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2024-07-10 07:44

1on1でチャンクアップ・チャンクダウン・スライドアウトを使いこなせ

1on1ですぐに使えるチャンクアップ、チャンクダウン、スライドアウトについて、コーチングの視点から効果的な使い方を解説しています。
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皆さんこんにちは。コーチング中毒、パーソナリティの梶です。
このポッドキャストは、プロのビジネスコーチが、ビジネスや生活にちょっと役立つコーチングや1on1の話を、ゆるく、時に深くお届けしている番組です。
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さて、今日のトピックは、チャンクアップ・チャンクダウン・スライドアウトです。
部下との1on1を、皆さん日々やっていらっしゃるかなと思うんですけれども、
惰性というか、目的・戦略なく、ただ単に話して、業務報告だけ聞いて終わっちゃった、みたいな、そんな経験ないでしょうか。
このチャンクアップ・チャンクダウン・スライドアウト、この3つの視点、テクニックを持っているかどうかで、1on1の質というのは非常に大きく変わってくるので、
このテクニックをですね、日々の1on1で使えるようになって、部下との関係性をより向上させていこうというテーマで、今日はお話していきたいなというふうに思っています。
まず、チャンクアップ・チャンクダウン・スライドアウトというのは、コーチングで使われる手法というか、一つのテクニックなんですけれども、
コミュニケーションとか問題解決、視点の切り替えを助けるためのものになっています。
まず、チャンクアップとは、特定の事柄をより大きな枠組みとか抽象的なレベルで考えるということを指しています。
1on1においても、このチャンクアップで抽象度を上げて本質を捉える質問を投げかけることで、部下も俯瞰して物事を捉えられるようになります。
具体的な質問例としては、「それってつまりどういうこと?」というふうに聞いてみるとか、「何か共通点ってありそう?」とか、
一言で言うと、「それってどう表現できるかな?」みたいな、そんな投げかけが有効に効くというふうに言われています。
部下が例えば会議の進行がうまくいかないというふうに言っている場合に、そこからチャンクアップしていくということは、
そもそもその会議の目的って何かみたいなところを考えさせることで、全体図を把握して根本的な問題を見つけやすくすると、
そんなアプローチの仕方をチャンクアップというふうに言います。
逆にチャンクダウンというのは、具体的なレベルに落とし込んでいくということなんですね。
分解、具体化して掘り下げる質問を投げかけていくことで、具体的な問題を明らかにしていくということができます。
どんな質問を投げかけていけばいいかというと、具体的にいくつか例を挙げると、例えば、もう少し具体的にそれについて教えてというふうに聞いてみるとか、
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今言った話、もう少し具体的な例を挙げていくつか教えてもらえますかみたいなふうに聞いてみるとか、
どんな経緯を経て今そういうふうになっているんですかみたいな、そんな質問が有効だったりします。
先ほどの例で言えば、会議の進行がうまくいかないという問題を、どの部分が特にうまくいかないというふうに感じているんですかというふうに聞いてみるだとか、
具体的にどういう場面で問題が発生しているんですかというふうに、より細分化して聞いていくことで、具体的な課題の部分がよりクリアになって、そこに対する対策というのも考えやすくなっていくと。
そういうふうに聞いていくというのをチャンクダウンな質問というふうに言います。
そしてスライダウト、これは異なる視点から物事を見ることを指しています。
思考を広げてアイデアを引き出す質問、そういったものを投げかけていくことで部下の視野を広げるように促していくと、そういうアプローチですね。
具体的には他に何か考えられることあるとか、他に原因ってあるのかなとか、その他にどんな選択肢がありそうですかと、そういった質問が有効です。
会議の進行がうまくいかないという問題に対してだとすると、他のチームではどういうふうにやっているのかなとか、他の人がファシリテーターだった場合にどういうふうに解決しそうかとか、進行以外の部分で気になっているところはないですかといったような具合で、視点を変えてあげることで新たなアイデアとか解決策を見つける手助けをしていくと、そんなアプローチになります。
このようにチャンクアップ、チャンクダウン、スライドアウト、これらを効果的に使えるようになると、1on1の質っていうのは爆発的に上がっていくんですね。
もう一つ、これらのテクニックを1on1で活用する方法というのを具体的に考えてみます。
例えば、プロジェクトの進行が遅れて悩んでいると、そういう部下からの相談が1on1であったとします。
その場合にはチャンクアップして、このプロジェクトの最終的な目的って何でしょうかといった質問を投げかけてみるとか、この遅れが全体に与える影響ってどんなことがあるんですかといった質問を通じて、
大きな目的とか全体像を把握させて、根本的な問題に焦点を当てていく、そういう違う視点で焦点を当てていく、そんなきっかけを作っていくというのがあるかなと思います。
プロジェクトの進行が遅れているということについての悩みをチャンクダウンするということであれば、具体的にどんなタスクが遅れているんですかとか、
どういうリソースが今不足していて遅れているんですかといった具合に、問題をより細分化して具体的な解決策を見つけやすくするような、そういうサポートをする質問を投げかけていきます。
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スライダーを使って視点を変えるという場合には、他のチームでは同様の問題をどういうふうに解決したんでしょうねとか、
過去に似たようなケースでは、あなたはどういったアプローチで対処したことがありますかといった質問を通じて、現状の今向き合っているプロジェクトの話から少しずらしてですね、新しい視点とかアプローチを提供して、部下が自分自身で解決策を見つける、そういう手助けをしていきます。
はい、ということで今日はチャンクアップ、チャンクダウン、スライダーアウトについてお話をしてきました。
これらのテクニックを日々のワンオンワンに取り入れることで、部下とのコミュニケーションが深まり、信頼関係が強化されていきます。
また問題解決能力も向上していって、部下自身がですね、主体的に行動できるようになっていくというふうに思います。
皆さんもぜひチャンクアップ、チャンクダウン、スライダーアウト、これらを日々のワンオンワンに取り入れて、より良い関係性を築くきっかけにしてみてください。
今日紹介したチャンクアップ、チャンクダウン、スライダーアウトの概念も含んでですね、コーチングとかワンオンワン、人材開発に関するパワーポイントの資料集、可変、可行、自由な資料集をココナラの方で販売しておりますので、ご興味ある方はぜひそちらもご覧いただければと思います。
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それではまた次回のエピソードでお会いしましょう。
コーチング中毒のカジでした。
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