっと人生から彩りが減っているような感じはしますね。
そうそう、俺も全く同じことを思って、書いてあったのが、
例えば、大事な何かを失ったような気がするとか、晩酌しないと1日が終わった気がしない、
人生の楽しみが半減しそうで味気ない、やはり禁酒は無理だ、みたいな。
もしこんな風に感じているんだったら、そして分かっちゃいるけれどもやめられないって思っているんだったら、
もうアルコール依存症の立派な予備軍だと。
既に何か無くなったら楽しみが半減しそうだって感じているってことは、
確かにそれは依存していると言えなくもないですよね。
でも依存、カテゴリーとしては依存ですけど、そんなことを言い出したらっていう話で、
例えば、僕が読書っていう修行を禁止されたら彩りが無くなる、
じゃああなたは読書依存症手前だって言われたら、そうかもしれないなということで、
危険度は小さいけども、一歩踏み誤ったら本格的にやばいところに行く予備軍にいるっていうのはあるでしょうね。
アルコールに関して言えば。
それを踏まえた上で、これは日本の話が出てきたんですけど、
日本という国が飲酒に対して寛容すぎてしまう。
これも言われてみないと意外と気づかなかったかもしれないなっていうことなんですけど、
日本という国がその宗教とか遺伝子的な話とか司法が甘いとかっていうので、
すごく酔っ払いというものに対して優しすぎるというのかな。
街中で酔っ払いが転がっているって、そんな国って世界を見渡しても日本にしかいなくて。
言われて思ったんですけど、
例えば以前自分がタイに行ったときは、タイだとお酒は飲んでいいんですけれども、
24時を過ぎるとコンビニの酒売り場に鍵かけられるんですよ。
その24時を過ぎたら絶対にお酒売ってはいけない。
お店は多分バレたら営業停止みたいな厳しい措置を食らうし、
小売店でもその24時を過ぎたら絶対に売ってはいけない。
さらにタイって東南アジアって夜が長い国というか昼間暑いんで、夜遅くまで起きてて、
夜朝起きるのが遅くて全体的に時間がスライドしているので、
多分日本の感覚で言うともう9時とか10時ぐらいからお酒を買ってはいけないというルールになっている。
アメリカでは自分が体験したときの話なんですけど、
建物の外では絶対にお酒を飲んだらダメだって言われたんですよね。
それもエバーノートのやつで、エバーノートなんとかみたいなやつに参加したときなんですけど、
打ち上げみたいなのが中であって、お酒を中では提供していて、
道を出た外にフードトラックみたいなのが来てて、そこで好きな食べ物を注文してくれっていう形だったんですよね。
アメリカのやつで、フードトラックに注文をしに行くときには絶対に酒を持って外に出るなってすっげえ注意されたんですよ。
もうそれをバレてしまうと、そういうイベントが行政的にすごく厳しく処分されて、そういうことができなくなってしまう。
日本って、これは著者の主張なんですけれども、タバコも含めてなんですけど、
法律で許してしまっていれば、基本的にそこに関してはもう何もうるさいことを言わない。
複雑なルールではなくて、実は意外と日本の法律というものは、誰もが分かりやすいルールしか作っていなくて、
お酒っていうのも、20歳を過ぎたら飲んでいい、20歳までは飲んじゃダメ、それ以上の厳しい法律というのが全然なくて、
世界で見るとそれは非常に珍しい国らしいんですよね。
なるほど。
そういうところに住んでいると、たぶん気がつかないこととか、分かんないこととかもたぶんいっぱい出てきてしまうのではないかな。
あとは、よく聞く言葉として、酒は百薬の蝶っていう言葉もあるじゃないですか。
はい、ありますね。
あれもですね、土曜の牛はうなぎを食べようと同じようにですね、マーケティング用語らしいんですよね。
あれって、中国の漢方蝶を乗っ取った秦の王毛っていう人が、
それ、塩は食香の蝶、酒は百薬の蝶、花開の香なり、鉄は殿堂のもと、明山大宅は上演の像なり。
そんなおふれを出して、要するに国が税金を稼ぐために、お酒を飲むと体にいいからみんないっぱいお酒を飲みましょうねって言って、
自分たちのお金を財源とするために編み出された言葉で、
現実的にアルコールの効果に関して言うと、
以前はちょっとぐらいなら体にいい作用があるかもしれないと、アルコールを摂取することはいいかもしれないと思われていたんですが、
