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#482 SCP-083-JP - ノーチラスと猫
2026-04-21 26:32

#482 SCP-083-JP - ノーチラスと猫

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紹介SCP/Tale


タイトル: SCP-083-JP - ノーチラスと猫

作者: kyougoku08

ソース: http://scp-jp.wikidot.com/scp-083-jp

ライセンス: CC BY-SA 3.0

作成年: 2018


SCP財団とは: https://ja.wikipedia.org/wiki/SCP%E8%B2%A1%E5%9B%A3


©️SCP財団 http://ja.scp-wiki.net/


BGMタイトル: Farewell

作者: H.Lang

作者ページ: https://dova-s.jp/_mobile/_contents/author/profile459.html

DOVA - SYNDROME楽曲リンク: https://dova-s.jp/_mobile/bgm/play19024.html


1・5・9・13・

17・21・25・29日更新予定


#SCP #SCP財団 #podcast


【活動まとめ】 https://lit.link/azekura

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サマリー

本エピソードでは、SCP-083-JP「ノーチラスと猫」について解説します。SCP-083-JPは、短編小説群であるSCP-083-JP-Aと、夏目漱石の「吾輩は猫である」を読んだ者に現れる情報知性体SCP-083-JP-Bの総称です。SCP-083-JP-Aを読むと他者への無関心が、SCP-083-JP-Bは創作活動を支援し、最後に自ら死を選ぶという特性を持ちます。この二つのSCPが同一人物の意識下で接触し、互いに影響を与え合うことで、物語は新たな展開を迎えます。

