1. SCP話
  2. #131 SCP-1895-JP - 映像革命
2023-02-20 37:35

#131 SCP-1895-JP - 映像革命

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紹介SCP

Author: aisurakuto
Title: SCP-1895-JP - 映像革命
Source: http://scp-jp.wikidot.com/scp-1895-jp
Year of creation:2018
CC BY-SA 3.0

SCP財団とは: https://ja.wikipedia.org/wiki/SCP%E8%B2%A1%E5%9B%A3

©︎SCP財団 http://ja.scp-wiki.net/

#SCP #オカルト #朗読
00:05
スピーカー 2
アイテム番号 SCP-1895-JP
スピーカー 1
オブジェクトクラス ケテルが修正され、ユークリット
特別収容プロトコル
現在、SCP-1895-JPは、サイト8-1の人型オブジェクト収容房に収容されます。
娯楽品などは審査を通過したもののみが提供されます。
再教育プログラムにより、SCP-1895-JPには国家義務レベルの教育が施されます。
プログラム満了の後、外宇宙に関連するオブジェクトの研究への関与が許可されます。
SCP-1895-JP A、B、Cは、同サイトの同一のロッカールームに収容されます。
SCP-1895-JP Cについて、出力装置に接続する行為は禁止されています。
なお、これらの研究時にSCP-1895-JPを観問することは、サイト管理者の了解を得た場合のみ可能となります。
SCP-1895-JP Pへの無人探査機調査は続行されます。
財団外部には未発見状態であるため、情報の否得を徹底してください。
SCP-1895-JPは、秘密裏にSCP-1895-JP Aに設置された発信機により、その出現地点を特定されます。
SCP-1895-JPが契約外行動を地球上でとった場合、即座に通信接続による注意、必要であれば武力攻撃を行います。
SCP-1895-JP出現地点が特定され次第、最寄りサイトよりエージェントが派遣されます。
SCP-1895-JPの半径1kmを認識阻害装置の軌道によって認得してください。
追記
SCP-1895-JPとの交渉の結果として、プロトコル・ロケーションハンティングが実行されます。
この追記が修正されています。
2007年
プロトコル・ロケーションハンティングを撤回します。
担当職員は以前の特別収容プロトコルの規定に従ってください。
説明
SCP-1895-JPは地球外生命体と考えられる人型実態です。
全身が体毛に覆われた外見をしており、知能は平均的な10歳の人間と同等であると計測されています。
03:08
スピーカー 1
体表には解読不能な文字と思われる記号の列が刻まれており、これはSCP-1895-JP自身も意味を理解していません。
SCP-1895-JPは他の外宇宙に由来を持つ人型オブジェクトと比較した際、特異となる点が存在しています。
スピーカー 2
1.所有物
スピーカー 1
SCP-1895-JPは先進的技術により開発されたであろう物品を何点か所有しています。
これらの他にSCP-1895-JPは伸縮性のあるジャンプスーツに似た衣服を着用していますが、特異性は存在していません。
番号
スピーカー 2
SCP-1895-JP-A
スピーカー 1
概要
円盤型の大型浮遊機体、瞬間移動が可能であり、SCP-1895-JPの移動手段と生活スペースを兼用する。
口述するSCP-1895-JPの瞬間移動能力もこの機体の内部の装置に起因していると考えられる。
スピーカー 2
SCP-1895-JP-B
スピーカー 1
三角錐型の浮遊機体とその操作器具
機体は三角面にカメラレンズに似た50cm程度の円形レンズが取り付けられており、地球上で活動するSCP-1895-JPの周囲に常時浮遊している。
操作器具はSCP-1895-JPの身体に装着されている。
スピーカー 2
SCP-1895-JP-C
スピーカー 1
インタビューにより所持が発覚。外観はUSBメモリに告示。
