00:04
スピーカー 1
アイテム番号 SCP-1030 オブジェクトクラス ユークリッド 特別収容プロトコル
SCP-1030-1は、7m×5mの保管セルに、映像監視及び1名の警備員の配置を伴って保管されます。
SCP-1030-1が快適さ及び苦痛を経験することができるとみられるため、最小限度の家具の取り付けが許可されます。ここが修正されております。
快適さ及び苦痛のところが修正され、セル内には壁に組み込まれたワードプロセッサ端末を除いて有形物は配置されません。
SCP-1030-1は、自己修復のための資材の要求をこの端末を通じて行います。職員は観察ブースと保管セルの間に設けられたエアロックに要求された資材を配置します。
職員が退去した後に、SCP-1030-1に資材への接近の許可がされます。 いかなる状況下においても、SCP-1030-1に鋭利な物体や筆記用具として使える可能性のあるものは与えられません。
SCP-1030-1によるすべてのSCP-1030-2の描画や刻印の試みは、再検討が終わるまでのワードプロセッサの使用の権利の取り消しとなります。
すべてのSCP-1030-3成果物は、SCP-1030-2の除去によって取り消されます。 より適当であれば、火を用いて破壊されます。
説明。 SCP-1030-1は約1.65メートル高の人型の像であり、様々な物体によって構築されています。
日付は不明。現在は一足の靴、コンピューターマウス1台、ゴミバケツ1杯、4メートルのゴムホース、手押し台車1台の残骸、個人用電子手帳1台、
スピーカー 2
白衣1着、メガネ1本、そして黒衆生によって構成されています。
スピーカー 1
SCP-1030-1に組み込まれた物体は、加速度的に腐食、腐敗などといった形で分解されます。 大きく損壊した物体は、未知の力によって排出、および近隣の物体でおよそ空いた部分を満たす物体との置き換えが行われます。
物体は必要に応じて折り曲げ損壊されますが、最小限の力を必要とする物体が優先的に選ばれる傾向があります。
損壊された物品は、代替物が発見されるまでは排出されません。
SCP-1030-1の持つ唯一の持続的な特徴は、 SCP-1030-1が頭部として用いている代替物すべての部品を持ち入れることで、
03:06
スピーカー 1
腐食、腐弾を受け取ることができるようになります。
SCP-1030-1は損傷した物品が組み込まれ続けることが苦痛である旨を表現しました。
SCP-1030-1の持つ唯一の持続的な特徴は、SCP-1030-1が頭部として用いている代替物全ての後部側に刻印される複雑なシンボルの存在です。
以下、SCP-1030-2。
シンボルの一部にはヘブライ語でとある言葉が書かれています。
スピーカー 2
SCP-1030-1は、このシンボルを他の物体に復写することについての要求を示しています。
スピーカー 1
印付けられた物体、SCP-1030-3は、SCP-1030-1から黒塗り修正、メートル以内の距離にある限り、SCP-1030-1からのある程度の制御の下で活動を行うようになります。
この範囲内において、SCP-1030-3は例外なく敵対的になり、人間の追求及び様々な手段による加害を試みます。
SCP-1030-2の一部の除去や破壊によって、これらの物品は元の不活動な状態に復元されます。
回収記録。
SCP-1030-1は、チェコ・スローバキアの黒塗り修正に所在する廃棄物集積場周辺の怪物に関する一連の噂によって収容されました。
日付は不明です。
当時、SCP-1030-1の大部分が廃棄金属から構成されていたため、エージェントが強力な磁石を用いて捕獲を行いました。
SCP-1030-1は暴力的な抵抗をせず、接触当初は逃走だけを試み、数分後にその試みをやめました。
保衣。
逸脱した振る舞い。新たな収容手順。
SCP-1030-1は、利用できる物体すべてにSCP-1030-2を設置することを試み始め、部分的に成功しました。
活動する備品に対して必要となる追加の治安対策のために、新たな収容手順では修復用ではない物体の供与の禁止がされました。
壁や床の活動による建造物への多大な損害から、壁や床には布詰めがされました。
ASC-2から文字を利用したSCP-1030-2の入力によるコンピューター端末の暴力的な活動の後、端末の解像度と大きさが削減されました。
06:01
スピーカー 2
新たな収容手順の施行後、SCP-1030-1は週間的な活動をやめ、一日に一度端末へ「孤独だ」という語を入力する以外の行動を拒否しました。
スピーカー 1
保位1030-02 事件報告
SCP-1030-2の副者についての初期試験の後、SCP-1030-1は自己修復用の資材すべての利用を拒否されました。
これは財団職員が副者したシンボルが効果を発揮しない理由の説明をSCP-1030-1に強要する目的で行われました。
ワードプロセッサーも同様に移動されました。
SCP-1030-1は文字を動きで示すことで説明するよう指示されました。
