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Beside the Seaside
プロデューサー兼家業アトツギの永野真代です。

アートディレクター兼デザイナーの髙橋美沙紀です。

私たちは、40歳というタイミングで、東京と茨城の海沿いの街との二拠点生活をするようになりました。
この番組は、そんな2人が人生のA面、B面、C面について、あれこれと語る言語化雑談番組です。
ワークショップに参加してきた

最近、素敵なワークショップに参加しました。

面白かったの?

超面白かった。

どういうことをされたんですか?
ワークショップ?

イベントなのかな?
イベントの中で行われたワークショップだったんだけど、
葛藤と妄想について、みんなでシェアしたり、味わってみたりしようっていう。

初めて聞くタイプのイベント…。笑。私のイメージするイベントってそんなんじゃなかった。

そうだよね。
もっと正確に言うと、それが話題だったんだけど、その回は1・2・3の回。
ここカットするんだけど、イベント自体は1・2・3の回っていう、おじさん4人が毎年12月3日に開いているらしい回で、
今年1年どうだったか、今後どうありたいかみたいなのを、若者と語り合うみたいな回なんで、
私は初めて今年知って、参加してみたんですけど、今年のお題が葛藤と妄想。

葛藤と妄想。確かにキーワード的にはちょっと興味をそそられる。

ね、そそられるよね。

面白そう。

そこで行われた、

うん。

そういうワークショップがすごく興味深かったので、ちょっとここでやってみようと思うんですけど。

ぜひぜひ。

ね、やったー!やろう。
じゃあまずミサキさん、葛藤を心に浮かべてみてください。

どんな葛藤でもいい感じ?
ワークショップをやってみる

葛藤って言われて、今抱えている葛藤って何ですかって聞かれて、思い浮かんだものでいいです。

はい、あります。

じゃあ、それを今、このポッドキャストを収録している机の上に、私がここ置きます。
仮にこの置いたスマホ、これが葛藤だとします。
そしたら、今このポッドキャストを収録しているシェアオフィスのお部屋を自由に1分ぐらい歩いていいので、

うん。

この距離感とか、体の向きで、

うん。

葛藤との位置関係を表してみてください。
どうぞ。

え、これ何?

歩くの。

立っていい?

うん、立って歩いてみて。

あ、わかった。ちょっと待って。
え、嘘?何?ちょっと面白そうだね。

で、このお部屋をぐるぐるぐるぐる歩いてみて、
あ、ここしっくりくるってところを見つけて。

は?しっくりくるってなんすか?

あるらしい。ある。

え?

見つかるっぽい。

はい。

ちょっと前にぐるぐる回ってみてください。

でもね、こう動いてみて思ったけどね、ここじゃないのは確かなの。

うーん。

結構近いの。

あー、葛藤からの距離感は近い。

近い。

いいね。

うん。で、もっと近寄ることもできるの。

うん。

なんか、こんな感じ。

今大体、目測1.5mぐらいのところにいるね。

そうだね。

もっと近づけたい?

たいって思いがあるけど、

うん。

ここで地団駄踏んでるみたいなのが近い。

面白い。体の向きはいかがですか?

向いてる。結構、ちょこちょこ気にしてるよね。
だから、ずっと見てはいる。

あ、面白いね。みんな、実は止まるんですよ。
どこかの位置に。
だけど、ミサキさんは1.5mの放物線を描きながら、うろうろしてるね、今。

あ、でもほんとそう。

うん。

半径1..5mぐらいのところをずっとぐるぐる。
そっちにはちょっと行きづらいからさ、ちょっと行けないってだけで、たぶん、ずっと周り回ってる気がする。

へー。で、体の向きは、ずっと葛藤に対して、相対してるね。

そうだね。

で、見たり、でもちょっと体の向きは、

斜向かいだね。

斜向かいだね。斜に構えてるね。

斜に構えてるね。

面白い。

面白いね。

なんですって。

へー。

で、じゃあ1回座っていただいて、

ええ。

で、ミサキさんの葛藤をまずシェアしてみてください。
ミサキさんの葛藤と妄想

これは、私の仕事っていうか、地域もそうなんだけど、地元との向き合い方っていう葛藤で、
今、東京と茨城を行き来してるじゃない。
でも、なんだかんだで、東京にいることが多くって、もう一歩踏み出して、地域と関わりたい。
なんだったら、ちょっとベースをそこに移してもいいぐらいに思っていて、でもちょっと、まあ、いろんな、めんどくさいっていうのもあるんだけど、いろんなしがらみがあって、で、ちょっと一歩踏み込めないでいるっていうような心境です。

うん、いいね。

うん。

まあ、私も似たような葛藤を浮かべました。

ああ、うんうんうん。

なんせ、二拠点ダブルケアラーなので、

ええ。

ジレンマがたくさん。

育児と。

介護とダブルケアと、それが別拠点でなさねばならない。

うんうん。

一拠点にならないものですかっていう。
葛藤。

うん。

で、一方で、それに続く妄想ってありますか?

