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2023-05-19 12:06

読書ラジオ『母親になって後悔してる』オルナ・ドーナト

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こんばんは、ゆうこです。このチャンネルでは、私の読書録や日々の学びを音声配信しています。
今日は、オルナ・ドーナトさんの『母親になって後悔してる』という本について話してみようと思います。
この本はですね、イスラエルの社会学者、社会活動家のオルナ・ドーナトさんが研究された本を訳したものです。
母親になって後悔しているという女性をターゲットとして調査した本になります。
母親になって後悔しているというタイトルの本なので、そういう内容が書かれてるんですけど、そのまんまやないかいって感じなんですが、
こういう刺激的なタイトルなので、聞くのしんどいわーとか、しんどくなりそうだなーって思う人がいたら、本当にここまででやめておいていただけたらなと思います。
とは言ってもね、あんまり深刻なふうに話すのではなく、こういう本がありましたよといういつもの紹介と感想で進めたいと思っています。
オルナ・ドーナトさんは結婚されてるんですけれども、子供を持たないという決断をされた女性になります。
それについて詳細は書いてないんですけれども、ご自身がそういう選択をされているということと、
この本を書く前にイスラエルで子供がいないという選択をした人たちの調査をした時に、
ある種呪いのような言葉がずっと気になっていたということで、それは何かというと、
子供を産まないと後悔する、女性は子供を産まないと後悔するというような言葉、ある種呪いのように思えたということなんですけど、
その言葉がずっと気になっていて、第二弾として母親になって後悔している女性を調査したということで、これはもうタブーですね。
もし今聞いてくれている人がいたら、どんな感情が湧くか試してみてほしいんですけど、
母親になって後悔しているって周りの女性とか、自分のお母さんとか奥さんとか娘さんとか兄弟姉妹の方が言われたら何て思いますか。
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ギクッとしますか。育児放棄するのかなって心配になりますか。
こんなことを世の女性みんなが言ったら、ますます少子感になるって心配になりますかね。
もし自分の母親がこれを言ったら、じゃあなんで産んだんやってすごい怒りますよね。
誰もいい気分にならないから、それだからこそこの発言ってタブーなんですよね。
でも母親も一人の人間なので、感情を持つことは自由なわけです。
ただ母親になって後悔しているという発言をすると、周りの人みんなを悲しませてしまうし、叩かれてしまうかもしれないし、何もいいことがない。
この感情はもう押し殺すしかない。そういうタブーですよね。母親になって後悔している。
でも実際こういう感情を持っている人がやっぱり少なからずいるっていうことがこの本で証明されたわけですね。
もしかしたら調査していないだけで、ほとんどの母親がそう思っているかもしれない。ほとんどじゃなくても半分、3分の1、20%それぐらいいるかもしれない。
そういう母親の後悔だったり、苦しみに目を向けていこうという世の中の風潮があるからこそ、思い切ってこういう本が出て読んでみようという気にもなりました。
この本の中で私がとても心惹かれたのは3つあります。
1つはですね、母親になったことを後悔しているが、子供を産んだことを後悔しているわけではないということですね。
母親としての気持ちと子供たちに対する気持ちは違う。母親になった後悔はあるが、今ここにいる我が子を産んだことは後悔していない。
その違いがより母親の後悔だったり、感情、苦しみを複雑にしているというところです。
2つ目は、子供を産んで結婚生活を維持できず終わらせるという時に、真剣を母親が望むケースですね。
なぜそうしてしまったのかということですね。
なぜ父親の方に真剣を渡して後悔しているのであればですね、母親になって後悔しているのであれば、
なぜ真剣を父親に渡して自分が子供を手放すという決断ができなかったのかということに関するインタビューです。
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自分が選択して母親になる子供を産むということをしたのだから、責任は自分が持たないといけない。
そこから逃げ出さない、逃げ出せない、逃げ出しても楽にはならない、そういうふうに思ってしまったということ。
ここはきっと、どうなんでしょうね。やっぱりそういう選択をする女性多いと思うので、男性とは大きく違う部分なんでしょうね。
ただそれすらも今解明されていないというところが事実だと思いますね。
3つ目。家族や社会的な支援がもっとあれば、要するに生活に役立つ何らかの形の経済的インフラがあれば、後悔する母親は違った気持ちになるだろうかという問いです。
その答えはイエスかもしれないし、それだけではないかもしれないですね。
母親って人間の歴史が始まってからずっと存在する役割なわけですが、現代より経済的に恵まれていなかった時代が過去にはあった、その方が多かったわけですが、
後悔する母親はもっといたのか、今より少なかったのかというとそれすらわからないし、なんかそれはちょっと違うかもしれない。
どうも経済的や家族、社会の支援があるかどうかだけが母親の後悔という感情を生んでいるわけではなさそうだというところですね。
この3つ気になった部分です。母親って後悔してる。口に出すだけでいろんな人を悲しませるかもしれないけど、自分一人の中にこの感情を閉じ込めておくにはあまりにも辛い。
やっぱり母親としてではなく一人の人間として存在している自分。だからこそ感情を押し殺して生きていくっていうのはとっても辛い。
よくわかるなと思います。この本を読んで私が強く思ったのは、母親になって後悔しているという感情は否定できないものだし、押し殺すことがもうできなくなっているということです。
それに対して特に子供ですね。言われたらとても傷つくと思うんですけれど、それはあなたの存在をこの世に生み出したことを後悔しているわけではないということを何らかの形でちゃんとわかってもらう必要はあるかなと思うんですね。
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それは時間がかかると思うし、幼い頃は多分無理なんですけど、子供自身が大人になって、親になるかならないかの決断をする時、母親になった時、きっと同じようなことに悩もうと思うんですよ。
なのでやっぱりそこから目を背けてはいけないのかなっていうことと、あとは社会に対しては、そういう感情を持つ女性がいるということに対してやっぱり認識してもらって、そこから何らかの対話が生まれていくといいなと思います。
それはね、少子化が進んでいるという、育児放棄やネグレット、貧困過程の社会的な課題に対する一つの解決への光が見えることにつながるかもしれないし、
女性の生き方ですよね。ジェンダーに対する社会の支援というものがもう一歩踏み込んだものだったり、もっと寄り添ったものに変わっていくかもしれないので、母親になって後悔しているということを思っている女性がいる。
それをまず認知してもらって、対話する。そんな動きが始まるといいなと思います。おそらくこのオールナドーナットさんもそういう意図があって、こういう調査をしたり、本を書かれたりしたのかなと思います。
タブなのかもしれないんですけれども、もう追い隠しておくことはできないことかな、なんて思います。
今日は母親になって後悔しているというかなり刺激的なパワーワードの本を話してみたんですけれども、最後にお伝えしたいのは、私は別に何かを否定したり批判したくて、この本を話しているわけではなくて、
こういう本が出ているというのが、女性の生き方に対する一つの変化を生む兆しになるんじゃないかなと感じたので、感想を話してみています。ということで、うまく言えたかな?
ちょっと自信ないですが、この配信が気に入っていただけたら、いいねやコメント、フォローお願いします。励みになります。今日も最後まで聞いていただいてありがとうございました。ではでは。
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