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国勢調査の基本集計
2026-09-30 14:09

国勢調査の基本集計

農業、漁業、林業、工業、物流、サービス、貿易、交通など、さまざまなテーマで九州経済の今を、エコノミスト・鳥丸聡が解説します。

田畑竜介
Groooooow Up

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サマリー

国勢調査の基本集計(確定値)をもとに、九州233市町村の人口・世帯数の変化を確認する。富山市で速報値を約3000人水増しした疑いが発覚した一方、九州では確定値が速報値を下回った自治体が199市町村、上回った自治体が29市町村だった。世帯数は全国・九州とも確定値が速報値を上回り、単身世帯の増加が想定以上に進んでいる可能性が示される。2000年からの人口増加率では菊陽町、減少率では災害の影響も受けた熊本県の山間部の村が対照的な結果となり、最後に中山間地域の課題と「スマートシュリンク」が語られる。

国勢調査の確定値と富山市の人口報告問題
この時間はZoom Up。毎週水曜日は九州経済です。
昨日、国勢調査の基本集計が発表されました。確定値が発表となりましたので、今日はその国勢調査にZoomUpしていきます。
エコノミストの鳥丸聡さんです。
鳥丸さん、おはようございます。
おはようございます。よろしくお願いします。
今年5月末には速報値が公表されていたんですけれども、
4ヶ月前に速報値を取り上げたのですが、最終的な確定値として、
九州の233の市町村でどんな結果になったか、ざっと確認しておきたいと思います。
その前に、明日公表される市販機日堂の9月日銀単館の注目点を一つだけ。
7月28日の熊本地震の後、最初の大規模な景気予感調査になります。
10年前は、4月の中旬に2回震度7でしたけれども、
九州の6月の単館結果というのは、地震前の14からプラス5に9ポイント低下しています。
今回は、6月の時点で九州プラス21ってかなり発射が高いところにありますので、
どの程度今回低下するかというところですね。
10年前も年末にかけては徐々に上げていって、地震前の水準に戻しましたので、
そう大きく心配する必要はないんですけど、今回ばかりはさすがに九州が下がって、
全国はちょっと上がって逆転されるっていうですね、全国に。
そういうふうになるかと思いますけど、特に大きく心配する必要はないんじゃないかなと思います。
国勢調査の基本集計結果、基本集計っていうのは確定値っていうんですけれども、
昨日の午後2時に総務省のホームページで一斉に人口や世帯数公表されて、
このデータを基にして将来水系人口を計算したり、総合基本計画の戦略を練ったりっていうのがなされていくということになりますが、
驚くべきニュースが昨日の午後全国を駆け巡りました。
富山ですかね。
国勢調査で人口課題報告、総務省が富山市職員を告発っていうのにちょっと驚いた。
富山市って言えば国内で最初に本格的なLRT、ライトレールトランジット、路面電車の次世代版ですね。
これを導入したことで知られていて、電停の周辺に都市機能を集積するコンパクトシティのお手本として、
全国から視察団が殺到しているくらい大注目の地方都市です。
その富山市が人口減少の波にのまれて、2010年の42万人、結構でかいんですけど、県庁所在都市ですから、
42万人をピークとして人口減少に転じて、昨年の国勢調査で40万人下回るんじゃないかと言われていたんですね。
ところが今年5月の速報時点だと40万人台をなんとかキープしていたと。
ところが昨日総務省から発表されたデータっていうのは40万人割れでしたっていうので、
速報値を3000人弱かさ上げしていたっていうかですね、水増ししていたっていうので、
これに総務省が報告数値に誤りがあるんじゃないかっていうので職員を3度に渡って富山市に派遣して調査した結果、
今回統計法違反の疑いで県警に告発したっていうふうになったみたいです。
細かいところがまだよくわかってきませんが、居住実績なしっていう報告が調査員の方から上がってきたものを、
ここは住んでいるっていうふうに置き換えて提出したっていうらしいですね。
人口が多いと地方交付税交付金の額なんかにも影響してきますけれども、
果たして損宅だったのか組織ぐるみだったのか、今後の解明が待たれるっていうところですね。
九州233市町村の速報値と確定値の差
そうなるとがぜん気になるのが、九州の233の市町村でそんなことないのかっていうことですよね。
そこで5月に発表された速報値と、昨日発表された確定値を233市町村全部並べてみました。
速報値と確定値が一致してプラマイゼロだったのはわずか3町2村のみ。
233市町村のうち5つだけ。
233分の5ってことですよね。
割合にして2%がそのまま。速報値より確定値の方が増えた。