精神的な効用を除いて、身体的にプラスな作用というのは、もうなんか完全にゼロだというのが、
医学界というか、その業界での常識になっているらしいんですよね。
基本的にでもあれでしょ、酒は百薬の蝶をガチで信じてる人は全員いなくて、言い訳で言ってるだけというか、
でもやっぱりその後者というか、精神的な効用がメインでしょうね、基本的には。
絶対にそうというか確実にそうだと思います。
そういううまい言葉ができてしまったせいで、やっぱりみんな飲みたいと思ってしまっているし、飲めるようになってしまっている。
そのあたりがお酒の前提知識というか、最近の世の中の流れみたいなもので、
そこから書いてあったのは、お酒に酔うというのはどういうことなのかというのを、
割とちゃんと丁寧に解説してくれておりまして、私もよく考えればあんまり知らなかったなというのをすごい思い知らされて、
サイエンスというか、化学物質として人体がお酒を飲み取り入れると、どういう現象が起こっているのかという話なんですけど、
まず人間がアルコールを分解するっていうのは、1回でできないらしいんですよ。
2段階で分解して、アルコールというものが完全に体内からなくなった状態になる。
アルコールをまず1回分解すると、アセトアルデヒド、化学式などはちょっとパッと出てこないんですが、
アセトアルデヒドという物質に変わって、そのアセトアルデヒドという物質をもう1回分解して作酸になる。
ここまでの作酸になるということが発生することで、ようやくアルコールが無害なものとして変換される。
よく言われている、酒飲んで翌日気持ち悪いとか、飲んだら吐いてしまうとか、そういうのって実はアルコールの作用ではなくて、
それって全部アセトアルデヒドがやっていることらしいんですよね。脳内でまずアルコールというのは、
要するに酔っ払うのはアルコールのせいで、悪酔いするのはアセトアルデヒドのせい。
この2つを、さらに人間の酒に酔いやすいとか悪酔いするとか、いろんな体質があると思うんですけど、
それもアルコールを分解する能力とアセトアルデヒドを分解する能力、2種類の強弱によっていろいろな体質が分かれてくる。
大雑把に、分類として5種類の分類があるんですけど、アルコールを分解する能力が高い人と低い人、
アセトアルデヒドを分解する能力が高い人と低い人。
もう1つ例外で、アセトアルデヒドを分解する能力がほぼない人というのがいる。
この人というのがいわゆるゲコと呼ばれる人たちで、
アルコール、お酒が飲めないというのは、実はアルコールを全く受け付けられないのではなくて、
アルコールを分解したときに現れるアセトアルデヒドを全く受け付けられなくて、
なのですぐ倒れてしまうとか、悪酔い的な気持ち悪くてすぐに吐くとか、そういう状態が起こりやすくなってしまう。
4つのタイプを簡単に紹介すると、まずタイプA、アルコールはあんまり分解できないんだけど、
アセトアルデヒドを分解する能力が高い人。
データでいうと日本人はだいたい4パーぐらいの人がこれに当たるらしいんですけど、
飲んでも全然顔が赤くならなくて、酒に強いというふうに自覚して結構お酒を飲みがちになって、
アルコールの分解速度が遅いので、その翌日までアルコールが残った状態というのになりやすい。
頭に痛くなったり気持ち悪くなったりはなりにくい。
2日酔いにはならないと、なりにくいと。
酔っ払って言ってみれば一番いい気分がずっと長続きする人ですね、このタイプというのは。
次のタイプがアルコールもアセトアルデヒドもすごい分解するのが得意な人。
だいたい日本人の54パーがそのぐらいの人らしいんですが、
アルコール依存症になっている人の60パーはこのタイプの人。
こういうタイプの人は当然酒が強いと思うので、自覚して酒量は増えるし、
アルコールの分解速度も速いし、アセトアルデヒドも分解速度が速いので、
どんどんどんどんいくらでも飲めてしまう。
つまりネガティブフィードバックが働かないと。
そうですね、とはいえ肝臓には当然負担がかかっているので、
そういう意味でも肉体にダメージも残りやすいとも言える。
タイプC、アルコールもアセトアルデヒドもどっちもあんまり分解できない人。
日本人だと3パーセントぐらいの人がそれに当たるらしいです。
これもアセトアルデヒドで顔が赤くなるということについても、
さっき多分ちょっと説明していなかったと思うんですけれども、
