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こんばんは、ゆうこです。このチャンネルでは、私の読書ログや日々の学びを音声配信しています。
今日は、ビジネスシーンを生き抜くための仏教思考、松並竜元さんの本について話してみようと思います。
現代のコン明に必要なのは仏教なのかもしれない。私たちが知っているようで知らない仏教のロジカルな思想と知識イコール仏教思考を、現代の事情に照らし合わせながら解説。
オーディブル・ポッドキャスト番組の愉快な知性・仏教編が書籍化されたものになります。
松並竜元さんという方は、京都に実験寺院・宝塔寺というお寺がありまして、そこの住職をされている方になります。
京都のこの宝塔寺に行くと、松並竜元さんに会ってお話できるそうなので、ポッドキャストでもお気軽に来てくださいって、実験寺院ってどういうコンセプトでどういうことをやっているお寺なのか見に来てくださいっていうことをおっしゃられていたので、
京都に行かれる際は、ちょっとあのどんなところかなっていうのを見てみられたらいいんじゃないかなと、私もちょっと行ってみたいなという気持ちになっています。
宗教というと、日本人はあまりピンとこないし、どちらかというと少し過去の事件とかもあるから、
ネガティブであんまりこの良いイメージを持たないのかもしれないんですけれど、私がこの本を読んで、竜元さんのお話を聞いて思った仏教っていうのは、
私たちが今までその宗教っていう言葉から連想する、何かに祈るとか、すがるとか、あとはマインドコントロールのようなイメージから割と解き放たれて、
生きていく上でどうやったらその苦しみから逃れることができるか、
どうやったらより良い影響を世界にちょっとでも提供することができるか、
そのためには、
自分が生きているということや他者との関係性、世界っていうものをどういうふうに認識すれば良いかということをロジカルに、
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知識として、学問として教えてくれているものが仏教なんじゃないかと、
哲学に近いようなものなんではないかなというふうに思います。
いわゆるブッダっていうのは、コータマ・シッタルダっていう2500年前に生きていた人が、
仏教という、教えをまず最初に説いた、悟りを開いた人で、唯一の人であるというふうに言われているんですけれども、
2500年前のその考え方、思想、思考が、今に生きる現代の私たちにも適応することができる、通ずるものがある。
学んで実践することで、苦しみや悩みから解き放たれるかもしれないなというふうに思います。
タイトルにビジネス心生き抜くためのと書いてあるんですが、あんまりビジネス寄りの話はなくてですね、
第1部では、文化の時代、ポスト資本主義、メタバース、WEB3.0などという、今の社会現象だったり、ホットなキーワードを用いて、
それを仏教的に見ると、仏教の視点で読み解くと、こういうことが言えますよっていうことを、リュウゲイさんが教えてくれています。
面白いのはですね、メタバースの回ですね。メタバースと仏教の相性がめっちゃいいっていうふうにリュウゲイさん言うんですね。
で、この世界も仏教から見れば、メタバースなんじゃないかと。 今私たちが生きている、この目で見ている現代っていうのは、あの
メタバースの世界であって、VRのゴーグルをカチャッと装着して見えている世界に過ぎない。
で、ここで解決できないようなことだったり、それ以外の世界っていうのは、まあゴーグルを外した、何を装着するのかわかんないんですけど、
さらに高次元の世界っていうのがあって、そこから見ると、ゴーグルの中のメタバースの世界の悩みっていうのは解決できるかもしれない。
そうやって、今見えている世界の見え方とは違う視点を取る、メタ認知を取っていくっていうことが、メタバースと、そうじゃない世界、現代とさらに高次元の現代を行き来するということに繋がる。
メタバースって現代だよねっていう、まあリュウゲンさんに言うとそういうことのようです。
で、まあ悟るっていうことが、そのメタ認知を得て、すべての悩みだったり、課題っていうのが解決できる認知を得た状態であると。
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まあそういう、ゴータマシッタールダの視点を求めていく、そういう世界を行き来していくと。
