1. Beside the Seaside
  2. Ep.19: モテたかった狂想曲
2024-02-14 21:57

Ep.19: モテたかった狂想曲

ミサキさんがNIKITA時代を回想。モテにまつわるエトセトラ。

00:11
MAYO
Beside the Seaside プロデューサー兼 家業アトツギの永野 真代です。
MISAKI
アートディレクター兼デザイナーの 髙橋 美沙紀です。
MAYO
東京と茨城の海沿いの街との 二拠点生活をしている私たちが、
人生のA面、B面、C面について あれこれと語る言語化雑談番組です。
MISAKI
いやー、モテたかったなー、あの頃。
MAYO
あの頃とは?
MISAKI
あのねー、20代。私がモテたかったっていう話を ちょっとしようと思うけどね。
20代中頃から、30手前? 28、29ぐらいまで、
モテてーって思ってた。 モテてーって思ってた。
MAYO
へー、意外。
なんだろう、思春期って もっと前な気がする?から?
思春期の頃、10代とかって どうだったの?
MISAKI
思春期はね、確かにその反動も あるのかもしれないけど、
思春期の頃は、恋愛市場における自分の自信がなかったかもしれない。
容姿も含めてね。
容姿のことも含めて。
MAYO
20代ではその辺の自信が出てきたってこと?
MISAKI
そう、あのね、19歳で初めて お付き合いする相手ができて、
いけるって思ったんだろうね。
MAYO
なるほど。
MISAKI
っていうのもあって、
何年か付き合った後、お別れしちゃうんだけど、
そういう経験があったから、
できるっちゃできるんだ、私もって思って、
で、
のと同時に、
モテてぇていう気持ちがすごい湧いてきた っていう時期があったね。
MAYO
20代。
MISAKI
20代、中頃から後半。
でもなんか、ナチュラルにしてても モテるタイプではなかったから、
テクニックを身につけねばと思って、
モテるためにやったことっていうのでさ。
MAYO
ホットドック的な?
MISAKI
確かに、まさに。
やってること男子だよね。
女ってこうらしいぞ、みたいなさ。
MAYO
そうなんだ。
MISAKI
あの頃さ、流行ったモテテクニックっていうか、
女性エッセイ本でさ、
「モテれ」とか「魔性れ」って知らん?
MAYO
全く知らない。
MISAKI
そっか、そのエリアに行かないタイプね。
書店でも。
MAYO
あった?そんな本。
03:01
MISAKI
売れたと思うんだよな。
春乃れぃっていうね、方が書いてて。
MAYO
初めて知った。
MISAKI
知った?
テクニック含めて、
生き方とかそういうのもあったと思うんだけど。
MAYO
どういうテクニックがちなみに書かれてたの?
MISAKI
それで言うと、今でも覚えてるのはあるんだけど、
彼氏いる?って聞かれたときに、
どう返すか?みたいな。
MAYO
どう返すんですか?先生。
MISAKI
「彼氏いるの?」
「彼氏いるって言ったら、
もう会ってくれないの?」
だって。
MAYO
あざといね。
あざといね。
MISAKI
今風に言うと、あざといかもね。
あざとテクと言われるもんかもしれないけど、
すごいそれ、面白いなと思って。
いる?いない?答えてない。けど、
明確にはしてないけど、
なんとなく相手に対する好意は伝わるし、
あえて匂わすことで、
向こうの勘違いを誘発できるというかさ、
向こうも楽しいじゃん、そんなのって思って。
MAYO
それはさ、その女性は、
好意があるのね、相手に対して。
MISAKI
でもそうだね、それは前提だろうね。
MAYO
なかったら大変なことだね。
MISAKI
確かに、まあシチュエーションによるけどね。
MAYO
あとモテって何?っていう、
モテたいって何?がまだちょっとよくわかってなくて、
それは好きな人に好かれたいってことなのか、
別に好き、自分が好きじゃなくてもいいから、
不特定多数の人にモテたいってこと?
好きって思われたいっていうのかどっち?
MISAKI
そう、不特定多数の人から、
私がどう思うとか関係なく、
好き好きって言われることです。
MAYO
なるほどです。
MISAKI
そういうのを、私はちぎっては投げ
ちぎっては投げ、したいっていう。
MAYO
なるほどです。あ、それはいいですね。
それは良いですね。
MISAKI
だから面白いのは、
そうだね、言われてみたらパートナーが欲しいとか、
そういうことではないんだよね。
モテたいっていうのが面白いね。
MAYO
面白い。
なぜ人間はそういう感情になるんだろうか。
MISAKI
私も何であんなにモテたかったのかなっていうのを
自分で考えた時にさ、
結構その当時仕事がうまくいってなくて、
というか、新人でペーペーだから、
そんな仕事を任せてくれるお客さんとかもいなくて、
その仕事でうだつが上がらない部分を
恋愛の方で補おうとしてた感はちょっとあって、
モテたいってもしかしたら
ただの自己顕示欲だったか?とか思っちゃった。
06:04
MAYO
今の文脈で言うと、仕事がうまくいくと、
じゃあもう恋愛における自己顕示欲は減ってくるってこと?