SCP-1895-JPは映画の編集に必要であり、自身の活動に必須なものであると発言している。
2.活動サイクル
SCP-1895-JPは以下のサイクルに基づいて活動します。ここ修正されています。
現在、SCP-1895-JPはこのサイクルに従っていません。記述は参考資料として残されます。
1.地球周辺の宇宙空間に出現。SCP-1895-JPはSCP-1895-JP-Aに登場した状態である。
2.16時間以内に一度、1の状態で地球上の不特定な地点に出現。
スピーカー 2
3.対空しているSCP-1895-JP-Aより、SCP-1895-JPが降下。
4.6から10時間後、SCP-1895-JP-Aへ帰還。
06:04
スピーカー 1
5.SCP-1895-JPの登場しているSCP-1895-JP-Aが地球上から瞬間的に宇宙空間へ移動。
1に戻る。この活動サイクルを妨害された場合、地球上で活動中のSCP-1895-JPはSCP-1895-JP-Aへと転移し、活動サイクルは1に戻ります。
3.地球上での活動目的。
SCP-1895-JPは地球上での活動目的として、SCP-1895-JP-Bを用いての娯楽映画の撮影を上げています。
ここから先は修正されていますが、しかしSCP-1895-JPは風景を単調に録画するのみであるため、一部研究員はSCP-1895-JPに他の目的が存在している可能性やコミュニケーションに疎後が生じている可能性を指摘しています。
ここが修正されています。
スピーカー 2
インタビュー記録①
スピーカー 1
インタビューはエージェント・ウッド・フキ・財団とSCP-1895-JP同士が数度接触した後のインタビューです。
この記録の前の全ての事例で、SCP-1895-JPは財団がインタビューの実施を試みた際に瞬間移動により逃走しています。
このインタビューはこちらが危害を加えないことを十分に呼びかけた上で成立しました。
また、SCP-1895-JPとの会話はE-540型試行管更新装置を用いたものです。
録音開始
インタビューは
機器のテストをします。声が聞こえたなら返答をしてください。
スピーカー 2
SCP-1895-JP
スピーカー 1
わ、本当に聞こえてきた。まさかこんなことまでできるなんてびっくりしちゃったよ。
インタビューは
機器に問題なし。それではインタビューを開始します。
前提として、我々に敵対意識はありません。いくつかの質問に答えてくれれば、あなたが心配することは何もありません。
スピーカー 2
SCP-1895-JP
スピーカー 1
わ、わかったよ。すごくドキドキしてきた。
インタビューは
まず、あなたは自分の身分を説明できますか?
SCP-1895-JP
えっと、僕は映画監督なんだ。映画を撮るのが僕の役目だよ。
インタビューは
映画を撮る。詳しく話してもらえませんか?
スピーカー 2
SCP-1895-JP
スピーカー 1
映画。まあ、とにかく世界をこのカメラでさ、撮りまくるんだよ。
スピーカー 2
SCP-1895-JP
スピーカー 1
Bを指差す
09:00
スピーカー 1
空とか、地面とか、あと山とか、とても面白いんだよね。
インタビューは
この惑星に来たのもそれが目的ですか?
スピーカー 2
SCP-1895-JP
スピーカー 1
うん、元の星じゃ景色が足りないから、宇宙のいろんな星で映画を撮ってる。
いや、でも、僕みたいな二本足で歩く動物と話したことなんかないから、今もビビりまくってるよ。
言葉通じちゃってるし。
インタビューは
我々のような存在に出会ったことはない。と?
スピーカー 2
SCP-1895-JP
スピーカー 1
そうだよ。まさかいるなんて思ってなかったよ。
インタビューは
話を戻しますね。
あなたの言う映画とは風景を撮影したもののことで間違いないですか?
スピーカー 2
SCP-1895-JP
風景を撮影?
スピーカー 1
まあ、そういうものかな。
でも、それだけでめちゃくちゃ楽しい映像だから続けるんだよね。
インタビューは
本当にそれ以外に行動の予定はありませんね?
スピーカー 2
SCP-1895-JP
スピーカー 1
もちろんだよ。まだまだ僕は撮り足りてないんだ。
インタビューは
わかりました。
では、撮った映画はその後どうしているんですか?