SCP-083-JPの概要と特別収容プロトコル
アイテム番号 SCP-083-JP
オブジェクトクラス Euclid
特別収容プロトコル
SCP-083-JPは現在捕捉されていません。
SCP-083-JP保持者に関する情報は、
Web内の調査ボット並びに財団データベース内において、
察知・管理・統合されています。
これらの情報により明確な位置が判明した場合、
近隣のエージェントを即時の保持者確保・収容に向かわせてください。
また、確保された保持者においては、
混水状態においた上で、突然の病死をカバーストーリーとして留付・存在を否得してください。
統合以前の各オブジェクトにおける特別収容プロトコルは、報告書・アーカイブを参照してください。
SCP-083-JP-Aの詳細と実験記録
説明
SCP-083-JPは、本来、各個別にオブジェクト指定されていた2つのオブジェクト、
SCP-083-JP-A、SCP-083-JP-Bの総称であり、暫定的な統合ナンバリングです。
各オブジェクトが統合された経緯は口述します。
SCP-083-JP-A 概要
SCP-083-JP-Aは約100ページの短編小説群です。
SCP-083-JP-Aは、そのどれもが原稿用紙に記載されており、未発表かつ製本はされていません。
また、SCP-083-JP-Aの内容は、すべてがオウム外族の生物と推測される生物の独白による史小説といった形態をとっており、以下の3文が文中に複数確認されます。
SCP-083-JP-Aの異常性は、
SCP-083-JP-A内の短編小説をどれか一つでも読み終えた場合、発生します。
読み終えた人物、以下、保持者Aは、海底に浮遊するオウム外のイメージ、SCP-083-JP-A1を意識領域化の一部に抱きます。
このイメージは、保持者Aの行動、思想に関わらず一定的に存在し、記憶処理による影響は認められません。
保持者Aとなった人物は、他者の危険、危機に対し極めて無関心であり、他者との接触を避ける傾向が発生します。
これらの傾向は、保持者Aが曝露以前に他者と接触的に関係を持つ人物であった場合も発生します。
この傾向から、保持者Aは多くの場合、社会的に孤立する傾向が見られます。
実験記録-083-JP-A
目的-SCP-083-JP-Aの影響下に置かれた保持者Aが、他者の危機に対しどういった行動を見せるか確認する。
実験責任者-北畑研究員
対象-D-88098
保持者A-D-88099
財団により一定時間過死状態に移行する処置が行われている。
実験方法-D-88098とD-88099を入室させた状態で、D-88099を過死状態に移行させ、D-88098の行動を観察する。
なお、室内には過死状態からの復帰を可能とする救護機器が一定数揃っており、使用方法を財団側から指示するものとする。
結果、D-88099が混同、過死状態に移行したものの、D-88098は混乱するのみであり、指示を出しても一向に措置を行おうとしなかった。
故意、実験後、D-88098に対し行ったインタビューにおいて、措置を行わなかった理由を尋ねたところ、どうせ自分がやっても無理だと思った。
自分にはできないに決まっている。といった感想が得られました。
また、突起事項として財団側からの指示に従おうとした時、強く善術のイメージが発生したことが確認されています。
SCP-083-JP-Aは、1900年に自宅において自死した死により執筆されたことが確認されています。
死はボランティア、事前事業に強く取り組んでおり、多くの紛争地域、貧困地域においてボランティアとして活動していたことが確認されています。
親族、友人からの聴取において、それらのボランティアにおける無力感等から、晩年は重度の精神衰弱に陥っていたとされ、自宅においてSCP-083-JP-Aを執筆後、自死を行ったと推測されます。
SCP-083-JP-Bの詳細と会話記録
SCP-083-JP-Bは、夏目漱石の作品「我が輩は猫である」を独領した人物、保持者Bにおいて出現する情報知性体と推測される存在です。
出現・発生は不定期かつ非限定的で、我が輩は猫であるを独領した人物において約0.000%以下の確率で発生すると推測されます。
保持者Bが何らかの文章、言語による創作を行おうとした場合、SCP-083-JP-Bは保持者Bの意識領域化に出現し、創作内において自身の存在を主張します。
この創作内における会話によって、SCP-083-JP-Bは自身を、我が輩は猫である内に登場する猫にイメージを固定された自律的アイデアであると主張し、多くの場合、保持者Bとの会話を行います。
これらの会話は創作内でのみ可能であり、第三者の関与は保持者Bが創作内において記述することでのみ可能です。
まず、SCP-083-JP-Bは保持者Bの創作を積極的に支援し、現在すべての事例において保持者Bにおける創作は完結しています。
また、完結と同時にSCP-083-JP-Bは創作内において水中に落下し、でき死します。
これをもって保持者BはSCP-083-JP-Bの影響下から脱します。
以下は、SCP-083-JP-B暴露者であるD-8008を利用し、文章上で行われたSCP-083-JP-Bとの会話記録です。
担当職員は寺田博士です。
文章記録 083-JP-B 日付 1900 年 月 日
おう、我輩と話したいというか、よかろう。
猫はそう言うと、眠たげに目をこすり、私と向き合った。
我輩と何を話したいかなどは、我輩は菩薩でも地蔵でもないゆえに知らぬが、学士組んだりの考えていることだ。我輩が何者であるか、ということであろう。
