番組のコンセプト
MAYO
Beside the Seaside
家業アトツギ兼プロデューサーの永野真代です。
MISAKI
アートディレクター兼デザイナーの髙橋美沙紀です。
MAYO
私たちはそれぞれ、生まれ故郷茨城の海辺の街と東京とを行き来するような生活を送っています。
この番組は、そんな二拠点生活を送りつつ、
程よく肩の力が抜けてきた年頃の私たちが送る言語化雑談番組です。
MISAKI
人も事象も生き方も、A面の裏にはB面、はたまたこんなC面だってある。
そんなBside、Csideについて、ゆるい雑談を通じて言語化してみたり、
笑い飛ばしてみたりして味わうことをシェアできないかと思っています。
大それたことは言えないけれど、生きるのがちょっと楽になるようなコンテンツをお届けしたり、
コミュニティーが作れたりすると嬉しいです。
MAYO
てことで、今回は第1回目。
MISAKI
そうだね、前回がエピソードゼロ。
MAYO
なので改めて番組のコンセプトを説明しましたけど、
MISAKI
しっかりめにね。
MAYO
最近どうですか?
MISAKI
最近はね、先日あれですよ。
っていうか昨日ですけど、誕生日迎えまして。
MAYO
お!おめでとう!
MISAKI
41カラットになりまして。
MAYO
いい表現だね。
MISAKI
私、川島直美先生のね、
女性の年齢はキャラットっていう。
MAYO
知らなかった。
MISAKI
心に、胸にね、持ってますから。
MAYO
え、何それ川島直美さんが。
MISAKI
言ってた、言ってたと思う。
MAYO
マジ?
MISAKI
なんかテレビ番組で聞いて、それいいじゃんと思って。
MAYO
もう一回言って。私たち何キャラットになったの?
MISAKI
41キャラット。
そうだね、カラットじゃない、キャラット。
MAYO
大好き。
MISAKI
らしいですよ。使ってこうと思って。
MAYO
使ってこう。
MISAKI
馬鹿にされてもね、言い続けていくよと思って。
MAYO
今もうほんと今日イチの言葉だった。
MISAKI
年齢を重ねることはいいことですよっていう。
MAYO
やっぱり先人の言葉ってしみるね。
MISAKI
しみるよね。
MAYO
何それ。
MISAKI
そういうのにやっぱり励まされて生きてるよね。
MAYO
素敵、いい言葉ありがとう。
MISAKI
本心から言ってる?
MAYO
言ってる。言ってる。
言葉はオタクだからさ。
しみた言葉すぐメモしちゃうから。
MISAKI
私も発想の転換みたいなさ、見え方の転換みたいなのが好きだからさ。
MAYO
我々の大好物。
MISAKI
大好物だから。
MAYO
そんな2人がお送りします。
お送りしてます。
番組タイトルの由来
MAYO
しみるといえばね、この番組のタイトルだけれども、
このポッドキャストをやりたいって言い出したのは私だけれど、
タイトルを作ってくれたのは美沙紀さんなんだよね。
MISAKI
そうそうそう。
なんかそういうのをやろうよって言われて、
最初さ、2人で、2人じゃないけど、飲み会のトイレって話してたじゃん。
なんかやろうよって言われて。
で、酔っ払ってるから私なんか冗談なのか何なのかわかんなくて、
でもやりたいって言ってるし、ちょっと考えとくかみたいなね。
ぼんやり。
笑いすぎじゃない?
