00:05
スピーカー 2
タフとの提言 アイテム番号 SCP-001
オブジェクトクラス ケテルが修正され、セーフ
特別収容プロトコル ロバート・モントーク博士による最近の研究に基づくと、
SCP-001を収容するための行動は特に必要ではありません。
それは機能的な自己収容状態にあり、財団による干渉はその収容を不可逆的に損傷、もしくは変化させる可能性があります。
すでに財団の収容課にある関連アノマリーを例外として、財団の職員はSCP-001に関する新たな事案に関与してはいけません。
スピーカー 1
説明 SCP-001は一般に「黄色の王」と呼ばれる実態です。
スピーカー 2
SCP-001は現在複数の平行次元に同時に存在しており、既定次元には侵入できません。
スピーカー 1
しかしながら数千年、修正され300年以下の周期で繰り返し侵入を試みてきたと考えられています。
スピーカー 2
SCP-001の肉体、精神、そして概念的な属性は財団には未知であるにも関わらず、実態は多数の既定次元の人間やイベントに強い影響を与え続けています。
SCP-001の存在は進行中ながら、休止状態にある多種検討クラス、以下受訓シナリオを示していると考えられています。
万一にもSCP-001が既定世界線に侵入することがあれば、正常性への修復不可能な改変が起きます。
スピーカー 1
SCP-001の収容は最優先事項、修正され、しかしながら不要です。
スピーカー 2
あらゆるSCP-001の分類、もしくはオブジェクトクラスの変更の試みは、O5評議会からの即座の解認をもたらします。
芸術や古伝でのSCP-001に関する言及は、世界中の様々な人間、および非人間の文化に見られ、それらの文化には相互に接触がなかった場合も含まれます。
これらの伝統での一般的な描写は、通常金の冠、あるいはその他の王位を表す頭部の飾りを装着した巨大なサイズの赤いクリーチャーです。
SCP-001を表す名前は変わりますが、多くの場合2つの要素を含みます。
スピーカー 1
何らかの王位であることを表す言葉と、赤色を表す言葉です。
スピーカー 2
赤色という概念を持たない文化の場合も、英語におけるREDの概念に類似する色を用い、この命名のパターンに普遍的に従います。
03:11
スピーカー 2
SCP-001に関連したアノマリーに従事するものを除き、ほとんどの職員はこの実態についての知識を持ちません。
SCP-2317の収容プロトコルの一部として、レベル4職員は、SCP-2317は実はSCP-001であると伝えられなくてはなりません。
これは、評議会のメンバー数名が強く提唱する仮説ですが、真実かどうかは未知です。
しかしながら、SCP-001は多面的な性質を持つと考えられるため、SCP-2317がSCP-001の一つの側面に過ぎないという可能性は高いです。
スピーカー 1
SCP-001がいつ発見されたのかは定かではありません。
スピーカー 2
1889年のスナーリングクープでの財団の起源に関するいくつかのアーカイブの創出により、データ削除の後、間もなく調査が行われたにもかかわらず、出来事の完全な再構成ができなくなっています。
年来、SCP-001を既定次元に移動させようと献身的な努力を払ったいくつものグループが出現してきました。
それらのうち、最も近年のものはヒーローの王のコラですが、2018年1月のGOCとSCPの共同作戦により壊滅されました。
その元リーダーであるディペシュ・スピバクは現在財団の交流課にあり、POI-3172と指定されています。
アップデート、2018、6月1日
SCP-001は、近日来、SCP-001、SCP-231、SCP-2317の計画主人であり、初知110、モントークの発案者であるロバート・モントーク博士による精力的な研究の対象となっています。
この研究の結果に基づき、SCP-001はO5評議会による決定より政府にダウングレードされました。
スピーカー 1
元O5-13の要請により、この研究に関連する多くの文書が、経緯及びこの理論に関連するさらなる情報を提供するために以下で閲覧可能です。
スピーカー 2
これらは元O5-13自らにより、O5-1の許可の下、精選・カテゴリー化され、この再評価のある程度の経緯を提供するため収録されています。
フェーズ1、知
文書1、以下はロバート・モントーク博士とPOI-3172間のインタビューです。
06:05
スピーカー 2
日付、2018年4月1日
インタビューはロバート・モントーク博士、インタビュー対象POI-3172
場所、サイト713インタビュー室2
ログ開始
POI-3172
また会ったな、モントーク博士。君たちが私に何を求めているのかわからないな。
スピーカー 1
モントーク博士
ハロー、ディペシュ。何度も申し訳ない。正直なところ、私もバカバカしいと思っているよ。
我々が君から欲しいのは答えだ。
スピーカー 2
POI-3172
もう何週?
スピーカー 1
1、何ヶ月にもなるか?
スピーカー 2
君たちは私をここへ、君らのインタビュー室の一つへ連れてきて、そしてこういう果てしない質問を続けている。君か君の古文かな?
スピーカー 1
モントーク博士
スピーカー 2
居心地が悪いようなら申し訳ない。
スピーカー 1
これは私の本意ではなかったが、これ以上あらゆるものを監視するのは難しいんだ。いくらか手荒く扱う警備員がいたのかね。
スピーカー 2
POI-3172
スピーカー 1
いや、全く。不平は言えんよ。気になるところがあるとすれば、彼らの目についてだよ。彼らの目はあまりに死んだようで、そして冷たい。
スピーカー 2
モントーク博士
スピーカー 1
モントーク博士
もし君が望むなら職員を何人か入れ替えて誰か別のものを君の特別警備隊につけよう。今のところここは少し人手不足でね。それに優秀なスタッフも離れている。書類仕事もあるし監視業務は果てしない。それにいくらかトラブルが…。いや、これに関しては君は知る必要はあるまい。
スピーカー 2
POI-3172
君は思っていたのとは違うな。
スピーカー 1
モントーク博士
スピーカー 2
財団についてもっと違うイメージがあったのかね。
POI-3172
いや、君についてさ。
スピーカー 1
モントーク博士
スピーカー 2
君は私を知っていたのか。
POI-3172
君のしたことを…な。
スピーカー 1
処置110
モントーク
そう、あれが我々の手にあった時には我々の組織の人間もいくらか後ろぐらいことをしていた。だがあれは…。
モントーク博士
私はただ必要なことをしただけだよ。ミスタースピファク。財団の研究者として、そして彼の愛した者が死ぬのを見たくない者として。
スピーカー 2
POI-3172
ああ、まさに財団らしいな。そうは思わないか?
