00:05
スピーカー 2
アイテム番号 SCP-544-JP
スピーカー 1
オブジェクトクラス Euclid
特別収容プロトコル
スピーカー 2
SCP-544-JPの敷地内に民間人が侵入するのを防ぐため、
カバーストーリー回想工事予定地を適用し、4人の警備員を配置してください。
SCP-544-JP内部に侵入する場合、
スピーカー 1
侵入時間は必ず3分以内に置き止めてください。
スピーカー 2
3分間を超えて侵入し続ける必要のある場合は、Dクラス職員に侵入させてください。
スピーカー 1
その際、侵入させるDクラス職員は、遠隔から終了できるように小型爆弾を取り付けてください。
スピーカー 2
内部に侵入したDクラス職員を知覚するため、
スピーカー 1
必要に応じて収容メンバーの編成を一部変更することが許可されています。
説明
スピーカー 2
SCP-544-JPは、
県に存在する誤解立て構造の百貨店で、
スピーカー 1
デパートの名で知られていました。
スピーカー 2
1900年に廃業し、
日後に取り壊しが行われましたが、
スピーカー 1
その翌日に完全に形状を復元していたことが財団に把握され、収容に至りました。
スピーカー 2
SCP-544-JPの内部に人間が侵入すると、
3分ごとに、
対象Aさん、対象Bさんがお待ちでした、
スピーカー 1
という内容のアナウンスが放送されます。
スピーカー 2
対象Aは、SCP-544-JP内部に侵入している人物です。
複数人がSCP-544-JP内部に侵入していた場合、
アナウンスの度にランダムで対象Aが選定されます。
スピーカー 1
対象Bは、選定された対象Aと直接、間接を問わず面識のある人物で、
スピーカー 2
SCP-544-JP内部にいなくてもランダムに選定されますが、
家族や友人などの言葉を用いて一度に複数人が指定される場合もあります。
このアナウンスが完了すると、対象Bは対象Aに関する記憶を失い、
どんな手段を用いても対象Aを近くできなくなります。
上記の文章以外のアナウンスが放送される場合もありますが、
スピーカー 1
それらに異常性はありません。
スピーカー 2
SCP-544-JPの内装は、
SCP-544-JPがデパートとして営業していた時期を模倣した作りになっていますが、
03:01
スピーカー 2
すべての領域において無人であり、
食品はすべてサンプル製品に置き換わっています。
SCP-544-JPの5階には放送室と推定できる部屋がありますが、
外側から内部の状態を確認できず、
スピーカー 1
侵入もできません。
スピーカー 2
放送室の扉には、
キサラギ公務店と書かれていますが、
そのような団体の所在は確認できていません。
加えて、デパートとキサラギ公務店が実際に関わっていたという公的な証拠は存在しない、
スピーカー 1
もしくは抹消されています。
スピーカー 2
以下は、SCP-544-JPの調査記録及びそれに付属する情報の抜粋です。
情報を閲覧。
スピーカー 1
調査記録 544-4 日付 2000年
スピーカー 2
目的 内部調査及び対象Bに該当する人物がいなくなった場合のアナウンス内容の調査
調査員 D-1104
カメラ、マイク、脱走時防止用の遠隔起爆型小型爆弾を所持させる
備行 D-1104にはSCP-544-JPの異常性を伝え、同意の下で調査員として起用しています。
スピーカー 2
記録開始 D-1104がSCP-544-JP内部に侵入
博士 まずは1階の探索をしてください。気になるものを見つけたら即座に報告してください。
D-1104 ああ、えっと、エレベーターがあるな。でも動いていないみたいだ。
スピーカー 1
俺の知ってる店の支店がいくつもあるな。人はいないが。
アナウンス 本日はご来店いただき誠にありがとうございます。心ゆくまでお楽しみくださいませ。
D-1104 アナウンスだけ正常に動いているのか?
博士 声に特徴はありますか?
D-1104 小っちゃい女の子の声だ。なんかおかしいな。子供がアナウンスなんて。
アナウンス お知らせです。
サン サンがお待ちでした。
D-1104 えっと、これはつまり?
博士 異常性についての説明は受けていますね。
スピーカー 2
D-1104 ああ、まあ、そうか。次はどうするべきだ。
スピーカー 1
博士 支店のキッチンが動くかどうか確かめてくれますか?
