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2023-04-05 13:49

#030 建築の目的から考えるWeb3に向いている建築人


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今日も一日、ありがとうございます。この放送は、NFTにハマった建築設計者がNFTやWeb3、時々建築の話をする放送です。よろしくお願いします。
本日は、昨日、LLACハウスという割と建築寄りの話をしたので、今日も建築的な話をしたいと思います。
今日のテーマは、建築の目的から考えるWeb3に向いている建築人、向いていない建築人、みたいな話をしようと思います。よろしくお願いします。
今出てきたワードで建築人というワードが出てきたんですけども、これは建築に携わる皆さんということで、設計者であったり施工者であったり建築を作る人を総称して、ちょっとワードが思いつかなかったので建築人と呼んでいます。よろしくお願いします。
まず建築の目的というのを考えてみたいなと思います。皆さん建物がいっぱい建っているんですけども、建物を作る目的、建物の意味、建物が建っている目的って皆さん何だと思いますか。
答えは、答えはというか僕の考えなんですけども、これは時代によって目的というのが変わってきています。大きくは3つの変遷があるのかなと思っています。
まず一番最初は原始時代とかに遡るんですけども、人が住むための建築というのがあります。これの時の目的は何なのかというと、雨を防ぐために屋根を架けるとか、あとは風とかを防ぐために壁を建てるとか、
あとは外部の寒い暑いから身を守るためにもうちょっと壁を厚く分厚くするとか、もうちょっというと壁とか屋根が壊れないように強くするとか、そういった目的が建築の目的だったわけです。
もうちょっと抽象化すると、外部の物理環境から人間を守るためっていうのが建築の目的の一番原始的なものかなと思います。雨とか風とかですね、地震で倒れないとか、そのが一番昔の第一段階の建築の目的になります。
第二段階はどんなものかというと、人々が集まって村とか町とか都市とかが出来上がると、宗教的な思想みたいなものが出来上がるわけですね。そこで建築が登場して、宗教建築とか教会とか、日本で言ったらお寺とか、あとは仏像を語っていたりとか、あとはピラミッドとか、彫刻がいっぱいある神殿とか、
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その辺が建築の目的となってくるわけです。ちょっと抽象的な表現をすると、人々の心を動かすための建築っていうのが、二段階目の建築の目的としてあるのかなと思います。
人々がそこに集まるとか、あとは王様が自分の権力を象徴するために豪華な建築を建てるとか、宮殿を建てるとか、そういったもので人々の心を動かす。こいつすげえんだなとか、あそこに行きたくなるよねとか、そういった心を動かすための建築っていうのが、二段階目の建築の目的としてあるのかなと思います。
三段階目は、ちょっと言葉で表現しづらいんですけども、二段階目とちょっと似ていて、人々をつなげるような建築っていうのが三段階目にあるのかなと思っています。
二段階目は建築が中心にあって、そこにその方向をみんなが向いているみたいな、そんなイメージです。
要は建築をみんなが見て、建築を感じて、一人一人が建築に対して心を動かされるみたいなイメージが二番なんですけども、
三段階目は建築に集まった人たち、建築に思いを寄せる人たちが同士がつながるコミュニケーションを取るコミュニティが出来上がるみたいな建築の目的が三番目にあるのかなと思います。
基本的なことを言うと、地方の公民館とか、公共施設であれば割とそのような目的がありますし、例えば東京スカイツリーとか、スカイツリーの足元に商業施設があると思うんですけども、
あそこに行って、丸二番的な宗教的な、象徴的な用途をありつつも、そこに訪れた人たちが集まって、何かしら共通の楽しみを目指してワイワイガヤガヤしているスペースみたいな、そういった目的があります。
もうちょっと極端な例を言うと、被災地で建っている避難所みたいなのも、そういう丸三に分類するのかなと思います。
震災が起こった後に、震災で避難するためとか、後に起こる震災に備えて人々が集う場所とか、そういったものがボンボン作られたわけですけども、それも丸三、人々がつながるための建築という意図で分類されるのかなと思います。
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なので、ちょっとまとめると、建築の目的というのは三段階あって、一つ目は外部の物理環境から人間を守るための建築、二つ目が人の心を動かすための建築、三つ目は人々がつながるための建築、このようなステップを経ているわけです。
という感じで、まずは建築の目的を考えてみました。
次にこれらから考えられる、これからウェブスリーみたいなのが流行ってくるんですけども、ウェブスリーとかウェブスリーと建築みたいなことをやっていくと思うんですけども、そのウェブスリーと建築に向いている建築人、向いていない建築人という点について、私が思うところをちょっとしゃべってみたいなと思います。