必要性によって何でも肯定される。
世界を見てみろ。その中の人々を。ただ数字としてしか扱われない命、社会と物理の一般法則を。
09:04
スピーカー 1
全てはそういう法則を通して理解されなくてはならず、そしてその外にあるものは収容されなくてはならない。
スピーカー 2
全くシンプルな話だ。
モントーク博士
ここで働けばそうは言えないだろうよ。
POI-3172
スピーカー 1
我々の中には君を邪悪だという者もいる。私はそうとは思わないが。
スピーカー 2
モントーク博士
スピーカー 1
そう呼んでくれて構わないよ。私も正直に言うと君も私が思っていたような人間ではないな。
スピーカー 2
特に君の評判を聞くと。
POI-3172
私は付き合いにくい人間だと言われてきた。
あまりに秘密主義だとか、一人は空気のようだとすら言ったな。
スピーカー 1
モントーク博士
スピーカー 2
私には空気のようとは思えないな。君の頭は世間離れしているかもしれんが、君はそれに恐ろしく満足しているように見える。
最もここに収容され、そして去っていった思い込みの激しいカルト信者には君より満足している者がいたが、少なくとも私はそれに感謝するべきだろうな。
POI-3172
それは侮辱ではないと思うとしよう。
スピーカー 1
だが私が理解できないことが一つある。君の処置。
スピーカー 2
110モントーク
スピーカー 1
こいつは
モントーク博士
スピーカー 2
申し訳ないがそれについて議論することはできない。我々は乗り遅れるわけにはいかないのだ。
スピーカー 1
時間、流れ、そしてあれらのくだらないものすべてに。
スピーカー 2
ヒーローの王のコラの総合的な目的は何なのか話してくれ。
POI-3172
コラは死んだ。君に話すことはもう多くは残っていない。
モントーク博士
スピーカー 1
君自身の言葉でそれを聞きたい。
スピーカー 2
POI-3172
POI-3172
ならば我々の目的は世界を救うことと言えるんじゃないかな。
モントーク博士
スピーカー 1
それでそのためにどんなことを計画していたんだ。
スピーカー 2
POI-3172
もちろんこの現実にヒーローの王を運び込むことによってだ。
君はこれをもう知っているだろう。
スピーカー 1
モントーク博士
スピーカー 2
だがそのことがなぜ世界を救うことになるんだ。
POI-3172
博士、この現実は必要なのか。
スピーカー 1
君たちは彼の娘たちを何年も前に連れ去り、結局そのほとんどを殺すことになった。
スピーカー 2
君たちはすでに我々の組織を滅ぼし、そして私は君たちがそこで何が行われていたかについてすべて知っているとわかっている。
我々は彼がサタンか何かの邪神であるかのように予想いながら王を崇めていた。
12:01
スピーカー 2
我々の幹部たちは暴徳こそ究極の聖なる行いだと信じていた。
スピーカー 1
我々は失敗し君たちと紛書者たちは我々を破壊し問題は解決した。
モントーク博士
スピーカー 2
自分の人生を懸けた行いが無になったことを話しているというのに恐ろしいほど冷静だな。
スピーカー 1
POI-3172 他に何ができる?その行いが終わろうとしていることはわかっている。もしかしたら私はずっとわかっていたのかもしれない。
モントーク博士
スピーカー 2
なぜ君は世界オカルト連合を紛書者と呼ぶんだ?君たちのグループは蛇の手と関係があったのか?
POI-3172
スピーカー 1
それは複雑な話だ。
モントーク博士
スピーカー 2
単純な質問だ。
POI-3172
スピーカー 1
だが答えは単純ではない。
イエスではある。我々は蛇の手と関係があった。我々のほとんどはある時期にあそこへ行った。
もちろん君が彼らに我々について尋ねたら彼らは我々を批判するだろうな。
スピーカー 2
彼らは我々のような怪物ではない。知っての通り彼らには倫理がある。
彼らの相対的な目的は脅威を探すことだ。
スピーカー 1
そして彼らは王に脅威を感じなかったので我々を全く拒絶した。
スピーカー 2
しかし彼らは内心では我々を必要としていた。
モントーク博士
スピーカー 1
彼らは君たちを必要としていた?何のために?
スピーカー 2
POI-3172
いくらかの理由のために彼らは我々を生かした。
スピーカー 1
我々は図書館を襲撃し彼らと戦い論争をした。
彼らは我々を大いに非難した。君らよりずっとな。
しかし彼らは決して我々を終わらせなかった。
スピーカー 2
彼らは自分たちのやり方が実は苦手だという点において君たち監視と似たようなものだ。
同じ分類、同じただ一つの目的。
彼らの存在は何も確かなものに基づかない。歴史の空虚それが全て。
実を言うと彼らが存在し始めたのは君たちと同じ頃だ。
君たちと彼らは君たちが思うよりずっと似ている。
スピーカー 1
モントーク博士
あり得ない。蛇の手は財団のどの前進組織よりもずっと以前から存在していたと記録され
スピーカー 2
POI-317に
違う違う。君は論点を取り違えている。
スピーカー 1
そう、図書館は常に存在していた。だが蛇の手は違う。
スピーカー 2
蛇の手は君たち全てと同じように新しいものだ。
君は古代でも皆が脅威を求めていたと思うのか?
15:03
スピーカー 1
誰も脅威など気にしていなかった。ただ食料や家族そして血統を気にしていた。
モントーク博士
スピーカー 2
何を言いたい?
POI-317に
スピーカー 1
つまり、ああ、いずれにせよ君にはわからんよ。だが蛇の手ならわかるだろうな。
文書者どもでもわかるだろうな。彼らなりに。
だが蛇の手は恐れていた。彼らは我々を弱らせ忘れようとした。
知っての通り、我々は彼らがなるべきで、だが決してなれなかったものだ。
モントーク博士
ディペシュ、私は君に弁儀を図ろうとしてきたはずだ。だがギブアンドテイクだ。
スピーカー 2
君は陳腐な習字と謎かけばかりを喋っている。だが私が欲しいのは答えだ。
スピーカー 1
POI-317に
私は君にすべてを言うことはできない。君たちは情報を正しく扱えないだろう。
スピーカー 2
君たちはそれを科学的な事実として扱うだろう。何かを飲み込み、理解し、文脈づけるべきものとして。
スピーカー 1
モントーク博士
その何が間違っているのだ?
スピーカー 2
POI-317に
スピーカー 1
博士、なぜ君たちは調べ続けている?なぜこのことをまた掘り起こそうとしているのだ?
