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2024-07-09 11:29

1on1にすぐ使える!コーチングのOSCARモデル

コーチングにおける代表的なフレームワークの1つであるOSCAR(オスカー)モデルについて、その内容と使い方について解説をしています。
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皆さん、こんにちは。 コーチング中毒パーソナリティの梶です。
このポッドキャストでは、ビジネスや生活にちょっと役立つコーチングや、1on1の話を緩く、時に深くお届けしている番組です。
今日のトピックは、OSCARモデルについてです。
コーチングの現場ですと、GLOWモデルっていうものが、よく知られているフレームワークの一つなんですけれども、
もう一つ、OSCARモデルっていうところをですね、これについて今日話していきたいなというふうに思います。
このOSCARモデルの各ステップとその実践方法、そんなことについて今日話せればなというふうに思います。
まず、OSCARモデルっていうのが何なのかというところをご紹介します。
OSCARっていうのは、O、S、C、A、R、この5文字を取ってですね、OSCARっていうふうに呼んでいるんですけれども、
それぞれ英語の頭文字を取ってOSCARっていうふうになっています。
まずOのところは、アウトカム、このOですね。
これは、成果を意味します。
次にS、こちらはシチュエーション、現状について聞くというところですね。
続いてC、これはチョイスのCで選択肢を指します。
そしてOSCARのA、これはアクション、行動のところですね。
そして最後にOSCARのRはレビュー、最後にレビューをしましょうという観点という形になります。
それぞれのステップについて簡単にご説明をします。
まずアウトカム、成果の部分ですけれども、
ここの最初のステップはですね、まずクライアントあるいは部下とは思わせているのであれば部下の達成したい目標っていうのをまずクリアにしましょうというところですね。
ここは具体的で測定可能な目標を設定することで、
そのクライアントのビジョンだったり期待っていうところを明確にしてコーチングの方向性を定めていきます。
例えば仕事のストレスを減らしたいっていう、そういう漠然とした目標を持っているクライアントに対して、
1ヶ月以内に仕事終わりのリラックスタイムを毎日30分確保するみたいな、
そういう具体的な目標に変換をして、成果をまず明確に定義しましょうというところがこの最初のステップになります。
続いてシチュエーション、現状について聞くというところですけれども、
ここはですね、まずクライアントの現状をしっかり聞いて明らかにしていくというところですね。
ここはクライアントが今直面している課題だとか状況みたいなところを詳しく聞いて把握していきながら、
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現実的な視点から目標達成のための計画を立っていくために情報を集めるという感じです。
例えば、現在のストレスレベルっていうのはどれぐらいなんですかみたいなふうに質問をして、
クライアントが感じているその現状を具体的に説明していってもらう。
そこで例えば60点ですとかっていう話だとすると、
じゃあこれは高いんですか低いんですかとかって聞きながら、
60点結構高いですねっていうクライアントだとすると、
じゃあそれ何点ぐらいにしたいんですかと。
30点ぐらいにしたいですねということであれば、
じゃあその残り30点減らすには何ができるといいでしょうねっていうふうにコーチングをしていくというそんなイメージですね。
そのために現状を把握していくというのが2つ目のステップ。
そして3つ目、チョイス選択肢のステップです。
ここはクライアントが過去に成功した経験とか、
既に持っている知識だとかスキルだとか、そういうリソースを特定していくというステップになります。
過去の成功体験を振り返ることで、
クライアントはあの時は実はうまくできてたんだよなみたいなふうに自信を持つことができたりだとか、
あの時のこれを使えば今回の問題に対してもこういうふうに対処できるかもしれないみたいなふうに具体的な方法を見つけていくことができるんですね。
例えば以前に似たような状況でうまく対処できた方法って何かありますかみたいなふうに質問してあげることで、
クライアントが成功体験を思い出して語ると。
その成功体験の中から今回のケースに当てはめた時にその時の経験に何か活かせるものありますかねと。
そんなふうに深掘りをしていくというステップになります。
4つ目のアクション、行動の部分ですけれども、
ここはクライアントの強みとかポジティブな側面というのを認識して、
それを活かした形で行動計画を立てていくというステップになります。
スポーツはクライアント側の努力とか進捗を肯定しながらですね、
具体的な次のステップを設定していくという支援をしていくという関わりをしていきます。
例えばこれまでの進捗を見て自分のどの部分が特に役立ちましたかとか、
そして次に具体的にどんな行動を起こせそうですかといった、
そういった質問を通じて目指すべき成果に対して今がどうか、
考え出しどういう選択肢があるのか、
そこに向けてさらに自分はどういう行動を取っていきますかという問いかけを行っていきながら、