MAYO
いや、よく覚えてるなーと思って。
茨城ね。
MISAKI
そうそうそう、茨城の幹線道路沿いの居酒屋で、年末ね。
なんか忘年会みたいのでね。
MAYO
誘った。よく覚えてくれてる。
MISAKI
だから本当にとりあえず、冗談か本気かわかんないけど、
面白そうだから実際動くことになったとしてもいいように、ちょっと考えとくかみたいなんで。
MAYO
でもその時から考えてくれたんだ。
MISAKI
そうそうそう、なんかそういうのあると、しかもちょっとモチベーションも上がるじゃん、形があるとさ。
だからちょっと考えてみるかと思って。
で、その時にお互いの共通点とかをキーワードでぼんやり考えてたの。
40代で女子でとか。
40歳って区切りの年代でもあるじゃん。
自分ここからどう進んでいくのかなーみたいなのを考え始める時期でもあるなーと思って。
そうすると階段の踊り場とかさ。
あと同じ学校を卒業してるっていう、中高も卒業してるっていうのがあるから、
放課後をどう生きるかみたいなのも、まあまあハマるかなーみたいな、ぼんやり考えてて。
でもちょっと調べたら、やっぱ先人があるんだよね、そういうなんとかの踊り場とか。
あと放課後ラジオみたいなのがあったりしたからダメだと思って。
MAYO
なるほどー。
MISAKI
なんかちょっと別の視点持ってこないとダメかもみたいになって。
そんな時に二拠点生活をちょっと始めてみてるよっていうのでお互い話してたから、
あーなるほどなーって二拠点かーっていうので、ちょっとそこから発想を広げていって。
で、結構私のデザインを仕事にしている理由として、
AプランだけじゃなくてBプランとかCプランも、そういうプランいっぱい持ってると、
人生行き詰まった時に楽になるよねーみたいな。
行き詰まったとしても楽だよねーみたいな、そういう意識があって。
MAYO
そのAプランBプランCプランっていうのは、ビジネス上のこと?
MISAKI
う〜ん、例えば、生き方にしても何にしてもそうだね。
だからそういう思いがあって、そうすると、
AプランBプランCプランっていうのはちょっとぼんやり頭の中にあって、
BプランCプランって言い換えるとBサイドCサイドかーみたいな。
あと、模範回答と別解みたいなのもあったりするじゃない?
そういう、いろんなアイデアが出せる人が増えていったらいいなーっていう思いもありつつ、
っていうので考えていったら、BサイドCサイドでもじれんじゃね?って思って。
しかも海辺の町出身じゃん。
だからちょうどいいかもって思って、それでバッチリ来たっていう。
これいけんなっていうのと、
あと結構BサイドCサイドっていろんな意味付けができそうな気がしてて、
予感がしたから。
ちょっと調べてみると、
私の印象に残ってたのが、
どこのソースかはちょっと、どっから持ってきたんだよっていう話題なんだけど、
結構、男女、あとトランスジェンダーみたいな中性的な、
そういうのを表現するときに、
2丁目界隈でA面、B面、C面っていう言われ方をするらしくて、
なんかそのね、
2つの面だけじゃないっていうのがすごいいいなって思ったんだよね。
中間のところ。
しかも私たちって、
おばさんでもなきゃお姉さんでもないっていう、なんか微妙な年代じゃない。
でもそれを指す言葉ってないよねとか。
意外とそういうふうに考えていくと、
Bサイド、Cサイドっていうのが、
意外といろんな意味が付けられそうで、
汎用性高いかもって思って。
それをちょっと付けてみたっていう感じ。
二拠点生活と40過ぎの視点
MAYO
最初にビジネス上のこと?って聞いたのは、
私たちのビジネスのお作法として、
何か提案をするときに、
プランAだけで乗り切ることなんてありえないじゃないですか。
必ずプランBCも持ってくじゃないですか。
その辺から来たのかなとも思ったりして。
MISAKI
そうだよ。仕事しててもそうだし、
やっぱり別案持ってると、
急な物事に対応できるじゃん。
わたわたせずにさ。絶望もしないし。
そこで絶望したくないというか、させたくないというか。
MAYO
それは自分?