モントーク博士
本当は君に言うべきではないのだろうが、だが…複雑な話でな。私はもうこれには疲れたよ。
スピーカー 2
私はSCP-001に20年取り組んでいる。手続きを考案して計画主任となってからもほぼ9年になる。
わからない。私は疲れた。どこを見てもヒーローの王の話ばかりだ。だがそれについては何も意味が通らない。
大頭をつけた悪魔か?神秘の血の神か?全てはあまりに不明であまりに曖昧だ。
スピーカー 1
見ての通り、財団はこの10年で変わった。我々は概念上の悪魔、敵対的な物語の住人、ナナにまつわる破壊者と出会ってきた。
これら全てが古代の生贄を求める神聖よりも遥かに悪い。だが全ての向こうに、私には炎の中に嘲笑する顔が見える。
スピーカー 2
あの恐怖、古の恐怖が焼き付いて離れない。こいつはあざけり、見つめてくる恐怖だ。
スピーカー 1
遥かに虚しがたく、遥かに微かで、日一日とこの世界を破壊しようとしている。私はただ理解したいのだと思う。
薄皮を剥くように、幾重にも重なった矛盾した物語を解いて、そして彼が誠には何であるかを。
スピーカー 2
POI-317に恐ろしく率直になったな。
スピーカー 1
正直言って、プロトコルに構うのをやめたんだ。この仕事は君にかかっている。君がしなくてはいけないことは残念だが、今や私はあまりに地位が高くなり意見する者はいない。
18:14
スピーカー 1
そして私はこれまでにプロトコル通りでは行き詰まる壁に当たり続けてきた。何か話してくれ、ディペシュ。何でもいい。
POI-317にOK、そうだな。気に入ったよ、モントーク。君はある時には冷血なクソ野郎であり、また時には、ああ、偉そうに言えた義理じゃないな。始まりから話そうか。モントーク博士、よく聞くこととするよ。
スピーカー 2
POI-317にヒーローの王について理解するべきことは3つある。合わせれば完全な絵になる3つの法だ。
1つは血の法、もう1つは行道の法、そして最後が法行の法だ。
モントーク博士、3つの法、それはヒーローの王が信者に課すものか、彼自身に課されるものか。
POI-317に両方だ。1つ目は彼自身の法、2つ目は他の誰かの。そして3つ目については、そうだな、君が最初の2つを理解した時に分かるだろうよ。
モントーク博士、実に秘術的だな。
スピーカー 1
POI-317に今君に言えるのはここまでだ。君は正しい道を学ばなくてはならない。
モントーク博士、本当にそれで全部なのか。
スピーカー 2
POI-317に全部だ。数秒の間がある。
モントーク博士、オーライ、ディペシュ。これまでで一番有意義な会話ができたな。
ログ終了。
文書2、イカはヒーローの王のコラ・カラの利犯者であるジャック・ハーストの手記の抜粋です。
スピーカー 1
ハーストは高レベルの現実改変者であり、過去の人物の肉体に入り、その思考と動作を直接経験することができました。
スピーカー 2
イカはハーストがゲメレスの戦いと呼ぶ、称されるところによると、
SCP-001とその信者のコツツボのコラと呼ばれるグループとの戦いの描写です。
ハーストはSCP-001の軍の歩兵の一視点から体験しているように見えます。
この手記は1976年のハーストの死の少し前に書かれました。
これはモントーク博士の研究において最初に調査された文書群の中にありました。
鳥では堂々としており、固まった溶岩とギザギザの鉄を素材とし、広大な山の形へと作られていた。
あらゆる寸法、あらゆる角度は王の理想を表すために計算されていた。
21:03
スピーカー 2
鋼鉄のスラットと棒は無作為に乱雑に刻まれた向きに突き出ているように見えたかもしれないが、全体を見れば対照性を見出せる。
それは宇宙の秩序の完全な再現であり、終わりなき七に表現されていた。
思い出すことは難しいが断片的に浮かんでくる。
スピーカー 1
おそらく我々は奴隷だった。我々は遥かに離れた地から連れて来られた。
スピーカー 2
身分の高い者が冷酷な目で我々を見下していたが、王は気にしなかった。
彼は我々に報酬を与え、そして我々は彼の支配のための道具となった。
スピーカー 1
ある村に王の正義が必要な時には我々は血と鉄を持って彼らの元に送られた。
スピーカー 2
村人たちは我々を恐れ、私にとってそれは心地よく感じられた。
スピーカー 1
かといって村人たちは、かの遊牧民が燃え盛る炎と彼らの自由のお丈人共に来た時にも、我々を恐れたのと同じくらい彼らを恐れた。
私が思うにそれは支配者への恐れではなかった。混沌への恐れだった。
彼らはどちらへつくべきかわからず、結局のところほとんどが我々を裏切った。
スピーカー 2
彼らの多くが、我らの王に娘を奪われた。
古き儀式、血の儀式、秘術の儀式。
スピーカー 1
しかし我々は終わりなき忠誠とともに、狭間城壁、共感城壁かな、に立ち、その全くの正当性にあって心臓は幸福により高鳴った。
スピーカー 2
私は未だに何が起きているのかを正確にわかっていたわけではなかったが、全てはただ混沌としており、赤い煙に満たされていた。
しかし私は宿主の知恵の渇望を感じることができた。我々は立ち、見て、そして待っていた。
スピーカー 1
瓦礫と爆発の音が丘から響き、最後の戦いが始まった。
スピーカー 2
そこで何かおかしなことが起こった。
スピーカー 1
宿主は突然に恐怖を感じ、彼と私はどこか別の場所にいた。
空は赤ではなく黒だった。私は奴隷ではなく、集まった群衆の一人だった。
農民たちが我々を見上げていた。彼らは皆、飢えていた。
スピーカー 2
彼らは手を伸ばし、こい、嘆喚し、祈っていた。
スピーカー 1
風が我らの主であり、それが彼らに叫んでいた。
スピーカー 2
遊牧民たちが来つつあったが、彼らもまた飢えていた。
スピーカー 1
その時光景は点滅し、私はまた真紅の空の下の宿主の中にいた。
王が憤怒を込めた声を上げた。もはや、ただの群衆と化した、かの群が、門へと逃げ、しかしそれらは開かなかった。
スピーカー 2
我々は炎と松柳に包まれた矢をもう一度挽回したが、遊牧民たちは恐れなかった。
スピーカー 1
私の心からは炎、王の炎しか見えなかった。
24:02
スピーカー 1
私は剣を抜いた。我々は皆、剣を抜いた。我々は皆、乱戦へと飛び込んだ。
そしてその時先ほどのように光景はまた変わった。
城壁はなく、暗い空と風と、さらに乱れて孤独な空。
農夫たちは懇願し、流浪の民は笑い、歓声を上げ、泣いた。
スピーカー 2
風はもはや荒れ狂わぬ。