MISAKI
本当そうで。私の場合は本当そうで。
だからさっき20代中頃から後半にかけてかなって言ったけど、
それがやっぱり30代になって、
自分が仕事で自信がついてきたりとか、
任されることが多くなってくると、
その欲もどっか行っちゃったから、
本当面白いなと思ってるの。
はしかじゃないけど。
突発的に始まった病が突発的に治りましたみたいな感じだった。
MAYO
でもはしかほどは短くないってことだよね。
結構20代後半はずっとそうだった。
と言っても過言ではないんだよね。
MISAKI
まあ長いね。そうだね。5年ぐらいだもんね。
MAYO
なるほど。
MISAKI
その時期は時期で面白かったけどね。
MAYO
どんな面白いことあったの?
面白かったの?
教えてお母さん。
MISAKI
いろいろ勘違いしてて、
その当時私が目指す女性像っていうのが、
エロくて強くてみたいな理想像。
こういう女っていいなと思ってたのが、
エロくてかっこよくて仕事もできてっていう感じで、
だから「SEX & THE CITY」のさ、
サマンサとか、
あとはちょっと時代古いけど、
ショムニの江角マキコの役みたいな。
仕事は仕事でちゃんとあるんだけど、
仕事だけじゃないっていうようなのがあったから、
結構強めの女性になりたくて、
それでね、今ね、廃刊になっちゃったんだけど、
「BLENDA」とかさ、「NIKITA」は覚えてる?
MAYO
あ、「NIKITA」わかる。
MISAKI
「NIKITA」とか愛読書にしてた。
MAYO
あまりこういうのもなんですけど、
ミサキさんの普段の姿とは、
路線が若干違うような。
MISAKI
うん、だから職場もちょっとざわついてた。
そういう格好を。
MAYO
面白い。
MISAKI
いきなり合コンがある日とかさ、
肩出しで行ったりとかしてたから。
なんだよお前の肩の露出〜!みたいな。
MAYO
へー。
MISAKI
あと何、ほんと、
隈取りなの?っていうぐらいの
シェーディングをかけたメイクとか。
突貫工事すぎるよ、みたいな。
MAYO
へー、面白い。
MISAKI
うん。
MAYO
あったんだ。
MISAKI
あった。
MAYO
なるほどね。
MISAKI
私はあった。
え、な、ござらん?
ござらない感じだな、それ。
MAYO
いや、さっきはしかって言われて、
MISAKI
うん。
09:00
MAYO
確かにその三日ばしかぐらいの
イメージだったら
あるとは思うんだよね。
あったと思うんだけど、
私こそそんな長続きしないっていうか。
はーって思っても、はー、みたいな。
かな、恋愛に関して。
あと、不特定多数にモテたいって思われたことも
あんまりないかもしれない。
好きな人に好かれたいはあったと思う。
MISAKI
あー。
うん。
な、そっか。
MAYO
うん。そっちの方が強いかも。
MISAKI
それもそうだよな。
面白いんだよな。
私そういう方向じゃなかったのが
ほんと違うね。
MAYO
面白い。
MISAKI
精神的に支えにしたいとか、
仕事ができない、精神的な、
仕事ができなくて、
自分が自信ない状態じゃん。
MAYO
うんうん。
MISAKI
それをカバーするのに
精神的な支えが欲しいなっていう意味で、
そういうパートナーが欲しいとかさ、
好きな人に好かれたいっていう思想は
なんか分かったりするんだけど、
不特定多数にモテたいって思ったのが、
そっちの、なんだろ、
そっちの道になんで私はハンドルを切ったのかっていうのが。
うん。
MAYO
でもミサキさんだけじゃないよね、きっとそういうさ、
特に男性雑誌にはそういう、
モテテク的なものがある、
ホットドック的なものが売れるってことは、
みんな不特定多数にモテたいって欲が
人間にはインストールされがちなんだろうね。
MISAKI
そうだよね。
MAYO
さっき、精神的な支えが欲しいから
パートナーが欲しいって、
私それもあんまり思ったことないかも。
MISAKI
へー。
MAYO
ちなみに言うと、
誰かに支えられたいから
誰かと付き合いたいはない。
MISAKI
ないんだ?