MISAKI
まずは自分。
で、次にそれをね、
この番組だったら聞いてる人なのか、
クライアントなのか、
それは場面によってそれぞれだけど、
まず自分で。
次に相手も満足してくれるといいよねっていう。
そういうふうに思いながら仕事をしてる。
MAYO
なるほど。
そのビジネスから発展させて、生き方も、
MAYO
Bサイド、Cサイドもあるよねということですね。
MISAKI
今ね、だから兼業とか副業とかもさ、
パラレルキャリアとか、いろんな言い方はあるけど、
そんな働き方もさ、いろいろ回答がある中で、
どれを選んでいくのっていう、なんかさ、
こういう生き方もあるよねっていうのをさ、
感じてもらえたらいいなと思って。
MAYO
いいね、いいじゃん。
いいよ。
MISAKI
そう、まあそんなんでちょっとね、発想してみたっていう。
MAYO
いやーすごい、この Beside the Seaside の意味が、
割と深くて、すごく好きです。
MISAKI
割とね、深いんだよね。
それは本当にいいかなと思った。
MAYO
しかもこのさ、Beside the Seaside もそうだし、
そもそものそのAサイド、Bサイド、Cサイドっていう発想そのものが、
40過ぎたからこそしっくりくる感あるよね。
MISAKI
あー、ある程度キャリアも積んできて、
MAYO
いろんな顔を持つようになって、
MISAKI
そうだね。
あなたなんかは、いろんな顔あるもんね。
MAYO
そうだね。私は結婚をして、子供もいるから、
仕事上の顔だけじゃないし、
こういう友達としての私だけじゃなくて、
家族に対する顔もあるし、
そうだね、いろいろあるよね。
っていうのって、高校時代にはなかったかなっていう。
MISAKI
そうだね。
そういういろんな面を持っているからこそ、
じゃあどこの道を選ぶとか、進むとか、
選ばなくても別にね、
2個も3個も同時にやってみてもいいだろうし、
そこに模範回答はないしね。
MAYO
いや、いいなって。
いいじゃんって。
MISAKI
よかったよ、受け入れてもらえて。
私もこの1本で、
これに関してはさ、Bサイド、Cサイドはないから。
MAYO
本当だ!これ本当だよ!
1つしかご提案いただけてません。
本当だ、忘れてた。
MISAKI
これしかなかったね、そういえば。
嫌だ、恥ずかしい。
MAYO
こんな言ってたのに。
MISAKI
意外とゴリ押しだったっていうね。
良くない!?って、良いと思ったからさ、みたいな。
MAYO
すごい良かった。
私は茨城の居酒屋で誘って、
このコンセプト、プランを見せてくれたのは、
茨城のスタバ。
MISAKI
そう、茨城のスタバ。
場所はすごい覚えてる。
MAYO
覚えてる。
MISAKI
スタバね。
MAYO
あれが年末年始、春先とか来て、
ようやく秋に。
MISAKI
ようやく秋に、そうそう。
意外と時がね。
MAYO
というわけですけれども、良かった。
ま、そうだね、だから、自分たちも
様々な顔を持っている。
と同時に、自分たちの周りのこと、
MAYO
世の中、事象、その他においても、
Bサイド、Cサイドがあるよねっていう風にね、
捉えられるようになったからこそ、
そういったことを二人で語って、
言語化していきたいねって。
MISAKI
そうそう。
Bサイド、Cサイドとは言うけど、
別に無理やりね、Bサイド、Cサイドに
当て込むようなこともしなくてもいいし、
DとEの考え方
MISAKI
別にDがあってもいいし、Eがあってもいいし、
みたいな感じで、
そうすると、
MAYO
結果多面的に捉えられることで、
腹落ちする。
MISAKI
無理にラベリングしないみたいな。
MAYO
そうね。
私たち無駄なラベリングとタグ付けが
お好きじゃないから。
MISAKI
最近特にね、ダメだ。
腹立たしくなっちゃって。
今はちょっとね。
MAYO
そんな話もしていきたいね。
MISAKI
過去への贖罪っていうのもあったりするよ。
だから本当にね。
MAYO
贖罪?
MISAKI
ラベリングしてきて、
生きやすいからさ、そういった方が。
ラベリングしてきてしまった反省っていうのもある。
MAYO
なるほど。
それは自分で自分を?
それとも他者を?