妄想はありますね。

うんうんうん。

うん。
多分、葛藤してるけど、
やっぱりベースメントそっちに移したいっていう気持ちが強いんだろうね。
地域の方にね。
そう、地域の方に。
だけど、じゃあ、今やってる仕事がどうなるかとか、
まあ、打ち合わせに東京に出てくることは全然可能なんだけど、
実際に本当にできるかとかの、そうなんだね、葛藤だね。
だから、妄想はやっぱ、妄想とすれば、理想の形は、うん。
あの、必要があれば東京に出てくる。
でも、地元茨城で拠点を移して、今のような仕事をしたいっていうのが、妄想ですかね。
うん。

ミサキさんの葛藤と妄想は、こう、表裏一体、裏表だね。

まったくそうだね。

だから、その、うろうろしてたのも、なんか今納得っていう感じ。

うん。

だから、たぶん、この葛藤に見立てたスマホは、葛藤でもあり、妄想でもあるのかな。

そうだね。一体かも。

だから、近づきたい。葛藤としては、さっさと取り掛かって、近づいて取り掛かりたいが、
まあ、あ、逆か。妄想としては、早く叶えたいので、近づきたいんだが、
もろもろのしがらみによって、なんか、バリアを作っちゃって、
1.5メートル以内に踏み込みがたい。

がたい。

それそのものが、葛藤だったんだね。じゃあ。

そうだね。まさに。

じゃあ、実は葛藤に見立ててた、このスマホは、葛藤じゃなくて、妄想だったね。

あ、そうだね。それ。そうだね。

まあ、表裏一体でもあるけど、どちらかっていうと、妄想寄りだったんで、今のさっきの表現でいうと。
だと、うろうろしてたのが葛藤だったんじゃないかなって思うね。

ねえ。って思うね。
うんうんうんうん。そうだ。
それが人によってずいぶん違うっていうこと

そうなの
先日参加したワークショップでは
めっちゃ近くで相対してる人もいれば
部屋のめちゃめちゃ隅の方に行って
しかも体も葛藤に向いてない
葛藤として置いた対象物に向いてない体が
っていう方もいて
面白いっていう
それぞれの距離感や位置関係で
またグルーピングしてシェアし合った
っていうイベントだったんですけど
すっごく面白い

それはさ具体例交えて聞くことできないよね

他の参加者の葛藤?
そうだね
ただし
えーと
そのー
シェアできるとすれば
葛藤レベルみたいなものもシェアしてて
お部屋をうろつく
一歩前の
私は今省略しちゃったんだけど
一歩前のこともあって
あなたは葛藤を抱えてますか
それを心に浮かべてみてください
そしてその葛藤のレベルは
1から5まであったらどの段階ですか
っていうのもあって
1の人はーい
2の人はーいって言って
じゃあ手を挙げた人同士、
似たようなレベル感同士でまたそれをシェアしてください
っていうのもあったの
面白いよね
ちなみにミサキさんは1から5段階で言うとどこ?

えっとね…。
あれだよね?
自分の思いでいいんだよね?
これね?
葛藤のレベル

7、8…。ぐらい。

5段階、って言ってんじゃん。笑。
全然いいんだけど。笑。
じぇんじぇん、いいんですけど。笑。

はぁー…(笑い疲れ)
うーん
じゃあ
3.5!

