DAOと生物学の関連性
今日も1日ありがとうございました。この放送はWeb3にハマった建築設計者が、仮想通貨やNFT、メタバースなどのWeb3の話と、時々建築の話をする放送です。よろしくお願いします。
今日は、DAOと多数決と生物学というお話をしたいと思います。DAOと多数決と生物学ですね。
これは、DAOは多数決だっていうことが、割と極論的に言われがちなんですけども、私はその通りだと思っていて、その通りだと思うんですけども、
多数決っていうのの定義というか、それが今日思って、ちょっとなんか異なる見え方ができたなっていう、そんなお話をしたいと思います。
なので、割と多数決の話みたいな、そんな話になります。今日の要点はそこになります。
よろしくお願いします。DAOと多数決と生物学の話です。よろしくお願いします。
今日何があったかっていうと、うちの会社は、私が勤めてる会社は建設会社なんですけども、その建設会社の中でも色々な職能の人がいて、
私みたいに建築の設計をしてる人もいれば、当然成功をですね、建てる側ですね、成功をしてる人もいるし、あとは研究開発してる人もいるんですよね、実験とかして。
その研究開発してる中に、当然建物を強くするにはどうすればいいかみたいな研究をしてる人もいる中で、一方で生物学的な研究をしてる人もいるんですね。
その人は建物の種類によっては、例えば虫が入ってきちゃダメな建物とかも当然ありますよね。そういったこともあると思うんですけども。
じゃあ虫が入ってこないためにはどうすればいいのかって言ったら、その人ですね、その生物学的な研究をしてる人に虫の習性がこうだから、こんな感じの建物にしたら虫入ってきませんみたいな、
そういったノウハウはその人がお持ちなので、そういった人にアドバイスを聞きながら建物を建てるみたいな、そんなことをするわけですっていう感じで、
生物学的な研究をしてる人もうちの会社の中にはいて、社内は広いので、いろんな人がいるんですけども。
その人を、私大阪に勤めてるんですけども、大阪の設計部ですね、設計部に招いて、設計部、主に設計部の中でその人にお話ししてもらうっていうイベントが今日ありました。
で、私自身その人のお話を聞くのは2、3回目なんですけども、今日お話を聞いてはっと思ったので、
今日ちょっとこのテーマで、ダオと多数決と生物学っていうテーマでちょっとお話ししようかなというふうに思っています。
要はですね、生物学的な行動ですね。で、割と多数決的な行動が出るんですけども、これがなんかどうもなんかイメージしてるような多数決ではなくて、
本当に生物学的に合理的な多数決で決まったような意思決定に基づいて生物は行動してるみたいなそんなところが私は感じたので、
その動きっていうのがダオの動きとめちゃめちゃよく似てるなっていうふうに思ったので、今日はちょっとそのお話をしたいと思いました。
で、じゃあちょっとその解説をする大前提として、じゃあダオはどんな感じなのかっていうのをちょっと説明すると、
まず原理主義的なダオですね。ディセントライズド、オーガナイズ、オートメイト、オーガナイゼーションかな。
要は自立で自動的な組織ですね。というのの原理的な定義っていうのは何なのかっていうと、
これはプログラムで簡単に言うと意思決定がプログラムで多数決によって決められているような組織っていうのを
ディセントラライズド、オートメイト、オーガナイゼーション、分散自動組織って呼ぶわけです。
自立分散組織とか言いますけど。っていうようなものになります。
で、これの代表格っていうのがナウンズダオっていうのがありまして、これは本当に原理主義的なダオに則っているものです。
で、これを見てダオっていう人が結構ダオ原理主義の中ではいる感じになります。
で、これはどんな組織かっていうと、まずそのダオでお金を稼ぐわけですね。
ちょっとそれは割愛しますけど、じゃあその稼いだお金をどうやって使いましょうかっていうところで、これでダオ的なシステムが登場して、
これはとあるナウンズダオの関係のNFTを持っている人、NFTを持っている人の多数決でお金の使い道が決められると。
もうちょっと詳細に言うと、NFTを持っている人がこういうお金の使い道がいいんじゃないかっていうのは提案ができると。
まずNFTを持っている人が提案ができると。
で、その提案に対して、今度はまた別のNFTを持っている人が投票をすると。
で、投票で何票以上取ったものが採択されるっていう決まりがあって、要は多数決ですよね。