06:05
スピーカー 1
D-1104 が付近のレストランの支店に立ち入る。
スピーカー 2
D-1104 おお、食品は全部サンプルだな。水も置いてあるけど、それも粘土かなんかで作られてる。キッチンに向かうぞ。
D-1104 がレストランのキッチンに侵入する。
スピーカー 1
博士 いろいろ動かしてみてください。
スピーカー 2
D-1104 が周囲の設備を利用しようと試みる。
スピーカー 1
D-1104 ダメだな。レンジも水道もつながってない。
アナウンス お知らせです。
サン サンがお待ちでした。
D-1104 容赦ねえな。
スピーカー 2
おい博士 どこも動かないみたいだぞ。
スピーカー 1
博士 わかりました。2階へ向かってください。
D-1104 が2階へ到達する。
D-1104 当然っちゃ当然だけど、エスカレーターは動いてないな。
スピーカー 2
博士 1階と同じように大まかに探索してください。
スピーカー 1
D-1104 了解。見たところ果物野菜コーナーって感じだな。
D-1104 が2階の探索を開始する。
アナウンス お知らせです。
サン サンがお待ちでした。
D-1104 ああなんつーか。
博士 休憩は認められていますが、調査は速やかにお願いします。
スピーカー 2
D-1104 おお、調査といってもな。多分全部サンプルだろこれ。
D-1104 が2階の探索を再開する。
スピーカー 1
アナウンス お知らせです。
サン サンがお待ちでした。
博士 こちらの研究員です。何もなければ3階に上がってください。
スピーカー 2
D-1104 ああ、だよな。聞き覚えのない名前だったから驚いたよ。
3階ね。了解。
D-1104 が3階への移動を開始する。
放送室には入れないんだっけ。
博士 はい。
D-1104 そうか。
スピーカー 1
あのアナウンスなんだけどさ、なんか違和感があるんだよな。
博士 詳しく聞かせてもらえますか。
スピーカー 2
D-1104 ああ、その、ここって人がいないじゃんか。
だからそのアナウンスが鳴るのは異常だよな。
遠隔音声か。そうでもなきゃ幽霊かなって思うんだけど。
09:02
スピーカー 2
その割にはアナウンスの度に本気で呼ばれているような感じがするんだ。
スピーカー 1
伝わったかな。
スピーカー 2
博士 現状では何とも言えません。
スピーカー 1
もしさらに何か感じるようであれば報告してください。
スピーカー 2
D-1104 が3階に到達する。
スピーカー 1
アナウンス お知らせです。
3 親戚の皆さんがお待ちでした。
スピーカー 2
D-1104 3階は服売り場だ。レディースが多い。
博士 了解です。探索して何かあれば報告してください。
D-1104 わかった。
あと、さっき報告した感情は今も感じてる。語りかけられてる気分だ。
博士 記録しておきます。
D-1104 が3階の探索を開始する。
スピーカー 1
アナウンス お知らせです。
スピーカー 2
3 3がお待ちでした。
D-1104 子供の声は苦手だな。女の声ともなるとかなり苦手だ。
博士 D-1203 との関係を教えてくれますか?
D-1104 あいつか。仲良かったな。
もしかして、俺と深く関わってる人間だから優先的に呼ばれちまったのかな。
博士 考慮には値すると思います。
D-1104 うん、わかった。
D-1104 が探索を続行する。
スピーカー 1
もう気づいてるとは思うんだけどさ。
博士 何がですか?
