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2023-03-01 11:32

#011 建設業×プロセスエコノミー(後編)


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今日も一日ありがとうございます。この放送は、NFTにハマった建築設計者がNFTやWEB3、時々建築の話をする放送になります。よろしくお願いします。
昨日の放送を聞いたんですけど、ちょっとなんか声が聞き取りづらい感じがしたので、ちょっとマイクの向き、スマホの向きがなんか違うのかなと思って、
今日はちょっと違う角度で撮ってみます。聞き取りやすくなったでしょうか。また後で聞いてみたいと思いますので、よろしくお願いします。
本日は前回、前々回に引き続き、建築×プロセスエコノミーの話をしていきたいと思います。
今日で後編で完結する予定になっていますので、よろしくお願いします。 本題の前にちょっと雑談なんですけども、本日はですね、
CNP BabyというNFTプロジェクトのリリース日でした。 私もアローリストをいくつかいただいたので、ミントすることができました。
このプロジェクトは私にとって非常に大きなプロジェクトでして、詳しくはおそらく後日、どこかでこれだけ時間をとって喋ろうと思うんですけども、
すごい思い出の深いプロジェクトです。そのリリース日が今日あったということで、すごい考え深い気持ちになっています。
ということで、本題に移ろうと思うんですけども、建築設業×プロセスエコノミーということで、4点前回と前々回でお話ししました。
1つ目が図面、2つ目が建築物の3Dモデル、3つ目が建設現場、4つ目が設計から施工までの建設プロセスの長いプロセス、
それぞれにおいてプロセスエコノミー的なマネタイズポイント、認知拡大ポイントというのがあるんではないかなという話を前回前々回としました。
今日は何の話をするかというと、それらをする上で一つの大きな課題が立ちはだかっているというような話をしたいと思います。
その課題とは何なのかというのも結論を言いますと、その課題はそれら4つ、他にもあると思うんですけども、それらのプロセスの権利を我々が有していないというのがあります。
我々というのは建設業、建設会社のことですね、設計事務所でもいいですし、施工をする建設業者でもいいですし、それぞれの権利を有していないというのがあります。
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もうちょっと正確に言うと、その権利の所在が結構曖昧になっているというのが一つの課題かなと思っています。
それ故に大手を振るってそのプロセスを例えば売りに出したりとか公開したりとかすることができにくくなっているというのが一つ大きな課題としてあります。
例えばで言うとマルイチで挙げた図面なんかでも前々回の放送で図面を例えばNFTとかにして売れるんじゃないかみたいな話をしましたけども、
図面というのは最終的には建築主、建物を建てる時の建物のオーナーにあたる建築主の手に渡るものになります。
なのでそう考えると設計段階、建物が完成して建築主の手に渡る前段階までは我々設計事務所であったり建設会社が図面を持っているようなものなんですけども、最終的には建築主の手に渡るということで、
その図面は誰の持ち物なんだと言うと結構あやふやなんですね。
そのあやふやな状態で例えばその図面を公開する、NFT化して売りに出すみたいなことになってくると、なんかその権利関係がすごい曖昧になってしまってそこにハードルがあるというのがあります。
他にも例えば建設現場の写真を撮って一般に公開するとなりますと、建設現場というのは建築主の大事な施設の中身を公開することになりますので、
そこでも建物の重要な部屋であったりとかは撮っちゃダメとか公開しちゃダメとかそういった制約がおそらくついてくることになると思うんですね。
前回の例で挙げた清水建設の現場図鑑というのはその辺の権利関係をおそらく事前に解決した上でやっていることだろうと思います。
そんな感じでですね、建築主が権利を持っているのか、我々が権利を持っているのか非常に曖昧な点があるというのが一つ大きな課題として立ち上がります。
例えばこれは自動車とかだとそんなことは全く起こらないのかなと思います。
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例えば自動車を作っている工場の作っている過程を公開するといえば100%自動車会社のものであったり自動車会社に権利が帰属するものになりますので、
自動車会社の思うままに公開であったり販売というのができるかなと思います。
建設業というのは一番最初にも言いましたように建築主が出す予算の中でものを作るというような業務形態になっていますので、権利関係が非常にややこしいというのがあります。
キングコング西野さんの話にも権利は大事という話が口すっぱく言われているかと思います。
舞台のオンライン配信のアーカイブを売り続ける時にも当然役者さんだったり事務所であったりに権利関係を整理してアーカイブ売り続けていいですよねとかそういったことをことづけているとか、
そういった点で権利関係というのはプロセスエコノミーとかそれ以外においても非常に大事だなというのは西野さんも言っているようなことだと思います。
それを解決するにはもう一つしかないと思うんですね。
それはこういったことをやる前に建築主にちゃんと説明してそのあたりの権利関係をしっかり整理する事前に整理するというのが唯一のというか一番考えられる解決策なのかなと思います。
なのでまずそういったことに理解のあるお客さんであることももしくは最初は理解がないお客さんでもこっちが熱意を持って説明して理解してもらうと、権利関係をそこで整理するというのが非常に重要な前準備として重要なプロセスなのかなと思います。
逆に言うとこれができれば先ほど大きな課題と言いましたけれども課題ではなくなって一つの価値を生むための活動になっていくのかなと思います。
今言った課題、これらの権利が曖昧という課題は先ほどの建築主の理解を得てからやるということをすることによってメリットにもつながるのかなと思っています。
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そのメリットとは何かというと建築主の我々からしたらお客さんと一緒にプロセスを活動できるということかなと思います。
具体的にはあまり思いついていないんですけれども、そういうプロセスを打ち出すことをする際に、製作者側、設計者、施工者側だけが活動をするのではなくて、
お客である建築主と一緒にすることによって何か新しい価値が生まれるのではないかなと考えています。
そこでも建築をただ売るだけではなくて、建築物に何か何かしらの価値を付随した上で売り出すことができて、
当然、我々売る側にとっても利益が出ますし、それを受け取るお客さん側、建築主側にとっても付加価値のあるものが得られるといった後循環になるのかなと漠然ながら考えています。
今日の話はこんなところで終わりたいと思います。
3回にわたって、建築業×プロセスエコノミーについて思いままに話してみました。
ということで、今日はおしまいになります。
ご清聴ありがとうございました。
それではまたね。バイバイ。
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