2024-07-03 17:13

#7 オフシーズンの超重要仕込みをご紹介!満員作戦『フルハウス理論』(前編)

今回は現在オフシーズン中にフロントスタッフが取り組んでいる、重要な仕込みの仕事内容についてのご紹介です。


【今回の内容】

・「チケットを買えない」という体験の意味

・初観戦こそ満員の熱狂を体感してもらう

・フロントスタッフにも勝ち癖をつける


★番組のご感想や内容のご質問大歓迎です!

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BリーグB1所属のプロバスケットボールクラブ『佐賀バルーナーズ』のフロントスタッフ2人が、プロスポーツの魅力や面白さを現場のリアルを通じてお届けする番組です。(クラブのマスコット『バルたん』の心の声かも…!?)


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🏀毎週水曜日配信!

サマリー

今回のエピソードでは、バルタンさんがマイクを購入し、リスナーからのお便りを紹介します。そして、オフシーズンの注力点として、フルハウス理論について解説しています。フルハウスにすることの重要な理由として、チケットのブランディング効果やアリーナの盛り上がり、組織内での成功体験と自信を挙げています。次に、満員にする方法について、後編で詳しく話す予定です。

バルタンのマイク購入とお便りの紹介
これ、みなさんどうでしょうかね。
なんと、マイク買っちゃいました。
マイクが、なんかごついマイク来ましたね。
そう、H6エッセンシャル。
ちょっとね、僕専門じゃないから分からないですけど、
お勧めいただいたやつを、僕らのポッドキャストを認めていただいてね。
ついに、会社のお金でマイクが買えると決しました。
いやー、ありがとうございます。
それでね、もう一個嬉しいことが、
お便りコーナーさせていただいてたと思うんですけど、
なんと、今まで一応お便りフォームがあって、
お便りフォームからまだ届いてなかったんですよね。
第1号、来てくれました。
ありがとう。
嬉しい。嬉しいですね。第1号。
第1号。
本当にありがとうございます。
山さん、ちょっとまたお便りコーナーで紹介させてもらえればと思うんですけども、
はい、めっちゃ喜んでるので、ぜひぜひお待ちしてます。
お待ちしてます。
じゃあ、始めましょうか。
はい。
オフシーズンの注力点:フルハウス理論(前編)
バルタンのマイク。
この番組は、BリーグB1所属のプロバスケチーム、
タガバルーナーのフロントスタッフが、
プロスポーツを支える舞台裏をお届けする番組です。
さて、今日は、今オフシーズン真っ只中だと思いました。
今、チリチリさんが注力されていることってどんなことなんですか?
まず、バスケチームだとですね、
去年の7月に入りまして、
7月の1日が、なんか元旦みたいな感じで、
なるほど。
2024、2025シーズンのスタートの月になるんですよね。
じゃあ、新規一転。
新シーズンスタートみたいな。
マイクも変わりました。
マイクも変わりました。
やっていこうというところで、
今、まさに開幕試合の発表があったりとかしていて、
今日から今季っていう呼び方したらいいんですね。
そうです、今季っていう呼び方になるんですけど、
まさに僕らは裏側で、
ホームゲームのスケジュールとかを今も把握してますので、
開幕のスタートダッシュを決めようと。
チームもなんですけど、
我々も開幕から6試合、
満員にしてやろうと。
おー、いいっすね。
その話を今日は、
集客の奥義、フルハウス理論をお伝えしようと思ってます。
かっけー、楽しみ。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
フルハウス理論。
フルハウスってね、皆さんあんまり馴染みのない言葉かもしれないですけど、
要はアリーナとかスタジアムを満員にしようと。
なるほど、なるほど。
ハウスをフルにするということですね。
じゃあまさに満員のための理論みたいな感じなんですかね。
そうですね。
なぜフルハウスがいいかというところからお話しますと、
ざっくり3つくらいありまして、
1つ目がチケットが買えないですよという状況。
もう欲しくてチケットが手に入らないという状況を作れる。
確かに満員になるとそうですね。
これが1つ目。
もう1つ目が満員にすると、
アリーナとかスタジアムの盛り上がりが全然違いますよねというところの、
実際に行っていただいた方の感染体験がすごく良くなると。