スピーカー 2
D-1104 俺はこの調査に志願したことを後悔してる。
忘れてもらえるなんて最高じゃねえかなんて軽い気持ちで志願したんだ。
スピーカー 1
そしてそのまま死ねるのなら理想だなとも思った。
でもさ、みんなが俺を忘れていく。みんなが俺を感じられなくなる。
怖くてたまらないね。嫌になってきたよ。
スピーカー 2
博士 調査の中断はできません。
私たちがあなたを知覚不能になった時に備え、
あなたと面識のない警備員がデパートの入り口に待機しています。
D-1104 いやいや、脱出しようなんて思ってねえよ。
ただ、これは本当に地獄だ。
スピーカー 1
どんな小悪野郎がこんなシステムを思いつくんだか。
アナウンス お知らせです。
サン サンがお待ちでした。
スピーカー 2
博士 財団の人間です。
D-1104 分かった。3階はあらかた映像に収めた。
12:00
スピーカー 2
4階に向かっていいか。
スピーカー 1
博士 お願いします。
スピーカー 2
D-1104が4階への移動を開始する。
スピーカー 1
D-1104 なあ、アナウンスが早くなってないか。
スピーカー 2
博士 いえ、ラップタイムは正常ですが、何か感じましたか。
スピーカー 1
D-1104 なんだろう、アナウンスが焦ってんのかな。
スピーカー 2
言葉にしづらい。
アナウンスを読み上げる速度はどうだ。早くなってないか。
博士 それは記録対象外でしたね。
可能性はあるかもしれませんが、音声記録を持ち帰ってくれないことには分析できません。
D-1104 了解。最後まで調査するよ。
D-1104が4階に到達する。
スピーカー 1
アナウンス お知らせです。
スピーカー 2
3 3がお待ちでした。
D-1104 4階は本屋とか文房具とかが売られてるな。
スピーカー 1
で、今のアナウンスは。
スピーカー 2
博士が予備メンバーとの交代を開始する。
スピーカー 1
D-1104 博士?おい、博士?
スピーカー 2
ああ、なるほど。今のアナウンスでもうお別れか。
スピーカー 1
まあ、どうせ代わりがいるだろ。探索を続けるぞ。
スピーカー 2
D-1104が探索を開始。
スピーカー 1
アナウンス お知らせです。
3 同級生の皆さんがお待ちでした。
D-1104 焦ってんのか?そんな一気にやることないだろ。
考えたんだが、お前やっぱり。
研究員 すみません。博士と交代しました。
D-1104 あい、ああ、よろしく。
研究員 交代の最中に何かおかしな点はありましたか?
スピーカー 2
D-1104 アナウンスが一件来たよ。
俺の同級生は俺のことをすっかり忘れちまったみたいだ。
スピーカー 1
思い出がありありと浮かぶな。こんな時に限って楽しかった思い出がゴロゴロと。
研究員 把握しました。
スピーカー 2
D-1104 さっきの博士は俺に関する記憶を全部失ってるんだよな。
じゃあ俺が報告したことは全部報告し直した方がいいか。
研究員 いえ、音声は記録中ですので大丈夫です。
D-1104 そうか。ざっくり言うと俺はあのアナウンスが人間味に溢れてるように聞こえる。
他はそうだな。アナウンスが早くなってるように感じてる。
子供の高い声だからそう聞こえるだけかもしれん。
研究員 分かりました。4階の探索を行ってください。
15:03
スピーカー 2
D-1104 が4階の探索を開始する。
スピーカー 1
アナウンス お知らせです。
スピーカー 2
3 被害者一族の皆さんがお待ちでした。
スピーカー 1
D-1104 ああ、くそ。恨んでくれてたっていいから俺を忘れないでくれ。
スピーカー 2
D-1104 はしばらく立ち止まるが探索を再開する。
書籍とかは全部見て回る必要あるか?
研究員 概ね映像に収まっていれば結構です。
D-1104 分かった。
D-1104 が書籍コーナーの調査を終え文房具コーナーに立ち入る。
スピーカー 1
アナウンス お知らせです。
スピーカー 2
3 警察の皆さんがお待ちでした。
D-1104 おい、お前はどういう優先度でそれをやってんだ。
スピーカー 1
研究員 D-1104 誰かと話していますか?
スピーカー 2
D-1104 アナウンストだよ。無意味だろうけどさ。
研究員 そうですか。先ほど人間味というワードを報告していましたが、現在はどうですか?
スピーカー 1
D-1104 現在も変わらずだ。
研究員 わかりました。おおむね探索が完了したら報告してください。
スピーカー 2
D-1104 が文房具コーナーの探索を開始する。
スピーカー 1
アナウンス お知らせです。
3 同僚の皆さんがお待ちでした。
D-1104 このアナウンスに話しかけるのはなしか?
研究員 可能な限り不要な発言は控えてください。
スピーカー 2
それでは5階に向かってください。
D-1104 わかったよ。
D-1104 が5階に到達する。
ボイラー室と空調室みたいなのとちょっと新しめの扉があるな。
ん? ちょっと新しめの扉があるな。
スピーカー 1
研究員 その新しい扉が放送室です。
扉の上に放送室とプレートがかかっているはずです。
スピーカー 2
D-1104 が放送室の前に立つ。
D-1104 なんか書いてあるぞ。
研究員 読み上げてくれますか?
