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2023-11-30 17:20

#37 デジカメ(前編) あのAppleもデジカメを出していた!海へ持っていったり、猫をHPに載せるために、災害の証明にコンデジ買ったけど画素数低いし書き込みも超遅かったよね、というお話

栃木、新潟、沖縄という離れたところでたまたま同じような仕事をしている同世代のおっさんたちの場末の会話。今回のテーマは「デジカメ」。35万画素から始まったおっさんたちのデジカメライフ。8枚しか撮れなかったり液晶が暗かったりキャンプで水没したりいろいろあったけどダイレクトにパソコンに繋がるデジカメの登場で画像編集の新しい時代の到来を感じたのでした。


※うろ覚えで徒然なるままに話しています。不正確な情報も多々ありますが、場末のおっさんの話としてご容赦ください。

サマリー

デジカメは黎明期のインターネットについての話から始まり、デジカメの機種やブランド、価格、画素数など、さまざまな要素が取り上げられています。デジカメの前編では、水害の証拠写真を撮るためにデジカメを使った経験が話されています。当時はデジカメの普及率がまだ低かったため、プリントを取るのには3日かかりました。また、画素数の低さや書き込みの遅さといった制約も語られました。

デジカメの黎明期
あちらの奥のテーブル席に、ITに詳しい3人が、黎明期のインターネットについて語ってますよ。ちょっと聞きに。
場末のラジオ。
はい、場末のラジオでございます。今回もこの3人でお送りいたします。ハッシーです。
はい、さとおっさんです。
えこぞうさんです。みんなよろしくね。
はい、よろしくお願いします。
はい、では今日、今回のテーマはですね、デジカメです。
はい、デジカメ。
デジカメ、もうスマホにカメラがついてだいぶ経ちますけども、もう写真を撮るとなれば、まずスマホで撮るっていうのはね、スマホファーストになっちゃいましたね。
うん、そうだね。
改めてデジカメを別に持っていくっていうのだと、やっぱり一眼レフとか、ミラーレスみたいなちょっと本格的なものでないと、なんかコンデジですね。
コンデジの、いわゆるちょっとね、2万円程度のコンデジなんかだと、なんか持ってるのも邪魔だなみたいなね、感じにはなってきましたけども。
さて、デジカメはいろいろな機種がございました。
ございましたね。
うん。
うん。
まあ、あれですね、もう代表格といえばCASIOのQV10ですか。
はい。
それがスタートかな、QV10がね。
本当はもうちょっと。
またあるのかな。
うん。
いろいろ人気機種があって。
そうですね、爆発的なヒットになったのはこのQV10からですかね。
うんうん。
僕はですね、そのQV10と同じぐらいだと思うんですけども、Appleがですね、フジフィルムのOEMでデジカメを渡してたんですよ。
デジカメの機種と価格
うんうん。
で、クイックテイクっていうシリーズで、フジフィルムのクリップなんとかだっけ。クリップなんとかっていうフジフィルムがデジカメ出してて。
うんうん。
それのね、カバー、カバーじゃない、OEM。
あ、OEM。
うん、OEMだったんですけど、最初はね、クリップイットだ、クリップイット。
クリップイット。
クリップイットっていうFinePixの前のシリーズがあって。
うんうん。
そのクリップイットのOEMでクイックテイクっていうのがあって、クイックテイク200っていうのを出してたのかな。
200。
うん。
200画素?
画素はね、200もない。
200もない。
えっとね、30、35、5万画素かな。
5万画素。
ああ、そうなんだ。
うん。
でもメディアはスマートメディアで、フジフィルムですから。
ああ、はいはいはいはい。
はい。で、それをいくらぐらいだったんだな、当時。3、4万だったのかな。
ああ、いい値段するよね。
購入して、新潟の野方にキャンプで持って行って、台風が来るっていうのに行っちゃおうぜみたいな若気の至りで。
うんうん。
海でキャンプして盛り上がって、夜中に急に風が吹いてきて雨が降ってきてみたいな。
ああ。
で、テントの中で一晩過ごして、朝起きたらおばちゃんが危ねえから上がってくんなしーみたいな感じで言われて。
テントをチーってチャックってかジッパーを開けたらですね、これがもう海だった。
目の前か。
あっ!
で、入口付近に置いてあったクリックテイク200が死亡。
死亡。
おおー。
さっきに泳がれてたと。
いやー、そんな悲しい思い出がありますね。
うん。
クリップイットがその前にちょっと望遠鏡みたいなタイプのやつを出してたんですよ、確か。
