00:04
スピーカー 2
アイテム番号 SCP-2039 オブジェクトクラス ユークリッド
特別収容プロトコル 現在、研究施設2039における財団の努力は2つのことに焦点を当てています。
すなわち、他人の外部領域への不対的損害の予防・最小化と減少の歴史及び挙動の分析です。
研究施設2039に駐屯している財団組織は、活性化状態のSCP-2039によるあらゆる不対的損害の収容または可能であれば無力化という最優先指令を受けています。
この部隊には、民間人が領域内に侵入しないことを確実にするために他人の周囲を監視するという第二の目的も与えられています。
スピーカー 1
活性化状態において不対的被害の可能性が他人を超えて広がっていると職員が判断した場合は、収容部隊が動員されます。
スピーカー 2
これまでのところ、対象の直接的な除去は不可能であることが証明されています。
スピーカー 1
現在、対象は対立するグループとの直接戦闘以外では物理的損傷を負いません。
スピーカー 2
したがって工作員はさらなる不対的被害を無力化するために対象の武装解除に全力を注ぎます。
研究施設2039のスタッフの長期的目標は減少を無力化する方法の発見です。
このため、財団の社会学者・医師であるウィルクス博士が、SCP2039と財団の間で隠密の連絡係を務めるよう指名されました。
スピーカー 1
ウィルクス博士は地元の医師を装って両グループに定期的な応診をすることによって、両グループの歴史及び現象そのものの性質についての情報収集が可能です。
対象が定住してきたという歴史と、生きて他人を出ることができないという明白な性質上、研究者たちは現在、対象には領域を離れるつもりがないと信じています。
スピーカー 2
しかしながら、SCP2039が他人を離れることが可能であった場合の不対的被害の潜在的可能性は、却下するには高すぎると判断されています。
そのため、地域全体の機動部隊は有事に際して対象の捕獲及び拘束という点で地元組織を支援するために、SCP2039の性質について説明を受けています。
スピーカー 1
説明 SCP2039はノースカロライナ州に近い山岳地帯に居住している人間の異なる2家族を指す相対的故障です。
03:13
スピーカー 2
グループは現在、2つの小さな森林に覆われた山の間を走る死竜のそれぞれ反対側に存在します。
スピーカー 1
SCP2039の間に見られる主な文化や行動は、20世紀初頭に合衆国南東部に居住していた家族として典型的なものです。
各家族は時代に合った武器や道具を使用し、狩猟と基本的な農業を通じて生計を立てています。
一方の家族は害して、もう一方の家族に非友好的ですが、挑発を受けない限りは滅多に直接的な争いを起こしません。
インタビューにおいて、両グループの対象は、両家は覚えている限りずっとこの対立状態にあったと主張します。
スピーカー 2
しかし、確実の起源に関する大部分の答えは、ひどく一貫性を欠いているか非常に漠然としたものです。
スピーカー 1
SCP2039-P-01によって与えられた説明を除きます。
スピーカー 2
詳細については、インタビューログ2039-P-01-19を参照してください。
1904年にSCP-2039が財団に発見されて以来、対象はいずれも物理的な老化の兆候を示さず、これまでに居住する谷を去ろうとしたこともありません。
スピーカー 1
無理に対象を領域内から覗こうとすると、対象は激しい苦痛と暴力を表明し、やがて心停止と死が続きます。
スピーカー 2
対象はその後、領域内に戻されて次の活性化状態の終了時に目覚めるまでは死亡したままです。
スピーカー 1
研究者たちは解決策が見つかるまでは、SCP-2039の関連現象は無期限に続くと理論上想定しています。
SCP-2039-Pは南の山に位置するパイク一家です。