D-1104 赤いマーカーで迷子通知システム自動
スピーカー 1
停電中でも動くようにハードウェアを大効性能にしました。
スピーカー 2
キサラギ公務店って書かれてる。
人って書いてあるのが修正されてますね。
人高性能って書いてあるのが人が消されて高性能にしました。
18:02
スピーカー 2
キサラギ公務店って書かれてる。
スピーカー 1
研究員 記録しました。ありがとうございます。
スピーカー 2
D-1104 は何度か扉を開けようとする。
スピーカー 1
D-1104 まあ無理だな。
スピーカー 2
研究員 わかりました。内部調査は以上です。
エコーは対象Bに該当する人物がいなくなった場合の
アナウンスを記録することが目的となりますので、
その場で待機してください。
今後は基本的に指示を行いませんし、
もし私たちがあなたを知覚不能になっても代理は立てません。
脱走は無駄なものと考えてください。
十分なデータが取れたと判断できたら帰還してください。
スピーカー 1
D-1104 わかった。じゃあな。
スピーカー 2
研究員 A では D-1104 がその場に座り込む。
スピーカー 1
アナウンス お知らせです。
スピーカー 2
3 勤務先の皆さんがお待ちでした。
通信が途絶する。
D-1104 これでもう誰も俺を見ていないのか。
でもお前はずっと俺を見ているんだろう。
アナウンス 本日はご来店いただき誠にありがとうございます。
D-1104 そりゃどうも。
2分間音声なし。
なあ、部屋の中に誰かいるか。
子供がアナウンスをするなんて普通じゃないぞ。
スピーカー 1
それにハードウェアは。
スピーカー 2
音源不明のノイズ。映像からも音源は視認できない。
スピーカー 1
今のは返事か。
アナウンス お知らせです。
3 友達の皆さんがお待ちでした。
スピーカー 2
D-1104 いよいよ俺は生きてる意味がなくなってきたな。
スピーカー 1
なあ、誰かいるのか。
スピーカー 2
音源不明のノイズ。しっかり話してくれ。
スピーカー 1
音源不明 ずっと一人。
スピーカー 2
D-1104 が立ち上がり放送室の扉の前に立つ。
D-1104 なんだ、ちゃんと返事できるじゃんか。
ずっと一人…か。俺ももうすぐそうなるぞ。
スピーカー 1
音源不明 なんで?
スピーカー 2
D-1104 なんでってそりゃこのアナウンスのせいだ。
スピーカー 1
アナウンス お知らせです。
3 知り合いの皆さんがお待ちでした。
スピーカー 2
D-1104 ほらな。
スピーカー 1
音源不明 なんで逃げないの。私と同じになっちゃうのに。
D-1104 お前と同じ?お前は誰なんだ。
21:02
スピーカー 1
早くここを開けてくれ。直接話したい。
音源不明 私はこのデパートの最後の迷子だった。
D-1104 続けてくれ。
音源不明 みんなが私を忘れたの。
お母さんもお父さんもみんな。そして私は出られなくなったの。
スピーカー 2
D-1104 そして俺もそうなろうとしてるのか。
スピーカー 1
音源不明 だから早く逃げて。ここは辛いの。ずっと出られない。
スピーカー 2
D-1104 ああ本当に辛いな。よくわかるよ。
スピーカー 1
でも俺は自由に逃げ回れる身じゃないんだ。
音源不明 逃げて。逃げて?ここが開いたらもう手遅れになっちゃう。
D-1104 もう十分手遅れだ。
スピーカー 2
それに放送室に二人はちょっと狭いだろうし、
スピーカー 1
アナウンス役は一人で十分だ。そう思わないか?
そしてアナウンスをやるのは普通は大人だ。子供に任せる仕事じゃない。
音源不明 何をするの?
D-1104 俺は犯罪者だから償いをしなくちゃダメなんだ。
でもみんなは俺を忘れちまっただろうから、代わりにお前に償うことにする。
約2分間音声なし。アナウンス。お知らせです。
3.皆さんがお待ちでした。
鍵の解除音
スピーカー 2
D-1104 博士?博士?扉。開いたぞ。
2.3秒間の激しいノイズ。映像が途絶する。
スピーカー 1
D-1104 よう、お嬢ちゃん。
スピーカー 2
7分の間激しいノイズ。映像が復旧。4階を映している。
映像は3階を映している。映像は2階を映している。
記録終了。追記。
待機していた警備員がSCP-544-JPから幼い女性が出てきたのを発見し、保護。
スピーカー 1
この女性はSCP-544-JP-Aと分類されました。
スピーカー 2
SCP-544-JP-AはD-1104に携帯させたカメラ・マイクを所持していました。
スピーカー 1
この調査以降、少女の声と形容されていたアナウンスはD-1104の性質に変化しました。
スピーカー 2
声質かな?