その細めた目には、どこか刺激的な色が潜んでいる。
我輩は猫である。いや、正確には猫の観念、アイディアである。あるいは、理念、イディアである。
猫の言葉には、私はよくわからないルビが浮かんでいる。
その一方で、私の背後に立つ人物は満足気にうなずき、次の質問を口にした。
では、あなたは本来、猫という存在を私たちが想起したアイディアだ、というのですね。
理解が早くて助かるよ、学士君。
その中でも、我輩は一つのアイディアに依存した存在なのだ。
イメージのアニマルだ。
古くは、我輩が我輩でなかったとき、我輩に個体の識別はなく、
あったとしても曖昧もこ、まるで雲下の中の怪物のようなものであった。
そんな折、我輩は一つの名片に依拠することとした。
それが、我輩は猫である、と。
機械的なその質問に、猫は応用にうなずいて答える。
そういうことだ、学士君。君は馬面にしては、なかなか頭が回ると見えるな。
結構だ。我輩の主人に爪の赤を煎じて飲ませてやりたいものだ。
ああ、主人とはそこにいる女性のことではない。
うららかな娘と比べるには、あまりにも無屈劇。
では、あなたが物語の完結を望むのは?
待て待て、急ぐな。話を続けるが、我輩はそのアイディアに依存したがいい。
そのアイディアゆえに、その物語をなぞる必要がある。
面倒だが、これは節理というものだ。
我輩はまあ、そういうものにとらわれる存在ではないが、
いかんせん、我輩は猫である。
つまり、あなたは物語をなぞるより他にはない、と。
八木早の質問。猫は、いやいやをするように首を振り、ふいと窓際に飛び乗った。
待ってください。猫は窓の外の川へと身を滑らせる。
馬面くん、我輩とて機嫌を損ねることはあるぞ。
我輩は溺れて死ぬ。我輩は死ぬ。死んで大平を得る。
大平は死ななければ得られぬ。
南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏。ありがたいありがたい。
ゴシャンと水音がした。
この会話をもって物語が終了したとみなされたためか、
SCP-083-JP-Bは、D-8008の意識領域下から消失し、収容違反が発生したとみなされます。
この事案から、SCP-083-JP-Bは、
自らの意志で出来死することによって強制的に物語を終えることが可能であると判明しました。
インシデント記録-083-JP-01 日付-2000年2月1日
インシデント記録とSCP-083-JP-A-1の消滅
2000年2月1日、SCP-083-JP-Aの影響を受けた全保持者Aの意識領域下から、
SCP-083-JP-A-1が消滅、及びそれに付随していた他者に対する無関心が回遊されたことが確認されました。
その際、保持者A等の消える瞬間に溺れる猫の姿を見たという証言から、
SCP-083-JP-Bの関与が推測され、
ウェブ内調査・後続調査の結果、財団の補足していない保持者Aであった死の存在が確認され、
我輩は猫であるを読んだことで保持者Bとなっていたことが判明しました。
また、SCP-083-JP-A-1消滅の時刻、死が捜索を終了し、
SCP-083-JP-Bの歴史イベントが発生していたことが確認されています。
以下は、死の捜索内において記述されたSCP-083-JP-Bの歴史イベントです。
母ちゃん…と、我輩の体がぬるい水面に落ち込んだのがわかる。
心配いらない。これは君が筆を覆えたということだ。
我輩はお話が終わる時に溺れ死ななければならぬ。
我輩とて、こう何度も繰り返せばなれる。
ガリガリをすることもない。苦しくはあるが、もがくだけ無駄である。
我輩はずぶぬれの毛玉になった後、どうやってか、また何者かの頭蓋の中で生まれるだけだ。
さて、そろそろ肺腑の中から空気が消える。
我輩は死ぬ。死んでこの大平を得る。大平は死ななければ得られぬ。
ナムアミダブツ。ナムアミダブツ。ありがたい、ありがたい。
すべる寮の手。神手の手と手。水は漏れるか、すくえずに。声が聞こえる。グワングワンと鳴り響く。
音の進む速さは水の中では数倍になる、と主人が子供たちに語っていた。
待て、誰が我輩に声をかけている。
もう半分畜生塚に入っている我輩に、誰が声をかけるというのか。今はの空言か。
我輩が思うに絵巻などにある隣住の絵はその類でないかと考える。
沈む湊。伸ばすは階段。我が手届かず。大無害。否。空言でも幻聴でもない。
グワングワンと鐘を打ったような声が聞こえる。湊から聞こえる。
見ても水の中では光が広がり、ぼけて映らぬ。否。それは我輩の目の前に浮かんでおる。
巨大な殻だ。片つむりの化け物か。片つむりでもない。羊のような目が我輩を見ている。
イカのような腕が伸ばされる。片つむりの殻に羊の目。イカの腕。このような珍妙な生物。やはり我輩の脳が死の間際に見せる幻覚ではあるまいか。
そういえば主人の書斎で似たような図を見た。よくよく思い出せば化け物自身が名乗っていたではないか。
誰も救えぬ。伸ばせぬ我は殻にこもりてただ沈む。何の話をしているのか。我輩が溺れ死にそうになっているのに呑気なものだ。
延々とドドイツをのたくっている間があるなら我輩の一匹引き上げてみてはどうだ。オウムガイよ。
目の前の猫一匹救えずに嘆くならその腕で救い出せば話は早いのだ。
なぜ黙る。考えるより先に動けばいい。行動は司策に引きずられるものだ。余計なことを考えるからその腕はもつれるのだ。
その殻は大きくなるのだ。何もできないならば顔を見せる方が機械しいとは思わないのか。