MAYO
うんうんうん。
結果的に支え合ってるっていう感じ?
MISAKI
そっか。
なんか絶対、
よく聞く話だとさ、
なんか絶対的な味方でいれるから、
こっちが仕事で何かミスとかしたとしても、
その、
自分を
全肯定してくれる存在がいるって思うことで、
その、そんなに自分が
グズグズにならないとかさ、
そういうのを聞いて、
聞いたりするから、
そういう感じなのかなと思ったんだけど。
MAYO
パートナーって全肯定してくれる?
ちなみに。
MISAKI
ちょっとそれは分かんない。
分かんねーよ!
MAYO
ちなみに、うちの夫とかは、
結構、ズバッて言うよ。
MISAKI
おー。
MAYO
それは、僕は間違ってると思うとか、
賛同できないみたいな。
MISAKI
へー。
でもそれで、
いいんだもんね。
MAYO
あなたはそういう考えなんだね。
MISAKI
へー。
大人って言うの?
なんでだろうね。
MAYO
それくらいの方がいいかも。
でも、確かに。
全部、
肯定してくれる人だと、
依存しそうじゃない?
12:01
MAYO
依存してしまうとさ、
その人とお別れするとき、
すごく辛くなったりさ、
ねえ、後引いちゃったりする?
MISAKI
する。
MAYO
よね。
MISAKI
そういう自分が弱ってるときにね…(変な間)
MAYO
え、泣いちゃう?
ミサキさんが泣いちゃう。
弱ってるの?
今弱ってるの?
MISAKI
今?
MAYO
今、なう。
MISAKI
今なう、進行形で?
今日は大丈夫。
MAYO
今日は大丈夫。
MISAKI
依存しちゃうと思うよ。
その当時、
そんなんやってくれる人がいたら、
めちゃめちゃ依存してたと思う、私。
きっと。
MAYO
そのときはいなかったんだ。
MISAKI
いなかった、いなかった。
いなかったよな。
MAYO
20代後半いなかった?
MISAKI
いなかったから。
MAYO
それもあったのかな?
もしいたら。
でも難しいね。
どっちの方が精神的に良かったんだろうね。
全肯定してくれる相手が現れて、
依存に依存を重ね、
より一層仕事に身が入らなくなる。
破滅の道か、
相手が欲しいけどいないから、
モテたいぜって、
花粉をワーッてまいてる。
どっちが良かった?
精神的にね、どっちが良かった?
MISAKI
まさに前者みたいなことを
私言ってたかもしれないな。
今、彼氏できたら、
仕事とかって言ってるレベルじゃないかもしれません。って
先輩に言ってたような気がする。
MAYO
うーん。
MISAKI
ずっとそっちに100%
彼氏とか恋愛の方の世界で
生きてしまうかもしれないと思って。
MAYO
そうだよね。
麻薬だよね。
MISAKI
本当。
MAYO
恋は麻薬ですね。
MISAKI
すごい。
作曲できそうだね。
作曲じゃないか。
作詞できそうだよね。
恋は麻薬。
ありそうだね。
MAYO
あると思う。
脳内ホルモンってそんなもんだよね。
麻薬成分が出てるから
みんな恋愛したくなるんだよね。
MISAKI
そうだね。
それが気持ちいいんだろうなー
快楽だった。
MAYO
そうそう、快楽。
ちなみに今は?
MISAKI
今?
今はもうないかな。
ないっていうのと、
若い頃って体力あったよね。
MAYO
恋愛には体力が必要?
MISAKI
必要な気がします。
今は衝動がないもんね。
いいことなんですよ。
変に荒波立てる。
荒波立てることが
生きるエネルギーになる人もいれば
それに疲れちゃう人もいると思うんだけど
私は後者の方だから
比較的穏やかではいたいから
だから、他人の感情に揺さぶられるとか
15:02
MISAKI
自分の感情に揺さぶられるっていうのは
どこかですごく疲れるなって思うし
MAYO
穏やかな人だったらいいの?
MISAKI
いいかもね。
ほんと、凪の状…態…の
いや、わからん。
今そんなこと言って
つまんねえなとか
言いそうな気もするなとか
MAYO
そうなの?
MISAKI
そうなの。
相反する
ないものねだりじゃないけど
そういうのが出てきちゃうからね。
MAYO
そっか。
MISAKI
でもまあそうかな。
今は
体力落ちてきたなっていうのは実感。
それはもう事実としてある。
昔のような体力とかないかもっていう。
MAYO
ちょっとずれてさ
モテ期はあった?
モテ期はあった?