スピーカー 1
D-1104は未だ発見されていません。
スピーカー 2
後のSCP-544-JP-Aに対するインタビューで、
24:02
スピーカー 1
SCP-544-JPに関する記憶を失っていること、家族でデパートの終了セールに来ていたことなどが判明しました。
スピーカー 2
インタビューで得られた情報から、SCP-544-JP-Aの身元が特定されました。
詳細な情報は、付録544-1を参照してください。
SCP-544-JP-Aには異常性がなく、年齢に見合った知能レベルであることから、
SCP-544-JP-Aの家族のもとに、SCP-544-JP-Aを変換する計画が進行しています。
計画は失敗しました。
スピーカー 1
SCP-544-JP-Aの家族は、SCP-544-JP-Aを知覚しませんでした。
SCP-544-JP-Aは、サイト8-1へ正式に引き取られました。
スピーカー 2
キサラギ公務店建造物記憶影響のタグがついています。
注釈が9つ。
1つ目、対象Aのことですね。
忘れられてしまうかは、今回の調査されたD職員。
D1104の本名。
ここから先は、何々さんがお待ちでしたの詳細ですね。
スピーカー 1
母親、弟、殺害したの娘。
スピーカー 2
今回の調査実験に協力していた研究員。
D1104と同宿舎で生活していたD1203の本名。
財団所属の博士の本名。
別のオブジェクトの実験でD1104と面識がある。
D1104に指示を送っていた博士の本名。
D1104と同宿舎内のDクラス職員全員を指していると推測されています。
スピーカー 1
最後は同僚の皆さんですね、おそらく。
スピーカー 2
というSCPでした。
スピーカー 1
これ知ってましたね。
結構有名じゃないかな、JPオブジェクトの中では。
調査されている中で
スピーカー 2
入っている人間が、入っている人間に関わったことのある
スピーカー 1
友人、家族をはじめとする人たちから忘れられてしまう。
スピーカー 2
なんかグロい感じじゃないけど、すごい怖い寂しい感じ。
スピーカー 1
プラスDクラス職員かっこいいシリーズですよね、これ。
最後、ようお嬢ちゃんで終わっているのかっこよすぎるんだよな。
アナウンスが。
ああ、あとちょっと謝っときたいのが、アナウンスなのかアナウンスなのか、すごい迷子になってましたね。
27:07
スピーカー 2
どっちだこれ、アナ、アナウンス、アナウンス、アナ。
スピーカー 1
まあいいか。
俺はあのアナウンスが人間味に溢れているように聞こえる。
無理やり言わされているのかな。
スピーカー 2
言ってしまうのか、その入っているこのノイズ声が自動的に音声として出るのか。
スピーカー 1
2分間音声なし。
スピーカー 2
アナウンスと音源不明放送室の中にいる女の子の声がダブルことはないので、
スピーカー 1
多分その中に入ったら強制的に話させ…ん?
スピーカー 2
言わされてしまうんでしょうね。
スピーカー 1
何々がお待ちでした。
ずっと一人。
みんなが私を忘れた。
私はこのデパートの最後の迷子だった。
スピーカー 2
どこから異常性が発現したのかちょっと謎ですね、これだけだと。
スピーカー 1
で、この放送室にいたお嬢ちゃんとDクラス職員が交代し、
スピーカー 2
女の子はデレましたが、家族からは記憶を忘れ去られていて、
サイト81へ正式に引き取られましたと。
スピーカー 1
これ確かね、テイルがあるんですよね。
スピーカー 2
続編って言ったらあれだけど、後日談みたいな感じで、
この子が多分財団職員になったか何かなんだよな。
で、このDクラス職員D1104にお礼を言いたいみたいなんで、
スピーカー 1
このオブジェクトに対する調査担当をさせてくださいみたいな話のテイルがあったはずなんで、
スピーカー 2
それもどこかで当たればいいなという気持ちです。
それでは、また次回。お疲れ様でした。