っていうのは29市町村あって、全体の12%。
速報値より確定値の方が減少した。
つまり住民基本台帳と称号してみたり、不明世帯のご近所への聞き取りなんかを実施した結果、
実際は過疎化がより進んでいたっていうところが199市町村。
率にして85%。
圧倒的に多いっていうことで。
ちなみに全国の場合どうなのかっていうと、確定値が速報値を0.06%だけ下回ってるんですね。
全体合計すると。
富山市の場合は誤差率が0.74%と極端に誤差が大きいわけです。
九州233市町村の誤差っていうのはほぼ全国と同じぐらいですから、
全体としてみれば大きな問題にはならないと。
全国と同じような傾向っていうことです。
ただちょっとですね、一箇所だけなんですけれども、
一つの自治体が速報時点で3万504人、確定時点で3万212人、減少数が292人っていうので、
誤差が1%近くなって、富山市でも誤差は0.74%ですから、
富山よりちょっとひどいかなっていうようなところが一箇所だけあるんですけど、
意図的な水増しとかじゃなくて、居住実績が曖昧な世帯を調べたら、
当初の見立てよりも実際の人口減少はもっと進んでいたねっていうふうに、
善意で解釈したいと思いますが、
某県の某市なんですけれども。
それ何も言ってないの?
某県の某市だったら。
大県のんんん市っていうことになりますが。
大県でちょっととどめときましょうか。
世帯数増加と単身世帯の広がり
ここで興味深いことがあってですね。
世帯数の速報値と確定値の差なんですね。
全国的に人口は確定数が速報値を下回るっていう仮想化ですよね。
世帯数は逆で、確定値が速報値を上回ってるんですよ。
全国は速報値より確定値が0.35%多くて、
九州の233の市町村合計でも0.36%確定値が速報値を余っていて、
つまりお一人様世帯っていうのが想定以上に進んでいるっていうですね、
単身世帯が。それだけ増えているっていう。
蓋を開けてみたら、もうちょっと詳しく調べてみたら、
単身世帯でしたっていうところが多いっていうことですね。
四半世紀で見た九州の人口増減
これ4ヶ月前の速報値の公表時点で、
過去5年間の人口増加率のランキングを調べてみたんですけれども、
今回の確定値でもベスト10には変更なく、
ベスト10のうち熊本県6つ、福岡県4つでした。
今回はですね、四半世紀前と比べて、
要するに2000年の国勢調査と比べて、どういうふうに変わったかっていうので、
ちょっとベスト10調べてみました。
ざっと言うと、第10位が久山町。
9位が鳥栖市。
8位が福津市。
7位が今回の地震で注目を集めた鹿島町、熊本県ですね。
6位、福岡市。これ増加率ですから。
5位が熊本県甲子市。
4位が熊本県大洲町。
ベスト3っていうのがですね、四半世紀の。
第3位は今度の国勢調査で5万人の市政移行、
間違いなしと思われていたんだけど、
足元2年間で伸び悩んでしまった霞町ですね。
第2位は2015年の国勢調査で人口増加率日本一となった福岡都市圏で、
家具の量販店が多い、新宮町。
新宮町は足元5年間も人口減少なんですよ。
そうなんですかね。
びっくりなんですけど、かつての日本一。
一時期極端に上がりすぎた反動っていうのもあるんですよ。
それと九州233市町村の第1位がやっぱりっていうか、
菊葉町ですね。
菊葉町、過去25年間で57%人口が増えているっていうことなんですが、
一方で四半世紀の人口減少率が大きいところ、
ワースト1位を見ると熊本県の熊村。
減少率が57%。
要するに菊葉町はプラス57。
熊村の方は減少率マイナスの57%っていうことですね。
災害も影響してるんですかね。
もちろんそれが影響してますよね。
そんな熊村の確定地を速報地と比べてみました。
速報地に比べて世帯数が1世帯減っています。
人口が3人減少しています。
涙が出そうになりましたけど、
おそらく住民票上で村内に留まっているだろうと思っていた
1世帯3人のご家族が役場の方でよく調べてみると、
実は村外に村の外に転居しておられたっていうことが分かって、
1世帯3人減らしたっていうことなんじゃないかと、
情景が浮かぶような国勢調査の確定地の公表でした。
中山間地域の人口減少とスマートシュリンク
しかしその数字だけじゃなくて、そこからいろいろ見えてきますね。
中山間地域の問題みたいなのは、やっぱりこういったデータが露骨に語ってますよね。
これを見て、また政府もはじめとして自治体もどう手を打っていくのかというところも、
次の5年後にまたいい方向に変化が出てくるといいですけどね。
スマートシュリンクみたいな賢い縮み方みたいなのも真剣に考えたいと思うんですね。
鳥丸先生ありがとうございました。
ありがとうございました。
水曜日のズームアップはエコノミストの鳥丸聡さんでした。
14:09

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