メタな視点で死を考えてみると、死っていうのはさっきの理論で言うと、今は私たちは、あの、メタバースの世界に生きていて、いわゆる本体はですね、
ゴーグルをかけて、VRな体験をしているだけなので、死っていうのはそのVRを外して、今のメタバースの世界からログオークすることなんじゃないかと。
死っていうものをそんな風に捉えてみることもできるんじゃないかという風におっしゃってます。
で、私が説明してそんなばっかなってみんな思うと思うので、ちょっとでも気になったら、あのリュウゲンさんのポッドキャストやこの本を読んでみてください。
あの、なるほどなーって思う部分もあるし、なんか騙されている気がするっていう部分もあると思うんですけど、
その次の第2部のところで、仏教の、それこそ2500万年前に体系化された思考体系を説明してくれています。
あの、非常にロジカルでドライなんですよね。
綺麗事言わない。誰かが救ってくれると思うなよと。
自分の捉え方次第だぞという、非常に、ある意味突き放したような考え方なんですけれども、だからこそそれを実践することで自分自身が変わるということができるんじゃないかなという確信が持てるのが仏教の思想、思考かなという風に思いました。
で、あの、言葉だけではその、仏教用語ってあの理解するのが難しいんですよね。
空、空と書いて空っていう考え方だったり、有意識、諸行無常、理他、悟りとは何なのかっていうことを、すごい短い文章で、それぞれわかりやすく簡潔に書かれているので、
えっと、宗教に染まりたくないっていう考えの人たくさんいると思うんですよね。
でもそうじゃなくて、これは一つの哲学だったり、考え方なんだと、いう風に捉えてもらって、
今、生活の中でうまくいかないことがあったり、不安があるとか悩みがあるっていうものに対して、もしかしたら考え方、認知を変える、そういった視点を得ることができるきっかけになるかもしれないので、
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そういう人にはぜひ、騙されたと思って、読んでみてほしいなと思います。
第3部はですね、仏教の視点を比較するということで、ギリシャ哲学、西洋哲学、インドの他の宗教、バラモン教とかヒンドゥ教、ジャイナ教、
あとは中国で変化した仏教、日本で取り入れられて、ローカライズされていた仏教について説明されているので、より仏教について詳しくわかることができます。
何にしてもですね、仏教というのは絶対性というものを何が何でも否定する考え方なんですね。
もう絶対こうであるっていうものはないと、だから、一神教であるキリスト教やユダヤ教、イズラム教とはそういったところが違うわけです。
一人一人が実践して、それぞれが認知する世界で世の中は構成されていると、絶対なんてものはないんだと、相対的な関係で構成されているという立場を取るというところがですね、
非常に寄り所にはなり得ないのかもしれないんですよね。絶対こうすれば救われるみたいなことは仏教の中ではないわけですから。
でも、そうやって合理的に割り切って、ロジカルに、世の中ってそういうもんだからっていうところからスタートしている仏教。
で、それをめちゃくちゃ面白く関西弁で話したり、わかりやすく本で書かれる松並隆元さんは、私はすごい好きだなぁと思います。
今日は臨読会がありまして、コーチの仲間と、このビジネスシーンを生き抜くための仏教思考っていうものを分担して、
読んで、その要約をみんなで共有してきた、先ほどまでの2時間があって、その臨読会から私もこういうふうに話しているんですけれども、
中にはやっぱり死ぬのが怖いと、死ぬことを考えると、いてもたってもいられなくなってしまうっていう人がいたりして、
でも、そういった苦しみから逃れられると言われても、仏教っていうものが完全に自分の中に腹落ちすることはない、みたいなふうにおっしゃってて、そういう方とこの本について話し合うっていうのは私にとってとても面白い、
自分にはない視点だったり、考え方を教えてもらう貴重な良い時間になりました。
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ビジネスシーンを生き抜くための仏教思考、松上隆元さんの本ですね。本当に今、とても人気な本で、
本屋さんとかにもね、結構置いてあると思うので、ぜひ手に取ってもらって、感想を共有いただけたら嬉しいなと思います。
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今日も最後まで聞いていただいてありがとうございました。ではでは。