その多数決で決まったものが採択されて、じゃあその決まった提案に対してお金が振り込まれて自動的に貯金ですね。
銀行口座みたいな貯金から振り込まれる、そんなシステムになっているわけです。
なので、要はお金をどう使うかっていうのは多数決で決められている。
これはその多数決じゃないとお金が使うことができないっていうプログラミングがもう既に組み込まれていると。
DAO内に。そんなもの、そんな組織がDAO原理主義的な感じのDAOと呼ばれているものです。
簡単に言うと多数決でお金の使い方が決まると。そんなものになります。
で、このNounsDAOっていうのが動いて割と成功を収めているんですけども、
このイメージがDAOという名前とこのNounsDAOが紐づかれて、イメージが先行してしまって、
DAOイコール多数決で決めて、いろんな意思決定がなされている組織っていうふうな勘違いをされるような風潮もあるというのが、
今の日本なのかな、わかんないけど、そういったところになります。
で、一方で、やっぱり多数決で決めようぜみたいな一般社会ですよ。
一般社会で多数決で決めようぜって言ったら、同じことですよね。
何だろうな。じゃあ私、フミを何とかの代表に選抜しますみたいな。
これを多数決で決めますって言ったら、フミを代表、この組織の代表にしていいかどうか、
賛成の人は当然手を挙げて、反対の人は手を挙げないで、その賛成の人の手を挙がったのが多かったら、
私が見事代表になれるみたいな、そんな感じが多数決ですよね。
皆さんの一般社会としても多数決っていうのは、何か提案があったものに対して手を挙げて、
周りの人、コミュニティの人たちが手を挙げて、手を挙げた数が一定数あると、
これは過半数かどうかわかんないですけど、一定数あると、そっちの道にコミュニティが進む。
これが多数決かなっていうふうに思っています。
今日お話しするのは、ちょっと多数決の概念がちょっと違うなっていう話をしたいと思います。
その違うなっていう話と、その違うなっていう、そっち方面がDAOの定義とすごい近いんじゃないかっていう、
そんなお話をしたいと思います。
それが生物学の、今日生物学の専門家から聞いたお話になります。
この生物学のお話として2つ例があります。
アリの意思決定
その2つちょっとお話しするんですけども、1つ目がアリの話と、2つ目が蜂の話ですね。
アリと蜂は同じ仲間として見られるんですけども、2つちょっと別々の例としてお話ししたいと思います。
まずアリの話です。
じゃあアリの、アリ業界でいう多数決はどんなところで起こるのかっていうと、
まずここからA地点からB地点まで向かおうと、そういった道を考えます。
その向かうときに働きアリが100人いるとするじゃないですか。
100人が行列を成して、A地点からB地点までザーッと向かうんですよね。
そこをちょっと想像してもらえばわかるんですけども、
それでA地点からB地点まで直線だったら本当に直線の100匹の行列が直線にビャーッとなるんですけども、
そこに1つの壁がボンと立ちはだかります。
じゃあそうしたときにどういった意思決定が起こるのかっていうのが今回の多数決の問題になります。
その壁っていうのは当然、その進路に対して垂直というか垂直に立ちはだかるわけですよね。
バーンと目の前に大きな進もうとしてる方向に対して目の前にボンと壁があるのをイメージしてもらえればいいかなと思うんですけど、
じゃあそういったときにアリはどっちに進むのかというと、壁に対して左に沿って進むのか右に沿って進むのかもその二択じゃないですか。
真っ直ぐ当然行けないんで、左に行こうか右に行こうかどっちかっていうと、
まず初期のアリは左と右、当然半々に進みます。左と右半々に進みます。
壁っていうのはちょっと不公平があって、左のほうがすぐ行ったらすぐ壁が終わってすぐ回り込めるような壁になってます。
右はしばらく行かないと回り込めないような壁になってます。
回り込んだ先っていうのは当然向こう側のB地点があるわけですね。
なのでA地点から回ったほうが、左から回ったほうが早くB地点に着けるわけです。
同じ壁、目の前に壁があって左か右かその時点で同じなんですけども、左行ってみれば左のほうが近いなと。
右はしばらく行かないと壁沿いにしばらく行かないと右のルートっていうのは回り込めないと。
そんなものがあったとします。
そういった時にアリはどういった行動をとるかっていうと、左のほうが近いので、最初は左右半々で当然枝分かれしていたわけなんですけども、
次第に左のほうが近いなと。左のほうが近いなってわかると、左のルートに道標フェロモンっていうのが出されて、