スピーカー 1
彼らは言った。
二つの光景は次々と切り替わった。
赤い鳥では滲み、黒い平原と混ざった。
私はこれについて長い間考えているが、
それらは同じ戦いを二つの違った視点を通して見たものだと思う。
スピーカー 2
あるいは少なくとも二つの違った戦いの記憶だろう。
スピーカー 1
全ては奇妙に感じられた。
私の旅の多くとは異なる。
それは曖昧な不協和音で互いを引き裂こうとする二つの思想。
あの黒い平原には真に起こったことを示す世界線があった。
そして真実に基づいて全ての時間に押し付けられ、
スピーカー 2
真実となるように作られたものがあった。
スピーカー 1
私が思い出せる最後は流浪の民の剣により斬られるところだった。
彼らは高く掲げた骨壺の城から奪われた七人の花嫁の部族であった。
それとも彼女らは、それとも彼女らは、
どこかの失われた平原の何かの不明な部族により、
平原から戦利品として奪われたのだろうか。
私は王が封印されつつ叫び、もがき、のたうっていたのを覚えている。
スピーカー 2
そして私は死に、儀式の後、
少しの間、私は他の者たちが王を作り上げ、
彼の心象を過去へ送ったのかと疑った。
スピーカー 1
だが、そうではないと思う。
スピーカー 2
彼らは力を欠いており、そして加えて、
あれが完全な嘘であることなどありえない。
スピーカー 1
あの、私に古の儀式の何らかを思い起こさせる、
スピーカー 2
邪悪な風には何かがあった。
その時に、私は組織を離れようと決めたのだった。
私は何も言わず、あの夜に出て行った。
スピーカー 1
彼らは私を止めなかった。
おそらく労力に見合わないと思ったのだろう。
彼らは計画を成功させることにとても自信があるようだった。
しかし私はそれ以上、そこに参加したいとは思わなかった。
その時、彼らは私に、
しかし私はそれ以上、そこに参加したいとは思わなかった。
スピーカー 2
私が見たものは血の法に基づいている。
スピーカー 1
そして私はそれが決して実現しないよう祈ることしかできない。
スピーカー 2
文書3
以下は、SCP-231の収容以来の全ての基地の
SCP-001を既定次元に権限させようとする異常なグループによる行動の記録です。
日付
2009年3月1日
幼虫胃団体
27:00
スピーカー 1
暫定ヒーローの王の子ら
スピーカー 2
行動の詳細
スピーカー 1
召喚の試みは血液を塗布する儀式と
水利州セントルイスの住宅複合体である
コクランガーデンスの解体現場から回収された
瓦礫の破壊により行われた。
ヒーローの王の子らは解体を行わせるよう
スピーカー 2
州の公務員たちを数年に渡って捜査し、
この分派組織は元来の組織が衰退する間も
スピーカー 1
活動を続けていたと考えられている。
結果、行動は財団の襲撃により阻止された。
スピーカー 2
2012年5月12日
スピーカー 1
赤の英兵団
SCP-001へのポータルを作成するために
スピーカー 2
数体の動物の血液・骨・髄液を使い
持ち、儀式的な映像を組み合わせたとみられている。
骨を組み合わせて作られた多数のSCP財団のロゴが
儀式の場所の周囲に防御的に配置されていた。
これらのロゴはわずかに不正確に作成されていた。
試みはあらゆるGOIにより感知されず
成功に極めて近いところまで来ていた。
しかし、儀式の言葉の致命的な間違いが
大規模な爆発をもたらし、
集結していた当該団体のメンバー全員の死をもたらした。
スピーカー 1
儀式のために財団の防護を引き出そうとしたように見えるが、
スピーカー 2
なぜかは不明である。
2014年7月2日
スピーカー 1
オカルト連合、行動は不明。
スピーカー 2
不明、ただし成功ではない。
この件に関するGOCの記録は
歴史のフロンティア作戦という名と
進歩をもたらし重大なオカルトの脅威を阻止するために
歴史時代の緊張を増大させる
というミッション声明以外失われている。
スピーカー 1
数名のGOC工作員が試みの最中、死亡したと考えられる。
スピーカー 2
2017年1月1日
シン・レイメイ軍
スピーカー 1
グレゴリオ歴のカレンダー周辺を燃やし
スピーカー 2
メンバーがSCP-001の彫像に対し血液に浸した
ユリウス歴、ヒジュラ歴、イラン歴のカレンダーを掲げることにより行われた。
行動は蛇の手のメンバーたちにより阻止された。
すべての素材は回収され
スピーカー 1
放浪者の図書館へと持ち去られた。
スピーカー 2
2017年9月17日
蛇の手
蛇の手だったらすみません、蛇の手で統一します。
大部分が不明。
詳細は不明瞭だが
スピーカー 1
放浪者の図書館の特定の厳選された書物の破壊を伴ったと考えられる。
スピーカー 2
試みは当該団体の分派により妨害されたと伝えられる。
結果として発生した損害は図書館の激しい損傷をもたらした。
スピーカー 1
フェーズ2
行動
スピーカー 2
文書4
30:02
スピーカー 2
以下はロバート・モントーク博士とPOI-3172間のインタビューです。
日付
2018年4月14日
スピーカー 1
インタビューはロバート・モントーク博士
スピーカー 2
インタビュー対象POI-3172
スピーカー 1
場所サイト713
スピーカー 2
インタビュー室2
ログ開始
POI-3172
今日もこんにちはロバート
スピーカー 1
モントーク博士
スピーカー 2
こんにちはディペシュ
君たちの法について調べたよ
申し訳ないが私は賢くなったわけではないが
そのうちそうなれるさ
スピーカー 1
何がわかった
その血の法はあちこちで何度か言及されている
だが具体的な情報は何もなかった
スピーカー 2
そうだろうなと心配していたよ
スピーカー 1
実際に使われたことに関する情報が一つだけあった
スピーカー 2
ゲメレスの戦いと呼ばれるものの描写だ
コラカラの罹患者によって書かれたものだ
ああハースとか
スピーカー 1
私も一度読んだことがある
スピーカー 2
王の封印を実際に目撃した唯一の人間だ
信頼できるとは言えないがね
スピーカー 1
一体どういう
ああ彼は話を持っているのさ
スピーカー 2
彼はすんなりとは去っていかなかった
スピーカー 1
私は彼が去る少し前
スピーカー 2
彼の書いた初期の下書きを見つけたんだ
スピーカー 1
その頃私は若く
スピーカー 2
そして彼が自分の見たビジョンについて
どれほど情熱的に論じたか覚えている
スピーカー 1