スピーカー 2
このグループは丘の斜面に沿って散在するいくつもの小さな小屋とキャビンに住む様々な年齢の36人から構成されます。
スピーカー 1
グループは明確に一本船となる行動率を持っていませんが、一般的にはグループ内における一人の年長者、
スピーカー 2
SCP-2039-P-01と指定、の指示や助言に従います。
スピーカー 1
SCP-2039-P-01は50歳から75歳の間と思われる白人女性です。
スピーカー 2
対象はディクシーメイバルパイクを名乗り、ミドルネームのメイベルで呼ばれることを好みます。
06:03
スピーカー 2
ディクシーメイベルパイクですね。
SCP-2039-Wは北の山に位置するワグナー一家です。
スピーカー 1
SCP-2039-Pとは異なり、
SCP-2039-Wに属する29人は丘の中腹にある一つの大きなプランテーションスタイルの家で共同生活を送っています。
SCP-2039-Wにはまた60歳から80歳の間と思われる白人男性、
SCP-2039-W-01が明確な指導者として存在しています。
スピーカー 2
対象はブレイン・ランドルフ・ワグナーを名乗り、ブレインと呼ばれることを好みます。
時折どちらかのグループに属する対象が暴力的傾向と対立グループの対象すべてを傷害殺害しようとする強い衝動を特徴とする活性化状態に入ります。
活性化状態が発生するのは家族の一員が対立グループの一人に危害を加えられた、脅されたと考えている場合のみです。
脅かされたかな? 一度活性化すると対象は非常に興奮した状態かつ敵対的になり、所属グループの他の構成対象を探して同じように活性化させます。
グループの大部分が活性化すると彼らは対立グループとの直接対決のために自宅から武器や道具を集め始めます。
スピーカー 1
この時点からこれらの武器や道具を総称してSCP-2039-Aと指定します。
SCP-2039-A実体は活性化するごとに変化します。 しかしながらこれらのオブジェクトが表す技術レベルは、通常SCP-2039が維持している年代から考えて時代錯誤なものであり、
スピーカー 2
さらには頻繁に異常特性を示します。 武器の性質に関係なく対象はそれらの操作に関する完全に実用的な知識を持ちます。
対象がSCP-2039-A実体を家のどこから持ち出すのか、いかにして操作知識を獲得しているのかは不明です。
スピーカー 1
活性化状態の間に彼らの住居内部を直接観察する試みは必然的に激しい敵意と暴力を招きます。
スピーカー 2
選ばれた例を見るには SCP-2039-A部分ログを参照してください。
スピーカー 1
SCP-2039-A部分ログ 観測された活性化状態の日付
1910年 取得されたSCP-2039-A実体
M1917銃剣付きのウィンチェスター M1912ポンプアクション三弾銃と
09:06
スピーカー 1
M1917エンフィールドライフル及びイギリス製ミルズ型手榴弾
スピーカー 2
中期 7年後の第一次世界大戦において連合軍の残豪兵が使用した武器であることは注目に値する
スピーカー 1
1932年 アサ製のスリング
アマまたはアサ製のスリング 対象は発射体として様々な小さい物体を使用した
スピーカー 2
石木材のかけら 鶏の卵 牛糞 ボトルキャップ王冠 スリング用の鉛玉
スピーカー 1
側面にと刻まれていた 読めないのでちょっと注釈があるので後で見ます
1971年 ワームオーブランドのシリーストリングに外観上は同一のエアゾールスプレー缶
缶にはソリッドストリングと表記されていた 内容物は物理的オブジェクトに接触すると急速に元の25倍のサイズに膨張し
コンクリートのように固く密集した状態になった この活性化状態における脂肪の大部分は窒息と深刻な食道破裂によるものだった
1977年 携帯式の衛星テレビ受信用アンテナに似たオブジェクト 活性化すると編集済み