確かに確かに。
これが2つ目。
熱気も感じそうですもんね、やっぱ満員だと。
そうですね。
なるほど。
3つ目が、実際に満員にしたことで、
それがクラブの歴史になり、スタッフの成功体験になると。
確かにな。
それも内側してもやっぱりあるわけですね。
この3つくらいがフルハウスにすることのメリットというか。
なるほど。
いやーめちゃくちゃいいな。
これが集客の奥義、フルハウス理論ですね。
これもまさに今アリーナの話はしましたけど、
スポーツだけじゃなくて皆さんにとっても学びになるようなところがお伝えできればという形ですね。
そうですね。
1つ目、チケットが買えない状況というのはなぜかいいかというと、
欲しくても買えない、来たくても行けない、みたいな状態が
一番クラブの価値を最大化するというか、
我々だったらバルナーズ行きたいけどチケット取れないらしいと。
それ一番いい状態じゃないですか。
そうですね。
優先順位だって上げなきゃいけないですもんね。
それだけやっぱり流行ってるんだなってすぐ分かりますし、
例えば地元のラーメン屋さんでも1時間並びますよみたいなラーメン屋さんに
でも食べたい、1回は行きたいなみたいな思うじゃないですか。
朝1しか買えないパン屋さんが行きたくなるじゃないですか。
フルハウス理論のメリット
それが仮に実際に食べてみて、もしかしたら自分に合わないかもしれないけど1回は行ってみたいなみたいな。
しかもちょっと話題になりそうだから行ってきたよっていう。
行ったよっていうインスタあげたいじゃないですか。
だからやっぱり流行ってる感って言ったらちょっとあれなんですけど、
流行ってるんで言うと一番いいんですけど、
地域の中で話題になるとか、
私バスケ見に行ってきたよとか、Jリーグ見に行ったよとかっていう状態を作る。
いくらそういうコンテンツ、話題のものだったとしても、
いつでも行けちゃうよねっていう感じだと、
全然ブランド価値っていうイメージの違いはありますね。
ありますね。
一般の飲食店さんとかでもそうかもしれないですけど、
行列を作るというか、
あんまり並んでる状態を常に作っていくってあんまり良くないって良くないんですけど、
行列を作って人気あるよというところを見せるっていうのはすごく大事で、
まずこれを一試合やる。
そうですね。
一試合でもいいから買えない試合があると、
もしかしたらその試合に行きたかった人が100人いたかもしれないし、
1000人いたかもしれないし、
1万人いたかもしれないし、
チケットが買えなかったって思えてる方が増えていくっていうところが、
またその次の試合に収穫に繋がるっていうところがあると思うんですね。
チケット買って足運んだ体験もそうですけど、
チケットを買えなかったっていう体験も貴重な感じになりますね。
そうです。
そこ大事ですね。
なるほどな。
いや全然その視点なかったけど、
確かにそうですね。
だからクラブはチケットはなかなか買えないらしい。
買えないから誰かに頼んで取ってもらうとか、
あるいはスポンサー企業になれば取れるからスポンサーになっていただくとか、
そういった良い好循環を見やすいというところがあるので、
まずは1試合フリーハウスにして、
例えば次のシーズンは2試合やりますとか、
5試合やりますとかっていうところに繋がっていくので、
なので僕らバルーナーズは来シーズン、
開幕から6試合前にすれば、
最初の空き口、年内にチケットが取れないらしい。
いや本当に。
バルーナーズっていう状況を作りたいなと思います。
だって自分がファンだったら、
開幕6試合行けなかったってなったら、
もう次から張り付きますよ。
オフになったらすぐ買うっていう。
そうするとチケットの動き方も、
チケットの発売したタイミングからチケットが売れていくというか、
直前までチケットが売れないではなくて、
早くチケットが動いていくっていうサイクルになっていくので、
とにかく1試合前にするということが大事だと思います。
フルハウスすげえ。
これが1つ目。
これまだ1個目か。
2つ目が、
実際にスポーツ観戦を見に来ていただいている方であればわかると思うんですけど、
やっぱり満員になっているという状態の熱気とか盛り上がりって、
全然違うんですよね。
そうですね、確かに。
自分が満員になっている位置になっていて、
実際に応援している熱気みたいなところが、
すごく楽しいとか、
心の底から感情が湧き出てくるみたいな。
そうですね。
応援の時にみんな声を出していたら、
自分も恥ずかしいとかなくて、
気兼ねなく思いっきりやれるあの感じが気持ちいいですよね。