アセトアルデヒドが作用して、アセトアルデヒドって要するに毒なので、
毒の作用によって毒を浄化しようと血管が膨らむことによって顔が赤くなるらしいんですよ。
赤くなっているということは、頑張って今体がそれに対処しようとしているわけだから、
顔に出ない人は分解構想が働ききっていないということですね。
どっちも分解しにくい人というのは顔に出にくいので、
意外と俺飲めるかもって勘違いしやすくなってしまって、あまりよろしくない。
もう1個がDタイプ、アルコールの分解は得意だけれども、
アセトアルデヒドの分解はあまり得意ではない。
それ結構悲劇的な感じですよね。
日本人で言うと大体33%がそのぐらいの人。
日本人の傾向で言うと、つまり全体的にアルコールの分解能力は高いんですよ。
ただ、アセトアルデヒドをあまり分解できない人というのが、
欧米圏に比べて多くて、それによって酒を飲んで気持ち悪くなりやすい。
一般的にさらに言うと、欧米系の人って意外とアセトアルデヒドを分解する能力は高い傾向が多いんですけれども、
アルコールを分解する能力ってあんまり高くない人が多いみたいで、
なので言われてみると、酔った時の感覚というか、
アルコール依存症になった状態というのも、
日本人のアルコール依存症というものと、
欧米人のアルコール依存症というのも、
体質の違いによって全体的に傾向も違ってくるみたいで。
白人とか黒人は、アセトアルデヒドの分解が得意で、
アルコールの分解が得意ではないという人が多い。
長く酔い状態にいるけれども、次の日はさっぱりしていると。
酔っ払ってずっと酔っ払って気持ち悪くならなくて、
アルコールの恩恵というものはすごく受けられるんだけれども、
逆に言うと、やはり依存症になりやすいみたいなんですよ。
ネガティブフィードバックが少ないからね。
そうなりやすいでしょうね、きっと。
アジア系のお酒が強い人っていうのは、
一般的にアセトアルデヒドの分解能力も強くて、
アルコールの分解能力も高いことが多い。
主語ですね、リアル主語。
飲んでも効かない。
その話によって、日本とアメリカの違いっていう例えなんですけど、
アメリカの場合は臓器に障害が出る前に、
暴力が問題になってアルコール依存として精神化にかかることになりやすい。
酔っ払って抑制が効かない状態というのがデフォになってしまっているので、
それによって過程内に問題が起こる。
逆に日本の場合は、アルコールも分解してしまうので、
自生が効かない時間は短いんですよね。
結果的に内臓までボロボロになって、
体がすごくダメージを受けてから病院に行くように
行かざるを得ないみたいな人が傾向として多いみたいです。
日本でいうと、九州の人とか北陸の人がお酒強いっていう話はあって、
それはヨタ話ではないでしょうね。
遺伝子的な話って本当に強いんでしょうね。
あれはもうきっと間違いないでしょうね。
日本人が酒が強くないというのは、実は嘘というか間違いというか、
人種で言ったらそういう言い方をするのであれば、
アジアの方が酒は強いんですよね。
ただ、アセトアルデヒドが不得意な人が多い。
たとえば戦後部時代でもいいんですけど、
それぐらいの時代にお酒が強いんで、
毎日お酒を飲むとしても臓器がやられる前に多分死にますよね。
その前に生物として死にますからね。
だから今までは多分そんなに問題にはなってなかったですよね。
飲酒習慣っていうものが。
でも寿命が伸びたことで酒を飲み続ける期間も増えてしまいっていうことが、
現代的な病気として出てきやすくなっているんでしょうね。
生き方としてみんな飲んで翌日までダメになるということが、
経済的というか資源の分配的に不可能だったじゃないですかね、その時代は。
なるほど。
酒の体質というのがその5種類のものがあって、
結局悪酔いの原因というのはアセトアルデヒドの働きであると。
もう1個気になるのが、
なんで俺たちは酒を飲みたいと感じるようになるのか。
ここでですね、
ブックカタリスト第0回の話とつながる話が出てくるんですよ。
もっと、もっとの話が出てきます。
アルコールをなんで飲みたいかって、
要するにドーパミンなんですよね。
そうでしょうね。
アルコールを飲むとドーパミンというものが出てくるので、
言ってみたらアルコールって、
要するに一番簡単にドーパミンを摂取できる。
人類にとってこんなお手軽なものはない。