オブジェクトは最大150メートルの距離から人間の体を約45秒で完全に脱水できた 1987年
スピーカー 2
3リットル入りスーパーソーカーブランドの水鉄砲 内容物が普通の水であることに気づいた後対象は単純にしかし効果的にコンボとして用いた
スピーカー 1
2003年 3リットル入りスーパーソーカーブランドの水鉄砲
スピーカー 2
オブジェクトは1987年の SCP-2039-A実体と物理的に同一だが この時は軍用機閣のナパームBが充填されていた
2010年 MGM-140 アタックMS地対地ミサイル
スピーカー 1
SCP-2039-Wが活性化 南へ攻め込む代わりに全員が居住区へ引き込み
家の前面が破壊されてM270A1多連装ロケットシステムが現わになった 地元の収容組織が直ちに動員され
スピーカー 2
EMP兵器で電子的ターゲティングと発射システムを無効化 対象は南へ攻め込み
SCP-2039-Pと格闘に及んだ 後にミサイルは核弾頭を搭載していたことが判明した
12:00
スピーカー 1
2013年 削除済みな厚手のウールの手袋 活性化状態の終了後生き残った対象は皮に手袋を捨て
スピーカー 2
それらは溶解して不透明な黒い液体と化した その後の水質調査で削除済みが判明した
スピーカー 1
活性化した対象がSCP-2039-Aを取得すると 彼らは全ての対立対象をオブジェクトで攻撃するために対立グループの居住地へと進行します
最初の攻撃を受けることによって対立グループもまた活性化し この時点で彼らもまた報復攻撃のためにSCP-2039-Aを独自に調達します
スピーカー 2
武装解除された場合対象は非武装状態で攻撃を継続し 素手の格闘によって相手を排除しようとします
スピーカー 1
紛争はSCP-2039-PまたはSCP-2039-Wのどちらかが
スピーカー 2
SCP-2039-P-01とSCP-2039-W-01も含めて完全に殲滅されるまで継続します これが達成された場合残りの対象は彼らの家に帰還しどんな時間帯であろうと眠りにつきます
スピーカー 1
12時間から36時間の休眠期間の後全SCP-2039-A実態は消失し 他に内部のSCP-2039によって引き起こされた不耐的損害は瞬時に修復され
スピーカー 2
全ての対象が生きていても死んでいても無傷の状態で目覚めます その後対象は彼らの日課や行動に移り戦闘が起こらなかったかのように振る舞います
活性化状態の直後に行われたインタビューの結果 対象が戦闘の記憶を持っていないことが判明しました
例外はSCP-2039-P-01とSCP-2039-W-01であり 彼らはどうやら現象の発生以来すべての活性化状態時の記憶を保持しています
スピーカー 1
インタビューログ 2039-P-01-19 インタビュアー B.ウィルクス博士
インタビュー対象 SCP-2039-P-01 メイベル・パイク 中期
スピーカー 2
この非公式インタビューはウィルクス博士の偽装を信じに SCP-2039-P-01の住居で行われた
スピーカー 1
救出が必要な場合に備え工作員3名が近くの森に駐留している 複数回の訪問と会話を通して
SCP-2039-P-01はウィルクス博士に SCP-2039の性質を明かすほどに心を開いている
スピーカー 2
インタビューログ 2039-P-01-15 参照
15:00
スピーカー 2
今回の訪問におけるウィルクス博士の質問の目的は SCP-2039の現象の起源を確認することであった
スピーカー 1
無関係な会話につき削除 ウィルクス
スピーカー 2
それじゃあメイベル 何がワグナー一家との争いのきっかけなのかね
スピーカー 1
P-01 対象はため息をつく
スピーカー 2
もう少し具体的に言ってもらえなきゃねぇ