顔を見せ唸るのであればせめて腕でも伸ばしてみろ。
いや貝ごときに全く無駄なことを騒ぎ立ててしまった。よくよく考えれば貝などは口が固いと決まっている。
そろそろ思考が薄らいでいく。もはや苦も楽もない。
浄土ははてどのような地であろうか。
水底の猫を救えよ脳散らす。突然ざぶりと顔が水面に上がる。体が勝手に水を吐き出した。
しばらくあえぎ、火箸を押し込まれたように熱い肺腑に空気を送り込む。まるで鍛冶屋だ。
見ると浄土ではない。少なくともシウンの上でもハスの上でもない。
畜生がそこに行かぬと言われればそれまでではあるが。
生かしたことかと足元を見るとオウム貝のやつが我が輩の体を持ち上げている。
こやつめ、どうも我が輩を救い上げたつもりらしい。
しかし、これでは物語は終わらぬ。我が輩の死をもって迎えるはずなのだが、いかんせん。
おや?何だ?これは錆びれた船のように見える。
なるほど。我が輩が落ち込んだのはタコツボだったか。
ならばこれはすなわち物語の終わり、そして新たな出航というわけか。
オウム貝よ、どうやら長い付き合いになりそうだな。
何?船乗りに猫は付き物と聞く。
そら、星がきれいだ。
SCP-083-JPの統合と考察
この事案以降、財団はSCP-083-JP-A-Bの保持者確保は成功していません。
一方、調査及びこれ以降保持者となった人物への聞き込みにより、
オウム貝に乗った猫のイメージが確認されることから、
SCP-083-JP-A-1-Bは現在同時に出現していると推測され、
暫定的に同一のオブジェクトとして統合・ナンバリングを行っています。
イマジン・アニマル・猫・meme・動物・文書・概念・知性・精神・影響・タコ足配線・投足類のタグが付いています。
リクエストいただきました。
放題が、ノーチラスと猫、SCP-083-JPです。
これタイトル、ノーチラスと猫っていうタイトル自体は見覚えがあるんですけど、
初めて読みましたね、私これ。
すごい詩的な物語というか、
SCPオブジェクトっていうとやっぱり有名どころで、前回も言いましたが、
前回か?前々回か?忘れたけど、
イナミちゃんとかね、シャイガイとか、あとは不死身の爬虫類とか、結構やっぱり
確保してちゃんと、閉じ込めとかないと危ないよみたいな、
動物園的なイメージって言ったらいいんですかね?猛獣コーナーみたいな、
やべぇものを集めている存在がSCP財団っていう印象がどうしてもあるんですけど、私とかは。
ではなく、こういう、
危険性はゼロではないかもしれないけれど、
こういったSCP同士のやり取りでまた変わっていく、変容していくっていうのもいいですね。
なんか味があって。
ということで、まずは短編小説群があって、
これが短編小説を一つでも読み終えた場合、オウムガイのイメージが出てくる。
っていうのが一つ。
これは、誰かを助けようという気持ちが薄くなるんですね。
積極的に関係を持つ人物、他者との接触、他者の危険機器に対して極めて無関心っていうのがA、オウムガイがA。
Bが、我輩は猫であるの中にいる猫を模した存在ですね。
我輩は猫であるの猫が具現化したのではなく、我輩は猫であるの中に出てくる猫をまた器にすぎないというか、
イメージを固定された自律的アイデア、概念が、我輩は猫であるの猫の形、性格を知っているだけ。
ってことですね。
私これちゃんと読んだことはないんですけど、ラストだけ知ってて、
たぶんちょっと詳細間違ってたらすみませんが、我輩は猫であるのラストで、この主人公の猫がお酒を飲んで、
そのまま命定して、歴史して終わるお話だっていうのをどこかで見た気がするので、
そういう意味で最後水中に落下し、歴史してこのお話が完結っていう流れになるんでしょうね。
で、最終的にまた別の物語、インタビューも終わってまた別の物語で溺れている時に、
オウムガイ側の作品を読んで暴露したが、我輩は猫であるでこっちにも暴露して、
っていうことですね。その人の意識下で2つのSCPオブジェクトが同じ世界線に入った。
で、最終的にそのオウムガイ側が猫を助けてくれたんですね。
本来、そもそもこのオウムガイっていうのが私の考えが正しければというか、読んでいて大体イメージ的には
ボランティア精神で、ボランティア活動に勤しんでいた方が成果がなかった。
ボランティアにおける無力感等から自死を行った。
っていうことで、人助けなんてみたいなちょっと定感している様子だったのを
最後猫が考えるより先に動け、余計なことを考えるからその腕は持つれるんだって
ちょっとね、アドバイスとかじゃないですけど。
で、助けてくれたんですね。
みなそこの猫を救えよノーチラス。
ノーチラスって確か潜水艦でしたよね。
軍艦、潜水艦の名前ですね。
だからオウムガイが海の底で一人で誰とも関わらず殻にこもっていた静かな海の中で
誰とも関わらずっていうところに猫というイレギュラーが現れて
お前はその生き方でいいのかって言ってくれたような感じなのかな。
ともすれば引きこもりを外に連れ出すきっかけにしてくれたような感じ。
オウムガイ自身も本当の本当に絶望してたんじゃないっていうような印象を覚えていいですね。
そこからまたオウムガイに乗った猫ということで2人が旅をしているわけですね。
いろんな人の世界を意識を。
いいなあ。なんか素敵ですねすごい。
ということでリクエストいただきましたSCP-083-JPノーチラスと猫でした。
ではまた次回。お疲れ様です。
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