スピーカー 2
SCP-1895-JP
スピーカー 1
元の星に送っているんだ。なんせ僕の役目だからね。
インタビューは
つまり、あなたがやってきた惑星から
映画を撮るという役割を任せられているということですね?
スピーカー 2
SCP-1895-JP
スピーカー 1
そんな感じ。
1日に1回、映画を撮って船から元の星に送る。
ああ、そうそう。こいつを忘れてた。
スピーカー 2
SCP-1895-JP-Cを取り出す。
スピーカー 1
インタビューは
それは何ですか?
スピーカー 2
SCP-1895-JP
スピーカー 1
編集に使う道具だよ。
船にある機械にカメラとこいつを取り付けて
それから初めて本物の映画が完成する。
送るのはそれからなんだ。
全部終わってから僕も映画を見る。
終わったら撮りに行く。
そういう生活さ。
インタビューは
なるほど。それではインタビューは終了します。
しかし、我々と通信が取れる環境は継続していただけませんか?
スピーカー 2
SCP-1895-JP
スピーカー 1
うん、わかった。
ところでさ、君たちも映画見ていかない?
傑作ぞろいだよ。
インタビューは
いいえ、結構。
録音終了。
保委1・収容スペシャリストにより
以下のプロトコルが提唱されました。
このプロトコルは
財団とSCP-1895-JPの相互承認の後
12:03
スピーカー 1
1989年より開始されています。
プロトコル・ロケーションハンティング
中枢情報室は
一定時間の封鎖が可能であり
周囲に集落の存在しないエリアを選出してください。
選出されたエリアの情報は
SCP-1895-JPに提供され
交渉により
SCP-1895-JPの出現地点を確定させます。
スピーカー 2
SCP-1895-JP出現後は
スピーカー 1
起動部隊
HA-36
ロケーションハンターにより
認識阻害装置の起動が行われます。
民間人がSCP-1895-JPを発見した場合
該当人物に記憶処理を行います。
インタビューはスピルバーグ博士
録音開始
インタビューは
調子はどうかね
スピーカー 2
SCP-1895-JP
SCP-1895-JP
スピーカー 1
最高だよ
ありがとうね財団さん
僕に撮影場所の指示と名前をくれて
インタビューは
今はSCP-1895-JP-Aの中にいるな
スピーカー 2
SCP-1895-JP
スピーカー 1
正解
編集作業中なんだ
インタビューは
スピーカー 2
なあSCP-1895-JP
スピーカー 1
毎日同じ作業の繰り返しで
つまらなくはないのか
スピーカー 2
SCP-1895-JP
スピーカー 1
まさか僕は映画監督だよ
僕が撮らないで誰が撮るっていうのさ
インタビューは
君、映画を我々に送っただろ
だから撮った映画を我々側の人間に見せたんだ
スピーカー 2
SCP-1895-JP
スピーカー 1
どうだった?
とっても面白いって?
インタビューは
いや彼はつまらなかったと言った
同じ風景が6時間流れる映画は
最初は目の保養にはなるが
30分を過ぎると拷問に変わるそうだ
スピーカー 2
SCP-1895-JP
は?
スピーカー 1
感性のないやつだね
文句を伝言してもらえるかな
インタビューは
それはできない
彼はもう死んだ
スピーカー 2
SCP-1895-JP
スピーカー 1
どうして?
インタビューは
いや君の映画は関係ない
別の任務に配置されたんだが
化け物に遭遇して引き金も引かず棒立ちで死んだ
D-R1723か
もっと俊敏なやつだと思ってたんだがね
スピーカー 2
SCP-1895-JP
スピーカー 1
それを聞いて僕はどうしたらいいんだい?
インタビューは
答えてくれ
君は本当に自分の映画を面白いと思えるか?
