00:04
アイテム番号 SCP-2756
オブジェクトクラス ケテル 特別収容プロトコル
SCP-2756の非影響物品及び職員は SCP-2756-A、SCP-2756-B及びサイトから隔離されねばなりません。
SCP-2756の影響を受けたと判明した職員は サイトの特殊部隊に再配置されます。
民間の非影響者はサイトで無期限に留置します。 SCP-2756-A、SCP-2756-B及びサイトではそれぞれを取り囲む影響エリアから1kmを境界と定めます。
境界を突破しようとするいずれの団体も即座に拘束されねばなりません。 もし前述の団体が非影響物品と接触していたならばサイトにて留置されます。
境界の外側で発見された非影響物品は当該地点にて焼却処分されます。
サイトの特殊部隊との通信は維持され必要に応じて物資が支給されます。 SCP-2756-Aの居住者及び
SCP-2756-Bの探査者とのいかなる身体的接触もサイトの特殊部隊に属する職員には許可されません。
すべてのファイル、ログ及び文書は電子データで提出され稼働中のサイトに送信されます。
4週間に一度手順カッパ8が実行されます。 手順カッパ8では必ず15人程度の火炎放射器で武装したサイトの特殊部隊で
SCP-2756-Bに突入し、敵対的な SCP-2756の収容を焼却処分してください。
説明 SCP-2756は出自不明で有機物
無機物の双方に拡散し得る感染症です。 SCP-2756に感染した無機物質は変性し始め
巻きひげまたは目や腕のような様々な器官、付属子を発達させます。 前述の器官や付属子は有機的であるように見え人間の臓器に類似するもののようです。
SCP-2756と接触した生物は変異プロセスを経験します。 少なくとも3週間のうちに感染者には腫瘍が形成され、それは手足や新たな臓器へと成長します。
植物については様々な感覚器官のみが成長するようです。 SCP-2756に感染した無機物質及び生物由来の全ての腫瘍は正しく機能するように見えます。
03:09
前述の変異以外に感染者の健康状態への影響はありません。 SCP-2756の進行範囲を決定するために調査が続けられています。
これまでの調査で焼却処分を行うことは SCP-2756の影響の封じ込めに効果的であることが判明しています。
SCP-2756が蔓延する仕組みは不明です。 SCP-2756-Aは編集済、砂漠に位置する町です。
SCP-2756はSCP-2756-Aの至る所に拡散しましたが、町の端100メートルを超えては拡大していません。
町民によれば、SCP-2756-Aでの最初の目撃情報は1992年5月26日にありました。
SCP-2756は迅速に町のその他の区域に広がり、1992年8月3日までに町の全体がSCP-2756の感染域となり、町民の変異が始まりました。
その状態にもかかわらず、SCP-2756-Aでは通常の生活様式を取り戻していました。 詳細はインタビュー2756-G5を参照。
SCP-2756-Aは2000年2月1日以降以前に復帰を許可されました。
SCP-2756-BはSCP-2756-Aからおよそ1kmの距離にある都市です。
SCP-2756-Bも同様にSCP-2756の感染域となったように思われていますが、住民との接触は確立されていません。
残る人間の死体のようなものから変異の過程で住民がお互いを殺害しあったと推測されていますが、
SCP-2756の効果により人間の死体のように見えるものが形作られた可能性があるため、この理論を証明することは困難です。
時折、SCP-2756-Bにある腫瘍は敵対的になり、近づく人間を攻撃しようとします。
SCP-2756-Aは1992年6月28日に、WHOに潜入中の財団エージェントが
SCP-2756-Aに関連する奇妙な病気についての電話を傍受した後、
サイトから派遣されたリカバリーチームにより発見されました。
SCP-2756およびSCP-2756-Aに関する知識を持つ者には、クラスC記憶処理が施されました。
チームはWHOを装い標準的な防護服を着用していましたが、
06:05