ウィルクス どういう意味かね
P-01 どういう意味かなんてわかってるだろうにさ
どの争いのことを言ってるんだい ワグナーんとこの双子が猿の星草小屋を燃やしちまった時かい
それともブレイン・ワグナーが直々にうちの乳牛を3頭もやった時かい それともジュディがあれを見た時かい
あのアルフィル・ワグナーがニワトリと
ウィルクス すまんが全部ひっくるめた話だ
君が今言ったようにこの核室はずいぶんと長い間続いているように思えてならない 一体すべての起こりは何なのかね
P-01 ああ先生そんな込み入った話はあんたも聞きたくないだろうさ
長い話になるしあんたも忙しいだろうからね
スピーカー 1
ウィルクス 今日は君で最後の往診なんだ
スピーカー 2
君が話してくれるなら何はなくとも時間だけはたっぷりある 私はね周りからはなかなか賢い奴だと言われてるんだよ
君が教えてくれた繰り返しについても何か手助けができるかもしれないじゃないか
P-01 どうだかね
まあそんなに知りたいんだったら私が思い出せる限り話してあげようじゃないか
対象は90秒間目を閉じ深くため息をついて話し始める ブレイン・ワグナーと私はそりゃあ仲が良かったのさ
子供の頃は 子そどろ同士は息が合うなんて言われたよ
スピーカー 1
無理もないけどね 家族はみんな私たちのことをワイルドバンチなんて呼んでたんだから
スピーカー 2
ブッチキャシディの一味にちなんでね 私らは谷中の
谷中の知り合いからお菓子やら 谷獣か失礼しました
私らは谷獣の知り合いからお菓子やら何やらをこっそり盗み出す才能ってのがあったのさ
ウィルクス まるで二人とも家族みたいに仲が良かったようじゃないか
p01 じゃあ聞くけど家族ってのは何だい
同じ血を引いている人のことかい それとも一緒に育って一緒に晩御飯を食べて一緒にお菓子を盗んで一緒にバカなことをいろいろする人かい
18:07
スピーカー 2
だからそうさブレインは私の兄だった 少なくとも私にとって兄に一番近い何かだった
ウィルクス それじゃあ二人ともそんなに嫌い合うことになる何が起きたっていうのかね
p01 私たちが20代になった頃私は一人の女の子に会った
ブロンドの髪でちょっと短気なルーシーって名前の子さ そりゃ可愛らしい子でね
私たちは土が水を愛するようにお互いを愛した その自分女の子に恋焦がれる女の子なんてのはどんな酷い目に合わされてもおかしくなかったから
これは私たちだけの秘密だった 私はそれが怖くてブレインにも内緒にしてた
今になるとそうすべきじゃなかったんじゃないかとも思うけどね ある日ボリック家の男の子が私とルーシーが手をつないで家に帰るのを見かけたのさ
多分何も知らずにブレインにそれを言ったんだろうね 何日か後にルーシーはパパが留守にするからと言って弁当じさんのピクニックに私を誘った
そして私が見つけたのはスミス&ウェッソンを持ってあの子の死体を見下ろしているブレイン だった
対象は20秒沈黙する 覚えてるよあの子の髪が真っ赤に染まってなんて綺麗なんだろうって思ったの
さらに30秒の沈黙 ウィルクス
スピーカー 1
それで君たちの間に何が起こったのかね P-01
スピーカー 2
私はひどく腹を立てたよ控えめに言ってもね 金輪際あの人殺しのクソ野郎とは付き合うまいと誓った
何が起こったのか言い訳することすらあいつには許さなかった 何年も経って私はパイク家のウォルターと初体を持った
子供や孫には恵まれて農場なんかも持ったけどね そこに愛はなかったよ
血にまみれたルーシーの愛らしい顔を夢見ることなく過ごした夜は一度もなかった そして川を越えたすぐ先にはあの子を打ち殺して私を狂気に追いやったあいつが住んでいた
私はブレインとの間に何があったのかを誰にも打ち明けなかった みんなが知っていたのはおいぼれワグナーが何か本当に酷いことをしてそのせいで