15:03
スピーカー 2
SCP-1895-JP
スピーカー 1
二度とこの手の質問をしないでくれ
録音終了
2007年追記
プロトコルは以下の事案の発生により撤回されました
スピーカー 2
事案記録1895-JP
スピーカー 1
2007年プロトコルロケーションハンティング実行中の機動部隊
HA-36ロケーションハンターがGOI構成員に襲撃され
捕捉した戦闘により機動部隊メイトGOI構成員メイが死亡しました
この件以降SCP-1895-JPはプロトコルロケーションハンティングを破棄し
紛争地帯や治安が劣悪な地域への出現が多くなりました
SCP-1895-JPは戦闘の様子を観察していたと考えられます
インタビュー記録3
インタビュアー スピルバーグ博士
録音開始
インタビュアー 通信の接続を確認
スピーカー 2
SCP-1895-JP
スピーカー 1
どうしてプロトコルロケーションハンティングを無視する
スピーカー 2
SCP-1895-JP
スピーカー 1
ああ博士 いくつかいつかの質問にようやく答えられそうだよ
インタビュアー 何だって
スピーカー 2
SCP-1895-JP
僕は惰性で映画を撮ってた 惰性で面白いと言い続けていた
スピーカー 1
それに気づけたのも財団さんたちのおかげだよ ありがとう
インタビュアー 我々の機動部隊と敵対組織の戦闘を見ていたな
スピーカー 2
SCP-1895-JP
スピーカー 1
うん 控えめに言って最高
発射される金属弾が君たちの体に当たると
その箇所からパッと赤い水が噴き出る
そのまま当たっちゃった人はフラフラになって地面に倒れちゃう
水はまるで止まりそうもなくてただ倒れている
周りの人も自分がそうならないように知らんふりをしている
僕はそれをカメラに収めた
ずっとドキドキしてる そんな映画を撮っちゃってから
インタビュアー 今までも同じような場所に出現していたな
それが目的か?
スピーカー 2
SCP-1895-JP
スピーカー 1
そうだよ それ以外に何があるの?
僕はまだ撮り足りてないんだ
インタビュアー もう一度聞く
どうしてプロトコル・ロケーションハンティングを無視する?
スピーカー 2
SCP-1895-JP
スピーカー 1
自然をただ撮るだけっていうのがつまらないってわかったから
僕にはとても衝撃的で自分自身を覆ってた何かが砕かれた気がするんだ
だから僕はこれと同じような映画を撮っていく
18:01
スピーカー 1
インタビュアー 戦闘状況なら我々で作れないこともない
だからどうだ?
スピーカー 2
SCP-1895-JP
スピーカー 1
僕はありのままを撮りたいんだ
今までありがとう
録音終了
保位2
2000年
SCP-1895-JPがSCP-1895-JP-Aに登場した状態で
サイト8-1に出現し
そのままSCP-1895-JPと各物品は一時収容されました
インタビューの後
SCP-1895-JPは正規的に収容されました
これによりSCP-1895-JPの完全収容が達成され
オブジェクトクラスはユークリッドに再指定されました
インタビュー記録4
インタビュアー 黒沢博士
録音開始
インタビュアー なぜ実種的に収容されようと
スピーカー 2
SCP-1895-JP
スピーカー 1
実を言うとねやることがなくなっちゃったんだ
インタビュアー と言うと
スピーカー 2
SCP-1895-JP
スピーカー 1
もう映画を撮らなくても良くなった
スピーカー 2
インタビュアー 以前あなたは異様なまでに情熱的だったはずです
スピーカー 1
我々にはあまり話が見えてきません
詳しく話してもらえませんか
スピーカー 2
SCP-1895-JP
スピーカー 1
うん まずね元の星との通信が取れなくなったんだ
元々一方的な送信だったけどそれすらもできなくなった
映画を撮っても送る当てがなくなったのさ
そこで僕のサイクルの一つが壊れた
インタビュアー それから映画はまだ撮っていたんですか
スピーカー 2
SCP-1895-JP
スピーカー 1