本来は苦労して新しいものを手に入れたという瞬間に得られるはずなのに、
お酒を飲むということをするだけでドーパミンが得られるんだったら、
そりゃみんなそのアホみたいにドーパミン欲しくなるよねっていうのはすごくよくわかるような気がして。
だからカゴの中のマウスがエサボタンを押すのと一緒ですよね。
そこを押したらエサ出てくるんやったらっていうのと、
静謐的な反射に近い行動をしてるってことですよね、僕らは。
そうそう。で、さらにお酒もだんだんだんだん飲み慣れてくると、
今日仕事終わったら飲むぞって思うだけでも、
もうドーパミン出せるようになるらしいんですよね、人類というものは。
素晴らしいですね。
やっぱりその能力はめちゃめちゃ優れているなと思うんですけれども、
やっぱりやばいのはそのドーパミンで、
お酒をやめられなくなる原因というのもドーパミンなんですよね。
ドーパミン、ローパミンロスみたいなことが起こるんですよね。だから要するに。
専門用語で言うとですね、ダウンレギュレーション、神経殉納っていう言葉があるらしいんですけれども、
その継続的に過度な刺激、刺激が要するに続きすぎてしまうと、
脳内の物質がそれにできるだけ反応しないようにしようとする。
同じ状態であり続けると、慣れてそれに反応しなくなるっていうのかな。
で、アルコールによってドーパミンを得るということを続けてしまっていると、
アルコールによってドーパミンがある状態に慣れてしまうので、
さらに言うと通常状態というものが普段よりドーパミンがない状態に近づいてしまう。
なるほど。
なので不安な感じになったり、イライラが募ったりして、
で、アルコールを摂取することによって、ようやくかつてはドーパミンの量は増えてるんですけど、
かつて感じていたノーマル状態と同じぐらいの量にようやく戻せるようになる。
これキツエも一緒ですよね。
そう、キツエの時によく言われますよね。
タバコを吸うことでようやく普通に戻るみたいな感じはありますよね。
タバコの例えで昔聞いてすげえ面白かったのが、
頭をずっと壁に打ち続けていることをタバコを吸っている瞬間だけやめられるみたいな例え話があって、
そういうふうに言われているらしいんですが、
言ってみるとアルコールによって得られるドーパミンというのもそれと同じような状態になってしまう。
さらに怖いのが、ちょっと文献まではちゃんと見ていないんですが、
いわゆるアルコール依存という状態になってしまうと、脳の中身が変性してしまうらしいんですよね。
一度アルコールの依存症という状態にかかってしまった場合は、もう二度と絶対に必ず飲めない体になってしまう。
一杯飲んだだけで、もう元のアルコール依存という状態に簡単に戻ってしまって、
仮にアルコール依存症になってしまったら、だから二度とお酒を飲んではいけないという状態にならないとなってしまうというか、
もう取り戻せない。
この話を聞いて結構ビビって、依存症になってしまって飲めなくなるのはさすがにちょっと嫌だから、
そのためにも日常というものはもうちょっと控えるようにした方がいいよなっていうのをすごく思うようになって。
だから脳の回路が刻まれるというか、例えば僕らも最初に日本語という言語を覚えてしまったら、もう忘れられないですよね、これ。
多分それに近いんでしょうね、脳の仕組みというのも。
おそらく。例えば英語に親しんでいても周りの人が日本語で喋ってたら、多分普通に日本語が口をついて出ると思うんですよ。
そういうふうに、やっぱり脳の強く刻まれた回路っていうのは再編成はできるでしょうけど、人生のものすごい長い時間を使わないと多分無理なんでしょうね、きっと。
多分その人間の、現代の人間の一生レベルでは元に戻らないってことなんだと思うんですけど、
もう一回ハマってしまったら、どれだけやめていても、きたーってなってしまって簡単に元に戻ってしまう。
あともうちょっとアルコールの働き的なところで言うと、まずアルコールが前頭腰の働きを抑える。
これもMODで大体出てきているようなやつですよね。
前頭腰っていうのは大雑把に言うと、脳のブレーキをかけるような脳みその部分で、他の動物にはなかなか見られない人間独特の能力というか、人間らしさのもとにもなっている能力で、
さらに言うと、若者というのは前頭腰が未発達で、前頭腰が完全に発達が完了するのが20代終わってからぐらいって書いてました。