クライアントが行動に移しやすい環境、そういったものを作り上げていくというステップになります。
最後に5番レビューのところですけれども、最後に実施した行動みたいなところを振り返って、
目標達成に向けて進捗しているのかどうかというところを評価するというステップになります。
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ここを通じてクライアント自身が自己評価を行って、
さらなる改善点とか次のステップみたいなものを見つけることができるようになるんですね。
定期的にレビューを行っていくというのはクライアントのモチベーションを維持する機会にもなりますし、
目標達成に向けて継続的な改善を促していくと、そういう機会にもなっていくと。
例えばこの1ヶ月間で取り組んだことを振り返って、どんな成果がありましたみたいなふうに話を振っていきながら、
それがよくできたのか、あるいは期待した通りにできなかったのかみたいなところを振り返り、
じゃあ次に改善する点って何ですかみたいなふうに問いかけて、自己の評価を促していくという形になります。
以上がオススカーモデルの5つのステップということになります。
ここから具体的にどういうイメージかなというところで1つの例をお伝えしたいなと思うんですけれども、
まずあるクライアントが仕事のストレスが増えてきているので、これを減らしたいというふうに言っていたとします。
そこに対してコーチとして関わるのであれば、このオススカーモデルに当てはめると、まずOですね。
Oの部分はアウトカム、成果の部分を明確にしましょうというところなので、
じゃあその状態を具体的にどういうふうにしたいと思っているんですかというふうに問いかけをしていくと。
いくつかのやり取りを通じてクライアントの中で1ヶ月以内に仕事終わりのリラックスタイムを1日30分確保するというところを目標にしたいですねというところが明確になったとします。
そしたらそれに対して現状はどんなふうになっているんですかというふうにシチュエーションを問うと、2番目のステップのところに行きます。
今ストレスってどれぐらいのレベルにあるんですかみたいなふうに聞きます。
そうすると仮にクライアントが10段階中7点ぐらいですかねというふうに言ったとすると、
じゃあこの状況を改善するために選択肢としてどんなリソースとか過去の体験とか生かせるようなものってありますかねというふうに問いかけるわけですね。
すると例えばですけれどもクライアントの方が以前ヨガをやってた時にはストレスが減ったっていう体験、経験があって、
その時に合わせて行っていた瞑想も非常に効果があったんですよねみたいな話を引き出せたと。
そうしたら講師としてはいいですねと。
その時の強みを生かして今回のケースに当てはめて具体的にアクションとしてどういうふうに何か行動に移せそうなことってありますかねというふうに問いかけをしていくと。
そうするとクライアントの方がじゃあもう毎晩仕事が終わった後に30分のヨガあるいは瞑想を行うようにしてみようと思いますというふうに言ってくれたと。
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そして最後に講師としてはいい素晴らしい計画ですねと。
ぜひやってみましょうということで。
じゃあレビュー、次のレビューのためにこの進捗を振り返るようにしましょうと。
1週間後、次回のコーチングのタイミングに再度お話ししてどういう進捗成果があったのかっていうのを確認しましょうかっていうふうに投げかけると。
こんな形でオスカーモデルっていうのは最初にどういう成果を求めたいのか。
最終的にどういう結果を手に入れたいのかっていうところを明確にしながらそこに対して今どうなっているのか。
じゃあそこの現状から最終的に手にしたい成果に向けてどういう選択肢があるのか。
そこに向けてじゃあどういう行動を取るのか。
そして最後どういうふうにレビューをして振り返っていくのか。
そういった形でセットで1つのテーマを振り返りながら次のアクション、行動を促していくと。
そんな取り組み、関わり方っていうのがこのオスカーモデルっていうものになるんです。
オスカーモデルっていうのはクライアントの強みも引き出しますし、解決志向型のアプローチなんで非常に有効なフレームワークです。
このモデルをベースに持ちながらコーチングをしていくことで、
クライアントっていうのは自分自身のリソースを最大限に活用しながら目標達成に向けて具体的な行動を起こしやすくなります。
コーチはこのプロセスをサポートしてクライアントが持続可能な成功を収めていくためのガイドとなるようなそんな役割を果たしていくことができるようになります。
皆さんもぜひコーチングの現場、あるいは別にコーチングと言わずとも日々のメンバー、部下とのワンオンワンでも全然使えると思いますけれども、
オスカーモデル、この形を意識してやってみたらどうでしょうか。
きっとクライアントあるいは部下の方とのセッションも非常に充実したものになっていくんじゃないかなというふうに思います。
はい、今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
次回もまたビジネスや生活に役立つコーチングワンオンワンの話題をお届けしますので、お楽しみに。
コーチング中毒のカジでした。
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