22日の間、有用な返答が得られず、SCP-1030-1の構成要素は深刻に破損した状態を見せました。
対象が動かずに数時間座った状態が観察された後、
初任研究員の黒塗修生・博士が残骸入りの密封された金属箱の乗った手押し台車、
かっこ現在の収容手順が実施される前だった、
と共にセルに入室し、SCP-1030-1を誘惑する狙いの行動を始めました。
結果の映像記録は研究目的で保存されました。
0754-13
博士が収容セルへと入室し、背後でドアが閉まるまで待ち、台車を動かした。
SCP-1030-1が足で立ち上がり、腕で防御あるいは回避と思われる見ぶりを見せた。
博士が台車と共にSCP-1030-1へと2歩進んだその時、
博士の眼鏡が顔から離れ、SCP-1030-1の親指である崩壊した厚紙製の筒と置き換わった。
博士が顔を探り台車を手放してドアへ向かった。
ドアに向いている博士が地面を離れ、後ろ向きにSCP-1030-1へと向かって飛んだ。
博士の全身が未確認の力によって元の解剖学的な機能と相関が見られない形で暴力的にデータ削除済みとなった。
SCP-1030-1が膝をつき、繰り返し自身の頭部、当時は紙屑入れを収容セルの甲を後ろの壁に叩きつける動きを約30秒間続けた。
SCP-1030-1が立ち上がり体を揺り動かし、現在はデータ削除済みに位置する博士の頭部と背面を撫で始めた。
博士の動きが止まった。
手押し台車が残骸入りの箱を落としながら、SCP-1030-1へ向かって加速した。
台車が衝突した後、未知の方法で再形成し、博士へと置き換わった。
09:05
スピーカー 1
博士は床へ排出された。
箱がSCP-1030-1へ向かって加速した。
箱が衝突し、中身を露出させた。
箱と全ての中身はSCP-1030-1へと組み込まれた。
この時点をもって全てのSCP-1030-1の構成要素は置き換わった。
SCP-1030-1がセルの隅に座った。
保安要員と清掃クルーが入室。
SCP-1030-1は反応を見せなかった。
保委103003 自発的な記述
SCP-1030-1は新たな資材の要求と質問への最小限の返答を除いて、おおむねコミュニケーションを行いません。
しかしながらある時、SCP-1030-1の発生源に関する収穫のない質問が終わった約1時間後、
SCP-1030-1は口述の文章をセル内の端末に入力しました。
男いた。男生きた。そして男死ぬ。
作り手降りてきた。作り手行った。あなた生きると。あなた作る。
作り手男に印をつけた。
男生きた。男物を作った。
男死んだ。男、あ、物、男を作った。
男また生きた。男作った。
男生きた。男作った。
男訪ねた作り手に、男死んでいい?
男とても疲れた。
作り手家へ行った。男印持ってる。
印、頭の上についてる。頭の中にもある。
印を知る。とてもいい。いつも覚える。
印忘れられない。印は命。
中期。上期の記述標本の調査の後、
同時に相反する要求が共同責任研究員の黒塗修生、
博士および黒塗修生、博士から提出されました。
博士はSCP-1030-2に関するすべての視覚的な研究の提出を要請しました。
博士は入れ墨によるSCP-1030-2の複製と記憶についてのさらなる実験のために、
Dクラス職員の使用の許可を要請しました。
O5の返答は保留されています。
人間型、知性、自己修復、自我のタグがついてます。
スピーカー 2
注釈はないかな。
12:02
スピーカー 1
まず修正前の特別使用プロトコル。
SCP-1030-1が快適さおよび苦痛を経験することができるとみられるため、
スピーカー 2
最小限の家具の取り付けが許可されます。
反応を見るために家具を置けてたってことかな、今までは。
スピーカー 1
現在は壁に組み込まれたワードプロセッサ端末を除いて、
有形物は配置しないようにしてます。
自己修復のための資材の要求をワードプロセッサを通じて行います。
職員が退去した後に許可されますということは、
スピーカー 2
ちゃんとマックスんだな。
スピーカー 1
いかなる状況下においても、
SCPに鋭利な物体や筆記用具として使える可能性のあるものは与えられません。
人型の像であり様々な物体によって構築されます。
組み込まれた物体は加速度的に腐食腐敗などといった形で分解されます。
大きく損壊した物体は未知の力によって排出および近隣の物体で
およそ空いた部分を満たす物体との置き換えが行われます。
捨てるか捨てたときにちょうどいいのがあったらそれと変わるということですね。
物体は必要に応じて折り曲げ損壊されますが、
最小限の力を必要とする物体が優先的に選ばれる傾向があります。
極力そのままの形で使えるものが優先的に組み込まれていく。
スピーカー 2
損壊された物品は代替物が発見されるまでは排出されません。
スピーカー 1
大きく損壊した物体は未知の力によって排出および近隣の物体で
およそ空いた部分を満たす物体との置き換えが行われます。
損壊された物品は代替物が発見されるまでは排出されません。
矛盾してないかな?