MISAKI
自分で自分を。
こういう立ち位置でいたら、
相手方も嬉しいんだろうなって思って、
そこにはまりに行く。
そこのポジションであるとか。
キャラだよね。
自分をどういうキャラにしていくかって考えた時に。
キャラ付け。
MAYO
そのキャラはAだけ?
BCもある?
MISAKI
それは、その時はない。
MAYO
Aだけなんだ。
MISAKI
もうAだけで、
なんとか乗り切ってきた。
自分のキャラクター
MISAKI
乗り切れたって感じかな。
MAYO
でもそうすると、
常に他者から求められる美沙紀さんっていうのは、
Aしかないってこと?
MISAKI
Aしかなかったんじゃないかな。
こういうキャラクターだよねって。
MAYO
こういうキャラクターって具体的に?
MISAKI
だから、あんまこういうことも言いたくないけど、
男っぽいと言われるところ。
で、飲みに誘えば絶対ついていくし、
別に下ネタ話しても嫌な顔はしないし、
上司とか、
特に異性の上司にとって都合がよくあるように、
形作ってた感じ。
でも、もともとそういう面はあったけど、
それを強めに出力していこうかなって思った。
っていうのはない?
MAYO
いや、今の例を聞くと、
それはありそうだよね。
他の女性たちもありそうだよね。
働く女性ってこういうもので、
こういう働く女性の方が
働きやすいでしょっていうのは、
この私たちミレニアル世代ぐらいまでは
あるような気がするよね。
MISAKI
私たちの世代までだろうね。
それは実感する。
MAYO
たぶんそれがより強かったのが、
リゲイン世代というか、
24時間働けますか世代。
MISAKI
それはもうなおさらだろうね。
MAYO
そことも仕事をしていくために、
私たちも多少のそういう
パネル出力を上げていきます。
モディファイしますみたいなのはありそうだけど、
一つなんだね。
それは面白いなと思って。
クライアントとかプロジェクトとか、
その人とかによって、
いろんなチャンネルの上げ下げがあるのかなと思った。
MISAKI
そもそもそれができるほど
器用でもなかったっていうのもある。
あるし、
あとはね、
若い頃だから下っ端だから、
別に自分がそこまで顔を使い分けられなくても、
上の立場の人が
こういうのがいたらいいんじゃないかっていうのでね。
MAYO
なるほど。じゃあ今の話は、
今じゃなくて、
年代設定的には何歳代くらい?
MISAKI
働き始めの23から
20代後半とか、
30代?
MAYO
ざっくり20代だね。
30代は?
MISAKI
30代はまだ結構ね、
会社の環境に甘えていて、
30代も若干それを引きずったところもありつつ、
でもこれのままじゃいけないんだろうなっていうのもありつつで、
あとはお客さんと直接やり取りするようにもなってきたから。
MAYO
じゃあさっき言ったみたいに、
Aサイドだけじゃなくて、
Bサイド、Cサイド折りまぜつつ
ラベルを変えていったりもした?
MISAKI
そうだね。意識はしたか…いや、
でもね、やっぱり
そんなに明確な差はなかったかもしれない。
やっぱり基本はAサイドの基本となるものがあって、
若干ね、
緩急をつけるぐらいだったよ。
MAYO
それはさ、さっきは
もともとそうだったみたいなことも言ってたじゃない?
MISAKI
そうそう、キャラクターはね。
MAYO
キャラクター的に男っぽくてサバサバしてて、
別に飲みも嫌いじゃないっていうのは、
もともとの自分としてもある?
MISAKI
そう、地としてあるから、
自分のキャラに違和感
MISAKI
まあ無理せずそこにハマりに
いけたっていうのもあるよね。
MAYO
じゃあ別にモヤモヤもしなかったってこと?