彼は我々は王を全く誤解していたと言った
彼はあくまでも君主でもなく
スピーカー 2
風の中の声なのだと
スピーカー 1
そして私が年を取った時すべてがわかった
スピーカー 2
彼が完全な理解に近いところまで来ていた
スピーカー 1
ことに驚いたよ
彼はただそこに至ってないだけだった
あの記述は嘘だと受け取るべきだったか
スピーカー 2
嘘じゃないさ厳密に言えばね
スピーカー 1
ただ少し見落としていただけだ
そして君は私の言い分しか聞いていないだろう博士
スピーカー 2
財団によると相対的に信頼できない
スピーカー 1
と判明した私の言葉を
君を疑う理由がない
スピーカー 2
もう失うものなどないだろう
君は私自身と同じくらい
私に真実を学ばせたがっているように見える
そうだなその上でもしできるなら
一つ質問がある
いいぞ長く話せば話すほど
君が何か言うべきじゃないことを漏らす可能性が高くなる
君は諸地110
モントークがなぜ実際に有効なのか知っているか
スピーカー 1
数秒の間がある
すまないがディペシュ
スピーカー 2
それについて話すことはできない
いいさいずれにせよ私は答えを知っていると思う
33:02
スピーカー 1
教えてくれ君は誰かを失ったか
何を言いたいのかわからない
スピーカー 2
辛い記憶を思い出させてすまない
だが私も財団の文書を見たことがあるんだよ
その頃には必要だったんだ
君たちが彼の娘たちに何をしているのかを知るためにね
スピーカー 1
私は君の弟が
スピーカー 2
やめろこのインタビューは私のプライベートな出来事についてのものじゃない
スピーカー 1
すまないな博士
私はそういう
スピーカー 2
この地の法の意味を説明してくれないか
スピーカー 1
明らかではないか
スピーカー 2
ヒーローの王が支配するやり方だ
秩序はあった
だがそれは農民に鉄の石を課すことによって
奴隷の軍隊によって
霊国となるように育てられた貴族によってなされるものだ
スピーカー 1
この地球の彼の領地で
スピーカー 2
彼の支配する世界の現実だ
それが
スピーカー 1
SCP-001の性質と何の関係があるんだ
スピーカー 2
他の法とは何だ
スピーカー 1
二つ目を調べることをおすすめ
スピーカー 2
君の遊びに付き合う暇はないんだ
今話せ
POI-3172
スピーカー 1
出ないと独房へ戻ることになる
おおモントーク博士
すまない
スピーカー 2
君は行動の法について調べる必要があるな
スピーカー 1
それは
インタビューを終了する
ログ終了
文書5
以下は1891年のエージェントで
スピーカー 2
ボーボーアールの報告の1ページです
当該報告は
1889年のスナーリングクープ後に
スピーカー 1
移出した財団アーカイブに含まれ
1895年のボーボーアールの終了の後
スピーカー 2
まもなく財団アーカイブの数転の
他の文書とともに喪失しています
スピーカー 1
このページはモントーク博士により
スピーカー 2
不明な手段により回収されたものです
スピーカー 1
これらのデータ喪失から
発見された他の文書はありません
まとめると
スピーカー 2
喪失した文書は非常に大量であり
財団の初期の歴史に関する
広範なデータが含まれている
特にSCP-001に関する数転の文書が
行方不明となっている
しかしながら私の調査により
スピーカー 1
多数の情報がもたらされ
私はある程度の角度を持って
スピーカー 2
スクラントンの包括的歴史に記載された
歴史的記録は
私がいかに省述する修正点はあるが
広い範囲で無事であると言える
と考えている
スクラントンの著述によると
財団は異常な活動を目撃することを
防止することに特に注力している
スピーカー 1
13の世界中の組織の統合により
スピーカー 2
1824年に創設されたとされている
スピーカー 1
これらのうち主なものは
スピーカー 2
不自然なるものの確保収容財団
魔法書
36:00
スピーカー 1
未解明問題部門サイト
スピーカー 2
後監督者評議会
スピーカー 1
超自然倫理委員会である
スピーカー 2
スクラントンは
スピーカー 1
これはSCP-001によりもたらされた
スピーカー 2
脅威に対応して行われたものであり
初期の財団は異常の収容に
広範な役割を担っていた
と述べている
スピーカー 1
しかしながら私が今前にしている文章は
やや異なった像を描いている
財団はSCP-001に対応して
創出されたのでは全くないようである
実際に私は
スピーカー 2
SCP-001に関する記述を
1826年以前には
見出すことができない
多くの目撃者もいる
SCP-173によるニューヨークの襲撃が
財団の形成の最初の動機となったようである
SCP-173の現在でも未解決の
1854年の収容違反が
記録の改編の理由である
スピーカー 1
と私は思う
スピーカー 2
というのもスクラントンの当枠は
文書6
以下はモントーク博士により
編参された表です
スピーカー 1
確定的なものから
可能性のあるものまで含めた
スピーカー 2
SCP-001に関する事案についての
O5評議会の可決された投票を
示しています
スピーカー 1
投票1844年7月9日
スピーカー 2
投票の詳細
SCP財団全体への文書を
スピーカー 1
公式に基準化するための投票
スピーカー 2
13対0で可決
関連するSCP-001イベント
SCP-001へ捧げられた
一連の賛美歌が
サイト001の外にて聞こえた
1857年2月1日
スピーカー 1
SCP-001の収容プロトコルの
スピーカー 2
基準化のための投票
12対1で可決
全てのO5評議会メンバーが
スピーカー 1
不明な南アジア系の男性が
泣いている夢を見た
と報告
スピーカー 2
1894年
1895年11月9日
スピーカー 1
エージェントボーブワールの
終了のための投票
スピーカー 2
6対5で可決
スピーカー 1
危険票2
スピーカー 2
O5評議会メンバー
それぞれの寝室に血痕がつき
スピーカー 1
SCP-001と書かれた
スピーカー 2
多量の紙片が自然発生した
血液は後に
エージェントボーブワールと
スピーカー 1
不明な種のカキン類の
スピーカー 2
ものであると想定された
1902年10月10日
スピーカー 1
サイト制度の施行のための投票
10対2で可決
スピーカー 2
危険1
北アメリカ某所にて
突然の
ヤビ?
ノヒ?