当然アリっていうのは、歩くたんびに道標フェロモンっていうのを出し続けて歩いているんですけども、左のほうが近いなってわかると、そっちのフェロモンのほうが強くなって、
右側の遠いほうのフェロモンっていうのが弱くなるわけですね。弱くなるというか、そっちを出す人が少なくなるというか。
なので、左のほうが道標フェロモンがだんだん左右、左右って言ってるうちに、左のほうがいいぞと。
なので左に行く人が多くなって、道標フェロモンが多くなって、それで道標フェロモンが多いほうの左に行こうぜと。
次行く人っていうのがそっちに進むような道を辿るっていう、そんな構図が出来上がる。
結果的には全員が、その濃いほうの左の道標フェロモンが濃いほうの道に全員が進むようになるといったような動きに次第に出来上がっていく。
そんな習性があるようです。
ここでそれを一言で言うと多数決ですね。
左のほうが多くの人がそっちを選んだから多数決でそっちを選んだ。
こうなりますけども、冒頭で申し上げた多数決とちょっと概念が違うなっていうのが分かったと思います。
今回の多数決っていうのは、左の道と右の道を選んだわけですけども、左の道と右の道、いろんな試行錯誤をして左のほうがうまくいく確率が高いから左を選ぶ。
だんだん確率が高いほうを選んでいって、最後次第には全員が左を選ぶようになる。
そういった概念になります。
これは要は、左と右どっちがいいですかって手を挙げて、私は左です、私は右ですっていう多数決とは違って
何回も試行錯誤をした結果がありつつの左と右っていう情報が出来上がって、左のほうが確率が高いっていうのが試行錯誤の末に
そういったデータが取られていて、左のほうが確率が高いなっていうのが分かった上で、じゃあ私も左を選ぼうっていう選び方をすると。
そういった多数決が行われているっていうのが冒頭で述べた多数決とはちょっと違うような概念の多数決になるのかなというふうに私は思っています。
そんなものがアリの修正になります。
続いて2つ目の8の修正に行きますけども、ちょっと長いんでさっと終わりますけども
ハチの行動と探索
今度8の話ですと、8は新たな女王鉢がいて、そこに引き連れる例えば働き鉢が100人、100匹いたとして、1匹の女王鉢と100匹の鉢で
じゃあこれからどこに巣を作っていこうかみたいな、そういうフェーズが本当に始まりのフェーズですよね。
そういったフェーズが訪れるわけです。
そのフェーズのときに8たちはどういう動きをするかというと、まず100人の働き鉢が全員かどうかわかんないですけど、とりあえず全員としましょうか。
全員が私たち周りを偵察してきますと。
どこが住み心地が良いか、ちょっと偵察してきますって100人がバーッと周りを偵察しに行くんですね。
帰ってきたそのうちの、当然全員が良い場所に巡り合うわけじゃないので、
じゃあそのうちの10人、100匹のうちの10匹が、私はちょっとこっち良い場所がありましたよって言って巡り合ったとします。
それが10匹だとします。10匹がそれぞれ各々別の場所が良い場所だと巡り合ったとします。
で、そうなった時にその10匹は、これワード自体は単語自体は聞いたことある人もいるかもしれないですけど、
八の字ダンスっていうのをし始めるんですね。八の字に飛び回るんですね。
で、その八の字っていうのは意味があって、その八の字の動くスピードとその角度によってこっち方面の場所は良い場所ですよと。
私はこっち方面に行きましたと。で、そのこっち方面が良い場所ですよっていうのを、
その八の字のスピードとその八の字の角度で、そっち方面ですよっていうのを表しているんですよね。
その八の字ダンスっていうのは。なので八の字ダンスした人っていうのはこっち方面良いですよっていうのをアピールしていると。
女王鉢とか周りの100匹の働き鉢、みんなにアピールしていると。
で、今回の例で言うと10匹、10箇所良い場所があったので、10匹この八の字ダンスをしているわけですよね。
そんな感じで10匹の八の字ダンスを見ていると。その他90匹ですかね。
残りの100匹いるうちの残りの90匹はその八の字ダンスを見ている仲間の。
あ、あいつらうまくいったなと。で、あっち方面が良い場所なんだなと。
それが10匹いると。あいつはこっちが良いって言ってるし、こいつはこっちが良いって言ってるみたいな。
そんな状況が出来上がるわけですよね。不思議なことにそれを数日ずつ繰り返していくと、
なんかこいつのダンスはもうめちゃめちゃ信憑性ありそうだから、じゃあちょっとこいつについていこうかなって言ったら、