うん まあ でも日に日に撮らなくなっていった
なんでだろうね 一つ壊れるとみんな壊れていくんだね
僕はだんだんとね 映画を撮る気力がなくなっていったんだ
はちゃめちゃに暴力的な映画ものどかな自然を映した映画も
映画なんてつまらないとまで思えてきた
インタビュアー 本当ですか
スピーカー 2
SCP-1895-JP
スピーカー 1
本当だよ カメラも編集に必要なあれも
何だったら船だってもういらない
必要なら君たちにあげるよ 迷惑をかけたね
インタビュアー 我々からしても信じがたい話ですよ それは
一体何があなたをそうさせたか予想はつきますか
スピーカー 2
SCP-1895-JP
スピーカー 1
それも何もわからない
そもそも僕はどうしてあんなにまで映画を撮りたがっていたんだろうね
21:03
スピーカー 1
不思議だよ
それよりもさ 博士
インタビュアー 何ですか
スピーカー 2
SCP-1895-JP
スピーカー 1
元の星は大丈夫なのかな
不安になってきたよ
録音終了
現在のSCP-1895-JPとそれに関連する事象についての研究情報は
当オブジェクトの研究員により開示されます
研究員にのみ開示されます
スピーカー 2
職員コードリサーチャー1895-JP
スピーカー 1
認証
SCP-1895-JP-Cに関する調査結果
SCP-1895-JP協力の下で
専用出力機器を開発した後に
回収したSCP-1895-JP-C内の情報を取り出す試みが行われました
結果
SCP-1895-JP-Cは洗脳作用をもたらす視覚性情報を含んでいることが判明しました
SCP-1895-JP-Cの事例に該当する洗脳作用とは
主に記憶を反数させ
スピーカー 2
常動行動
スピーカー 1
常に同じ行動を無意識的に対象に与えるというものです
つまり
SCP-1895-JP-Cの情報を含んだ映像を閲覧した対象は
それ以前の行動と同じ行動を自覚のないまま繰り返すようになります
なお以前と同じ行動が取れなくなった場合には
この作用が弱化されることが証明されています
また
SCP-1895-JP-Cの情報は
対象の精神にそれが含まれた映像の印象を選挙させ
状態化させるという一種の性格改変作用を有しています
例えば映像の印象が
温和であれば
温和かなこれ
温和だったよかった
温和であれば対象は温和な精神状態を維持し続けます
1900年に死亡したD-1723もこの影響を受けたと思われます
これらの作用は規定となる映像が変化した場合
変化しない場合よりも強力になります
これについては対象が新しい映像を見ることで
SCP-1895-JP-Cの情報もまた神奇性のあるものと錯覚し
作用が重ねられていくためと考えられます
以上より
SCP-1895-JPの様態変化について
スピーカー 2
SCP-1895-JPは
スピーカー 1
SCP-1895-JP-Cの作用を受けて映像を撮影していた
しかし
慈安記録1895-JPによって性格が改変され
24:02
スピーカー 1
それにより撮影する映像に変化が生じた
その後
サイクルに乱れが生じたために
洗脳作用の弱化によって
SCP-1895-JPは自主収容された
という説が現在主流となっています
暴力的性格への改変に対して対策が存在していなかったのは
同種間で大規模な戦闘を行うような
知的生命体の存在を考慮していなかったためと推測されます
スピーカー 2
SCP-1895-JP-Pについて
スピーカー 1
SCP-1895-JP-A内に潜在していたデータより
人類未発見の惑星以下
SCP-1895-JP-Pが特定されました
スピーカー 2
SCP-1895-JP-Pは
スピーカー 1
SCP-1895-JPの出生地であると考えられます
スピーカー 2
SCP-1895-JP-Pは
スピーカー 1
地球と近い性質を持った惑星です
熱源となる恒星も周辺宇宙に存在していることから
惑星内環境も地球と同等に変化したと思われます
スピーカー 2
SCP-1895-JP-Pには
スピーカー 1
無人探査機による調査が実施されており