野球の矢に火
ボヤ?
かな?
ノビ?
全然違った
スピーカー 1
北アメリカ某所にて
スピーカー 2
突然のノビが発生
住民は炎でできた竜や
夜空に見えたと報告した
ノビは2007年に
後のサイト19-1から
発生したと判明した
1922年1月23日
39:02
スピーカー 2
SCP-2317の収容プロトコルへの投票
スピーカー 1
4対3で可決
スピーカー 2
危険6
収容エリア179の付近の地面に
スピーカー 1
数本の地割れが発生
地割れからは7分間
赤い煙が立ち上るのが観察され
スピーカー 2
地割れは突如閉じた
2011年2月8日
SCP-001
SCP-231
SCP-2317へのプロジェクト
スピーカー 1
権限統合への投票
スピーカー 2
10対2で可決
危険1
スピーカー 1
笑い声を時折含む
スピーカー 2
SCP-001へ捧げられた
一連の賛美歌が
サイト001の外にて聞こえた
2018年3月31日
SCP-2317の
スピーカー 1
オブジェクトクラス
サイワリアテへの投票
スピーカー 2
9対4で可決
収容エリア179の外にて
数個の次元の割れ目が発生
スピーカー 1
これらの割れ目は
カッパ・エリケシ宇宙と
スピーカー 2
不明な次元への開口に
スピーカー 1
交互に切り替わった
スピーカー 2
この不明な次元は
内部からの多量の赤い煙と
不明な数の人間の叫び声の発生が
スピーカー 1
特色である
スピーカー 2
文書7
以下は1972年の
ヒーローの王の子らの
スピーカー 1
メンバーである
アリアドネ・カートライトによる
スピーカー 2
古き秩序への宣言の抜粋です
スピーカー 1
カートライトの著作は
スピーカー 2
SCP-001に関与する
異常なグループ間での
一般に出版されていない
印刷物としてしか
見出されていません
スピーカー 1
このような断片は
モントーク博士により
スピーカー 2
調査の過程で回収されています
現代社会の罪を理解することは
重要である
スピーカー 1
現時代を賛美しよう
というのではない
スピーカー 2
苦しみはまさに実在し
スピーカー 1
大きなものであった
スピーカー 2
我々は過去
メイポールの周りに
村人が踊り
羊飼いが喜びに満ちた
スピーカー 1
無政府状態に生きていたような
スピーカー 2
美しい理想郷の連続であったとみなす
歓
歓
スピーカー 1
落とし穴
スピーカー 2
歓声落とし穴
美しい理想郷の連続であったとみなす
過去は野蛮であり
しかし同時に現実的でもあった
スピーカー 1
それは本当は
スピーカー 2
前時代
スピーカー 1
前現代的でもなかった
それがただ
スピーカー 2
歴史家たちが定義しただけのものだ
スピーカー 1
彼らは彼らの
スピーカー 2
近代化の理論に執着し
現代の西洋世界への単一の進行のみが
唯一の進歩の形式である
スピーカー 1
と考え
スピーカー 2
他の生活様式は
想像上の歴史の初期地点か何かで
行き詰まったとみなす
スピーカー 1
これは全くナンセンスである
過去の人々は
世界をそれが誠にあるがままに
見ることができた
スピーカー 2
我々のうち
スピーカー 1
王の軍勢に加わった者たちは
スピーカー 2
これを全くの真実であるとみなしている
我々が生きるこの世界では
42:00
スピーカー 1
何かがとても
とても間違っているのだと
スピーカー 2
我々の建物は石灰化し
剥がれ落ちる
スピーカー 1
凝土コンクリートで作られ
スピーカー 2
一方我々は日々仕事へと
我々自身のシステムを
自分自身に作られた人生へと
スピーカー 1
よろめき歩く
スピーカー 2
しかし他に生きる道はない
社会主義
無政府主義
スピーカー 1
労働組合主義
スピーカー 2
これらすべて空想を組み合わせたものより
少しマシというものに過ぎず
自らを取り巻く世界へ
時代遅れの偏見を挿入しようとする
スピーカー 1
哀愁な者たちの脆い考えである
違う
スピーカー 2
ただ一つの
スピーカー 1
もう一つの生き方がある
スピーカー 2
私たちは
スピーカー 1
死とは何かを学ばなければならない
奴隷となるために
我らの主人から
スピーカー 2
憐れみも良心の加尺もなく
スピーカー 1
真に霊国に奴隷化されるために
スピーカー 2
我々は唯一の目的へと借り立てられることとは
スピーカー 1
何かを学ばなければならない
我々の無力さを真に理解するために
スピーカー 2
我々は神々と暗闇の世界に
恩情により生かされる
嵐により生かされる
スピーカー 1
私たちは
スピーカー 2
私たちは
スピーカー 1
私たちは
スピーカー 2
嵐に舞う愚者の種族のチリアクタである
スピーカー 1
我々は現代性を
スピーカー 2
全現代性を
その分析と霊性的な観察とともに
捨て去らなければならない
ただ一つの断りがある
スピーカー 1
混沌の断りだ
人類のために
スピーカー 2
命のために
黄色の王のために
スピーカー 1
フェーズ3 咆哮
スピーカー 2
文書7
スピーカー 1
以下はロバートモントークと
スピーカー 2
POI-3172間のインタビューです
日付
2018年4月29日
インタビューは
スピーカー 1
ロバートモントーク博士
スピーカー 2
インタビュー対象 POI-3172
スピーカー 1
場所 サイト713
スピーカー 2
インタビュー室 2
ログ開始
スピーカー 1
モントーク博士
こんにちはディペシュ
スピーカー 2
POI-3172
スピーカー 1
こんにちはモントーク博士
スピーカー 2
インタビューは前回で終わりだと思っていたが
スピーカー 1
プロらしからぬ振る舞いをしてすまなかった
君がデリケートな話題に触れたもので
いいさ
スピーカー 2
私ももうああいうことはしないように務めるよ
始めてもいいか
スピーカー 1
今回はな博士
私から君に質問がある
スピーカー 2
ほう
スピーカー 1
まあ前回より悪いことにはならないと思うが
スピーカー 2
では
黄色の王の起源とは何だと思う
多くの理論がある
冥府のクリーチャー
スピーカー 1
古からの暴露者
スピーカー 2
アラガッダの住人
スピーカー 1
それらは全て
私は嘘をつくつもりはない
だが経典は変わった
スピーカー 2
知識は変わった