私たちがお互いを憎んでるってことだけさ ウィルクス
スピーカー 1
暴力沙汰になったのかね P-01
21:04
スピーカー 2
しばらくの間はそうでもなかったよ たまに作物を巡ってつかみ合いになったり
川越しに罵声を飛ばし合うようなことはあったけどね ウィルクス
スピーカー 1
それじゃあことが大声合戦で済まなくなったのはいつかね P-01
スピーカー 2
そうさねウォルトが行っちまった後 私は本当に暗闇の中にいるようだったよ
どうしたらブレインの奴に 奴が私のルーシーを殺してからこっち
私が送ってきた惨めな人生のツケを払わせてやれるだろう そんなことを思い描くようになった
それが数年ばかり続いたよ 灰色の目の男が訪ねてきたのはその頃さ
ウィルクス 灰色の目の男
P-01 ああそうさ
ライオンみたいな灰色の目さ 収集家だとか語り部だとか何かそんなことを言ってたよ
良い物語は大好きだとか何とか言って 当時ルーシーに本当は何が起こったのか知っていますかと訪ねてきたのさ
ウィルクス 彼のことを何か覚えているかね
P-01 特にこれといったことは思い浮かばないね
目以外は至極普通だったよ 私がルーシーについて話した時まるで飢えたような目つきだったのは覚えてるんだ
ウィルクス 一体何を話したって言うんだね
P-01 まあ私の人生を洗いざらいぶちまけたのさ
今あんたに話してるようにね あの男は座り込んでまるでそれが美味しい蜜か何かみたいに聞き惚れてた
ブレインワグナーがどれほど頭痛の種で 惨めさの始まりかってことも言った
男はそれを全部聞くと偉くおかしなことを言った 忘れやしないこう言ったのさ
メイベル あなたがこの物語を終える手助けをさせてもらいたいってね
一体何を何の話をしてるのかって聞くとこうさ あなたが永遠にブレインワグナーを罰するための道具を授けたいのです
ウィルクス 妙な話だどういう意味だったのかね
P-01 あの頃の私にはさっぱりだったよ
私はてっきり何か物を買わせる気かと思ったんだ 北部からインチ企業を売りに来る業者みたいにね
ウィルクス それでこの申し出にどう答えたのかね
P-01 言ったろ 私の人生は正真正銘の暗闇だった
24:05
スピーカー 2
ブレインに思い知らせてやるためなら魂を売ってもいいとすら思った だから私は代わりに何を望むのかって灰色の目の男に尋ねたよ
男は言った あなたに望むものは何もありません
メイベル 私はただ物語の終わりを与えたいのです
いつまでもあれこれで暮らしましたとさというものをもしあなたが望むならば 私はそれがまさしく私にとって必要なものだと思うと答えて男と握手した
スピーカー 1
それ以来あの男を見かけたことは一度もないよ 対象は苦悩し遠くを見るような顔つきをしている
スピーカー 2
ウィルクス すまないがあまり気が転倒しているようならこの話は後でも構わないんだよ
P-01 いいや B 大丈夫さ あの男の目を思い出したら思わずゾッとしちまったんだすまないね
ウィルクス 大丈夫だよ それで次に何が起こったのかね
P-01 ああ何日か後うちの最年少のゲリーが
ワグナー家がしでかした何かのことを叫んだり喚いたりしながら家に帰ってきたんだよ 家中が松明とライフルを持ち出して武装するまでそんなに長いことかからなかったね
私はみんなを黙らせて何が起こったのか探ろうとしたけども みんなはそれが聞こえていないようだった
対象のスピーチは遅くより熟行したものになる
私はみんなの目にあれを見たんだあの飢えたような目つきを 私が語り部の男に見たのと同じものを
みんなは血に飢えてた 私は玄関ポーチからみんながライウンに追い立てられる
お牛の群れみたいにワグナー家めがけて谷を突進していくのをただ見てたよ ここからでさえ銃声や叫びが聞こえたんだ
家が燃え上がるのも見たし ワグナーの孫の一人が火に焼かれながら豚みたいに泣き叫ぶのも聞いたんだ
