1. SCP話
  2. #172 SCP-102-KO - 目的地
2023-07-30 13:13

#172 SCP-102-KO - 目的地

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紹介SCP/Tale

タイトル: SCP-102-KO - 目的地
原語版タイトル: SCP-102-KO - 목적지
訳者: Amplifier
原語版作者: lanlanmag
ソース: http://scp-jp.wikidot.com/scp-102-ko
原語版ソース: http://scpko.wikidot.com/scp-102-ko
作成年: 2017
原語版作成年: 2014
ライセンス: CC BY-SA 3.0

SCP財団とは: https://ja.wikipedia.org/wiki/SCP%E8%B2%A1%E5%9B%A3

©︎SCP財団 http://ja.scp-wiki.net/

#SCP #SF #朗読
00:04
アイテム番号 SCP-102-KO オブジェクトクラス ユークリット 特別収容プロトコル
SCP-102-KOは、現象発生後の持続時間などの異常性によって、確実な収容が不可能であるため、
現象が発生したと報告された際は、オセアニアにある現象が発生する島に待機中の偽装職員に通報し、
橋が生成された島から3kmの範囲での船舶や航空機などを含めた通行を阻止しなければなりません。
また、現象が起きた島の交通を統制して、人工衛星などで撮影されたSCP-102-KO-AとSCP-102-KO-Bの写真は、
直ちに見つけて、ルフを統制しなければなりません。橋へのアクセスは、実験でのDクラス職員のみ可能です。
説明
SCP-102-KOは、オセアニアの周辺に位置する島々で起きる現象です。
現象は無作為に起こり、約4〜6ヶ月周期で発生します。
現象が起きた際、島の浜辺を基準に海辺と島、SCP-102-KO-Aが生成され、その島と本来の島をつなぐ約500mの丸木橋、SCP-102-KO-Bが島と一緒に現れます。
SCP-102-KO-Aへのアクセスは、SCP-102-KO-Bを渡ることで可能ですが、
SCP-102-KO-Aに船舶や航空機を通じて侵入しようとする試みはすべて失敗し、島に接近しようとした職員は、島の周囲に存在するカーテンによって通れなかったと話しました。
現象は起きた時点から約10〜12時間後に終了します。
過去記録では、SCP-102-KOが初めて発生したのは1991年だったことが確認されました。
SCP-102-KO-Bはかなり古いものとみられ、簡単に壊れてしまいます。
現象が終わって再び活性化された時に壊れたものが復旧されて現れますが、古い状態は変化しません。
注目すべきはこの橋の異常性です。
橋を渡って島を目指すと、自分の欲望が形になるという衝動に陥ります。
03:07
しかしこの衝動は抵抗することが可能であり、橋のいかなる場所にいても橋の外に出ることができます。
しかし橋をすべて渡ってSCP-102-KO-Aに到着すると、再び橋を返して戻ることができず、いかなる手段を用いても島から抜け出すことができなくなります。
これは島の周囲に存在するカーテンによるものと推定されます。
カーテンの内部は外部から観察することが可能です。
SCP-102-KO-Aに到着すると衝動が消失します。
島の内部には自分の欲望が物質化されたものが現れ、例えば多くのお金を望むと莫大な金が島内に生成されます。
しかし人気などの抽象的な概念の欲望を持っていると、島に入った瞬間に五感が支配される強い幻覚症状を経験することになり、幻覚は自分の欲望に合わせて現れます。
しかしこの症状から脱しようとすれば抜け出すことが可能で、その後幻覚症状は現れません。
SCP-102-KO-Aには7件の小屋が設置されており、小屋の内部には生活に必要な最大限の施設が備わっています。
初発見時、小屋内部で何者かが生活していた痕跡が発見されました。
現象が終了すると橋と島は徐々に消えていきます。
この時島の内部に閉じ込められた人々がどうなるかは明らかにされていませんが、外部から観察した時に島と共に徐々に消えたことが確認されました。
以降、現象が再び起きた時に閉じ込められていた人々は発見されませんでした。
この現象は財団の初発見時の1995年5月にて50人の観光客が行方不明になった事件により財団の注目を集めました。
残っていた観光客たちは橋を渡った人々の行動を何かに導かれるようだったと語り、数時間経つと島と橋が丸ごと消えたと証言しました。