へー、望遠鏡。
望遠鏡じゃないや、双眼鏡か、オペラグラスみたいな。
あー、なるほど。
クリックテイク200あたりからが、ゆるい今のデジカメみたいな背面に液晶パネルがついてて、っていうようなものがクリックテイクと、あとこのキューブ移転かな、その辺からね。
なるほど。
背面のね。
まあ、とにかく撮って、そこまで確認できるっていうのはね。
そこだよなー。
そこがもうフィルムカメラの時は、現像して出てきたブレブレ写真見て、あーって。
そうそう。
枚数もね、そうだよね。
枚数もそう。
たくさん。
フィルムを何個も持っていかないといけないしね。
デジカメ買った最初の動機は猫を撮るだったんだよなー、今振り返れば確かに。
あのー、ウェブサイトをね、作るじゃん最初。
HTMLで組んでって。
うん。
やっぱり日記のページとかさ、何々の紹介とかペットの紹介とかあるわけですよ。
はいはいはいはい。
猫を乗せたかったわけですよ。
なるほどなるほど。
だからといって映るんですって、映して。
現像して、スキャンして、やってられるかみたいな感じに乗るから、デジカメ買おうかなと思って買ったのが最初だった。
あー。
今振り返れば。
何を買ったんですか?
あの時はね、コニカのね。
コニカかー。
コニカなんだな、Q-M100Vってやつ。
コニカかー。
バイクの川崎かーみたいな感じで言われて。
いや、これね、一応目的は達成できたの。
猫を映します。
印刷もできます。
で、すぐウェブサイトにも乗っけられますっていうのはOKなんだけど。
それはね、あくまでもね、猫が寝てる時だけ。
あーはい。
動きが速いやつはね、捕まえきれないのよ結局。
シャッタースピードが遅いから、当時のやつ。
うん。
いかに先回りして映すかみたいなね。
何をやってたんだろうなって今思うけど。
結構大変みたいな感じ。
画素数ってどのぐらいだったんですか?
画素数いくらぐらいなんだろうな、これ。
100って書いてるぐらいだから。
100万画素か。
じゃないかな。
うん。
まあまあね。
ないけど。
うん。
まあまあ。
でね、ウェブサイトに載せるじゃない。
当時、撮ったまま載せると出るのに遅いわけですよ。
うん。
だから画像をちっちゃく加工してサムネイルにして並べてクリックすると元サイズが出るみたいな。
はいはいはい。
っていう作りが多かったじゃん。
うん。
その時ね、サムネイルの作り方っていうのが分かんなくって、
ウェブサイト上で元の画像をサイズをちっちゃくするだけ。
なるほど、はいはいはい。
で、やったから友達に、なんでお前のページはそんなに読み込みが長いんだみたいな。
あるあるですね。
サムネじゃないんだよなあ、きなくんみたいな感じで。
あるあるですなあ。
あるあるでしたなあ、今思えば。
申し訳ねえって感じですね。
っていうのが最初のデジカメの思い出かなあ。
うーん。
さとおっさんはどうですか?
私が最初に買ったのはオリンパスですね。
オリンパス。
オリンパスのキャメディア。
キャメディア。
まだスマートメディア。
まだスマートメディアですね。
C1400Lっていうんですね。
97年当時に一眼レフっぽい見た目のやつを出したっていう。
はいはいはいはい。
ちょっと前にテント張ってるみたいな形じゃないですか。
そうそうそう、そういう。
3倍望遠がついて。
あったあった。
当時で100万画素の画素を使うんだったわけですよ。
現実的には130万画素だったんですけど。
まあお値段が高いこと高いこと。
いくらだった?
そうだよね。
10万。
10万。
おおー。
痺れるなあ。
すごいなあ。
なんで?目的は?
目的はね、なんかよく覚えてないですよ、でも。
水害の証拠写真
じゃあ興味本位かな。
うん、なんですけど、それがですね、結構早々に役に立った瞬間がありましてですね。
うちのあたりで水害がありまして。
98年当時なんですけど、その水害でうち床植え浸水をしたんですよ。
朝起きたら玄関がみつびたしっていう状態だったんですけど。
そこの場をですね、デジカメで写真を撮ったわけです。
撮ってそれで災害保険で提出するのに原像を出そうとしたんですけれども。
当時ですね、デジカメの原像っていうのが普及してなくてですね。
近所の写真屋さんのところでデジカメプリントってあったから出した。
そしたら3日かかりますと言われた。
そっからまた出すんだね。
そっから新潟県内でまだデジカメの原像やってるところが1箇所しかないらしくて。
そこに送られていって、それから届いてっていうのがあったんですけど。
L版でやっぱりあった時には100万画素でも普通に写真でしたね。