こんなに遠いっていうのにさ あんた聖書は読むかい
b ウィルクス たまにはね
p 01 マタイの福音書でイエスは確か人々が王国の外の暗闇に投げ出されてそこには嘆きと
剥ぎしりがあるとか言ってたじゃないか それが私があの夜聞いたものだよ
b 地獄さねただただ単純な地獄さ
27:03
スピーカー 2
対象は約2分間沈黙するウィルクス ひどいもんだメイベルどんな思いだったか私には想像もでき
p 01 ああ先生やめとくれ
こんな地獄の豪華だ異様だっていうのはまだ女の口だったよ とにかくいつぶっ倒れたか知らないけど次の日ベッドで目を覚ましたのは覚えてるんだ
まるで何も起こらなかったようだったよ 銃もなく怪我もなく腹を立てている奴も一人もいない
おまけにワグナーンチマでもが火の中に打ち込まれたのを忘れちまったように立って いるんだ
悪い夢を見たんだと思ったよブレインワグナーが家に駆け込んできて叫ぶまでは メイベルお前は一体何をした
一体昨日の夜起きたのは何なんだ あいつの目を怯えてたよ何かに取り憑かれたように見えたもんだ
うちの子たちはてっきりブレインが行かれたと思い込んで川向こうまで追い立てていった 答えてもらうぞメイベルパイク
これで終わったと思うなよって叫ぶ声を聞いたよ 追い出される前にね
正直言って何を答えるべきかもわからなかった 灰色の目の男が言ったザレ事には何の重みもありゃしないとばかり考えてたけど
どうも私が間違ってたと思わざるを得なかった
ウィルクス それでワグナーさんが最初に報復をしたのはいつかね
P-01 まああれを報復って言えるかどうかわかんないけどね
ブレインの奴はあの時何もしてなかったと思うのさ 私が言えるのは1週間後私とエゼキエルが豆を缶に詰めてたら
突然ジークが椅子から滑り落ちて長い黒い矢がその首の両脇から突き出してたってことさ 私には森の中を走ってくるワグナーどもが見えたよ
先っちょに小さい滑車がついたヘンテコな弓を持って叫びながら金属の矢尻をつけた 細くて黒い矢をそこら中に打ちながら来るのがね
ウィルクス ワグナー一族は君たちを攻撃したのかね
P-01 あいつらの叫びと言ったらワグナー家が燃え落ちた時のうちの一家を思わせたよ
でもそう長く聞いていたわけじゃないさ 連中の一人が私の足に矢を当てて私はこんな表現でごめんよ
馬糞の中に倒れ込んだ 最後に覚えているのはアルビルワグナーが私を見下ろして私の魂を見据えてたってことだ
30:01
スピーカー 2
あいつは言ったよ ウィルクスなんて言ったんだ
P-01 これでしまいだ
そして奴は弓を引いて何もかもが暗闇の中になった そして私はベッドで目を覚ましたんだ
前回と全く同じように ジークは全く持って達者で外に座って豆を缶に詰めてた
矢もなけりゃワグナーどももいなかった 前回と全く同じように
ウィルクス なんてこったメイベルそれは
P-01 ウィルクス博士を無視する それ以来毎回こんな調子だ
永遠に同じ調子 目に見えて苦悩する
神様 永遠に
あの語り部は永遠にって言ったんだ ウィルクスもうやめようメイベル
もういいんだ P-01 さらに動揺をきたす
いやビー 永遠に 永遠にって言ったんだ
私は永遠に死に続けなきゃならないんだ ああ神様ルーシーごめんよ
スピーカー 1
この時点で対象の苦痛は部屋の外に届き 対象の孫世話人である
スピーカー 2
SCP-2039 P-27の注意を引いた SCP-2039 P-27
メイベルばあちゃんどうしたこいつが何か嫌なこと言ったかい ウィルクス
いやジーク大丈夫だよ メイベルはただ少し興奮してるだけだ
な?ただ話してただけなんだ特に何も P-01 対象はヒステリー状態である
あいつらの目は灰色だった あーアルビルの目は灰色だったんだ
皆飢えていて灰色だった ルーシーなんであいつらはみんな灰色なんだい