そして過去そのものも
スピーカー 1
その後に続くものにより変わった
スピーカー 2
彼が過去を変えたのか
スピーカー 1
違う
スピーカー 2
過去の彼が
スピーカー 1
彼の過去が彼のために変えられたのだ
45:02
スピーカー 1
だがそろそろ君に何かを話したい
スピーカー 2
これはギブアンドテイクであるべきだ
スピーカー 1
違うぞ
これはそういう
なぜ君はモントーク手続きを承認した
スピーカー 2
数秒間の間がある
その間モントーク博士は
スピーカー 1
POI3172を見つめている
スピーカー 2
気を悪くしたなら謝るよ
それは君とは関係ないと
スピーカー 1
はっきり言ったと思うが
スピーカー 2
まあ聞け
私が言ったことは
スピーカー 1
それがうまくいくはずはなかったということだ
財団がやったようなやり方では
スピーカー 2
それを議論するつもりはない
スピーカー 1
ヤコブに何が起きた博士
君の弟に何が起きた
スピーカー 2
このインタビューは
ああオーライオーライ
すまなかった
スピーカー 1
君を傷つけたいわけじゃない
博士本当さ
私はただ分かりたいだけだ
スピーカー 2
ただそいつがうまくいったとは思う
スピーカー 1
それがうまくいくはずはなかったということだ
私はただ分かりたいだけだ
ただそいつがうまくいったはずはない
子供はもう生まれているはずだ
スピーカー 2
数秒の間
数秒の間
スピーカー 1
私は怒っていた
それを書いたとき
プロらしくなかった
我々がヤコブを連れ去ったと思ったのか
ああ一体他にどう考えればよかったと思うんだ
私は君たちの拠点を調べることから始め
発見に次ぐ発見をした
そしてあいつは消え
スピーカー 2
いやこの話は関係ないだろう
スピーカー 1
オーライオーライ聞いてすまなかった
だがそいつが科学的な決定でなかったことだけは確かだろう
スピーカー 2
そいつは一瞬の怒り
月光
スピーカー 1
憎しみでなされたのだろう
私は違うあの少女
私はそんなつもりでは
スピーカー 2
だが君はやった博士
スピーカー 1
すまないな
スピーカー 2
古傷を掘り起こしたいわけじゃないんだ
スピーカー 1
ではなぜだ
ただ私は理解したいだけだ
スピーカー 2
そして今理解したと思う
どういう風にだ
君は
スピーカー 1
いやどこから話せばいいのかわからないが
スピーカー 2
順を追って説明させてくれ
順を追って話させてくれ
スピーカー 1
ここ数ヶ月君の部門はそれほど活動的ではない
蛇の手がゲートを開こうとしてからな
そうだろう
君の手続きはあの少女が出産するのを防いでいる
遊牧民たちは彼らの終わりなき戦いを続け
火の木は紛処者たちにより封印されている
槍かこれ
奇変に喰らって槍か
槍ですね
スピーカー 2
失礼しました
遊牧民たちは彼らの終わりなき戦いを続け
スピーカー 1
槍は紛処者たちにより封印されている
スピーカー 2
そして貪る者は
そう今君たちが貪る者に本当にできていることは何もない
そうだろう
スピーカー 1
SCP-2317は
スピーカー 2
SCP-001ではない
48:00
スピーカー 2
SCP-001ではなかった
だが今はそうだ
スピーカー 1
君は皆にそうだと言ってきた
スピーカー 2
私が財団のヒエラルキーを正しく理解しているなら
スピーカー 1
厳密に言うと
スピーカー 2
君はそうであると考えるように
仕向けられたんだ
仕向けられたんだ
結局君はレベル4に過ぎない
何を言いたいのか
分からない
スピーカー 1
あらゆる文化を通じて
スピーカー 2
あらゆる街
民族
スピーカー 1
文明で
スピーカー 2
君はヒーローの王の概念に出会ってきた
いつも同じだ
スピーカー 1
燃える王冠と
スピーカー 2
何か古風な女性性への恐れに根差した
スピーカー 1
エトスを纏った赤い皇帝
スピーカー 2
彼はいつも同じだ
スピーカー 1
全てを消費する恐ろしい怪物
だがとても理解しやすい
スピーカー 2
豪寒と火と古い血の儀式で満たされた
闇の巨大な悪なるもの
スピーカー 1
こんなものが奥底に隠されたものだと言っても
スピーカー 2
君が悪くはないだろう
君自身が私に語ったように
君はもっと偉大で
スピーカー 1
もっと微かな怪物たちを見てきた
だがいつも
いつもそこには消えない恐怖と
その後ろに立つこの隠された
スピーカー 2
だが見ればとてもシンプルなものだけがある
君は私が気味悪く感じたことを分かっている
スピーカー 1
私は君に
君自身と同じくらい語りかけてきた
スピーカー 2
だが私はずいぶん前に
この世界を道理にかなったものとして
理解するのをやめたんだ
アノマリーは人のルールには従わない
私は世界の最定義を始めるには
年を取り過ぎてしまった
だけど君の覚えていないこと
スピーカー 1
知らないことは
スピーカー 2
これが唯一の過去ではないってことだ
スピーカー 1
ヒーローの王はかつては何か
とても違ったものだった
彼は支配者ではなかったし
常に赤かったわけでもなかった
彼は農民たちを働かせ続け
スピーカー 2
彼の公正な基金の恐怖を掻き立てる
スピーカー 1
風の中の囁きだった
スピーカー 2
彼は人間の力の誤りを示し
我々を超越して存在する
神々と悪魔の世界の
スピーカー 1
正徳的な知識だった
彼はリズムも理由もなく
だが我々を超越する
スピーカー 2
超自然の冷たい無関心を備えた
スピーカー 1
基金の冷たい空腹で
彼は人間の力の誤りを示し
我々を超越して存在する
スピーカー 2
神々と悪魔の世界の
スピーカー 1
正直な空間だった
スピーカー 2
そして十分な信仰を与えられれば
スピーカー 1
彼は貪る者にもなる
彼は真実のクリーチャーだ
スピーカー 2
君は彼は形を変えると言いたいのか
スピーカー 1
ある種の神聖から別の種へと
スピーカー 2
ヒーローの王は神聖ではない
博士
ヒーローの王とは思想だ
スピーカー 1
何だと
だが彼は現実
物理存在だ
スピーカー 2
物理存在
スピーカー 1
我々は彼を見
私はこれ以上話すことはできない
今はまだな
君は行道の法について
スピーカー 2
何か見つけたか
スピーカー 1
いや少しだけな
ヒーローの王の信者と
51:01
スピーカー 2
評議会の決定の間に