SCP-2756の性質上、サイト全域に広がり、1992年9月7日までにサイトが感染区域となりました。
サイトの解体が検討されましたが、
SCP-2756に関する更なる調査の必要性、およびサイト全ての機能に問題がないことから、
サイトは管理課に置かれることになりました。
サイトは現在、SCP-2756関連研究施設として機能しています。
SCP-2756-Bは、財団のヘリコプターがサイトに物資を補給した後の1992年10月22日に発見されました。
パイロットは、SCP-2756-Aからおよそキロメートル離れた位置に、
SCP-2756のかつ、感染域となっていると思われる小さな都市があることに気づきました。
SCP-2756-Bの存在はサイトに報告され、
サイトの特殊部隊のメンバー10人がSCP-2756-Bに派遣されました。
到着時、部隊は敵対的なSCP-2756の主要を除き、
SCP-2756-Bが無人であると気づきました。
SCP-2756-Bは問題なく隔離され、
伝染病と伝染病をはじめとしたカバーストーリーが作成されました。
インタビュー 2756-G5
ASCは、SCP-2756-Aの住人であり、
SCP-2756の最初の目撃例から、
SCP-2756-Aの居住者間で正常性を再構築するまでの感染拡大について説明を求められました。
ASCの変異は、
腹部に成長した6つの目、
右前腕部の異なる位置に成長した3つの目、
もともとある目に覆いかぶさるように成長した肉塊、
それぞれの頬に2つ6cmの触手のようなものが生え、
左膝から追加の足が成長し、
そして腕の輪郭が背骨に沿って伸びており、
腕として用いられる120cmの触手のような付属器官がその先端についていると説明できます。
表皮のおよそ60%が羽毛で覆われています。
対象 ASC
SCP-2756-Aの住人
インタビュアー 博士 序文
博士はサイト 特殊部隊の新規補強要員であり、
現在のところ変異はありません。
09:01
博士は町の住民が未変異の人間に対してどのような反応を示すかの確認のために選出されました。
ログ開始
博士
これがいつから始まったのか覚えていらっしゃいますか?
AS
最初に何かおかしなことが起こったのは、
おそらく春の半ば、そう15年前だったように思います。
下手屋の老主人のMが右肘に大きなコブをこさえて仕事場にやってきたんです。
博士
Mさんが変異した最初の一人ですか?
AS
何人ものうちの一人です。
コブが腕になった時、彼を家に閉じ込めました。
それが何であれ拡散しないようにしました。
ただ、一月も経たないうちに彼の家にコブができて、その他の人にもコブが出始めたんです。
その時点でみんなパニックになりました。
私たちは助けを呼びましたが、思うようには誰一人も助かりませんでした。
変化してしまった箇所を燃やしてしまおうとすらした人もいて、私もその一人でした。
新しく生えた手足を切り落とそうとした人もいました。
聞くところ、何人かはまだ普通でいる間に逃げようとしたそうです。
ASCは椅子の背にもたれかかる。
3ヶ月と経たないうちに道や家、何もかもがそうなりました。
普通なものも人もなくなりました。
その時にみんなは人間性を失ってしまったと感じていました。
私たちの姿を見ればそう感じるのも仕方ないです。
博士、しかしあなた方は元の生活を取り戻されたのではないでしょうか。
AS、そうでもないんです。
今でも何人かは日々の生活に苦労しています。
博士、腫瘍は道路や家々にまで発達しました。
邪魔になった腫瘍にあなた方は何かされたのですか。
AS、邪魔になる場合は切除しました。
数年後、私たちは腫瘍を切って食べることをためらわなくなりました。
時々それは変わった場所で成長するんですよ。
街の中心に生えている胴体があって、人々はどこへも走っていかずにそれをただじっと見つめていて、
その腕は時々物を持ってきてくれたり、子供たちと遊んでくれたりもします。
みながまた生活を営むのに3年以上かかりました。
4年後にはまた子供を産け始めました。
博士、私があなた方の街に到着した時、町民はどのような反応を?