P-27 おい何しやがったんだてめえは さてはブレインワグナーの回し者だな
ウィルクス ジーク私だ落ち着いてくれ
医者のウィルクスだよ私たちはただ話してただけ P-27 あのクソの寄せ集めみてえな
ワグナー一家の使いで来やがったのか ちょっと立ち寄って俺の家族を傷つけてやろうってか先生よ
思い知らせてやるぜ 対象は部屋を出ておそらく活性化状態に入る
スピーカー 1
ウィルクス部屋を飛び出す 来てくれ救出チーム
スピーカー 2
パイク27が活性化したここから出してくれ P-01 このようにあなた方はその術によって彼らを見分けるのである
P-27 どこ行きやがったクソ野郎が
33:02
スピーカー 2
P-01 そして私たちは主のミカオとその力の栄光から退けられて
スピーカー 1
永遠の滅びに至る刑罰を受けるであろう この時点でウィルクス博士はキャビンを退出し
スピーカー 2
直後に12ゲージ散弾銃のように見える SCP-2039-A を帯びた SCP-2039-P-27 が続きました
発射によって問題の武器がスーダースの金属製フレシェット弾を装填していることが明らかになり また弾丸は命中すると素早く液化しました
フレシェット弾はおそらく固形水銀によって構成されていました 工作員がウィルクス博士軽傷のみで済みました
スピーカー 1
を脱出させた時点で付近における全ての SCP-2039-P は活性化状態に入り
各々が SCP-2039-A を装備していました 対象は SCP-2039-W の収容居住域である
北方へ進み始め活性化状態は通常通りに進行しました 中期 SCP-2039-W-01 から同様の情報を収集する
スピーカー 2
ウィルクス博士のすべての試みは成功していません 確実の起源に関しての質問を受けると対象は防衛的かつ
スピーカー 1
敵対的になります しかしながら SCP-2039-W が住む家の音声調査の結果
スピーカー 2
SCP-2039-W-01 がしばしば夜に驚く夜狂症かな 夜狂症に苛まれていることが明らかになりました
スピーカー 1
これらにおいて最も頻繁に発せられる言葉として ルーシーといつまでもが挙げられます
スピーカー 2
財団の歴史学者は現在 SCP-2039-P-01 によって述べられた語り部の素性を洗い出すために地元紙を調査していますが
スピーカー 1
未だ進展は見られません ループ人間型敵対的時間武器知識自戒
スピーカー 2
あ失礼自立ですねのタグがついてます 注釈4つ
1個目おそらく縦貫者の意 古代ギリシャではこうした野の尻を鉛玉に刻むことがあったようです
武器の一つだな 一番最初の武器かな
武器に書かれている これだな
スリング弾の鉛玉 側面にと刻まれていたが縦貫を意味するんじゃないかと言われてます
注釈2つ目 缶から吹き出すと紐状に固まるパーティーグッズの一種
どれだ ワムオーブランドのシリーストリング
36:03
スピーカー 2
エアゾルスプレー缶 のことですね
スピーカー 1
で 345が聖書の
スピーカー 2
箇所ですね3つ目 マタイによる福音書8章12節 4つ目マタイによる福音書7章20節
5番目 テサロニケ人への第2の手紙1章9節
3はどこだ これかマタイの福音書でイエスは確か人々が王国の外の暗闇に投げ出されてそこには
嘆きと剥ぎしりがあるとか言ってたじゃないか で最後 p 01が言ってたやつですねこのようにあなた方はその
3かなその3かその実によって彼らを見分けるのである そして私たちは主の
御顔3顔とその力の栄光から退けられて永遠の滅びに至る刑罰を受けるであろう
無限ループものですね 一時の感情に
身を任せてしまった結果後悔に苛まれることになった 灰色の目の男が今後出てくるかどうかだな
聖書にいるのかどうかですね ではまた次回お疲れ様でした