なるほど。
だから普通に保険会社出しても大丈夫だったっていう。
なるほど。
それプリンターで印刷したんじゃ認められませんみたいな感じなんですか?
そうなんですよね。
そうなんだ。
あと何よりも忘れないのは書き込みの遅さなんですよね。
書き込みね。
16MBのスマートメディアで100万画素のやつが8枚しか撮れない。
8枚か。
1枚写真をカシャってシャッター切って記録するのに8秒かかったんですよ。
カシャピコピコピコ言ってアクセスランプが8秒点滅してそれから撮って終わりっていうね。
いいね。シャッターチャンスを逃せませんね。
だから通常はもう30万画素に落として、それでもう1秒ぐらいでしたけどね、書き込みが。
なるほど。すげえな。
ここら辺はフィルムのカメラのやつを習得してる感じですね。タイミング逃すなみたいなですね。
そうですよね。だってスマートメディアを何枚も持ち歩かないといけないぐらいのレベルでしょ。
ついてたやつはもう本当に8MBしかなくて。
8MBじゃ2枚も撮れねえわみたいな感じで。
8GBじゃないんですよ。8MBですよね。当時は本当に。
メガですよメガ。
32MBで数千円とかいう時代でしたからね。
ああ、そっか。メディアもだいぶ変わったもんね。デジカムもね。
なるほどね。今出たオリンパス、それからコニカもそうだけど、フジフィルム。
あとその他のメーカーだと。
リコウも出してましたね。
デジカメの制約
そうですね。リコーも出してましたね。
あとKodak確か初期出してましたよね。
なんか黄色いやつとか出してたっけ。
黄色いやつか。そうかKodakか。なんか見た覚えがあるな。
あとはもちろんサイバーショットもね。今でもありますけど。
Canonは?
Canonはパワーショットかな。
ああ、そうですね。
パワーショットが最初出てて、フィルムカメラでIXIっていうのがあって、
小さくてコンパクトでズームもできてみたいな。
それをデジタル化したIXIデジタルっていうのもその後出てきたんですね。
なんかピンクっぽいやつとかもあったやつ。本体から。
あったかもしれない。
ピンクは。
サイバーショットでピンクが確かあったような気がする。
サイバーショットだったか。
サイバーショットはそれ持ってる人いたんで、なんとなく記憶にありますね。
サイバーショットの変態タイプで、当時自撮りがしづらかったじゃないですか。
鏡がついてるなんかもあったけど、サイバーショットでカメラがくるっと回るタイプがあったんですよ。
ありましたね。
それをうちの奥さんが持ってて、ただソニータイマーが数年後発動して、くるっと回してもくるっと戻るっていうね。
ヒンジがおばかちゃんになったってやつ。
そっか。
ソニータイマーだなーって言ってた。
確かにあの頃なんかくるっと回るのって、斬新っちゃ斬新か、自撮りっていうのがなかったもんね。
でもQV10もあれも一応回転はしてましたけど、
仕様ね。
液晶ビューカムみたいな感じの仕様で。
液晶ビューカムもあれも革命的でしたからね。
みんな今あれの真似ですもんね、今のビデオカメラね。
最初液晶の画面が暗くてさ、明るいところで見れなくてさ。
見れなかったー。
ほんと困ったわーって感じ。
今は覚えてるなー。
変態的な機種で言うとサンヨーも出してましたね。
出してたサンヨーなんだっけ名前。
ザクティー。
ザクティーだ。握るタイプみたいな。
そうそうそうそう。
あったね。
そうだそうだ。
あれ意外と売れましたよね。
売れた。あれはね売れて、持ってる人いましたね。
握りやすくて撮影しやすいってこと?
ビデオカメラみたいな感じで結構気軽に使えるやつなんで、
使い勝手は良かったっていうのが触った印象でしたね。
そうか。
デジカメってね、一時代を築いたっていうのもあるけど、
色々あったんだなあ形もなあと思って。
各社しのぎを削ってましたよね。
それと同時にやっぱり携帯もこの前の話じゃないけど、
ガラケーの画素数もどんどん上げていったりとかして、
色々過渡期だったのかなあの時がね。
ですね。
一方でその後カメラが出てきたことと、
あと高画質化、そして一眼レフのデジカメ化と、
マイクロフォーサーズの登場とかですね。
ミラーレスの登場とかね。
そういったのもあるわけですけども。
じゃあ後半はその辺のところまた話をしてみましょう。
はい。
じゃあ前半はこんなところで。
はい。
じゃあ次回もよろしくお願いします。
はい。
次回もよろしくお願いします。
お願いします。
場末のラジオ。
17:20

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