観光客全員に記憶消去を施し、事件は予測されていない津波による事故に偽装されました。
以降、現象はSCP-102-KOに指定されました。
追加情報
2000年、SCP-102-KO-Aの6番目の小屋内部から地下に通じたトンネルが発見されました。
06:05
物質的な欲望を持ったDクラス職員を利用して捜索に入った時、トンネルの端にあった部屋には1人の老人がいました。
彼は英語を使用しており、自身が島の管理人だと主張しました。
以降、SCP-102-KO-Cと記述
下記にD-25123とSCP-102-KO-Cのインタビュー記録が添付されています。
D-25123
あなたは誰ですか?
SCP-102-KO-C
この島を管理する者だ。
うーん、この島の小屋について知っていますか?
それは目的地だよ。君たちのための目的地。
しかし、そこには人がいなかったようですが。
そうだな。だが、これから君の目的地になる。
どういう意味ですか?
SCP-102-KO-Cの言葉が途切れた。
島から消えた人はどうなったのですか?
夢を叶えたんだ。ちゃんとね。
だから、正確にはどのようになったのですか?
とりあえず、彼らはまだこの島に残っている。
自分が願うことすべてを成し遂げた。
そして私には彼らが見える。
では、なぜ我々には見えないんですか?
すぐにわかるさ、友よ。
君はもう夢を叶えたのだから。
はい?いや、正確に知らなければならないんです。
その、あ、この、これは…
歓迎するよ。
このインタビュー後、D-25123は、
部屋の後ろにある通路へ向かうSCP-102-KO-Cを追いかけ、通信が途絶えました。
以降、現象が終わって再び現象が発生した時、小屋のトンネルは消えており、
代わりにトンネルがあった位置にメモが置かれていました。
彼らは目的を見つけ出した。
ポータル・人間型・幻覚・強制力・精神影響・都市のタグが付いています。
韓国支部のSCPです。
島とその島に通ずる橋が生まれるSCPで、
橋を渡っているさなか…
あ、違う。橋を返さない方向での島の侵入は不可能。
09:04
カーテンがある。
橋を渡ると…
どこだ?
衝動の説明どこだ?
あった。この橋の異常性です。
橋を渡って島を目指すと自分の欲望が形になるという衝動に陥ります。
だから島に行けば願いが叶うという気持ちになるっていうことですかね。
ただこれは抵抗することが可能であり、引き返すことができますと。
しかし橋を全て渡り島に着いてしまうと、
カーテンのせいで島から出ることができなくなる。
島に到着するとその欲望の衝動は消失しますが、
島の中にはその欲望が物質化されたものが現れる。
富だったら莫大な金、金。金目のもの。
人気、名声とか抽象的なものであれば幻覚。
おそらく島の人間が歓迎しているとかそういう幻覚が出てくるんでしょうね。
しかし橋であったときと同じく、
これもこの症状から脱しようと思えば抜け出すことが可能で、
その後幻覚症状は現れません。
7件小屋が設置されています。
6番目の小屋内部から地下に通じたトンネルが発見されました。
Dクラス職員を入れると一名の老人がいました。
英語を使用し島の管理人だと主張。
この島を管理する者。
この島の小屋について知っていますか?
それは目的地だ。君たちのための目的地。
島から消えた人は夢を叶えた。
彼らはまだこの島に残っている。自分が願うことすべてを成し遂げた。
老人には見える。君はもう夢を叶えたのだから。
自分が願うことすべてを成し遂げた。
欲望のない無我の境地とかそっち系ってことかな。
仏教にちょっと明るくないのであれですが、欲がない。
煩悩を完全に消して一つ上の次元に行ったとかそういうことかな。
だから俗世にいるDクラス職員、まだ欲望が叶えきれてない、全部叶えきれてないDクラス職員はまだ近くできてない。
この島にいれば欲望はどんどん叶えられていって最終的に無欲になって
12:08
悟りを開くじゃないですけど、人としての存在から上位存在になる。
そのための島、そのための橋。
でも待てよ、50人の観光客が行方不明になった事件。
いやでもぽいな。
残っていた観光客たちは橋を渡った人々の行動を何かに導かれるようだったと語り。
あんまりなんか怖い感じはしないですね、現状。
欲望があるから人間は人間なんだよというか、そういうテーマ的なものをちょっと感じますね。
全然違う糸で書かれてたらめちゃくちゃ申し訳ないですが、そんな印象を受けましたね。
ではまた次回お疲れ様です。
13:13

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