将来的には友人による調査
拠点基地の建設も視野に入れた計画が試案されています
第1回 無人探査機調査タイムログ
0秒
輸送船より下航し探査開始
天候は曇り
周辺には廃墟化した建造物群が確認できる
建造物群は都市的な位置関係を持ち
高層階・高階層の構造
ん?高階層の建造物が規格的に並んでいる
移動手段と思われる扉のついた巨大な直方体も
数十台確認でき
それに伴って道路は舗装されている
建造物の建設技術から
文明発展は人間より工事的なものであると推測される
廃墟としては新しく
放棄されてから長い年月は経過していないように思える
5分14秒
SCP-1895-JP-P固有の文字と見られる記号を確認
建造物に印字されたもので看板と思われる
SCP-1895-JPの記号列とは記号の構成が異なっている
7分28秒
人型実態を発見
地面に横たわっている
形態はSCP-1895-JPと同様である
17分28秒
経過観察
人型実態に動きはない
サーモグラフィーでは全身の体温が低いことを示し
すでに絶命していると思われる
探査機 接近
19分43秒
カメラでの視察の結果
人型実態からSCP-1895-JPと似たような記号列を発見
また後頭部より赤色の体液を流出させていた
27:02
スピーカー 1
探査機 移動
1時間23分57秒
人型実態を発見
スピーカー 2
2足歩行をしている
スピーカー 1
これもまた形態はSCP-1895-JPと同様であるが
歩行の度に異常な鳴き声を発していた
以降この個体を追跡する
1時間46分32秒
別個体の人型実態を発見
ちょうど追跡個体と対面する形式となる
1時間46分54秒
追跡個体 道端に落ちていた瓦礫を手に取り
対事個体を襲撃する
1時間47分
対事個体 瓦礫を顔に受けて倒れ
体液を噴出させる
同時に追跡個体の脚部へ噛み付く
1時間47分06秒
追跡個体と対事個体の戦闘が続行される
探査機 移動
3時間32分4秒
大型の施設を発見
ドーム状の建造物でかなりの面積を要していることが目視でも確認できる
この施設のみ窓が存在していない
探査機 周回
3時間56分31秒
周回完了 周辺の建造物と比較すると損傷が少なく
堅強な構造をしていると考えられる
探査機 正面入り口より進入
3時間56分59秒
正面入り口を覗く壁面およびドーム部分に大型のスクリーンが存在し
椅子と思わしき物体が並んでいる
空間構成は映画館あるいはプラネタリウムに酷似している
収容人数は数百人規模であると予測される
椅子の上で多くの人型実体が横たわっている
正確な数は計測できない
4時間3分32秒
横たわっている人型実体の多くは外傷から体液を流出させており
やはり絶命しているものと考えられる
4時間12分42秒
探査機 退却
52秒
入り口に直立する人型実体を確認
54秒
人型実体 接近
液体の付着した棒状の瓦礫を手に持っている
4時間13分5秒
人型実体 探査機方向へ接近
13秒
鈍い音
25秒
人型実体が椅子状に横たわっている人型実体を攻撃
無人機に関心を示さない
以下省略
この後探査機は輸送機へと帰還した
追加報告
偶撮により映画化に告示した大型の施設は
SCP-1895-JP-Pに複数存在していることが確認されました
前提として
SCP-1895-JP-Pは5km×5kmの正方形で都市が整備されており
30:06
スピーカー 1
この施設は上空から見た場合
正方形ごとに同じ位置関係の頂点上に存在しています
追加報告2
探査で得られたデータを基に研究を行った言語研究部門は
SCP-1895-JPに刻まれた記号列は文字ではなく
数字である可能性が高いと回答しています
桁数は10から16桁であると推測され
研究班は何らかの番号であるという見解を下しています
ループは
注釈はなし
宇宙人経営だな
地球の調査をしていたのか
映画
普通に映画を撮ってたのかな
映画館っていうこと
なんか後半
このUSBを通して返信してくれると
すみません
すみません
すみません
すみません
すみません
すみません
すみません
すみません