スピーカー 1
不穏な相関があることを見つけた
なるほど
だがそれ以外には全くない
痕跡を追って
いくつかの亡くなった文書を見つけたが
見つけたものすべてが手詰まりになった
財団の起源についての文書
スピーカー 2
そして頭の中にある
今のおかしい
スピーカー 1
昔の頃のメンバーが
スピーカー 2
現代社会をいくらか批判している文書だ
思うに
スピーカー 1
カートライドか
スピーカー 2
それならそうだろうな
君は極端に苛立たせる人間だな
スピーカー 1
なぜただ物事を適切に話すことができない
私は君の囚人だ
君は私の人生を懸けた仕事を台無しにした
スピーカー 2
なぜ私が君に協力しなくてはならない
スピーカー 1
君は退屈している
君はこの件について
スピーカー 2
何も考えていない
そして君は私を苦しめることを楽しんでいるのだろう
楽しんでなんかいないさ
ヒーローの王が思想だと
一体それが何を意味しようというのだ
スピーカー 1
君は今やいいところまで来ているぞ博士
スピーカー 2
真実に近い
君の中にそれが見える
君は理解するだろう
そしてその時君は私を理解するだろう
スピーカー 1
私がしてきたこと
なぜ私はしたのかを
なぜ私はコラのメンバーなのか
いやだったのかを
スピーカー 2
私にはわかる
君には好奇心がある
スピーカー 1
君には悪魔崇拝者の素質があるように見えるよ
気をつけろ博士
スピーカー 2
砲口の方が君を破壊するかもしれんぞ
スピーカー 1
相変わらず謎ぶっているなスピワグ
スピーカー 2
よし続きは次にしよう
スピーカー 1
ごきげんよう博士
スピーカー 2
ログ終了
文書8
スピーカー 1
以下は1953年のベンガル語の作品である
ラーラ・ラーヤの
病薬
スピーカー 2
手編に少ない
小薬原文の一部分を抜き出し翻訳すること
スピーカー 1
ラーラ・ラーヤの小薬です
スピーカー 2
作品は一旦行方不明となっており
モントーク博士により調査の過程で再発見されました
スピーカー 1
そしてイギリスの支配が続く限りそうだった
一欠片また一欠片と何かが彼らと共に生き始めた
はじめには影として赤きものが
しかしそれが全てではなかった
欠片ですらもなかった
それは一欠片ずつゆっくりと這い上がる何かだった
それは我らが国の影に出会い
スピーカー 2
ネズミたちは水田で血を流し
スピーカー 1
そしてそれは形を取り始めた
それは心を持たなかった最初には
スピーカー 2
それは現実のものとなるには不十分だったが
スピーカー 1
やがてそうなるものだった
それは一連の心象であった
それはヒンドゥの儀式の古代の魔術師の上に設置された
スピーカー 2
何かのキリスト教の悪魔の心臓から取られた
スピーカー 1
血の赤色の皮膚の一片であった
しかしその時それは分類され
54:00
スピーカー 2
記述され適切な科学用語で描写された
スピーカー 1
それはそのようなものではなかった
互いに混ぜ合わせることを意図されていなかった魔法
技術、帝国に属する者たちがすべて一体となり
スピーカー 2
世界の法則を曲げ始めた
スピーカー 1
ヨーロッパが我々の世界にさらにさらにと押し寄せ
スピーカー 2
我々が文明化されることを知る間
スピーカー 1
我々の宗教も変わり始めた
スピーカー 2
アナンタ聖者は巨大な蛇の姿をした古代の移り気な神ではなく
スピーカー 1
それは記憶喪失薬を産生し認識障害を起こすと記録された
科学的にもよると
スピーカー 2
科学的には通常でない大きさのうつぼなのだった
英国人たちは文類も説明もピンで留めた蝶のように
殺すことのできないもう一つの生き方にも
スピーカー 1
十分心地よさを感じられなかったので
スピーカー 2
我々は自身がそれまでもその時もヒンドゥであり
スピーカー 1
そして我々すべての多様で混合した信仰は
スピーカー 2
すべて一つの理想のバリエーションであったことに気づいた
スピーカー 1
しかしその状況の下には怒りが隠されていた
スピーカー 2
我々が彼らの言語や彼らの文類で自分たちを表現する間にさえも
スピーカー 1
彼らへの我々の苦闘の中にさえも
スピーカー 2
確かさへの現実感を求める叫びがあった
スピーカー 1
それはタゴールやその他の我々の文学の中に含まれていた
スピーカー 2
それはアッダや事務員としてのつまらない仕事の中に含まれていた
果てしない古いものと新しいもの
スピーカー 1
現代性と全現代性が総括する緊張
スピーカー 2
そしてそれらの断層線の中に激怒と憤怒の叫びの中に
古いものへの新しいものへの憎しみの中に
スピーカー 1
他の何者でもなく方向の方のみへの混合した服従が立ち上がったのだった
ラーララーヤが立ち上がったのだ
スピーカー 2
なぜこのようになったのか
スピーカー 1
彼は何者なのか
失われた時代への叫びであろうか
スピーカー 2
彼は赤い空を見上げるイギリスの納婦であり
頭を沿って泣くベンガルの未亡人であり
他者の心臓を切り出すアステカの司祭である
スピーカー 1
彼は現代性が全てを変え
やがて現代自身の破壊へと至る間に変わってしまった全てである
彼は抵抗であり怒りであり
スピーカー 2
現在存在する全てを肯定する者全てへの憎しみである
スピーカー 1
我々は良き者悪しき者
そして全ての他の者の混合である
スピーカー 2
幸福言葉の美しさ苦悼と胸の痛みとその現実全てである
スピーカー 1
しかし今や我々はその全てそのほぼ全てを機械へと失ってしまった
憤怒を除いてそれが残された全てである
そしてそれ故に王は現れた
破壊された者忘れられた者そして抑圧された者の方向
彼の唯一の目的は破壊し傲観し不愚にし奴隷化しそして笑うことである
57:09
スピーカー 2
その王の笑みを前に他の敵はむせび泣くのである
彼の目的全ては現代性によって与えられるが故に
スピーカー 1
彼は現代性のないところには存在できない
彼は血の神であり脊椎と骨と剣の神であり
スピーカー 2
この世界の住人に現状が良いものではないことを知らしめるものである
それは残酷であり憎しみに満ちそしてそれは良く正しい
スピーカー 1
現代性とは罪でありそして彼は我々がもう一度あるべきように
スピーカー 2
寒さの中で飢えそしてとても恐れながら生きられるようにするための習性である