MISAKI
モテ期…
今だって思えばあったか。
あったかもね。
でもそれもやっぱり同じぐらいの時期。
MAYO
モテてたんだ。
MISAKI
それはなんだろう
こっちが狙った…
そうか。
狙ってたにしろ狙わなかったにしろ
そうだね。
声をかけられるっていう意味では
一番多かった時期ではある。
MAYO
すごいじゃん。
ちゃんとテクニックを駆使してまいた
MISAKI
確かに。
MAYO
花粉が
MISAKI
だが実にはならなかったみたいな感じ。
MAYO
難しい。
恋愛って難しい。
そうなんだ。
MISAKI
本当なんか
なんていうの?
手のひらからこぼれ落ちてく砂
なんだろう、すごい
モテたけど
それによって何を得たかと言われると
空虚しかないなっていう気持ち。
MAYO
なるほど。
MISAKI
狂い咲いただけだなみたいな。
MAYO
面白いね。
モテたくてモテたってすごくない?
っていうことはそのテクニックは
MAYO
ちゃんとテクニックとして成立してるってことか。
MISAKI
でもテクニックじゃないよ。
MAYO
何?
MISAKI
あ?テクニックだったか?
MAYO
何だろう。
モテたくて駆使してモテたら
なんでだ。
MISAKI
今よりは見た目
なんていうの?
モテそうな
さっきの「NIKITA」じゃないけどさ
そういう服装でいることはあったから
そういう性的な匂いは
こちらから発せられて
発してきた。
それを受け取る人は受け取った
っていうだけかなと思うけど。
MAYO
私からしたらそれも
テクニックの一つなのかなと思う。
MISAKI
そうだね。確かにそうかもしれない。
MAYO
なるほど。
18:00
MISAKI
確かにモテ期っていうのもあったな。
確かに。
でも私が
そのレベルは全然
私が求めるレベルは
もっと高かったから。
歩けば
歩けば
通行人がザザザザッ
みたいな感じになる
ぐらいの感じを
MAYO
アニメやドラマみたいなね。
MISAKI
そうそう。
少女漫画脳
MAYO
面白いね。
私の最後のモテ期は
子供たちだね。
あれはすごいよ。
MISAKI
なに?
どういうこと?
わからない世界の話だ。
MAYO
私これ
人生最高の
モテ期かもしれないと思ったね。
うちの子が
年子っていうのもあるけど
もう一人にかまってたら
もう一人が
私もかまってみたいな
かまってたら
僕は?みたいな
両手に華華だね
みたいなのが
何年間か続くみたいな。
よってトイレやお風呂にも
一人じゃ行けないみたいな。
MISAKI
ママーママーっていう感じで?
MAYO
そうそうそうそう
ずっとママ、ママ、ママ、って
私なので産休育休を
二人分まとめてとったんですよ。
なので
下の子が
半年手前ぐらいで
復職したんだけど
それでもやっぱり
1年半ぐらい
2年ぐらい休んだのかな
で、オフィスで
お手洗い行ったんですよ。
その時初めて一人になって泣いたから。
涙出たよ。
わ、一人だ!
一人でトイレ行けてる!
それぐらい一人にはさせてくれないの。
ぐらいモテ期よ。
MISAKI
うらやましいって思ったのと
同時に
一人になった時
そんな泣いちゃうほどに
追い詰められるんだっていうさ。
MAYO
追い詰められるっていうか
それぐらい一人の時間はないね。
MISAKI
そっか。
その側面ってやっぱさ
見えてなかったかもね。
モテすぎるとそういうことになるのか
っていう。
MAYO
子育てだと
モテプラス
この子たちを生かされば
っていう責任もあるから
もしかしたら恋愛のモテとは
ちょっと違うんだろうけれど
それにしても
いる間はずっと肌をピタッと
くっつけられてる感じ?
解き放たれる?
で、私もともと一人
結構好きなタイプだから
余計泣いた。
一人になった時噛み締めた。
誰も後追いしてこないみたいな。
MISAKI
あー。
MAYO
トイレとか普通に開けられるからね。
ガチャ、ママーみたいな。
21:00
MISAKI
鍵は閉めないみたいな。
そっかそっか。
あー。
モテる側の意見を聞いたわ。
MAYO
そうそう。
すいません。
全然男を
男性目線しかなくて
あれなんですけど
もしモテたかったら
子供を産むっていうのは
ありですよと思いまして。
MISAKI
もっとハードル高くねえかっていう。え、どうすればいいの?
MAYO
そう?
っていう話でした。
番組では皆様からも
お悩みやエピソード、
トークテーマを募集しています。
メールアドレス bcside2@gmail.com
bcside2@gmail.com です。
MISAKI
最後までお付き合いいただき
ありがとうございました。
MAYO
それではまた次回。
21:57

コメント

スクロール