そこがやっぱり観戦体験が上がってきて、
また行ってみたいなみたいな思う方が、
満員の試合の方が高い。
確かに。
それが極端な話、
3割ぐらいしか入っていない試合と、
満員の試合だったら、
やっぱり満員の試合に来ていただいた方の方が、
リピーターにはなりやすいというところはありますね。
確かにな。
そうですね。
言われてみればその通りですけど、
こう整理してみるとすごい大事ですね。
満員するっていうのはそういう価値もあるんですね。
そうですね。
なので、前にもお話ししましたけど、
初めて来る方に、
お客さんが入っていない試合に来てもらうよりも、
満員の試合に来てもらって、
やっぱり流行ってるなとか、
結構人気あるんだなとか、
というのを見せる。
実際に応援してもらって、
応援が楽しかったとか、
応援がもしかしたら勝利につながって、
また来たいと思うかもしれないので、
この満員の試合に初めて来る方も来てもらうっていうのは、
僕は大事だと思っています。
そうですね。
確かに。
その満員の数が増えるほど、
新規の来る入り口が増えて、
さらにその人が次にまた満員になる人になって、
すごい好循環になるそうですね。
そうですね。
ここが2つ目ですね。
なるほど。
3つ目。
3つ目が、
クラブの内側の話なんですけども、
成功体験になると。
今まで一試合も満員にしたことがないクラブが、
初めて満員できましたと。
これを繰り返せば、
また次また満員できるはずなんですよね。
なるほど。
なので、
クラブとして、
満員するために何が必要だったのかとか、
何をしたから満員になったのかっていうのを、
ちゃんと分析する。
そうするとまた次またできるので、
1回やったっていうこの成功体験を、
みんなで共有して、
また次に繋げるっていうところが。
そうですね。
確かに、
まず単純に嬉しいじゃないですか。
だからすごく自信になるとか、
やったっていうのもあるけれど、
それができたことによって、
満員はこれだとできるんだ。
これだとなかなか難しいんだっていうデータというか、
フルハウスの重要性
蓄積も自分たちのものになるわけですね。
そうですね。
それはすごく大事。
満員になった時の外部的な要因、
クラブの努力だけではなくて、
例えば、
昨シーズンのBリーグだと、
ワールドカップがありました。
ワスケのワールドカップで、
全国的に即注目いただきましたよねとか、
っていうのは結構外部的な要因になってくると思うんですけど、
実はその外部的な要因が、
もしかしたら大きかったとかっていうのもあるかもしれないし、
あとは実際に満員にした時の、
お客さんがどういう人が来ていただいたのか。
一般的なウェブでチケットを買ってくださった方なのか、
もしくはスポンサーであったりとか、
企業様から来ていただいた方が多かったとか、
そこの構成ですよね。
確かにそうですね。
何がどう動いて、
満員まで繋がったのかっていうところを分析する。
ってことは必要ですし、
それにスタッフが、社員が、
こういう動きをしたから、
満員になったっていうところであるとか、
結構振り返るポイントはいっぱい出てくると思いますね。
しかもやっぱり人数が多ければ多いほど、
そのデータもすごく価値あるものになってくるから、
相乗効果ありますね。
そうですね。
あとはやっぱり満員にしないと、
起きない問題ってあるんですよね。
例えばトイレがすごくいっぱいになって、
不満がありましたとか、
あるいは駐車場がいっぱいになりましたとか、
よくあるのが、
インターネットが繋がらなくなりますとか、
そうですね。
ありますね。
そういうこと、
満員にしてみて初めて起きる問題であるとか、
クラブが足りてないオペレーションというかですね、
運営のところの改善につながるっていうところがあるので、
満員にしてみたことで、
いろんな問題を改めて気づいたりとか、
もっとこうしなきゃいけないよねっていうことが、
出てくると思いますね。
大事ですね。
クラブ側の話に行くと、
満員が自分たちの基準になってきたら、
そういう準備になるし、
スポーツの上昇分担で勝ち癖じゃないですけど、
満員癖をちゃんとつけて、
自分たちがそれが基準、
それよりちょっとでも少なかったら、
自分たちはもっとこうじゃないみたいな、
そういうチームができてくるって、
すごい強いチームの感じがしますね。
そうですね。
そこがめちゃくちゃ大事なんですよね。
それは数値的なところもそうで、
目標値って決めてると思うんですけど、
例えばこのバルナーズだと、
1個前のシーズンまで平均1300だったんですよね。