スピーカー 2
すみません
スピーカー 1
D-1723が航行して本番回答を saved
航行して編集された映像を見た人は
洗脳作用もたらす視覚性情報を含んでいることが判明しました
主に記憶をハンスーさせ
浄土行動を無意識的に対象に与えるというものです
自然環境の映画だったから確か風景の 和むとか言ってたね。
だから例えば映像の印象が温和であれば 対象は温和な精神状態を維持し続けます。
映像の印象を与えるんだな。
これらの作用は規定となる映像が変化した場合、 変化しない場合よりも強力になります。
これについては対象が新しい映像を見ることで
SCP-1895-JP-Cの情報もまた新規性のあるものと錯覚し 作用が重ねられていくためと考えられます。
以上より、SCP-1895-JP-Cの状態変化について
もう興味がなくなったんだよとか、 戦闘場面を撮りたいんだよとか
は、SCP-1895-JP-CはSCP-1895-JP-Cの作用を受けて 映像を撮影していたのではないかと。
しかし、事案記録1895-JPによって性格が改変され
事案記録1895-JP
事案記録1895-JP
あー、はいはいはい。
敵対組織との戦闘
33:00
スピーカー 1
プロトコル・ロケーションハンティング 実行中の機動部隊
破36がGUI構成員に
ロケーションハンティング実行中の機動部隊の ロケーションハンターがやられたってことは
その撮影地域に指定していたところで 紛争が起こってしまったということですね。
SCP-1895-JPは戦闘の様子を観察していたと考えられます。
それはそこで撮れと言われたので
そりゃ撮るわな。
撮って、USBを通して戦闘状況を映像、映画として見てしまい
暴力的な施行になった。
それを母国、母星へ送ってしまい
元の星の人たちも映画として 暴力映画を見て影響を受け
っていうことですね。
それにより撮影する映像に変化が生じた。
その後、サイクルに乱れが生じたために 洗脳作用の弱化によって
SCP-1895-JPが自主収容された。
元の星との通信が取れなくなった。
君の映画は関係ない。
編集に使う道具。
1日に1回映画を撮って船から元の星に送る。
別に毎日連絡が来てる。
元の星から連絡が来てるというようなことは言ってないけど
来てたんだろうな、多分定期的に。
実を言うと、元々一方的な送信だったけれど
あ、違うわ。
元の星との連絡が取れなくなった。
元々一方的な送信だったけどそれすらもできなくなった。
受信されなくなったんだ。
映画を撮っても送る当てがなくなった。
そこでサイクルが壊れ、
USB経由での印象操作が弱化し、
自ら収容されるに至った。
元の星は大丈夫なんだろうか。
スピーカー 2
何か不安だよという言葉を残し。
スピーカー 1
USBから母国のSCP-1895-JP-Bの存在を確認した。
無人探査機で調査すると、
もう全員殺し合いが始まってほぼほぼ壊滅状態であると。
36:02
スピーカー 1
この一番最後だけあれだな。
超探査で得られたデータを基に
研究を行った言語研究部門は、
このSCPに刻まれた記号列は文字ではなく、
数字である可能性が高いと回答しています。
桁数が10から16桁であると推測され、
研究班は何らかの番号であるという見解を下しています。
秘密裏にAに設置された通信機により、
その出現地点を特定されます。
全身が体毛に覆われた外見をしており、
知能は平均的な10歳の人間と同等であると計測されています。
体表には解読不能な文字と思われる記号の列が刻まれており、
これはSCP-1895-JP自身も意味を理解していません。
あれかな、孫悟空みたいな。
生まれたてかなんか出来損ないかなんかわかんないけど。
役に立たないやつにランク付けして、
いろんな惑星に行かせて撮影させてたとかかな。
悲しいな。
オブジェクトケテルだったのが自ら収容に来たので
ユークリットとなりました。
ではまた次回お疲れ様です。
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