ウェブスリーに向いていない建築人は何なのかというのをちょっと話してみたいと思うんですけども、一つ補足がありまして、①から③あったんですけども、目的が移り変わっているというような話をしたんですけども、決して今現在①の目的が消え去ったわけではありません。
当然今でも雨を防ぐとか、暑い寒いから守るとか、そういった目的というのは当然あります。なので①、移り変わっていったというよりかは、新しくまず①ができて、新しく②が加わって、最近というか近代になって③が加わったみたいな、そんなイメージかなと思います。
私も建築の仕事をしていて、構造設計という建物が壊れないためにどう強い建物を作るかみたいな、そんな設計をしているんですけども、これなんかまさに①番の外部の物理環境から人を守る、地震とかから人を守るみたいな、そういう仕事なので、まさに①を目的とした建物を本職として作っているわけです。
といった情報を踏まえながら、WEB3に向いている、向いていないみたいな話をしていきたいんですけども、じゃあ①、②、③、どの目的に向かってやっている人がWEB3に向いているのか、またはWEB3に向いていないのかっていう視点で考えてみたいと思います。
もうちょっと絞るためにWEB3って言うとちょっと広いので、わかりやすく建築とWEB3と言ったらメタバース的なことが思い浮かぶので、メタバースでうまくやっていくためには①から③、どこの目的に向かってやっていったらうまくいくだろうかみたいな、そういう視点で考えていきます。
そうするとすごいわかりやすいなと思います。
まず、向いていないところからいくと①の目的っていうのはメタバースの空間では全く意味がないんですね。
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例えばメタバースの空間では雨も降らないですし、降ったとしても人々が困るような雨は降らないですね。
あとは暑い寒いっていうのもないですし、地震も起こらない。
そういうのが起こるとしたら、人々のリアリティを増すとかエンターテイメント性を増すためにそういうのを感じられるようにするっていうのがあったとしても、災害とかそういった目的というか災害的な点でそういうのが発生するっていうのはないと思います。
なので①の外部から身を守るための建物っていう用途っていうのはメタバース上では意味をなさないことになります。
一方で③の人々がつながるための建築みたいな視点でいくと、こちらはメタバースとすごいマッチするのかなと思います。
要はメタバース空間でもいかにして人を集客するかとか、どうやって人々がコミュニケーションを取るのかみたいなことが多分課題になってくると思うので、
そういった場を作れる建築人っていうのはメタバースの分野でも活躍できるのかなと思います。
ですのでメタバースを例に挙げると①の目的、外部の物理環境から人を守るための建築を目指してやっている人、それしかやっていない建築人っていうのは
Web3、メタバースの分野では活躍できない、向いていないと思います。
一方で人々をつなげる場を作るみたいな、そういった思想で建築に取り組んでいる人っていうのはメタバース分野においても活躍できる、向いている人なのかなと思います。
それってどういう人なのかというと、わりとメディアとかで取り上げられる建築家の方々はほぼ全てみんなが③をやる能力があるなと感じています。
ですので最近になって、去年一昨年ぐらいから有名な建築家がメタバースでの空間を作ったみたいなニュースがちょいちょい出ているんですけども、そういった人たちがやる分には一定の成果が挙げられるのではないかなと思っています。
一方で私は建設会社に勤めていて、そこで設計をしているんですけども、この人たちというのは当然各個人個人でピン切りあるんですけども、結構①をまじで極めているみたいな世界があるので、結構ゴリゴリに①を突き詰めている人なんですね、私を含め。
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なのでそういった人たちがWeb3で活躍するのは少しマインドセットを変えないと活躍できないのかなと思っています。
メタバースではないんですけども、本業の方でWeb3に詳しい人とお話しする機会がありまして、その人が言っていたんですけども、NFTとかDAOでも機能的な価値、よく言われる機能的な価値よりも意味的な価値を重視する、
つけられるようなNFTやDAOというのが成功するというふうにおっしゃっていました。これは皆さん納得するところかと思いますし、私も納得しました。
というとやっぱりそれも建築の先ほどの①から③の話につながりまして、①というのはまさに機能的な価値かなと思います。
③というのは人々がつながれるみたいな意味的な価値かなと思います。
ですのでNFTやDAOみたいなところに建築人が手を出すにしても①的な思想ではなくて③的な人々をつなげる的なことに重点を置いた建築作りであったり、そこから派生するWeb3周りの環境作りというのをしていく必要があるのかなと思いました。
ということで本日は建築の目的から考えるWeb3に向いてない建築人みたいな話をしてみました。
ということで今日はおしまいにしたいと思います。またねー。バイバイ。
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