MISAKI
うん。だから逆に
今後悔してるのは
そうやって周りを増長させて
しまったかなっていう反省点がある。
別にそこまでしなくてもよかったんじゃないかっていう。
MAYO
もうちょっと具体的に。
MISAKI
なんだろうな。
なんていうのかな。
テレビでいうと女芸人みたいな感じの扱いで
それで満足してたし、周りも
それで楽しくやってるからいいかな
みたいな感じで思ってたんだけど。
私は
なんだろうな、それを
思うところはあったのかもしれないけど
それを笑いながら返せてたから
なんとかなったけど、でもそれって
後輩とか
下に続くものに対して
思った時にあんま良くなかったんじゃないかっていうのを
最近思ってて。
MAYO
ってことだよね。
つまり自分自身としては
ある程度納得が
一定の振る舞いではあったが
それを求められることへの
反発を
反発がある下の世代に対して
もしかして自分は
MISAKI
違う道も示せたかもしれないけどね
とは思うけど
できなかったかもしれないなとも思う。
MAYO
それは何をきっかけに思った?
MISAKI
やっぱりそのままで
行くことがしんどくなってきたんだよね。
MAYO
自分自身も?
MISAKI
いじりと言われるものを
自分が受け取るのが
体力も落ちてきたのかもしれないけど
受け取るのはしんどくなってきて
MAYO
それはだいたい年代?
今はすごく混ざっちゃってるから
整理できそうな感じがするよね。
しんどくなってきたのはいつ?
MISAKI
最近で40間近。
そうだね。
ここ1,2年の話だと思う。
MAYO
整理すると、20代のうちは
もともとのキャラを増強する形で
Aサイドだけで
自分も別に納得だし
MISAKI
それでいいポジションにも行けたしね。
MAYO
じゃあ30代は?
MISAKI
30代も
そこを緩急つけながら
疑問にそこまで感じることもなく
そのまま行ってたかな。
MAYO
40代になって
MISAKI
こっちもテンションが…。
おかしいんじゃない?
そっちもちょっと増長しすぎじゃない?
っていうのも思い始めた。
MAYO
面白いね。
すごくしっくりくる。
しっくりくるんだけど
男性から聞いたら面白いだろうなと思って。
いやいや、受け入れてたじゃんみたいな。
MISAKI
そう、そういうこと。だから、
今そんな手のひら返したみたいな反応されてもちょっと困るよみたいな
らしくないじゃんみたいなことを
言い出されかねないなって思ってる。
MAYO
かねないがそれが本心なんだよね。
MISAKI
本音ではある。
MAYO
ということは、ひるがえると
やっぱり無理してたよね。
20代の頃から既にね。
MISAKI
それがボディーブローのように効いてきたんだろうね。
MAYO
なんかそんな気がするよね。
あの時は下っ端だったし
まだ何者でもなかったから
半分求められる形で結果を出さなきゃ
みたいなことに頑張ってた。
だんだん30代で
視野・視座・視点も変わってきて
武器も増えてきて
その辺で仕事上の油が乗り
同時に
心身の体力みたいなものは下がり
MISAKI
下がり。
MAYO
その辺でおや?みたいな
ちょっと頑張りすぎた自分
をちょっと出力下げて
逆に30代で見えてきた
Bサイド、Cサイド、Dサイドを
高めてみたり、面白がってみたりしたいなと思ってるんだけど
それはどう見えるのかしら
って今ちょっと思ってる感じ。
MISAKI
そうだね、で、今は試行錯誤というか
戦ってる最中みたいな感じで
MAYO
戦ってるんだ。誰と?
MISAKI
身近なスタッフ
MAYO
(詳しくは)喋れないけれど、って?
MISAKI
昔みたいないじりをされた時に、泣いちゃったこともあって
それは私の中で消化しきれてない。
悔しい!みたいになって。
MAYO
そうだよね。
その話聞いたとき
ジーンってきたな。
魂の叫び感があったよね。
MISAKI
久々にあんな思ったな。
今お互い話してて思ったんですけど
20代の時ってやっぱ上がいて
その人に選ばれやすいように
してたんだなっていうのは
すごい。
あの頃って愛されファッションとか流行らなかった?