要するにお酒を飲むと、自分もずっと何となく思っていたのが、幼児帰りするような症状だと思っていたんですよね。
ちょっとしたものに気づかずに足を滑らせるみたいなことがあったり、行ったらいかんことを簡単に言ってしまうようになったりとか、
言われて、おおってもう一個思ったやつなんですけど、禁煙によってDVとか離婚が発生したっていう話はほとんど全く聞かないと思うんですけど、
アル中になったからそのDVが起きたとか、離婚をするようになったっていう話は聞くんですよね。
要するにそういう意味で言うと、危険物質、いかにアルコールが危険なのかというのは、
タバコは自分の体に害を及ぼすというところで、すごく危険ではあるんですけれども、
一般的に人間関係をぶっ壊すようなことはないんですよね。
火にタバコを吸わない人と仲が悪くなることはあるにせよないですよね、ほとんど。
対して、アルコール依存という症状になってしまった場合には、いわゆるDVだとか離婚みたいなことの原因にもなってしまうというところに、
アルコールの怖さがある。
だって、基本的には弱めの薬物依存ですからね。
さらに言えば、最近の研究で言うと、例えばアメリカとかだとタイマとかってだいぶ解禁されてきて、
まだまだ難しいんですけど、一部の州では合法的にタイマがアメリカでも吸えるようになってきたりしていて、
マリファナの方がアルコールより依存度も低くて、常習性低く、中毒度も低いみたいなことを言われたりしていて、
なんでアルコールが認められているのかっていうのも、社会によって誰かが良いと言っているからアルコールはいいもので、
タイマは国がダメだと言っているからダメなもので、そこに明確なロジックがあるわけではなく、
ルールによってそう決められているからそうなっているだけだっていうことであって、
我々のアルコールを飲むということが、人類多分2000年どころか数万年の歴史ずっと飲み続けているから、
遺伝子レベルでひょっとしたら染み付いているかもしれないので、
そう簡単にやめられるわけではないんですけれども、割と社会的なものでもあるのかなということを読んでいて思わされて。
これは結構社会的ですし、ルールで決まっているというよりも、酒を飲んできた歴史があるということですね。
タバコと桁違いなんですよね。歴史の深さが。
確かタバコって、ヨーロッパの人たちがアメリカに行った時にアメリカのインディアンが吸ってたのを見て、そこから一気に広まったとかっていうので、
500年、1000年もまだ歴史として残っていない。
あと、タバコとかタイマっていうのは特別な草から生まれるわけですけど、
アルコールって言ったらあらゆるものからというか。
発酵でできますからね。
いろんなものからできるから、ある種ちょっと自然な感じがするというか、ナチュラル、オーガニックな感じがしますよね。
面白いのが、世界のどこに行ってもその文化と根付いた、ありますからね。
簡単にやめられるものではないし、文化として否定云々みたいないろんな話は出てくるんですが、
少なくとも医学的には結構やばくて怖いということをこれを読んで思い知らされておりまして、
あとあれですね、思い出したんだけど、例えばアルコールは水分の摂取とかにもやっぱりすごい役に立っていたみたいなのがあるみたいで、
ヨーロッパなんて特にそうだと思うんですけど、ヨーロッパの人たち、
まともな健康な安全な水が確保できないから、
弱いアルコールが入っているものって要するに殺菌性が強いものなので、文化というよりは生活としても飲んでいたりするっていうのもあるみたいで、
アジアの山奥とかでも、まだ文明が西洋化していないところなんかに行くと、
そういうドブロクみたいなのを飲みながら農業とかやってるらしいんですよね。
そうでしょうね、きっと。
高野秀之さんの本だったかな?とかに出てきたんだけど、なんだこの酔っ払いのジチーたちはみたいに思ってたんだけど、
山の上なんかも安定的に水分を確保するのが難しいので、
ちょっとずつちょっとずつ常に酒を飲みながら農作業みたいなことをやっているっていうのが、生きるために必要だったみたいなのもあるみたいですね。
ここでちょっと自分の話になるところなんですけど、
やめようと思った時に最近流行ってるものとして、美アルコール、美生物の美のアルコールっていうのが、確か今年だったと思うんですけど、
そうですね、今年ですね。
ビアリー、朝日が出してるやつかな?