違うわ。もう置き換えするしかないということか。
排出のみの行動はしないと。
排出するときは代替物が近くにある場合ということですね。
SCP-1030-1は損傷した物品が組み込まれ続けることが苦痛である旨を表現しました。
唯一の持続的な特徴は頭部として用いている代替物全ての頭の後ろ側ですね。
15:00
スピーカー 1
後頭部に刻印されている複雑なシンボルの存在です。
エブライ語の…。
スピーカー 2
さあ、これが検索で出るかどうかです。
スピーカー 1
エブライ語で翻訳できるのかな?もしかして。
ちょっとコピーできない。
スピーカー 2
翻訳アプリ。
スピーカー 1
エブライ語ってあるかな。
エブライ語。
スピーカー 2
ハイム。
スピーカー 1
ハイムという言葉が含まれます。
どういう意味だろう。
このシンボルを他の物体に輻射することについての断続的な要求を示しています。
印付けられた物体はSCP-1030、その人型のゾーンの近くにいる限り、ある程度の制御の下で活動を行えるようになります。
その範囲内においてこのシンボルを与えられた物品は例外なく敵対的になり、人間の追求及び様々な手段による加害を試みます。
スピーカー 2
シンボルの一部の除去や破壊によってそれらの物品は元の不活動の状態に復元されます。
スピーカー 1
以前までの収容記録の状態で台車で直接入れてたと。
拷問みたいなことをしてたんですね。
情報を得るためにあえて代替物をしばらくよこさなかった状態で、構成要素は深刻に破損した状態を見せましたと。
22日間何もしなかったと。
雨として残骸の密封された金属箱の乗った手押し台車とともに博士が入ってきて、情報を教えてくれたらこれあげるよと言おうとしたけど、
メガネが顔から離れおへびである崩壊した厚紙製の筒と置き換わると。
博士も組み込まれてしまうということですね。
ひざつき繰り返し自身の頭部を壁に叩きつける。
18:03
スピーカー 1
博士と置き換わった。そうですね。
手押し台車が残骸入りの箱を落としながらSCPへ向かって加速した。
台車が衝突した後、未知の方法で再形成し博士と置き換わった。
博士は愉快廃出。
博士は愉快廃出された。
箱がSCPへ向かって加速し衝突した。
箱とすべての中身はSCPへと組み込まれた。
台車が衝突した後。
ちょっとこれ時系列がイメージしにくいですね。
で、最後のこの文章なんだろうな。
男いた。
作り手。
作り手が男に印をつけた。
男は作り手に死んでいい疲れたと尋ねた。
作り手はいいえと言った。
男は印を持っている。
印を知る。
とてもいい。
いつも覚える。
印忘れられない。
スピーカー 2
印は命。
スピーカー 1
まあ、ハガレンですね。
スピーカー 2
一番イメージしやすいの。
スピーカー 1
アルフォンス・エルリックとか。
なんだっけあいつの名前。
めっちゃ忘れた。
66とか。
69だったっけな。
囚人番号なんとかみたいな。
どれくらいに魂を定着させるのの関係でしょうね。
スピーカー 2
多分ね。
スピーカー 1
そっち系だろうな。
スピーカー 2
人間の魂じゃなさそうですね。
スピーカー 1
普通にゴーレム生成とかそっち系な気がする。
スピーカー 2
情報が。
スピーカー 1
インタビュー記録とかもできなさそうということで。
スピーカー 2
これぐらいしかないので。
スピーカー 1
ゆっくりとということですね。
ではまた次回。
お疲れ様です。