12:05
AS、大人たちはショックを受けていました。
何年もの間で初めて見た普通の人々でしたから。
子供たちはというと、彼らは質問をしていました。
その子たちはなぜあなたがそうも違う見た目をしているのかわからなかったんです。
これが彼らの生き方、成長の仕方です。
これが彼らの普通です。
博士、普通?
AS、ええ、私たちにとってそれは限りなく普通です。
子供たちも普通の人生を送ってきているんです。
彼らは遊び、学び、他の人間との違いはないのでしょう。
あんなひどい姿なのに、どうしてこんなにも普通に人生を送れるのか、
興味深く思いませんか?
ログ終了。
伝染性変容生物学のタグが付いています。
病気系のSCPですね。
人体変異系の病気系のSCP。
非、ええ、人間、生き物以外にも感染する。
手順カッパ8って書いてるから、カッパが出てくるのかと思ったら全然出てこなかったな。
KAPPAってなんか別の意味があるのかもしれないですね。
無機物、有機物の双方に拡散し得る感染症、巻ひげ、または目や腕のような様々な器官、付属種を発達させます。
3週間のうちに感染者には腫瘍が形成され、手足や新たな臓器へと成長します。
植物については様々な感覚器官のみが成長するようです。
舌、鼻、目、耳、ってことかな。
手は出てこないってことかな。
無機物質及び生物由来のすべての腫瘍は正しく機能するように見えます。
前述の変異以外に健康状態への影響はありません。
焼却処分は影響の封じ込めに効果的、蔓延する仕組みは不明。
砂漠にある町で発端。
始まりが起こった。
町民の変異が始まりました。
その状態にもかかわらず、
SCP-2756-A、砂漠の町では通常の生活様式を取り戻していました。
普通なんですね。
15:04
Bは、およそキロメートルの距離にある隣町の都市。
住民との接触は確立されていません。
残る人間の死体のようなものから、変異の過程で住民がお互いを殺害しあったと推測されていますが、
バイオハザードみたいになったのかな。
SCP-2756の効果により、
人間の死体のように見えるものが形作られただけの可能性があるかもしれません。
A、S、Cは、最初の目撃例から、
正常性を最高値にするまでの感染拡大についての説明をしてくれた。
腹部に6つの目。
右腕に3つの目。
6つの目と3つの目。
もともとある目には肉塊がかぶさっており、
それぞれの頬に触手のようなものが生え、
左膝からは3本目の足が生え、
腕の輪郭が背骨に沿って伸び、
腕として用いられる触手のような付属器官がその先端についている。
表皮のおよそ60%が羽毛で覆われている。
めちゃくちゃだな。
15年前、右肘に大きなコブをこさえて仕事場にやってきた。
何もわからないな、これじゃ。
Cって言えば、ここだな。
街の中心に生えている胴体があって、
人々はどこへも走って行かずにそれをただじっと見つめていて、
その腕は時々物を持ってきてくれたり、
子供たちと遊んでくれたりもします。
めちゃくちゃでかい胴体なのかな。
物を持ってきてくれる。
あれ取ってって言って持ってきてくれてるのか、
全く新しい、なんだろう、仕送りじゃないけど。
野菜とかを、どこかに持ってきてくれるような、
おやつを持ってきてくれるような、
おやつを持ってきてくれるような、
野菜とかを、
どこかから持ってきてくれてるっていう意味の使い方なのか。
この腕、
イメージ的にはめちゃくちゃでかい胴体が、
もう天にもそびえるぐらい伸びてて、
18:00
雲の上から長い手を、
出して遊んであげてるみたいな印象ですけど、
ベルセルクのあの、
二度転生したガニシュカ大帝みたいな、
めちゃくちゃでっかい木みたいな形になって。
でも言ってる感じだと、ただ生えてるって感じだなぁ。
街の中心に生えている胴体。
井戸のようなところから出ているイメージでしたけど、
ただ地面から生えてるのかな。
というSCPでした。
ではまた次回。お疲れ様です。