あいつがですね、単純にアルコール量が0.5%、ビールの10分の1ぐらいで売っていてですね、
あれ飲んだら意外と生きるな、美味しいなって思って。
あれって飲んだことあります?ちなみに。
僕はまだないですね。
最近ノンアローはだいぶ美味しくなったっていうのを去年感じたぐらいで、
またそのアルコールはまだ飲んでないですけども。
ちなみに主観を含めた話になるんですけど、
ビアリーという朝日のやつが作り方が面白くて、
ノンアルコールってビールの作り方をしないでビールに煮せるやつなんですよ。
ビアリーっていうのが面白いなと思うのが、
まずアルコール濃いめのビールを作って、そっからアルコールを抜くという、
普通にビールを作るよりもめんどくさいことをやっている。
おかげで確かに飲んでみたら、下手なビールより美味しいと思いました。
黒と白2つ出てるけど。
ただ下手なビールより高いんですよ。
そうでしょうね。それは手間かかってますから。
主税的な話で350円が180円とかそのぐらいかな、今の価格で言うならば。
買えるので、主税的には今の安いビールとほぼトントンかわずかに安いぐらいではあるんだけれども、
結構お高いお値段ではあったりして、
ただ自分の場合、これをビールの代替手段として飲んでみたら、割と満足ができて、
さらに言うと缶中杯100円で買えるのにビアリー180円ぐらいするじゃないですか。
経済的なケチくさいことを考えると、高いお酒飲んだんだから1本で十分だろうって思うし、
さらに言うとビアリーを2本飲むと水分が多すぎてお腹いっぱいになって飲めなくなります。
そうでしょうね、きっと。
これは結構面白いなと思ったのが、それを体験して思ったのが、
ビールが3杯も4杯も飲めるってやっぱおかしいことなんだなっていうのをすごい思って。
あれはもうちょっと2杯目以降から頭が麻痺してますからね、感覚が。
感覚が麻痺するのと、アルコールを分解するときに、
とてつもない分量の水分を体は使っているっていうことの証明だなっていうのを思い知らされて、
3杯、4杯、1リットル、2リットルのお水をアルコールを混ぜれば飲めてしまう。
そうですね。
アルコールを分解するためには要するに5%のアルコールを分解しようと思ったら、
やっぱり95%の水分で薄めないとアルコールというものが分解できなくなるぐらい、
体内の水分というのも結構奪われているんだなということを思ったり、
そうするとやっぱり結構いろいろと体に負担がかかっているんであろうということはやっぱり想像できて、
なんかビール何杯でも飲めるよねって、
お酒を飲み始めた頃の笑い話というか、
素朴な疑問としてよくあるじゃないですか。
なんかビールは3杯でも4杯でも飲むって、
ジュースは絶対無理だよねっていうのもやっぱそういうことなんだなっていうのを
久しぶりにその美アルコールを2杯飲んだ時に思い知らされる。
なるほど。
そんな感じで自分の場合だいぶ飲める量が。
なので自分の生活で言うと完全にアルコールをゼロにしたという意味ではやっぱり全然なくって、
その美アルコールで言うと、例えば1杯飲んだら一口ビールを飲む相当の酔っ払いになるのかな?
まあそうでしょうね、大体。
イメージで言うと。
で、言われてみると一口ビールを飲む相当で結構気分は良くって。
ビールもタバコも最初の一口だけですからね、基本的に。
だったら健康のことを考えて、少なくとも日常はその美アルコールが美味しいと思える。
ビールより美味しいと思えるぐらいのものだったりもするので、
それで自分の場合は結構満足できるんじゃないかと思って1、2ヶ月ぐらい過ごしていて、
やっぱ悪いことをする、背徳的な楽しさみたいなものはそこにはないので、
飲みたくなって、1回か2回かこの本を読んで以降でも普通にいっぱいお酒を飲む日とかはあったりはしているんですけど、
自分の場合、美アルコールというものを使うことでだいぶそこに対しても、
飲めない習慣を変えるつなぎとしてというのかな、もすごく良かったりしていて。
その美アルコール飲んだらいいよはこの本のメソッドでは別にないんですよね?