ツッコミ待ちだったのかなと思ってツッコんじゃった
あー可愛い
3.5

3.5だね
4までは行ききれないかもしれない

3.5いいじゃん
なかなかそんなに葛藤レベルとしてはめちゃくちゃ高くない
あんまりどん詰まり感がないよね

うん
たぶんそうだね

こじらしてる感がないよね

こじらしてる感はないかも

なんで今しゃくれたの

なんでしゃくれたんだろうね

こじらせてはいない
(しゃくれながら)

こじらせてはいない
多分葛藤もさ
本当は瑣末なことで
住民票を移動しなきゃいけないとか
引っ越しまでのスケジュールをどう立てたらいいんだとか
っていうのかな
やっちゃえばいいじゃんっていうのも
どっかで思ってんじゃないかなっていう

それは葛藤じゃないよね
妄想にまつわるよしな仕事か
腹は決まってるんだね

でも不安はあるの。

うん

それがやっぱうまくいくかどうか
何かしら捨てるものも出てくるんじゃないかとか
それで離れちゃう仕事もあるんじゃないかとか
っていうのはあるから
そうだね
そういう不安と…
うん、不安だね

本当に妄想
不安と妄想の行ったり来たりが葛藤である
マヨさんの場合

葛藤かな、私は

妄想が楽しいことだもんね、期待だもんね

そうだね

期待と不安の間を行き来する
その葛藤ってことか

そうそうそう

なるほど

これってさ、ちなみに真代さんどうだったんですかって聞いていいものなの?

えっとその
ワークショップでシェアしたことはちょっとまだ言えないんだけど
えっと今ここでシェアできる別の葛藤で言うと
まさに私も地域と東京
そしてダブルケアと自分が本当にしたいこと
どうバランスをとっていいかっていうのを悩んでいる

それはどういった距離感で?みたいな

うん

さっきのワークショップのやり方に準ずるとどんな感じなんですか?

私はね、そのワークショップでも別の葛藤だったが
多分今やるとしても全く同じで
距離感っていうよりも
パソコンを目の前に置いて
それを対象とするものと自分の間に置いて
チラッて見てる
みたいな

へー

PCにちょっとヒョッて隠れてみたり
PCからヒョッて覗いてみたりしてる位置に、いました。

何か
面白いね
そのPCっていうのはさ
何の暗示なの?
何のイメージなの?
情報とかそういうものなのかな?

うんうん
なんかその葛藤はあるが
どうやら今すぐには整理や解決ができなさそうだ

うん

一方で妄想もある
こうだったらいいのになっていう形はあって
で、それを私は
あのー
なんだろう
んー
ビジネス、地域ビジネス
家業があるので

うん

ビジネスでも何か貢献したり解決したりしたいと思うし
ちょっと研究とか学術的な貢献

うん

で、もってその葛藤に相対することはできないだろうかって思っていて
そのメタファーとしてMacBookを使った

なるほどね
そのー
そうだね、それって結構特徴的だよね

うん

あんまりその発想に私は向かないというか
うんうんうん

うん
そのお部屋にもたまたまMacがあって
で、今も目の前にMacがあるので

うんうんうん

多分今やっても
Mac越しにその葛藤なる対象物を見てると思う

へー面白

で、今このポットキャストも編集はMacでしてるんですけど

うん

あのーこういうアウトプットによって
誰かと繋がったり
誰かの気持ちを楽にしてあげたりできないかなって
今私たちもやってるじゃないですか

うんうんうん

そういうそのメディアっていう意味もあるかもしれない

あー

MacBookに

なるほどね

うん

相棒的な

そうだね、何かこうアウトプットやアウトカムの相棒かも

うんうんうん
あ、なるほどね、へー面白いね

あー

しかもなんかそういう風に自分で意味付けしてくとか

うん

っていう、思考のなんていうのか、過程が面白い

へー

うん、実際やってみて。うん。

あ、このワークショップがね

そうそうそうそう

そうそう、ほんと
なんかうろついてる人っていなかったの
そう言われると

そうなんだ

だからそれを体現してるのは私は面白かった

へー
それはほんと、あのーもっといろんなパターンを確かに見てみたいなって思った

うん

うん、あ、それはちょっと二人でやるより…
なんか
もう、うん、面白かったけど
ほんとなんかより興味が出てきたね、なんか

うん

他の人どうなんだろうっていう

忘年会でやる?

嘘だろ?

中高時代のお友達で集う忘年会でやる?

いや、確かにちょっと面白そうではあるんだけど

これお酒の席ではね、できないんだよ

あ、ほん、そっか

いや多分ね、茶化す人がいるから

いるよねー、そうだよねー

これ茶化さずにやった方が多分いいんだよなー

絶対事前に茶化しが入りそうだもんね

ですね、ですね

うん、やるにしても
あー、そっか

でもなんかみんなでやりたいね
うん

うん
ちょっと面白い

そんなことでした

うん、うん

はい、2023年、今年からスタートしたこの番組
いつもご視聴いただきありがとうございました

配信は来年も続けていくつもりですので
引き続きお付き合いいただけると嬉しいです

それではまた来年