モテ、とか選ばれるっていう
そこに主体性はないです、みたいな。
MAYO
愛され服とかね。
選ばれ服とかあったね。
ファッションもね。
MISAKI
それが30代になって
自分が仕切るようになって
ちょっと考え方が変わってきたのかもしれないよね。
今話してて思った。
MAYO
そういう時代背景もあったのかな。
MISAKI
時代背景とか自信がなかったっていうのも
あるんじゃないかな。
誰かに選んでもらわないといけないっていう。
MAYO
脅迫観念にも似た呪いだよね。
MISAKI
社内政治って言われたら
それまでですけど
それの一環で
この会社でこういう感じで行こうみたいな
っていうのはなかった?
MAYO
お恥ずかしながら
サラリーマン20年弱やってきましたが
社内政治の意識が
めちゃくちゃ低いから
だから大成してないんだと思うんだけど
最初から外向いてたかな。
選ばれる選ばれないの話はしっくりきて
でもそれは上司に選ばれる選ばれないじゃなくて
取材相手とか
仕事相手の方に認めてもらえるかとか
心開いてもらえるか否かっていうのは
あったなー
MISAKI
結構、新人の頃から外に出る、
人と触れ合うというか
そういう機会が多かったんだね。
MAYO
そうだね。
だからこんな
一族総自営業みたいな
筋の私でも
サラリーマンできたんだろうなと思って
すごく感謝してる。
MISAKI
そっかそっか。
特殊な社内環境
MAYO
典型的なサラリーマンは経験してないかも。
MISAKI
周りにもいない?
個人事業主がたまたま同じ空間に集まってますみたいな
そういうノリが近いのかな。
MAYO
そういう人が他の業種や会社よりも多いと思う。
MISAKI
そっか。
MAYO
個人事業主が向いてる人
が多いと思う。
MISAKI
巨大なシェアオフィスみたいな感じ?
MAYO
そうだね。
多いね。
メディア系でも多かったかな。
MISAKI
そういう取材相手に対して
こう見られたらいいなっていうのはあったっていうことか
選ばれに行く
この人に取材してほしいって思わせるために
そういう鎧というか
自分の魅せ方はあった?
MAYO
そうだね。
もっと言うと、その舞台が多様だったので
結構その
社会系のものを取材するにしても
すごくテーマが多様だったり
取材相手のバックグラウンドも多様だったり
するので
そこに合わせていくっていうのがあったから
私は逆にAサイドだけでは戦ってなかったんだろうなって
美沙紀さんの話聞いてて思ってた。
MISAKI
やっぱ器用だよね。そうなってくると。
ある程度いくつかのパターンで
出力変えられるっていうことよね。
MAYO
そっか。
器用じゃなかったんだけど
そうしないとダメなのかなと思って
頑張って今疲れてるのかな?
MISAKI
やっぱり疲れてはいるんだ⁉️
MAYO
40歳になって疲れてるっていうのは
着地点は一緒なんだが
頑張り方はさすが業界のフィールドの特性によって
違うのかな?