これが今年平均5000になって、
目線が、
例えば4000入るってなったら、
1個前のシーズンの基準だと、
めちゃめちゃ多いじゃないですか。
でも今の僕らは、
4000だと物足りなくなってるじゃないですか。
そうですね。もっと上行きたいっていうのはありますね。
ここのやっぱり視線を上げるとか、
基準を上げるみたいなところは、
すごく大事なので、
その満員にするっていうことで、
満員が基準になるっていうところの効果は、
結構大きいと思いますね。
ちょっとなんか誇り持てそう。
それこそ沖縄アリーナなんかは、
だいぶ満員に近い感じで毎回やってて、
彼らは多分そういう基準でやってるってことですもんね。
そうです。
そういうフロントスタッフの一員になりたいですね。
そうですね。
そこの基準値をしっかり上げていくっていうところは、
クラブとしてやるのか、
チケット担当の方がハードルを作るのかわからないですけど、
やっぱりフルハウスを目指そうと。
いやー、めっちゃ大事ですねフルハウス。
これはすごいわ。
あとですね、
フルハウスにしたことで、
その後もやっぱり活かせるんですよね。
さっきの話じゃないですけど、
スポンサーの企業にならないとチケット取れませんよとか。
で、満員に実はなるんですよこのクラブみたいな。
結構人気あるんですよとか。
あるいはメディアの方に取り上げてもらうときに、
映像としてですね、
満員の絵が使えるんですよ。
ビジュアルに出すときに。
これがあるかないかって結構大事で、
テレビで映すときに、
満員の絵と満員じゃない絵って、
見たから全然違うじゃないですか。
スカスカだなーみたいな。
確かに確かに。
そういう意味で満員にしたことで、
その後の効果。
そっか、その二次効果、三次効果が繋がっていくわけですね。
そういうところも最大限活かしてもらうためにも、
満員にするっていうのがすごく大切だと思います。
いやー、すげーなー、確かに。
ちょっと今この話聞く前まで、
売上を上げたいときに、
満員になっちゃったらもったいないというか、
本当はもっと買える人いたはずなのにって、
少し思ってるのもあったんですよ。
満員にするっていうことの価値が、
これだけあるってなったら、
多少チケット代とか、
エラーの招待とかコントロールしても、
満員にするっていうことがすごい大事っていうのが、
めっちゃ腑に落ちましたね。
大事ですね。
満員なので、売り上げの部分はもちろん大事なので、
その売り上げをどれくらい、
クラブとして目指していくのかっていうところは、
決めなきゃいけないと思うんですけど、
やっぱりとはいえ、
満員にしようぜというところは。
今話したみたいに、チケットだけの話じゃなくて、
満員にすることでのスポンサーとか、
他で発生する売上げの効果とかも、
戦略で組み込めそうですもんね。
アリーナの盛り上がり
面白いなー。
まずはでも、
なぜフルハウスにすることが大事なのか、
っていうところを一旦お話ししてもらいましたけど、
一つが、チケットが買えない状態を生み出すことで、
行列ができる飲食店だったり、
早く行かなきゃ買えないパン屋みたいに、
ブランディングすごい勝手のあるチケット、
勝手のある試合が作れるっていうのが一つ目。
二つ目が、
満員になると、
アリーナ自体の盛り上がりっていうのが、
全然熱気も違ったりとか、
初めて来た人にとっても楽しさ、
観戦体験っていう感じが、
大きく違いを作れる。
最後三つ目が、
組織内での影響
組織側の内側の話で、
満員にすることで自分たちの成功体験、
もちろん自信にもなるし、
ここも結構刺さった話だったんですけど、
フロントスタッフとしての価値癖。
満員にすることが基準になっていくっていうような、
内側にも大きい効果があると。
大きくこの三つがフラウスをすることの理由、
価値というところだったんですけれど、
もちろん満員にできればいいっていうのは、
それはしたいと思うんですけど、
でもやっぱここまで話聞くと、
次に大事なのは、
じゃあどうやって満員するのっていうところですね。
そうですね。
言うはやすし、
言うはやすし。
難しいですよね。
満員にするためのしたいというモチベーションは
すごく湧いてきたので、
じゃあどうやってやるのっていう話を
後編にしていくって形にしましょうか。
そうですね。
次回ね。
すごい燃えてきましたね。
ありがとうございます。
じゃあ一旦ここまでで。
はい。
さようなら。
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