別に10匹じゃない八ですね。10匹じゃない八もそれに釣られて、
こいつの方向が良いんじゃないかっていうのを勘づいたやつが、それに応じてそいつと同じ八の字ダンスをし始めるんですね。
だからそれで、だから要はその10匹は1匹ずつ自分の情熱によって、
残りの90匹を納得させるためのなんていうんですかね、情熱的なダンスをするわけですね。
それでそのダンスに触発された残りの90匹はその触発された八の10匹のうちのどれかのに触発されて、
それでそいつに共鳴されるように同じダンスを踊るわけです。
で、当然、残りの90匹、私がその残りの90匹だとしたら、
今日はAさんのあのダンスがめっちゃ情熱的だから、Aさんと同じダンスをしようつってAさんと同じダンスするんですね。
で、それで2日3日経っていくと、今度はなんかCさんのダンスがめちゃいいなと思い始めると、
今度はAさんに今度踊っていたところをCさんのダンスがいいなと思ったらCさんに繰り返し始めるんですね。
そうするとみんながCさんに踊り始めてCさんが多数派になっていくんですね。
今度2日目じゃなくて3日目になっていくと、今度はCさんとDさんがどんどん2分化されてきて、
最終的にDさんが勝つなってなったら、Dさんのほうにみんな行くわけですね。
そうするとDさんの蜂乗りダンスが勝って100人全員がDさんの蜂乗りダンスをし始めるわけですね。
そしたら、じゃあこのDさんの方向にが我々の住みよい場所なんだなというふうに決定されて、
最終的なこのDさんの方向の方にみんなが飛んで行って、そっちの方に自分たちの住みかすを作るといったような動きが
三橋の習性としてあるようです。
そんな感じで三橋っていうのは徐々に最初は住人が提案してきた提案に対して周りの人が共鳴して、
最初はバラバラと住民、住人にそれぞれ投票をしていきましたけど、決戦投票みたいなのが徐々に徐々に行われていて、
最後は一つの案に就連して、最後はDさんですね。Dさんの一つの案に就連して、じゃあDさんで行こうって言って意思決定がなされると。
生物からの示唆
そんなものが三橋の世界ではあるようです。
これもさっきのありとはちょっと多数決とは違うんですけども、これも一言で言ったら多数決なんですよね。
ただやっぱり机の上に座って、じゃあこの提案がいい人はい、ダメな人ブーみたいな、そんな感じの多数決ではなくて、
なんていうんですかね、この三橋の場合は少し理論的な根拠は薄いですけども、
この人がいいとかこの人がダメだっていうのを真剣に周りの投票者が定めて見定めて、
この人がいいって投票して、1日目にその人に投票したんですけども、
やっぱりじゃあ別のこの人がいいなっていうふうに投票の暗がいもありのルールで、
ちょっと別のこの人がいいかなって言ってこの人に行くと。
最終的にそういったものを繰り返していったら、一人の人にほぼ万丈一致で決まるみたいなシステムが出来上がっていると。
そんなシステムになります。今言った2つの蟻の例と蜂の例、この例っていうのは実際の駄王ですね。
私がイメージしているのは忍者駄王という駄王なんですけども、
まさにこのような動きとか意思決定の仕方をしてるなというふうに思いました。
なので原理主義的なナウンズ駄王みたいな原理主義的な駄王っていうのは、
まさに机の上の人がこの提案はいいですって、はいって言って、ダメですって言ってっていうような投票の仕方なんですけども、
蟻の場合とか蜂の場合のような投票の仕方をすることで意思決定がなされるっていうのが、
実際の駄王の運営としてはそれが起こっているし、
そういった意思決定の仕方のほうがうまく駄王として回るんじゃないかなというふうに、
この生物の蟻と蜂の動きから見てそんなふうなことを思いましたというのが、
今日の感じたことになります。
ということでちょっと今日長々と喋ってしまったんですけど、
蟻と蜂のことを長々と喋ってしまったんですけども、
蟻と蜂の動きから見えた多数決のいろんな定義の仕方があるし、
多数決、一側面見ると原理主義的な駄王の形態が見えるし、
蟻と蜂的な多数決だと割と組織的に機能するなというふうに思っていて、
そのやり方がまさに今の駄王ですね、日本的な駄王のうまく回し方になっているんじゃないかなというふうに思いましたというお話になります。
ということで今日はちょっと、私の中でも今日パッと思ったことなので、
ちょっとまとまっていない部分もあるかと思うんですけども、そんなお話になります。
ということで今日はお疲れ様でした。またね。バイバイ。