ないです。俺独自メソッドです。
著者が言っているのは、お酒を飲むことのメリットと飲まないことのメリットをちゃんと両方考えましょうと。
普通というか、そりゃそうなんだけど。
ただ、お酒を飲んでいる人ほど、やっぱ飲むことのメリットばっかりを見てしまって、飲まないことのメリットをつい忘れてしまう。
ここから、だいたい俺たちがよく読んでいる本の話になるんですけど、書いてみましょうとやっぱり言います。
本の中にもメリット・デメリット表というのが書いてあって、今のお酒を続けた場合のメリットを書き出して、デメリットを書き出しましょう。
お酒の量を減らした場合のメリットを書き出して、デメリットを書き出しましょう。
当たり前というか、すべてのことに使えるテクニックなんですけど、
やっぱり何かを思った時は、自分で頭の中で考えるんじゃなくて、書いてみて、目で見てというか、それによって冷静に判断してみよう。
考えるきっかけ、考えることも書くこととつながっている。
記入例として書いてあるやつだと、今の演習を続けることのメリットは、ストレス解消、飲み会で仲間と楽しく過ごせる。
お酒を減らすメリットだと、健康になる、痩せる、目覚めが爽快。
お酒を今の演習を続けた場合のデメリットというのが、健康を害する、お金がかかる。
お酒の量を減らした場合のデメリットというのは、時間を持て余す、楽しみが減る、みたいなサンプルで書いてあって。
著者が言っているデメリットで言うと、まずぐっすり眠れる。
朝の体調変化を記録して観察してみよう。
これはですね、自分のApple Watchのオートスリープというアプリを使ってずっと睡眠記録はとっているんですけれども、
信じられないぐらい睡眠の記録は実は上がっています。
もうこれは本当に間違いなくって、とてつもなく効果は出ているのは間違いなくって、少なくともメリットは実感はできました。
深い睡眠というのが、お酒を2杯ぐらい飲むとほぼゼロになってしまうんだけれども、
完全にゼロで飲むと余裕で2時間半、3時間ぐらい、目標で言うと2時間半ぐらいいければ目標値としてはOKなんですけど、
3時間ぐらい余裕で深い睡眠がとれるとか、
心拍も量多いとヤバいと90から70っていう数字になるんですが、
飲まずに寝れば60を下回る数字で出てきます。
あと、夕食と体重が減る。
これはですね、この人は書いていますが、俺は全然そうはなっていません。
肌の調子が良くなる。
飲酒はビタミンCも大量に消費するらしいので、
お肌の調子が良くなるらしいのですが、現状全然実感はありませんが、そう言われております。
出費が減る。
これはどちらかというと、楽しくお酒を止めるための手段として結構いいんじゃないかなと思うのが、
飲まなかったら、例えばビール1杯だったら200円だとして、
200円貯金して1万円貯まったらいいもん買おうとか、豪華なご飯食べに行こうとか、
そういう使い方をするのがやり方としていいのではないかなと。
生活習慣病とガンのリスクが減る。それは当然ですね。
思考がクリアになる。
自分もコメントを書いているんですが、分かるんだけど、だんだんちょっと無理やり出てきていますよね。
もう一つが、時間にゆとりができるようになる。
夜がゆったり過ごせるから。
これは結構自分の中でお酒を止めたいと思っていた、多分一番の理由が割とそれで、
お酒を飲むと1杯で基本的に止められないんですよね。
2杯、2本飲むと、その状態では、例えばゲームをやっても超下手だからやりたくないし、
本を読んでも忘れてしまうからやりたくないし、
あまり有意義ではない時間を過ごすことになってしまって、
自分は完全にそこがきっかけだったので、そのことに関しては確かにそうだなというのは思っていて。
最後に、やはりこの人も同じく言っていることが、
お酒を止めるために一番大事なことは環境を変えることだと。
そうでしょうね。
ベトナム戦争とかで薬物移動になった兵士とかってすっげえいっぱいいたらしいんですが、
帰ってきたら何もしてないように治った人っていうのもすっげえいっぱいいたみたいで、
これはウィルパワーとかにも出てきたし、
多分ブックカタリストの中でいっぱい紹介していることなのではないかなと思うんですけれども、
結局、環境をどうにか変えてあげないと、
なかなかやめたいと思ったものをやめようと思っても、
意志力でそれをやろうとしても難しいので、
特に自分の場合でそれと似たような話で思うのが、
20歳の頃のエネルギーでお酒を飲んで、
あー気持ち悪いなっていうダメージと、
40歳になってからお酒をいっぱい飲んで、
あー気持ち悪いなのダメージが、
満成的なじゃないな、継続的な変化だったので、
茹でがえる状態、気がついていなかったんですけど、
40歳の頃の2日酔いのダメージが深刻なんですよね。
深刻ですね、確かに。
次の日1日能力100あったとしたら、
5ぐらいまで下がってしまうので、
かつてはたぶんエネルギーが150ぐらいあったので、