MISAKI
そうかもね。
MAYO
面白い。
MISAKI
そうなんだ。似たような感じでいってるのかなって思ってたから
それはちょっと意外だった。
MAYO
20代、何者でもない自分
何かしらの結果を出さなきゃいけない
これは一緒。
30代、さまざまな視野・視座点を手に入れて
違う戦い方もしていきたいなみたいなのだったり
下を意識するようになってきた。
これも一緒。
40代、ちょっと疲れてきたみたいな
疲れもあり、違う生き方もあってもいいんじゃないかって
あとは私はケア責任みたいな
介護と育児っていうケア責任が乗っかってきてるんで
20代から40代の心境の変化
MAYO
一人じゃどうしようもないことに対応するためにも
ちょっと違う視野・視座点を手に入れたいなって思っている。
MISAKI
時間も足りないだろうし
どうやっていくかみたいなのもあるよね。
MAYO
結果、2拠点というか
そんな生活をしてみてるっていうのまでは一緒なんだけど
細かく見ていくと違うね。面白い。
MISAKI
そっかそっか。
先入観があったわ。
きっとこうやって生きてきたのであろうっていうね。
MAYO
頑張ります!みたいな。
MISAKI
それこそ体育会系のノリじゃないけど
テレビ制作の現場ってそういうイメージがあったから
それこそ私より強めにいかないとダメなんだと思ってたから
MAYO
じゃあもしかしたら
メディアの制作の現場の中でも
何を作るのかによって多少色は違うような気はするんだけど
例えばテレビで言えば
ドラマとバラエティと報道では全然違うんだろうなって思う。
MISAKI
そうだね。
MAYO
多分ドラマやバラエティの方が
自分のキャラはこうでございみたいな
のは出していかないといけないのかなっていうのは
なんとなく私も想像だけど
周り見てても
私はその3つのフィールドで言えば報道だったから
どちらかというとあまり社内には意識は向いていなくて
社会に対して
自分を取材者として、媒介者として受け入れてほしいみたいな
そのためにアメーバのように自分を変えていきながら
こんなことが世の中にありますよっていうのを
形にしたいなと思ったのかもしれない
MISAKI
今思うと
MAYO
今思うともそうだし当時も頑張ってた
なぜならば自分はそんな器用な人間じゃなかったから
MISAKI
器用じゃないと思うんだ
MAYO
器用じゃなかったから
私この先アメーバのように生きていくんだと思った
MISAKI
でもそれは戦略ではあるよね
MAYO
そうだね、確かに
面白いね、結局尺以上喋っちゃったけど
MISAKI
戦略通りに振る舞えるんだから…、あ、うん、そうだね。
MAYO
戦略通りに振る舞えてるかな
振る舞えてたのかな、それは甚だ
MISAKI
成果はこの先見えるのかもしれないけど
MAYO
そうだね
1つ社内に意識が向いていたことがあるとすれば
やりたい仕事、追いたいテーマを追うためには
認めてもらわないとダメじゃないですか
MISAKI
それは社内でということ
それは出世とか上の立場にならなければ
というのも含まれてる?
MAYO
しまった、また出世欲がないからな
それは思ってなかった
MISAKI
自分の確固たるポジションがないと
そういうことは言えないってこと?
MAYO
そうだね、結局
あいつはやらなきゃいけない仕事をやらずに
やりたい仕事だけやってやがる、みたいな
タバコ部屋話あるじゃないですか
私タバコ吸わないけど
MISAKI
想像してね
どうやらそういうことを話してるらしい
MAYO
飲み会でもそんな話が出るな、みたいな
自分が追いたいテーマをやるためには
まず自分の実力なり実績を
認められなければならない
認められやすい実績は必ずしも
自分が追いたいテーマじゃなかったとする
だったとしたらやるってことね
MISAKI
それはあるよね
踏み絵じゃないけど
そういう的な仕事は
MAYO
そうだね
MISAKI
自分がやりたいところをやるには
どうしたって必要になってくるっていうのはあるよね
MAYO
つまらないデイリーワークだったり
誰もやりたがらない汚れ仕事だったり
いろいろなんだけれども
それがマジョリティで
仕事の9割で
でもその1割やりたいことのために頑張る精神はあった
その点において社内に意識向いてたのはあるかもしれない
MISAKI
そういう時にやりたいことがあると
強いね
MAYO
本当だね
MISAKI
それないと多分泳ぎきれないよね
そんな気がしてる
やらされてるけど、完全にやらされてはないじゃん
目標があって
自分なりに考えて今はこれのテーマをやった方がいいんだろう
っていうので主体的にやってるけど
全部やらされてるって思っちゃうと
まず精神が潰れて
その次に肉体潰れてくるだろうなっていうのが
結構容易に想像できるなっていう
今までの経験からいっても
MAYO
今日は
Beside the Seasideっていう番組タイトル
好きだよって話
今回はこの辺りで締めたいと思います
番組では皆様からも
お悩みやエピソード、トークテーマを募集しています
メールアドレスは、bcside2@gmail.com です。
MISAKI
最後までお付き合いいただきありがとうございました
MAYO
それではまた次回