減っても100ぐらいだったんですよね。
それが今お酒のダメージが残ると、
もともと100まで減っていたのに、
それが5とか10まで減らされてしまって、
すごく能力が下がる、生産性が下がる。
それも生産性が高いことが人生を幸せにするとは限らないので、
そんなことが必ず正しいとは言えないんだけれども、
少なくとも自分はこうしたいと思っている過程で、
ちょっと減らせた方が人生幸福になるような気がするなと思えて。
だから飲む飲まへんの選択ができるようになったらいいなと思って、
僕40歳まで飲むしか選択肢がなかったんですよね。
しかも飲まないことを考えもしないですよね、
ハマっている時は。
今日はちょっと調子悪いから飲まんとこうということが
自然に選択できるように最近なってきているので、
そこは大きかったかな。
1年間飲まへんかったことで、
人生がそんなに自分が思っているほど色褪せたり、
むしろいいことあるよということを実体験として確認できたので。
そうでも例えば1年間禁酒期間の後に飲み始めたんですけど、
やっぱり量増えるんですよね、時間が経つと。
うんうん、わかると思う、わかる気がする。
やっぱり飲んだ時に脳の前途用が麻痺されて、
飲まんとこうと思う意志が非常に弱くなるんですね。
今日はいっぱいにしておこうと思って始めても、
結局悩みに行ったりしちゃうんで。
だからやっぱり難しいんですけどね。
全く飲まないようにするのが多分最高の、
ベストのパーフェクトなソリューションなんですけど、
そうは言ってもという感じがするんやったら、
僕はアルコール度の低いの、
自分の消毒を抑える力が残る程度のアルコール度数のものを
楽しめば良いのではないかなという感じですね、今のところは。
そうですね、それで言うと確かにその美アルコールは
すごく良かったなっていう感じがしていて、
あと自分の場合で言うと生活スタイルにちょっとずつ
パブリックというか人が集まる場所とかいろんな場所で
飲まない機会というのが増えてきたというか
出てきたみたいなのがあったりして、
例えばお正月は必ず昼間からお酒を飲んでいい日だったので、
昼間からお酒を飲んでいるのがデフォだったんですけど、
今の生活はですね、昼間にうちの両親の実家の家に行って、
お昼ご飯を食べたら京都の奥さんの家の実家に行くので、
車で移動しないといけない。
なるほどね。
そうすると実家に行くと両親がお酒を勧めてくれるんですが、
俺は運転するので飲まないというのが普通にアピールするようになっているし、
普通にそうしていたし、それが当たり前になることで
お酒の場でお酒を飲まないというのはそこでちょっとできるようになっていった。
そういう小さな変化は結構あったような気がしていて、
今回も例えば読んで失敗するかもしれないし、
何をもって失敗という定義も難しいんですけれども、
そんなもんでいいんじゃないかなとも思っていて。
結局ここで完璧主義を出すって、
要するに真面目な人がアルコール依存症になりやすいっていうのと
似たようなトラップがありそうな気がする。
これまで飲んでたよりもちょっと減ってたら、
もうそれでいいんじゃないかなという感じはしますね。
特に今コロナによって家アルコールというのが危険視されているだとか、
9%のあれが安く止めてしまうので、
非常によろしくないというふうに言われているじゃないですか。
お金が無限にあるわけではない我々からしたら、
200円の0.5%というのは非常にコスパが悪いんですよ。
でもそのコスパが悪い飲み物が重要なのではないかというふうに思っていて、
このコスパが悪く美味しいものでちょっと酔えるというのは、
一番自分にとって相性がいい。
これなら辞める理由とか減らす、簡単に減らせる。
コップいっぱい相当のアルコールだと、
こんでおしまいにしておこうかなって思えたというのはあるかもしれない。
なるほどね。
体調とかいろんな要素によって、すぐまたもう1本飲みたいって言って、
2本飲んだ時にお腹が膨れすぎて気持ち悪いとかにはなったりはしているんですが、
そういうこともあるのかもしれないですね。
あとそのコスパが悪いというのは、
コスパが悪いというのは、
最初は飲んでいることを隠そうとしているんだけれども、
だんだん隙を見つけては飲むみたいな。
今から大事な商談があって、
お客さんの前で説明をしないといけない、
やばい緊張してきたって言って、
コンビニに走ってお酒を買って、
お酒を買って、
お酒を買って、
お酒を買って、
お酒を買って、
お酒を買って、
お酒を買って、
お酒を買って、
お酒を買って、
お酒を買って、
コンビニに走ってお酒を買って一本飲んでから、
商談に向かうみたいなので、
コンビニに走ってお酒を買って一本飲んでから商談に向かうみたいなので、
お酒が酸質が強い人は変わるようになる。
お酒が酸質が強い人は変わるようになる。
お酒が酸質が強い人は変わるようになる。
お酒が酸質が強い人は変わるようになる。